優しさに溢れる 病院を目指して

地域と共に生き、信頼される医療の提供に努めます
65
vol.
spring
2014.4.10
vol.65
春
優しさに溢れる
病院を目指して
1
●
看護部-優しさに溢れる病院を目指して それぞれの想い
3
●
病院探検隊
4
●
永年勤続表彰が行われました
崎陽会ぽかぽか基金 報告会開催
5
●
EPA看護師候補生紹介
ボランティア便り
6
●
音楽療法のご紹介
日の出ヶ丘病院で共に働きませんか?
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看護部
月は
年 ぶ り の 大 雪 に み ま わ れ、 病 院 駐 車 場 は 雪
久保 久子
患 者 様 に 向 き 合 う 事 で サ ー ビ ス へ の 共 通 認 識 が 深 ま り、
れるようになりました。
の 表 情 を 見 る と ケ ア す る 喜 び を 感 じ る ﹂、 と 職 員 の 声 も 聞 か
外 へ の 散 歩 も 行 っ て い ま す。﹁ 外 で の い き い き と し た 患 者 様
様 々 な 反 応 が 出 て き ま し た。 そ れ 以 外 に も、 気 分 転 換 活 動 で
ド サ イ ド に 座 っ て 爪 切 り を す る と、 と て も 喜 ん で も ら え た 等
掛 け る と、 瞬 き を し て く れ た、 昔 の 事 を 話 し て く れ た、 ベ ッ
そ の 結 果、 会 話 出 来 な い と 思 い 込 ん で い た 患 者 様 に 話 し
第一に挙げ、具体的には﹁ベッドサイドケア﹂を強化しました。
と こ ろ で、 今 年 度 看 護 部 の 取 り 組 み は、 患 者 様 サ ー ビ ス を
等行い、皆の心が一つになったと感じて嬉しい気持ちでした。
原 状 態 で し た。 職 員 皆 が 患 者 様 の 事 を 考 え て 積 極 的 な 雪 か き
今年の
副院長
きます。
チームワークが良くなって働きやすい職場風土が生まれてい
活動を通して
考えている事
C病棟 ケアワーカー
大井 きよみ
せ に 尽 く し ま す。﹂ と い う、 あ る 病 院 の 理
の 人 々 、そ し て 病 院 で 働 く 全 て の 人 々 の 幸
療 の 提 供 を 通 し て 、病 院 を 利 用 さ れ る 全 て
新 入 職 者 を 受 け 入 れ る 際 に も、 患 者 様 に 対 す る 接
業 務 内 容 を 検 討 し、 課 長 と 主 任 に 相 談 し て い ま す。
た。 現 在 は 看 護 と 介 護 が 連 携 を 取 り や す い よ う に
以前は淡々と自分に与えられた業務をしていまし
良 い チ ー ム ワ ー ク に す る た め に 、職 員 が 心
思 い を 持 つ こ と が で き る と 考 え ま す 。よ り
と か 、患 者 様 が 幸 せ で あ っ て ほ し い と い う
て 、優 し く な れ ま す 。 お 互 い に 協 力 し よ う
れ が 幸 せ で あ れ ば 、他 人 へ の 思 い や り が 持
と 向 き 合 い た い と 思 い ま し た 。職 員 そ れ ぞ
の よ う な 取 り 組 み を 行 う こ と で、 チ ー ム が 一 つ に
た 時 に は す ぐ 相 談 に の れ る よ う に し て い ま す。 こ
に入りやすくなるようなきっかけを作ったり、困っ
込 ん で も ら え る よ う に、 食 事 休 憩 時 な ど 皆 の 会 話
う 努 力 し て い ま す。 ま た、 新 し い 環 境 に 早 く 溶 け
振 り 返 り な が ら 実 践 し て、 目 標 と し て も ら え る よ
てサポートしています。
様が幸せな日常生活が送れるように願っ
なるのではないかと思っています。
患者様
念 に 出 会 い ま し た 。私 は ま さ に こ の 思 い で
私 は 今 ケ ア リ ー ダ ー と し て 活 動 し て い ま す が、
ケアリーダーの
遇 を 第 一 に 考 え て い け る よ う に、 自 分 自 身 初 心 を
年 以 上 も 前 に な る と 思 い ま す が、﹁ 医
吉原 和子
ご 家 族 と 向 き 合 い 、同 じ 職 場 の 人
チームワークに
地 よ く 働 け る 職 場 環 境 を 作 る こ と と 、患 者
・
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1
試してみることに失敗はない。
デイル・ドーテン
ついて
20
A病棟 課長
の 想 い
めざして
2
今後も職員全体がスキルアップしていけるように精進して
目 指 し て
職場環境を
いきたいと思います。
に 溢 れ る
働きやすい
職員
看護部長
宮崎 玲子
ような関係性が築いていけるよう努力したいと
オーケストラの指揮者/バンドマスター/奏者の
違いを活かしてより良いケアを提供できるように
職 員 一 人 一 人 の 個 性、 看 護・ 介 護 へ の 表 現 の
がらケアにあたっています。
日々のカンファレンスを通して方向性を確認しな
様に対してはケア計画・目標に沿って力を合わせ、
看護・介護の表現に違いはありますが、皆、患者
ントに努めています。職員一人一人の個性があり
的に名前を呼び、声をかけ、話を聞く等マネジメ
を行う/応援ナースを手配する/ラウンド時積極
状態で力を発揮し、成果が得られるよう環境調整
師、ケアワーカーそれぞれが心身ともに健やかな
かし、患者様の療養生活を援助する各病棟の看護
供することは残念ながら数少なくなりました。し
役 職 に 就 い た 現 在 は、 患 者 様 に 直 接 ケ ア を 提
のです。
た後もその思いが残り看護を目指すことになった
たいという思いが常にありました。祖母が他界し
した。祖母の心身の苦しみを何とか和らげてあげ
り、そのうえ胃がんを患い自宅療養をしておりま
年期になると物取られ妄想や被害妄想が強くな
の存在が大きく影響しています。祖母は全盲で老
私 が 看 護 師 に な ろ う と 思 っ た 背 景 に は、 祖 母
個性を生かして
思っています。
ということ
優しさに溢
病院を目指
入 れ て く れ た こ と に も 助 け ら れ ま し た。 人 を 教
た。 ス タ ッ フ に も 協 力 し て も ら い、 暖 か く 迎 え
るようコミュニケーションの充実に努めまし
の か 手 探 り で、 相 手 が き ち ん と 内 容 を 把 握 で き
言 葉 の 壁 に 苦 戦 し ま し た。 相 手 が 理 解 し て い る
ン の 方 の 受 け 入 れ や 指 導 を す る に あ た っ て は、
い ま す。 外 国 人 看 護 師 候 補 生 を 含 む、 フ ィ リ ピ
相手の身になってわかりやすい説明を心がけて
泳 を 教 え て き た 経 験 が あ り、 そ の 経 験 を 活 か し
レ ー や 体 操 な ど の 運 動 療 法 を 行 う こ と で、 患 者 様
業 療 法 や 音 楽 療 法 を 行 っ て い ま す。 ま た、 風 船 バ
日 々、 作 業 療 法 士 と 協 力 し、 絵 画 や 貼 り 絵 等 の 作
い す る 事 が 、私 た ち 職 員 の 役 割 だ と 考 え て い ま す 。
く、 心 地 よ い 生 活 を 送 る こ と が で き る よ う お 手 伝
が 一 日 も 早 く、 病 棟 に 安 心 感 を 持 ち、 そ の 人 ら し
な る こ と も 少 な く あ り ま せ ん。 そ の よ う な 患 者 様
に 慣 れ る こ と が 難 し く、 一 時 的 に 興 奮 や 鬱 状 態 に
棟 へ 移 行 し ま し た。 認 知 症 の 患 者 様 は 新 し い 環 境
昨年6月より精神科療養病棟から認知症治療病
場 面 や、 完 成 し た 素 敵 な 作 品 に 出 会 う 度 に、 私 達
えるということはとても労力のいることだと思
で重要なことだと思っています。
が 持 っ て い る 日 常 生 活 運 動 機 能 や、 認 知 能 力 が 低
菅田 恵美子
い ま す。 他 者 の フ ォ ロ ー が あ っ て 成 り 立 っ て い
E病棟 課長
下 し な い よ う な 取 り 組 み を 行 っ て い ま す。 反 応 が
目指して
る と 思 う の で、 ス タ ッ フ 同 士 が 思 い や り を 持 っ
心地よい生活を
少 な い 患 者 様 が、 ピ ア ノ に 合 わ せ 生 き 生 き と 歌 う
て 指 導 を し て い ま す。 以 前 あ る 企 業 の 体 操・ 水
い ま す。 現 在 は、 新 入 職 者 に 介 護 や 業 務 に つ い
私がケアリーダーになり数年が経とうとして
— 教える—
て 仲 良 く し て い る こ と は、 人 を 育 て て い く う え
その人らしく、
も幸せな気持ちをもらっています。
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新しいことをすると必ず失敗する。それがいいんです。
萩本 欽一
2
島崎 幸
そ れぞ れの想
B病棟 ケアワーカー
一人一人の
病 院
探検隊
D病棟便り
患者様の側に寄り添って
栄養科便り
喜んで頂ける食事作り
栄養 科 の 仕 事 と い う と 第 一 に 入 院 患 者 様 に 食 事 を 提 供 す
科長 佐藤 徹
D 病 棟 は、 介 護 保 険 を 利 用 し て 入 院 さ れ る 方 を 対 象 に 、 そ の
ること、第二に入院患者様の栄養管理を行うことです。現
光子
課長 安藤
人らしさを尊重した生活支援をさせて頂く、﹁介護療養型医療施
在、 入 院 患 者 様 約
名 中、 経 口 摂 取 さ れ て い る 患 者 様 は
設﹂に位置付けられている病棟 で す 。
名 で す。 こ こ 数 年 で 食 形 態
介 護 を 提 供 さ せ て 頂 き た い と 思 っ て い ま す。 毎 月 の 病 棟 目 標 に
ご さ れ る 事 が 多 い 患 者 様 に、 側 に 寄 り 添 う 温 か み の あ る 看 護 ・
に 身 体 を 動 か す 事 が 出 来 ま せ ん。 一 日 の 殆 ど を ベ ッ ド の 上 で 過
嚼、 嚥 下 障 害 対 応 食 が 8 割
率 と し て は 一 般 食 2 割、 咀
減 少 し、 咀 嚼、 嚥 下 障 害 対 応 の 食 事 が 増 え て い ま す。 比
が か な り 変 わ り、 最 近 で は 一 般 食 を 摂 取 さ れ る 患 者 様 が
名、 経 管 栄 養 の 患 者 様 は
﹁患者様の側に行く時間を作りましょう﹂﹁髭剃りタイム・爪切
と な っ て い ま す。 要 因 と し
入 院 さ れ て い る 方 は 高 齢 や、 病 気 の 後 遺 症 で 自 分 の 思 う よ う
りタイムを実行しましょう﹂﹁おもてなしタイムの充実を図りま
て は、 介 護、 認 知 症 治 療 病
く、加齢とともにADL︵日
しょう﹂
﹁散歩をしましょう﹂
﹁患者様といっぱいお話をしましょ
患 者 様 の 側 に 行 き、 爪 切 り を す る 、 髭 剃 り を す る 、 環 境 整 備
常生活動作︶の低下が考え
棟の患者様は長期入院が多
を す る、 身 体 や 枕 の 位 置 を 直 す 等 の 援 助 を し な が ら 、 じ っ く り
ら れ、 今 後 も 増 え て い く こ
とが予想されます。
身体状況に適した食形態およ
栄養管理においても現状の
方 言 で 対 応 さ せ て 頂 き、 言 葉 で コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 図 れ な い
視されます。昨年度は、患者
び栄養を提供することが重要
すこしでも気分転換して頂けるようにと散歩の時間を心掛け
様が食事時間を楽しみにして
た。 病 棟 に 雪 を 運 ん で ミ ニ 雪 だ る ま 作 り や 、 雪 に 触 っ て 子 供 に
て、﹁ホ∼﹂と驚きの声をあげ顔をゆるませていらっしゃいまし
は 控 え て い ま す が、 車 椅 子 で 窓 際 に お 連 れ し た 患 者 様 は 雪 を 見
も各部署との連携を行い、患
検討し、変更しました。今後
下さるようなメニュー内容を
と思っています。
れる食事を提供していきたい
者様、患者様のご家族に喜ば
る、側にいる看護・介護を行っ て い き た い と 思 っ て い ま す 。
今 後 も 患 者 様 の 目 線 に 立 ち、 患 者 様 の 思 い を 察 す る 事 の 出 来
返り、楽しいひと時を過ごす事 が 出 来 ま し た 。
て い ま す。 今 年 は
年ぶりの大雪の影響もあり外気は寒く散歩
患者様は表情から思いを察する よ う に し て い ま す 。
な と て も 良 い 表 情 を さ れ ま す。 地 方 出 身 の 職 員 は 、 出 来 る 限 り
出 生 地 の 話 や 子 供 の 頃 の 話 を す る と、 普 段 見 せ て 頂 け な い 様
顔を診てお話をします。
う﹂等の具体的な行動目標を掲 げ て い ま す 。
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240
3
追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍がある。
羽生 善治
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栄養科食事で季節を感じてもらう(おせち料理)
厨房の様子
45
平成26年2月21日(金)
永 年 勤 続 表 彰 が行われました 木下 晃一
本日は我々のために永年勤続表彰式を
1名
代表謝辞
25年
開 催 頂 き 誠 に あ り が と う ご ざ い ま す。 ま
松久 聡 山口 京子
ず 何 よ り も 二 十 年 間、 当 院 で 勤 務 さ せ て
2名
頂 い た 事 に 感 謝 申 し 上 げ ま す。 ま た、 い
小島 信樹 20年
つもリハビリテーション科共々温かく見
1名
守って頂いた大蔵理事長に感謝申し上げ
高瀬 美和子 由川 和弘 安藤 光子 松田 邦彦 原田 尊子 15年
ます。
5名
二 十 年 前、 理 事 長、 金 谷 人 事 課 長 と 面
接して頂いたことを昨日の事のように感
慨 深 く 思 い 出 し ま す。 そ の 頃 は 現 在 の 崎
陽 会 理 念 も な け れ ば、 患 者 様 層 は﹃ 寝 た
き り ﹄﹃ 重 度 の 認 知 症 ﹄﹃ 地 域 の 方 が 極
め て 少 な い ﹄ 状 態 で し た。 あ る 病 棟 は プ
2月
日 、﹁ 崎 陽 会 ぽ か ぽ か 基
医療分野への支援を継続して行
ま し た 。引 き 続 き 、国 内 外 の 保 健・
も ら い、 職 員 一 同 非 常 に 感 動 し
ら、 感 謝 の ビ デ オ メ ッ セ ー ジ を
護師を目指す支援チャイルドか
援 し て い ま す。 報 告 会 で は、 看
のフィリピンのチャイルドを支
ら学校に行く事の出来ない2名
し ま し た。 当 基 金 で は、 貧 困 か
陽会職員へ向けて報告会を開催
チャイルド
フ
・ ァ ン ド・ ジ ャ パ
ン の ス タ ッ フ に お 越 し 頂 き、 崎
金 ﹂ で 支 援 し て い る 、N P O 法 人
24
きたいと考えています。
http://www.hinodehp.com/intro/pokapoka.html
レハブ造りで患者様をおぶって二階に送
詳細は、病院ホームページをご覧下さい。
迎するという現在とはかけ離れた状況で
ご寄付は随時受付けております。
﹃ え ら い 病 院 に 入 職 し て し ま っ た な あ ﹄と
現在は地域の方々が信頼して入院さ
いうのが入職当時の感想でした。
れ、 地 元 の 言 葉 で 会 話 さ れ て い る こ と が
微 笑 ま し く 感 じ ま す。 又、 こ の 二 十 年 間
当院は幾度となく窮地に追い込まれるこ
と が あ り ま し た。 そ の 都 度、 理 事 長、 院
長が主体となり斬新な業務展開を行うこ
とにより乗り越えてきたように感じてい
ます。
その頃のことを知る従業員が少なく
な っ た 現 在、 あ ら た め て 崎 陽 会 理 念 で あ
る﹃ 地 域 と 共 に 生 き、 信 頼 さ れ る 医 療 の
提 供 ﹄ の 真 意 を 伝 え な が ら、 業 務 遂 行 し
最後に医療法人社団崎陽会にとりまし
て参る所存です。
松久 聡 10年
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時々、誰かに言われた言葉がチクッて刺さってイラッてするときあるじゃない。
それね、本当のこと言われてるからよ。 リトルミイ
4
菊池 美貴 内山 貴美子 野口 洋子 増田 利恵 西池 恵子 熊谷 芳恵 畑田 まるみ 15名
5年
て更なる発展と職員一同が元気に従事で
き る こ と を 祈 念 い た し ま し て、 謝 辞 と さ
リハビリテーション科
せて頂きます。
永年 勤 続 表彰 者
好 昌行 間野田 宜史 古宇田 奈美 市川 菜穂子 千葉 直美 井上 武司 近藤 真紀子
宮田 めぐみ
崎陽会ぽかぽか基金
報告会開催
崎陽会では、平成 25 年度日本とフィリピンの経 済連 携協定(EPA)に基づく、フィリピン人看護師候 補
者2名を受け入れ、昨年 12 月より病棟での勤務を開始しました。今後は日の出ヶ丘 病院での勤務(研 修)
を経て、3年以内に日本の 看 護 師 資格取得を目指します。病 院では、母国に家 族を残して強い 信 念のも
と来日した二人のサポートを、全職員の協力のもと進めて行きたいと思います。
アナ さん(写真右)
アンド・アナリズ・パドア Ando Annaliz Padua
11 年前にフィリピンで看護師の免許を取得し、サウジアラビアで就職。最初は新人で、アラビア語も全く分からず仕事
は大変でした。その後、父がガンを患い仕事を辞めて看病し、3年前に父を看取りました。求職中、母から EPA の事を聞
き直ぐに申し込みました。日本の病院とマッチングして研修生に選ばれた事が分かり、言葉で表せないほど嬉しかったで
す。なぜなら、父には日本に行きたいという夢があったからです。フィリピンと日本で 1 年間日本語の勉強をして、昨年 12
月に日の出ヶ丘病院に来ました。現在は看護師候補生として働きながら看護の勉強をしています。国家試験に向けて最後
まで諦めずに頑張ります。合格したら、家族を連れて日本で一緒に住もうと思っています。皆さんよろしくお願いします。
カシ さん(写真左)
マグシノ・キャサリン・ガルマ
Magsino Catherine Garma
看護師になって 11 年になります。フィリピンとサウジアラビアで看護師として働いてきました。フィリピ
ンでは手術室、サウジアラビアでは NICU( 新生児特定集中治療室 ) の看護師として働きました。フィリピ
ンに戻り、日本で看護師を募集していると聞いて、直ぐに応募しました。日本で働くためには、言葉の問
題があると分かっていますが、日本に来る事は私の夢の一つでしたし、日本の良い事を色々と聞いていたの
で、
「これだ!」と思いました。私は選ばれてとても幸運です。そして私を選んで下さった方々にとても感謝
しています。日本語は難しく、やめたいと思った事もありますが、
「娘のためなら頑張れる!」と思っています。
みなさん、よろしくお願いします。
日の出ヶ丘病院のホスピス(緩和ケア)病棟では、毎週水曜日の午後のひと時、
ボランティアさん が「 マー ブル 喫茶 」を オープンしています。喫茶では、
ボランティアさんの演奏する音楽と美味しいコーヒーをご用意しています。
今 号 よ り 数 回 に 渡 り、 マ ー ブ ル 喫 茶 で 活 躍 し て 下 さ っ て い る ボ ラ ン テ ィ
マーブル喫茶特集 Vol.1
アさんをご紹介します。
オカリナ演奏 野口 直美 松本 のぞみ
毎月1回、オカリナとピアノのペアで演奏させて頂いています。
季節の飾りや珈琲の香、きびきびとしたスタッフ、そして和やかな患者様のお顔にいつも癒されて
います。もう始めて何年になるかわからなくなってしまいましたが、同じことをやっているような気も
すれば、毎回毎回が新しいことのような気もする…日常と同じかもしれません。そう思うと1ヶ月先の
次のマーブルまで一日一日を大切に味わおうと思うのです。素敵な機会と場所に感謝します。
ピアノ演奏 河野 三紀
色とりどりの丸くて平べったいマーブルチョコからとった喫茶マーブル。水曜だけ開店のこの喫
茶店で、おいしいコーヒーを頂きながら、音楽を通じてたくさんの笑顔に出会い、別れがありまし
た。私にとってはそのどれもが、ここで弾いた曲と結びつき、淡い幸せな記憶となって浮かんでき
ます。小野寺先生との共演はなかなか楽しく、ボランティアや病院のスタッフの暖かいサポートで
とびっきりいいひとときを過ごさせて頂いています。いつもみなさんありがとう!
人の長所が多く目につく人は幸せ。
松下 幸之助
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5
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音楽療法のご紹介
現 在 、医 療 福 祉 相 談 室 に は
人のスタッフ
が勤務しており、医療ソーシャルワーカー3
名と事務1名です。そのうち、3名が大久野
出 身 と い う 、﹁ 地 元 っ 子 ﹂ で す 。 も う 1 名 も
青梅市出身のため、西多摩地域に慣れ親しん
だスタッフばかりです。相談室長を務めさせ
て頂き、1年半程経ちましたが、まだまだ未
熟で相談室のスタッフにも病院内外の方々に
もご迷惑をおかけするばかりですが、本当に
日の出ヶ丘病院は温かい人が多く、助けられ
る私が目指す医療福祉相談室は、相談に来ら
ています。そんな温かい人たちに恵まれてい
いてご紹介します。日本音楽療法学会ガイドラインによると、音楽
れる人も相談室で働くスタッフも﹁ほっとで
患者様の権利
患 者 様は、平 等に良 質の医 療 を 受 ける
権 利 がありま す。
患 者 様は、医 療 を 自 由に選 択 する
権 利 がありま す。
患 者 様は、納 得できるまで説 明 を 聞 く
権 利 がありま す。
患 者 様は、いかなる時でも、
プライバシーを保護される権利があります。
当院は、常に患者様の人権を尊重した医療と
医療環境を提供することに努力いたします。
● 当法人では個人情報保護法を遵守しています。
年 以 上 前 か ら 取 り 組 ん で い る、 音 楽 療 法 に つ
療法とは﹁音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身
● 院内での携 帯電話の使用は禁止です。
今 回 は、 当 院 が
の障害の軽減快復、機能の維持改善、生活の質の向上、問題となる
﹁ほっとできる相談室﹂のある日の出ヶ丘
きる相談室﹂です。
行動の変容等に向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること﹂と
病院では、医師、看護師を始め、多くの職種
「地域と共に生き、信頼される医療の提供」
● 医 療は、 医師による説明と、
患者様の選 択を尊重して提 供します。
● 患者様の人間性、個別 性を重 視し、
プライバシーを尊重します。
● 職 員は、 理 解と協調による、
和のチームワークに励みます。
崎陽会理念
定義づけられています。
● 患者様 相談窓口は医療福祉相談 室です。
口座名義 崎陽会ぽかぽか基金
りそな銀行 あきる野支店
︵普︶
4050065
崎 陽 会 ぽかぽか 基 金は、国 内 外 を 問わず、主
に医療、保健衛生の支援を目的として設立さ
れました。募 金は左 記の口 座、又は法 人 本 部
内、崎陽会ぽかぽか基金事務局にて随時受付
けています。ご協力をお願い致します。
︻ 崎 陽 会 ぽか ぽか 基 金 ︼
● 敷地内は禁煙です。
4
でスタッフを募集しています。地域と共に生
森田 祐美子
きる日の出ヶ丘病院で一緒に働きませんか?
医療福祉相談室 室長
入 院 さ れ て い る 方 の 多 く は、 様 々 な 障 害 や 疾 患 が 原 因 で ベ ッ ト
法人本部までご連絡下さい。
や 車 い す で の 生 活 が 長 く、 自 由 に 移 動 が 出 来 な い 方 も 沢 山 い ら っ
病院ホームページもしくは
しゃいます。当院では、そのよう
な患者様が歌唱したり楽器に触れ
ることによって、少しでもご自身
の癒しとなり、機能回復の手助け
名の音楽
となればと考えています。
現在、資格を持った
療法士が、全病棟の患者様を対象
に療法を行っており、患者様だけ
でなく、ご家族にも大変喜ばれて
います。
スタッフ募集については、
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人生とは未知の自分に挑戦すること。
日野原 重明
6
5
相談窓口は総 務課です。
10
● 1月 29 日 ホスピス病棟でお亡くなりになった患者様のご遺族を対象とした、
「日の出会」を開催しました。 今回は、9名の方にご参加頂きました。病院では引き続き患者様だけでなく、ご遺族のケアにも取り組んで行きたいと
考えています。
● 2月の大雪に際し、病院までの道や駐車場が使用出来ないため、ご来院の方々に大変ご迷惑をおかけしました。
ご協力頂きました皆様に、深く御礼申し上げます。
● 署名活動(町道拡幅等の要望)ご協力のお願い
現在、病院への唯一のアクセス路である町道の拡幅、貫通整備を日の出町へ働きかけております。昨今の突発的な自然災害への備えも
熟慮すると、当院の喫緊の課題となっております。
3月末の時点で 5,280 筆の署名をいただきました。
関係者様におかれましても、ぜひ署名活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
署名用紙をご希望の方は以下までご連絡下さい。
法人本部署名係
042-597-0811(代表)
崎陽会新スタッフ紹介
―
皆さん、はじめまして!
1月 大竹 亜紀子
竹原 秀裕
吉本 由美子
2月 大堀
橋本
福士
本田
(B病棟) 3月 粕谷 真弓
(健診課)
横瀬 久美子
(C病棟)
山口 茂里
影山 和美
(リハビリ)
遙
(A病棟) 4月
美紗
美佳子 (E病棟)
(法人本部)
純
4月 今井 健二
日向 千晶
郭 潔
黄 清陽
上村 綾子
梶山 小百合
市川 奈美子
迫 洋子
(A病棟)
(D病棟)
(栄養課)
(総務課)
(医局)
(医局)
(A病棟)
(A病棟)
(A病棟)
(B病棟)
(C病棟)
(C病棟)
島
山本
木島
佐藤
榮田
陽子
健太郎
理美
遙
真依
(D病棟)
(リハビリ)
(リハビリ)
(リハビリ)
(リハビリ)
グループ ご案内
[
]
[ ]
日の出ヶ丘病院は、
「高齢者のための療養病院」です。ある程度、急性期
の治療を終えられた患者様でも、ご自宅で療養されるには困難な病状や
障がい、又はご家族の事情がある場合には、入院相談いただける病院です。
お気軽にご連絡ください。
TEL:
(代表)042-597-0811 (入院相談)042-597-1313
FAX:042-597-2110 〒 190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野 310
診療内容:内科一般、介護療養、精神療養、
ホスピス(緩和ケア)
、リハビリテーション科、
医療療養(入院血液透析)
五日市線「武蔵増戸駅」、青梅線「福生駅」、中央線「八王子駅」から
送迎車があります。
(時刻表はお問合せいただくか、ホームページをご覧ください。)
[
]
人間ドック、生活習慣病、その他一般健診
早期発見、早期治療が肝要の生活習慣病。皆様の健康を守るため、さま
ざまなケースにあわせた検査設備をそろえています。
お気軽にお申込ください。
【お申込み連絡先】 TEL:042-588-8666(9:00 ∼16:30 土日祝日を除く)
メール: [email protected]
http://www.hinodehp.com
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科
(通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション)
住み慣れた地域やご自宅でのリハビリをサポートします。
TEL:042-597-7566 FAX:042-597-7555
ご利用者ひとりひとりをかけがえのない存在として尊重し、訪問看護と
ケアプラン作成のサービス提供を行っています。
TEL:042-597-7080 FAX:042-597-6969
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地域医療の窓口として信頼されるクリニックを目指しています。
診療内容:内科一般、呼吸器科、
消化器科、外科、循環器
専門・特殊外来:整形外科(水)
、
皮膚科(火)
、認知症サポート、
禁煙外来、外来化学療法、
リハビリテーション、
登山者検診ネットワーク
〒 190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野 88-1
TEL:042-597-3652 FAX:042-597-3866
受付時間:午前の部 8:30∼11:30 午後の部 11:30∼5:30(リハビリ 午後4:30まで)
診療時間:午前の部 9:00∼12:00(診療・リハビリ)
午後の部 1:30∼5:00(リハビリ)
午後の部 3:00∼6:00(診療)
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日の出町から委託を受けている地域包括支援センターです。
高齢者の皆様を支援しています。
TEL:042-597-2200 FAX:042-588-0180
【デザイン・印刷】 株式会社 国際メディア
2014/04/04 16:48