無限に沿って……揺れる──龍へ 鍾喬 喧噪の、この世界のなかで ただひとかけらの孤独となる すでに年老いた私は 空想の屋根裏部屋で文字を刻んでいる 少年の頃のように 足を跳ね上げ ふざけて、階段を飛び降りる そんな時間が浮遊する、長い廊下… どこまでも続く一本の鉄路を辿って 未知への旅に向かうのだ 1995 年、10 歳で野戦の月『バンブー アーク 阿 Q の陣』で舞台デヴュー。 以降、現在に至るまで野戦之月海筆 子、独火星の全公演に出演。2004 年 <Ryuseioh Dance Project>を立ち 上げ、ソロ・ダンス公演『動く銅像』 で広大な海に漕ぎ出す。06 年には East Asia Tour Performance に 参 加、 ソウルをはじめ韓国の各地で踊る。 10 年 11 月、広島アビエルトにて『白 い煙と黒い影』で大熊ワタル、こぐれ みわぞう、坂本弘道、関島岳郎らと共 演。12 年から<跳舞の空間>シリー ズを開始し、同年 7 月に障碍者劇団 <Pan>とともに『空想の脳』を韓国 ソウルで公演。Plan-B では、12年 12 月『海から流れてきた 10 年分のカケ ラたち』 、14 年2月『水中から現れた 人魚』の公演を続けている。本作『泥 壁』は14 年 11 月、台北の野外劇場で 上演された。 世界は、 ただ一塊の 孤独に似た喧騒となって、蹲っている (超訳/池内文平) 〈注記〉 鍾喬(Chunge Chiao)は台北在住の詩人、差事劇団の主宰者。 この詩は、リュウセイオー龍ソロ・ダンス『泥壁』の台湾公演に寄せられ たもので、原詩を羅皓名が粗訳をし、それを元に漢語にまったく素養の ない池内が、原詩の漢字をじっと眺めてまとめた(でっち上げた)もので す。したがって、原義とはかけ離れていると思われるが、許せ、鍾喬。 ■舞台監督:桜井大造 ■舞台美術:春山恵美 ■照 明:池内文平+2pac ■音響効果:羅皓名 ■衣 裳:武内理恵 ■宣伝美術:水野慶子(制作室クラーロ) ■写 真:ウエタジロウ ●共催:プラン B ■協力 野戦之月海筆子/差事劇団(台湾)/台湾海筆子/カフェ・ビョルコル(ソウル) 独火星・呼応計画/「山谷」制作上映委員会 Ryuseioh Ryu <龍> Solo Dance 2015 年 1 月 24 日(土)午後 7 時(6 時 30 分開場) 25 日(日)午後 4 時(3 時 30 分開場) Plan-B TEL03-3384-2051 中野区弥生町4-26-20-B1 料金:2000 円 予約・問合せ tel : 080-5375-2058(龍之陣) mail : [email protected] Plan-B 地下鉄・丸ノ内線 中野富士見町5分 地下1階 ジョナサン 富士高前 中野通り このとき、もういちど目を凝らし 見渡してみても 君がどこにいるのかさえ分からない 区切りのない、茫漠とした線上で そう、無限に沿って……たえず揺らぎ、また揺れて Ryuseioh Ryu<龍> profile 富士高校 モスバーガー 交番 丸ノ内線 中野富士見町駅 コンビニ 至中野 跳舞の空間 泥壁
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