研 修 コ ー ス の 概 要 施設名 広島赤十字・原爆病院 1.研修コース名 診療科名 広島赤十字・原爆病院呼吸器内科後期研修臨床医コース 呼吸器科 2.研修コースの種別 「日本赤十字社認定臨床医コース」・「日本赤十字社認定専門医コース」 3.研修期間 3 年 間 4.研修コースについて (1)目的 ・ 一般内科医としての技能を習得するとともに、呼吸器疾患(アレルギー・ 免疫・炎症性疾患、閉塞性肺疾患、びまん性肺疾患、感染症、腫瘍性疾患 など)の確定診断に至るプロセス、治療方法の理解を深め、専門家として の技能を習得する。 ・ 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専 門医の取得を目指した研修を行う。 (2)到達目標(目標、長期目標、一般目標、取得手技、コンセプト等) ○初期研修で習得した基本診療技能の更なる修練。 ○呼吸器内科医としての診断・治療技能の習得 ・胸部 X 線写真、CT の読影技術の習得 ・気管支鏡検査技術の習得 ・肺機能検査の理解 ・胸腔ドレーン挿入手技の習得 ・ステロイド薬、抗菌薬、抗悪性腫瘍薬の使用法など各種呼吸器疾患 に対する治療の習得 (3)赤十字としての特色 ・救急医療:時間内の救急車当番、時間外での内科系当直および ICU 当直、 広島市二次救急輪番病院制度の当直、ICU 入室患者の管理などを行う。 ・災害医療:院内および広島県広域・広島市で実施される救護訓練に参加し、 放射線障害を含む災害発生時には救護班の一員として出動する。また緊急被 曝事故の際には本社との連携を保ちアドバイザーとしても活動する。 1 ・国際救援:原爆被爆者医療を行い、広島県が行っている放射線被爆者医療の 国際協力事業(在外患者の受入れ、外国人医師の国内研修、日本人医師の派 遣など)に協力する。また、海外で発生する自然災害や紛争における救護・ 救援活動に貢献する。 (4)協力医療施設名 ・なし 5.研修コース責任者 指導責任者 山﨑 正弘 職 呼吸器内科部長 診療科経験年数 22 年 6.診療科の指導体制 (1)医師数 合計 8 名 常勤 6 名、非常勤 2 名 うち、研修の指導にあたる医師数 6 名 (2)指導責任者 主として研修指導にあたる医師の職・氏名、診療科経験年数 総指導責任者 山﨑 正弘 職 呼吸器内科部長 診療科経験年数 22 年 7.取得可能資格等 学 会 名 取得可能資格 学会の研修施設等指定・認定状況 日本内科学会 総合内科専門医 日本内科学会認定医制度教育施設 日本呼吸器学会 呼吸器専門医 日本呼吸器学会認定施設 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 ※ 日本呼吸器内視鏡学会認定施設 8.研修期間中に経験する症例等について (1)症例数 主 要 疾 患 名 症 例 数 経験目標件数 肺がん 約 130 例/年 50 例 呼吸器感染症 約 200 例/年 50 例 COPD 約 50 例/年 30 例 気管支喘息 約 30 例/年 15 例 間質性肺炎 約 20 例/年 10 例 実施施設名※ ※他の医療機関で研修する症例のみ、当該医療機関名を記載すること。 2 (2)手術又は手技等件数 手術又は手技等 手術又は手技等件数 経験目標件数 胸部単純 X 線写真 約 3000 例/年 200 例 胸部 CT 検査 約 500 例/年 50 例 気管支鏡検査 約 200 例/年 100 例 肺機能検査 約 500 例/年 50 例 中心静脈カテーテル留置 約 80 例/年 20 例 胸腔穿刺 約 150 例/年 30 例 胸腔ドレーン留置 約 30 例/年 10 例 胸膜癒着術 約 10 例/年 30 例 実施施設名※ ※他の医療機関で研修する手術又は手技等のみ、当該医療機関名を記載すること。 (3)赤十字医療施設としてのプログラム ア救急医療について 主要疾患名又は手技等 症例数または手技等件数 経験目標症例数又は件数 急性腹症 約 20 例/年 5例 肺炎・その他の感染症 約 300 例/年 20 例 呼吸不全 約 50 例/年 10 例 心不全 約 50 例/年 10 例 脳血管疾患 約 100 例/年 5例 実施施設名※ ※他の医療機関で研修を受ける救急医療のみ、当該医療機関名を記載すること。 イ 災害医療について 救急医療・集中治療室運営委員会の下部組織である災害医療検討部会に所 属して、院内の災害訓練の立案や災害医療研修会、トリアージの指導にあた る。また、災害発生時には救護班の一員として災害現場に派遣する。また緊 急被曝事故の際には本社との連携を保ちアドバイザーとしても活動する。 ウ 国際救援について 本社主催の国際救護・開発協力要員要請研修会などへ参加する。また、広 島県の放射線被爆者医療の国際協力事業(在外患者の受入れ、外国人医師の 国内研修、日本人医師の派遣など)に協力する。 エ 資格認定試験等への対応について 後期研修中に、日本内科学会認定総合内科専門医、日本呼吸器学会認定呼吸 器専門医、ならびに日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医の取得に必要 な症例数を経験する。また両者の取得に必要な学会発表、論文投稿を行う。 オ その他 3 地域の赤十字活動には、積極的に参加させる。(支部主催の救急法講習会 への参加・指導員資格の取得など) 4
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