日本気象予報士会 CPD ガイドブック

(一社)日本気象予報士会
CPD ガイドブック
(初版)
平成 27 年11月10日
一般社団法人
日本気象予報士会
内容
1.気象予報士CPD制度の概要 ........................................................................................................... 4
1-1 目的と必要性 .............................................................................................................................. 4
1-2 これまでの経緯 ........................................................................................................................... 4
気象予報士CPD制度 ..................................................................................................................... 5
2
2-1 気象予報士CPD制度の対象者とCPD会員 ............................................................................. 5
2-2 CPDポイントの登録法 ............................................................................................................. 5
2-3 気象予報士CPD制度の運営組織 ............................................................................................... 6
3.CPDプログラムの分野と形態 ....................................................................................................... 6
3-1 CPD プログラムの種類 ............................................................................................................. 6
3-1-1
講習会等での受講 ............................................................................................................... 6
3-1-2 論文等の発表 ........................................................................................................................ 6
3-1-3 企業内研修および OJT ......................................................................................................... 6
3-1-4 技術指導 ............................................................................................................................... 6
3-1-5 業務経験 ............................................................................................................................... 7
3-1-6 委員会等への参加 ................................................................................................................. 7
3-1-7 その他の活動 ........................................................................................................................ 7
3-2
CPD ポイントの分野別分類 ................................................................................................... 7
CPD の入力 ..................................................................................................................................... 8
4
4-1
CPD 管理システムの起動 ........................................................................................................... 8
4-2 認定プログラムの CPD 登録 ....................................................................................................... 9
4-3 ブックマークしてから登録 ....................................................................................................... 13
4-4 非認定プログラムの登録 ........................................................................................................... 15
4-5 その他の活動の登録例 ................................................................................................................. 16
4-5-1 気象科学館の案内員 .............................................................................................................. 16
4-5-2 防災プロジェクト、出前講座等の講師 .................................................................................. 16
4-5-3 支部例会等での話題提供 ....................................................................................................... 17
4-5-4 お天気フェアの協力 .............................................................................................................. 17
4-6CPD取得状況の確認 .................................................................................................................. 17
4-6-1 形態別CPD実施状況の確認 ................................................................................................ 18
4-6-2 教育分野別CPD実施状況の確認 ......................................................................................... 18
4-6-3 登録情報ダウンロード .......................................................................................................... 19
CPD認定証の発行 ....................................................................................................................... 19
5
5-1WEB 申請..................................................................................................................................... 19
5-2 発行記録 ................................................................................................................................... 21
5-3 申請手順と認定条件の説明、 .................................................................................................... 22
6
CPD 会員情報 ................................................................................................................................ 22
6-1 登録基本情報 ............................................................................................................................ 22
6-2 就業する気象業務許可事業者の履歴 ......................................................................................... 22
7
気象予報士 CPD 制度運営委員会 ................................................................................................... 22
様式....................................................................................................................................................... 24
様式―1 ............................................................................................................................................ 24
様式―2 ............................................................................................................................................. 25
1.気象予報士CPD制度の概要
1-1 目的と必要性
気象予報士制度が創設されて 20 年が経過し、いまや 9500 名を超える気象予報士が登録されている。
その中のおよそ 1 割の気象予報士は予報業務許可事業者やそのほかの民間企業において気象業務に携
わっており、また何割かは国や地方自治体において、さまざまな分野の気象業務に従事している。その
ほかの多くの気象予報士は、気象業務を本業とはしないが、気象予報士としての知識や技術を活かし
て、一般市民を対象とした気象知識や防災知識の普及活動などを行っている。
気象予報士制度は天気予報の自由化にあたって、天気予報の品質を十分に確保する必要から生まれ
た。気象庁から提供される観測資料や数値予報資料等、高度な気象データを正確に理解して、適切に利
用することができると認められた者を気象予報士として、気象の予測は気象予報士に行わせることに
なった。
このようにして生まれた気象予報士という国家資格は、一度取得すると一生涯有効な資格となって
いる。ところが科学技術は日々進歩し、各種情報の多様化、
・高度化が進展している。そのため、気象
業務の実務者のみならず、一般市民向けの気象知識・防災知識の普及活動を行っている気象予報士であ
っても、絶えず最新の情報にアップデートしていく必要がある。
CPD とは(Continuing Professional Development の略)継続的技能研鑽プログラムのことで、欧
米では専門職に対しては広く取り入れられている制度である。国内においても他の国家資格である、技
術士、建築士、測量士、RCCM など、技術系の資格に取り入れられている。
一般社団法人日本気象予報士会では、気象予報技術に関わる研修会、研究会、セミナー等を開催し、
気象予報士の技術の維持・向上を図ってきた。また、複数の機関が気象予報士向けの講座を開催してお
り、公益社団法人日本気象学会をはじめ気象に関連する研究発表やシンポジウムも継続的に開催され
ている。
これらの技能研鑽の機会を活用して技能の維持向上に努めた気象予報士を評価し、企業等において
より積極的に活用していくしくみを創設することによって、科学技術への関与、社会環境への対応と貢
献に資するのが本 CPD 制度の目的である。
現在、CPD を業務委託の総合評価の対象とする発注機関も出てくるなど、CPD の重要性がより高ま
ってきていることから、CPD 制度の運用は社会に対する責任であるとともに、技術系資格制度に求め
られるべき必須の要件となってきた。
1-2 これまでの経緯
2005年3月に日本気象予報士会が気象予報士向け気象技能講習会を開催し、2008年には気象技能講
習会を全国展開した。
2010年に日本気象予報士会で、気象予報士CPD制度創設に向けた検討を開始し、2010年12月に日本
気象予報士会理事会で承認され、2011年から各方面に協力要請を行った。
2011年6月4日に第1回気象予報士CPD制度創設準備委員会を開催した。
委員は団体、民間企業などの6人で、委員長に田中博氏( 公益社団法人日本気象学会 常任理事 教育
と普及委員会 委員長、筑波大学生命環境科学研究科 教授)
、事務局長に平松 信昭氏( 一般社団法人
日本気象予報士会 理事 副会長)を選出した。
第2回を2011年9月10日(土)に、第3回 を2011年12月10日(土)に、第4回を2012年2月18日(土)
に、第5回を2012年4月28日(土)に開催し、気象予報士CPD制度創設に向けた検討を重ねた。そして、
2013年8月31日(土)に開催した第6回準備委員会で、今後は運営委員会で詳細を議論することに合意
した。
その後、2014 年 9 月 5 日に運営委員会準備会を開催し、CPD 管理システムの開発状況を示し、気
象予報士 CPD 制度を実施するための環境が整ってきたことを説明した。2015 年 2 月には、CPD 管
理システムを利用して、日本気象予報士会会員に対して、CPD ポイントの登録を開始することで、制
度を試行した。2015 年 4 月 11 日に第 1 回運営委員会を開催し、CPD 制度の試行状況を説明し、日本
気象予報士会会員以外への制度の拡大方針を示した。その後、(公社)日本気象学会から 3 名の CPD 認
定員の推薦を受けたことから、2015 年 8 月 9 日に CPD 認定委員の出席を仰いて第 2 回運営委員会を
開催し、気象予報士 CPD 制度と組織について討議した。
2
気象予報士CPD制度
国内ではすでに多くの分野にCPD制度が存在し、その活動は年々活発となり、制度利用者の増加と、
制度に参加する会員の利便の向上が図られてきた。一方、気象予報分野においては、未だCPD制度は存
在せず、気象予報士に特化したCPD制度を気象予報士CPD制度として提供することになった。
2-1 気象予報士CPD制度の対象者とCPD会員
気象予報士 CPD 制度の対象者は、気象予報士とする。ただ、気象庁に登録しているすべての気象予報
士と連絡を取ることは難しいことから、当面日本気象予報士会の会員の気象予報士と気象関連企業等に
所属している気象予報士を対象として制度を開始し、広報活動によってその他の気象予報士の参加を呼
びかけることとする。現在、日本気象予報士会の会員は、気象予報士CPD制度を利用できる。日本気象
予報士会に入会していない気象予報士であっても、気象関連会社等に所属している気象予報士は、所属
する企業等に本制度の協賛企業となっている場合は、協賛企業を通じて気象予報士 CPD 制度を利用でき
る。それ以外の気象予報士に対しては、できる限りの広報活動を行い、CPD 制度に個人加入するか、あ
るいは日本気象予報士会への入会を働きかけることにする。
協賛企業に所属する会員で、非協賛会社へと所属変更となった場合には、日本気象予報士会に入会す
ることで、気象予報士CPD制度を継続利用可能である。
2-2 CPDポイントの登録法
日本気象予報士会の会員は、日本気象予報士会のホームページの左上から会員情報管理ページにログ
インし、会員情報管理ページの「その他」のところにある「CPDポイント登録」のボタンをクリックす
ることで起動するCPD管理システムを利用して CPD ポイントの登録作業を行う。
本制度の協賛企業に所属する気象予報士は、協賛企業のCPD制度担当者を通じて、CPD 管理システ
ムの利用 ID とパスワードを受け取ることで制度を利用できる。
一定のCPDポイントが達成された場合は、CPD認定を受けられる。その認定は、日本気象予報士会
の会員であっても協賛企業の利用者であっても同一の手続きをたどり、認定委員会が行う。
なお、日本気象予報士会の会員であっても、WEB が利用できない会員は CPD 管理システムが利用で
きないことから、これまでの CPD 実施実績を任意の形式でとりまとめ、日本気象予報士会の気象予報士
CPD 制度運営委員会事務局あてに郵送することで、その後の処理(ポイント算定と集約)事務局が行い、
認定委員会に提出する。
2-3 気象予報士CPD制度の運営組織
気象予報士CPD制度は、日本気象予報士会に設置する「気象予報士CPD制度運営委員会(以下、
運営委員会と略記する)」が統括管理する。運営委員会は、日本気象学会、日本気象予報士会、協賛企業
等から推薦された個人をもって組織する。
基準の CPD ポイントを達成した気象予報士のCPD認定は、運営委員会によって指名された認定委員
が行う。認定委員は、運営委員会の委員となる。
3.CPDプログラムの分野と形態
3-1 CPD プログラムの種類
3-1-1
講習会等での受講
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
講習会・研修会での受講
1 時間当たり 1.5 ポイント(予習教材が配布
された場合)
講演会・シンポジウムでの聴講
1 時間当たり 1.0 ポイント
現場見学会等への参加
1 日当たり 3.0 ポイント (0.5 日単位)
3-1-2 論文等の発表
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
口頭発表・ポスターセッション
1 件当たり 10 ポイント
論文発表(査読あり)/単独
1 編あたり 15 ポイント
論文発表(査読あり)/連名・共著
1 編あたり 5 ポイント
論文発表(一般・解説など)/単独
1 編あたり 10 ポイント
論文発表(一般・解説など)/連名・共著 1 編あたり 5 ポイント
技術図書の執筆
1 ページ当たり 2 ポイント
3-1-3 企業内研修および OJT
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
企業内の技術研修会(プログラムが明確なもの)
1 時間当たり 1 ポイント
OJT(実施方法が明確で成果が示されるもの)
1 件あたり 5 ポイント
天気図検討会などへの参加(当面講習会扱い)
1 時間当たり 1 ポイント
3-1-4 技術指導
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
講習会・研修会等の講師
1 時間当たり 5 ポイント
社内講習会等の講師
1 時間当たり 2 ポイント
天気図検討会などの講師
1 時間当たり 2 ポイント
学会及び協会が依頼した論文等の査読
1 件あたり 5 ポイント
3-1-5 業務経験
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
国及び民間気象事業者において実施した予報業務
半月当たり 1 ポイント
テレビ・ラジオなどのマスメディアに勤務し、定常的
半月当たり 1 ポイント
に行う気象解説業務
役所や企業における気象予報士として相応しい業務
半月当たり 1 ポイント
3-1-6 委員会等への参加
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
委員会等出席(議長・委員長の場合)
1 時間当たり 2 ポイント
委員会等出席(委員・幹事の場合)
1 時間当たり 1 ポイント
研究調査等への参加
1 時間当たり 1 ポイント
国際的な技術協力への参加
1 時間当たり 1 ポイント
地域活動への参加、及び社会的貢献
1 時間当たり 1 ポイント
3-1-7 その他の活動
CPD プログラムの形態
CPD ポイントの原則
技術資格の取得(国家資格の場合)
1 件当たり 10 ポイント
技術資格の取得(上記以外)
1 件当たり 5 ポイント
自己学習(学会誌購読等でその成果が示されるもの) 1 時間当たり 0.5 ポイント
3-2
CPD ポイントの分野別分類
前項に示した活動別のCPDポイントは、下記のような教育分野に分類してポイントを付与する。
大分類
専門技術
関連技術
記号
教育分野
A
観測と成果の利用
B
予報に関すること
C
局地予報
D
精度評価
E
気象業務関連法規
F
その他
L
コミュニケーション技術
基礎知識
4
M
情報技術
N
その他
R
防災
S
環境
T
その他気象
U
教養
V
法律・契約
W
倫理
X
その他
CPD の入力
4-1 CPD 管理システムの起動
はじめに、CPD登録をする場合には、利用するパソコン等で利用しているインターネット閲覧ブラ
ウザの javascript を有効にしなければならない。
会員情報管理ページからCPD登録システムを起動し、左から2番目の「CPD入力」メニューをポイ
ントすると、下に示すような画面となります。
CPD入力の下に現れているサブメニューから、CPDポイントの登録ができますが、最初にCPDポ
イントが設定されている認定プログラムの登録法を説明する。
4-2 認定プログラムの CPD 登録
日本気象予報士会のCPD事務局では、気象関係の講習会、シンポジウム等をあらかじめ認定プログ
ラムとしてあらかじめ登録している。初めに、これらの認定プログラムに参加した場合の CPD ポイント
の登録法を説明する。
認定プログラムは、CPD 入力のドロップダウンリストのうち「講習会等での受講」のタブ内に登録さ
れている。
ドロップダウンリストから「講習会等での受講」を選択すると、以下の画面が現れる。
ここに示した例は、CPD ポイントを何も登録していない場合のものである。
ここで、
「1B.認定プログラムの検索」を行う。過去にさかのぼって検索する場合は、カレンダー形の
アイコンをクリックして、日程の検索開始欄を過去にさかのぼって変更する。2014 年 4 月 1 日以降の講
習会等が登録されている。
そこで検索開始日を 2014 年 4 月 1 日に変更してみよう。
ここで、右端にある虫眼鏡のアイコンをクリックすると、認定プログラムの一覧が表示される。
なお、上の例では、東京都で開催された、あるいは開催される認定プログラムしか検索できない。開催場
所は 3 か所まで選択可能であり、東京都、大阪府、福岡県を選択した場合の画面を以下に示す。
ここで入力した都道府県は、マイページに直近の認定プログラムを表示するのにも利用されます。した
がって、普段参加する講習会等が開催される都道府県を選択しておくと便利です。
ただ、検索範囲を過去に広げた場合は、表示される認定プログラムの数が多くなり、目的のものを探し
にくくなる。
ここでは、東京都で範囲を絞って 2014 年 6 月中に開催された認定プログラムを検索してみよう。
虫眼鏡のアイコンをクリックすると、以下の画面が表示される。
ここで、2014 年 6 月 21 日(土)に開催された日本気象予報士会の気象記念講演会に出席したことを登
録してみよう。まず、上から 3 番目にある当該の項目のチェックボックスにチェックを入れ(選択し)
、
欄外にある「選択プログラムの詳細を表示」のボタンをクリックする。
すると、以下のように気象記念講演会の詳細が表示される。このプログラムの内容やポイントが 1.5 ポ
イントであることや、その分野別の詳細も表示されている。そこで「
「CPD 登録(出席登録)する」のボ
タンをクリックすると、CPD ポイントが登録される。
すると、以下のような画面に替わる。
左上の部分に「出席登録が完了しました」と表示されている。
右上の「CPD 入力に戻る」ボタンを押すと、引き続き新たな出席登録作業ができる。
一方、左下端にある確認ボタンをクリックすると、ただ今行った登録作業によって受講登録が行われた
ことが確認できる。
ここで、選択欄に「認」のマークがあり、認定プログラムであることが示されている。誤って登録した
場合は、選択欄のチェックボックスをチェックし、
「選択した行を削除」のボタンをクリックすると登録
を削除できる。
なお、将来的には証明ファイルのアップロードを行わないと、出席登録が確定しなくなるように変更
する予定である。ただ、現在出席者に出席証明書を配布していない講習会が多いことから、当面の試用期
間中は、証明ファイルのアップロードは不要である。出席証明書がある場合は、それを画像ファイルとし
てアップロードする。将来的には、これにより出席登録が確定する。
4-3 ブックマークしてから登録
前項では、すでに出席した講習会等のCPDポイント登録作業について説明したが、CPD 管理プログ
ラムを、気象予報士としての活動計画に利用できる。それは、あらかじめ参加しようと考えている認定プ
ログラムをブックマークしておき、実際に参加したときにその参加登録を行う方法である。
認定プログラムをブック-マークするには、認定プログラムを検索し、目的の講習会等を選択してブッ
クマークすればよい。ここでは、2014 年 6 月中に開催された講習会等から、気象サイエンスカフェ東京
をブックマークする画面を紹介する。
実際には、次に示す画面のように、認定プログラムの検索/ブックマークの画面で、目的の講習等の選択
ボックスにチェックを入れ、左下の「選択プログラムを Bookmark」のボタンをクリックする。
ブックマークすると、当該の講習会等の選択ボックスの下にブックマーク済みの「B」マークが表示さ
れる。
このようにブックマークした講演会等は、
「CPD 入力」の「講習会等での受講」タブ下の、
「1A.認定
プログラム(ブックマーク中)の項目に一覧表示される。
出席を予定している講演会等を、このようにブックマークしておいて、予定表代わりにすることができ
る。そして、出席したら、このブックマーク中のプログラムの選択ボックスにチェックを入れ、
「選択し
たプログラムを表示」のボタンを押せば、CPD 登録の画面が現れるので、
「CPD 登録(出席登録)する」
のボタンをクリックすることで登録が終了する。
このような手続きで、2 件の CPD 登録ができた。CPD 入力のところで、その結果が確認できる。確認
すると
4-4 非認定プログラムの登録
認定プログラム以外の登録する場合は、プログラムの詳細をすべて入力する必要がある。
まず、1.講習会等での受講の項目の「新規追加」ボタンを押すと、
上に示すような画面が現れる。この画面で、講習会の詳細と自分でポイントを設定して入力し、参加登
録する必要がある。
開催期間は、カレンダー型のアイコンをクリックして年月日を選択入力するか、直接入力欄に日付を
年月日別々に入力する。
題名、内容、主催者、場所、時間のすべての項目を埋めないと登録はできない。
形態の欄は、3 種類の形態のどれかのラジオボタンをチェックして形態を指定すると、単位の入力欄
と、単位 CPD ポイントが表示される。単位数は、講習会と講演会は時間、現場見学会等は日となってい
る。
単位数を入力欄に入力すると右端に合計@ポイントが表示される。
形態ポイントは 0.1 ポイント単位で入力可能で、0.1 ポイント未満は切り捨てられる。
教育分野の欄に列挙されている教育分野の記号の左のボックスにチェックを入力すると、ポイント入
力欄が表示される。
該当する教育分野を選択し、上の形態欄に表示されている合計ポイント数をそれぞれに割り振って
入力する。
「形態ポイント数=教育分野のポイント数計」 になると「***合計が一致しました」と赤字で表示
される。このメッセージが表示されない場合は登録できない。
4-5 その他の活動の登録例
講習会、講演会、シンポジウムへの参加などの場合の CPD ポイント登録法はわかりやすいが、その他
の活動におけるポイント登録の方法がわからないとの質問を多く受けた。ここでは、いくつからの例に
ついてその方法を示す。
4-5-1 気象科学館の案内員
「CPD 入力」→「委員会等への参加」→「新規追加」で行う。開催日には案内員を行った日を入力す
る。題名は「科学館案内員」
。内容は「気象庁の気象科学館見学者への説明業務」
。主催は「気象予報士会」。
場所は「気象庁 気象科学館」。時間は 10:00~16:00。形態は「地域活動への参加、及び社会的貢献」
。
時間は5時間。教育分野は A 観測と成果の利用 1ポイント
ミュニケーション技術 1ポイント
B 予報に関すること 1ポイント L コ
R 防災 1 ポイント X その他 1ポイント
と入力し、登録
ボタンを押す。
4-5-2 防災プロジェクト、出前講座等の講師
「CPD 入力」→「技術指導」→「新規追加」で行う。実施日に講師を行った日を入力する。プログラ
ムに実施した防災プロジェクト名、出前講座名を入力する。概要には、行った活動内容の概要を記入す
る。主催は主催者名、例えば気象予報士会○○支部等と記入する。場所は実施した場所を記入する。時間
は実施した時間を記入する。形態は「天気図検討会などの講師を選び、時間を入力する。質疑応答があっ
た場合は、その時間を含めて記入する。1 時間当たり 2 ポイントが計上されるので、それに応じて、例え
ば、1 時間で 2 ポイントであれば、R 防災に 2 ポイントを入力し、登録ボタンを押す。
サブ講師として参加し、実際の講義を行わなかった場合は、
「CPD 入力」→「委員会等への参加」→「新
規追加」で形態を「地域活動への参加、及び社会的貢献」とし、1 時間あたり 1 ポイントで登録する。
4-5-3 支部例会等での話題提供
「CPD 入力」→「技術指導」→「新規追加」で行う。実施日に支部例会等の開催日を入力する。プロ
グラムに話題提供した題名を入力する。概要には、話した内容の概要を記入する。主催は主催者名、例え
ば気象予報士会○○支部等と記入する。場所は実施した場所を記入する。時間は実施した時間を記入す
る。形態は「天気図検討会などの講師」を選び、時間を入力する。質疑応答があった場合は、その時間を
含めて記入する。20 分なら 0.3 時間となる。1 時間当たり 2 ポイントが計上されるので、それに応じて、
例えば、30 分で 2 ポイントであれば、話題の内容に該当する分野にポイントを計上し、登録ボタンを押
す。が..
4-5-4 お天気フェアの協力
「CPD 入力」→「委員会等への参加」→「新規追加」で形態を「地域活動への参加、及び社会的貢献」
とし、1 時間あたり 1 ポイントで登録する。教育分野は、L コミュニケーション技術、R 防災、T そ
の他気象 等に配分すると良いだろう。
4-6 証明ファイルについて
気象予報士 CPD 制度の試行段階での利用者の意見等を考慮して、現在証明ファイルのアップロードは
必須としていない。ただ、今後の認定作業の効率化の上でも、活動を証明するファイルがある場合は、ア
ップロードすることを奨励する。ファイルの種類は JPG か PNG でファイルサイズは50K バイト以下
であるが、多少のオーバーサイズは受け入れている。講習会等の主催者においては、希望者に様式―3に
示すような受講証明書の発行をお願いする。
4-7CPD取得状況の確認
これまでに取得したCPDポイントは、
「CPD取得状況」タブで確認することができる。
「CPD取得状況」タブの下には、
「形態別CPD実施」
、
「教育分野別CPD実施」
、
「登録情報ダウンロ
ード」の項目がある。
4-7-1 形態別CPD実施状況の確認
「形態別CPD実施状況」を選択すると、これまで取得したCPDポイントが形態別に表となって示さ
れる。気象記念講演会と気象サイエンスカフェ東京に出席登録した段階で、表示した結果を示す。
この表には、形態別の上限ポイントも表示されている。
4-7-2 教育分野別CPD実施状況の確認
「教育分野別CPD実施状況」を確認すると、以下のような表が示される。
4-7-3 登録情報ダウンロード
自分のCPD実施状況を、念のため自分のパソコンに保存しておくことができる。それには、
「CPD
取得状況」タブの「登録情報ダウンロード」を選択する。すると、以下のような画面が現れる。
ここで、抽出する期間を選び、必要な付加情報の項目にチェックを入れ、メールアドレスを入力してか
ら「ダウンロード」ボタンをクリックすると、利用しているウエッブブラウザ規定のダウンロードフォル
ダにCSV形式のファイルがダウンロードされる。ファイル名は「cpd_」に続いて、西暦の年月日と個別
番号によって構成され、ファイルエクステンションは「CSV」である。
「確認の為にパスワードを入力してください」と表示されているが、気象予報士会に登録しているメー
ルアドレスを入力してください。
5
CPD認定証の発行
気象予報士CPD制度では、年間 40CPD ポイント、3 年間合計で 120CPD ポイントを獲得した気象
予報士を、CPD 認定する。CPD 認定気象予報士の称号は、現在気象予報士として現業分野で活躍してい
る気象予報士にとっては、信頼される予報士として評価されるものと期待される。
一方、現在気象分野の職を求めている気象予報士にとっては、就職活動に積極的に活用してもらいた
い。継続的に技術研鑽を行っている気象予報士として信頼され、その後の活動を堅実に積み重ねること
は、気象予報士 CPD 制度の信頼を得る上で重要である。
5-1WEB 申請
気象予報士 CPD 制度の認定書の発行は、原則として「証明書発行」タブ下にある、
「WEB 申請」によ
って行う。CPD 認定会員カードの発行には手数料として 3,000 円、CPD 登録証明書の発行には 1,000 円
をお支払いいただくことになっている。
WEB 申請のボタンを押すと、申請基準に達しているか否かが自動的に示される。
以下に示した画面は、基準に達していない例であり、WEB 申請することはできない。
以下に、申請基準に達している場合の画面例を示す。なお、この画面は過去 3 年分の集計例を示した
が、気象予報士 CPD 制度は 2014 年のポイントから集計を開始する。
申請後は、事務局が取りまとめ認定委員会に提出し、認定審査を受ける。不適当と思われる場合には不
適マークとコメントが付与され、その分の CPD ポイントは積算から外される。そのため、申請通りに認
定されない場合がある。審査結果の通知に振込先の指示がある。
この画面に示すように、CPD 認定書発行基準を満たしている場合には、
「CPD 認定基準に達していま
す」と表示されるので、申請手続き欄の「開始」ボタンを押すことによって、申請を行うことができる。
CPD 認定会員カードの発行には手数料 3.000 円が必要で、1 回に 1 枚の発行申請ができる。CPD 登録証
明書は 1 回に 5 枚までの申請が可能であり、ドロップダウンリストボックスで枚数を選択する。
上に示した画面は、CPD 登録証明書 1 枚の発行を申請した場合のものである。
基本登録した住所とは、
「プロフィール」→「登録基本情報」で登録したものとなる。これが未登録の場合は、この選択肢は表示
されない。
「申請する」ボタンをクリックすると、申請が受け付けられる。手数料は銀行振り込みする。入金確
認後に領収書を同封して発送する。
5-2 発行記録
証明書発行タブの発行記録によって、これまでの発行記録を確認できる。これまでに発行履歴がない場
合には、右側 2 列は空欄で、獲得ポイントのみが表示される。
5-3 申請手順と認定条件の説明、
気象予報士 CPD 認定書等の発行条件等の説明は、証明書発行タブの「申請手順/認定条件」で確認で
きる。
6
CPD 会員情報
気象予報士 CPD 制度の会員情報の管理は、
「プロフィール」タブ下のメニューで行う。
6-1 登録基本情報
氏名カナ、電話番号、FAX、住所、誕生日の登録、変更はこのメニューで行う。
なお、漢字の指名はあらかじめ登録されている日本気象予報士会の会員情報が表示され、変更はでき
ない。
前項の画面で「気象業務許可事業者に就業しているにチェックを入れると、次の業務履歴入力が可能
となる。
6-2
就業する気象業務許可事業者の履歴
これまでの気象業務許可事業者への就業履歴の登録を、以下のメニューにしたがって行う。
7
気象予報士 CPD 制度運営委員会
気象予報士 CPD 制度の方針決定や CPD の認定は、日本気象予報士会の内部に設けた「気象予報士 CPD
制度運営委員会(以下、運営委員会と略記)
」によって行います。運営委員会は、日本気象学会、本制度
に賛同を頂き、所定の運営費を納入頂いた気象関係の団体や企業の代表者などで構成されます。本制度
の運営方針は、運営委員会規則によって開催される運営委員会によって決定されます。
運営委員会の中に認定委員会を設け、CPD の対象となる講習会、講演会、日本気象予報士会の支部活
動等に設定された CPD ポイントの審査や、
CPD 認定が申請された場合の認定の当否の審査を行います。
様式
様式―1
発行番号:
第
発行日付:
年
号
月
殿
所属会社等:
気象予報士登録番号
貴殿の気象予報士CPD制度のCPDポイントは、下記のとおりであることを証明します。
取得CPD単位
CPD単位
取得期間
年
月
日から
年
月
日まで
教育分野別CPD取得ポイント
形態別CPD取得ポイント
(2014 年度)
(2014 年度)
教育分野
形態
ポイント
上限ポイント
専門技術
講習会等での受講
-
関連技術
論文等の発表
-
基礎知識
企業内研修および OJT
20
技術指導
-
業務経験
20
委員会等への参加
10
その他
10
合計
合計
一般社団法人 日本気象予報士会
会長
大西
晴夫
ポイント
日
様式―2
気象予報士 CPD 制度認定プログラム出席者名簿
○○○講習会
主催者 :
実施日時: 2014/○/○○
会場
:
●講師・講演者記入欄
気象予報士
姓(カナ)
名(カナ)
気象(キショウ)
太郎(タロウ)
講師(H)
受講(H)
登録番号
例
15000
1
2
3
●受講者用記入欄
例
1
2
3
4
5
6
気象予報士登録番号
姓(カナ)
名(カナ)
15000
予報(ヨホウ)
花子(ハナコ)
様式―3
証明書発行日
平成○○年○月○日
受講証明書・参加証明書
受講・参加者氏名
気象
太郎
開催日時
平成 27 年 10 月 1 日
開催場所
○○県○○市
プログラム名称
○○支部例会
主催者
日本気象予報士会
13:00-17:00
□□会館
○○支部
上記内容で受講・参加されたことを証明いたします。
印