News Release 2015 年 11 月 5 日 〒103-8247 東京都中央区日本橋 1-4-1 日本橋一丁目ビルディング 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 2015 年度上半期決算 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(社長:松浦康夫)の 2015 年度上半期(2015 年 4 月~ 2015 年 9 月)の決算内容を下記の通りお知らせ致します。 【経済環境】 2015 年度上半期の世界経済は、米国及び欧州が拡大基調を維持するものの、新 興国では、中国経済が一層減速感を強める中、ASEAN 諸国も外需停滞等から景気 は力強さを欠き、全体として低調に推移しました。緩やかに回復していた日本 経済も、4-6 月の実質 GDP が前期比でマイナス成長となり、停滞感が見られ始め ています。また、国内鉄鋼需要も、建設計画の見直し等弱い動きがあり、上半 期(4-9 月)の国内粗鋼生産量は前年同期比 6.3%減の 5,207 万トン(日本鉄鋼 連盟)となりました。 【当上半期の業績】 原油価格の低迷による石油・ガス開発の大幅減少や、中国ミルの輸出急増によ る国際市場の需給緩和など、需要・市況面で当社を取り巻く環境は厳しさを増 し、当社の 2015 年度上半期の連結業績は、鋼材需要・市況下落の影響を大きく 受け、売上高 1 兆 195 億円、売上総利益 590 億円、営業利益 149 億円、親会社 の所有者に帰属する当期利益 91 億円と、前年同期比で減収減益となりました。 【連結業績】(国際会計基準) 当上半期の連結業績は下記の通りです。 (単位:億円) 区 分 売 上 高 15 年度 上半期実績 14 年度 上半期実績 前年同期比 増減 10,195 10,423 △228 売上総利益 590 609 △18 営業利益 149 215 △66 税引前利益 155 224 △69 親会社の所有者に 帰属する当期利益 91 150 △59 親会社の所有者に 帰属する包括利益 17 282 △265 〈本件に関する問合せ先〉 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 経営企画部広報チーム 03-5204-3305 2015年11月5日 伊 藤 忠 丸 紅 鉄 鋼 株 式 会 社 2015年度上半期(2015/4/1~2015/9/30)連結決算概況 (非監査、国際会計基準) (単位:百万円) 損 益 の 状 況 売上高 (※ 1) 2015年度 上半期実績 2014年度 上半期実績 資産、負債及び資本の状況 増減 1,019,491 1,042,291 △22,800 59,049 △42,999 △1,139 60,889 △39,296 △96 △1,840 △3,703 △1,043 14,911 21,497 △6,586 △1,841 776 △153 △145 1,812 137 △1,468 650 237 22 353 1,100 △373 126 △390 △167 1,459 △963 税引前利益 15,497 22,391 △6,894 法人所得税 当期利益 △5,699 9,798 △6,904 15,487 1,205 △5,689 9,104 14,983 △5,879 694 504 190 売上総利益 販売費及び一般管理費 貸倒費用 営業利益 (※ 1) 金利収支 受取配当金 有価証券損益 固定資産損益 その他の損益 持分法による投資損益 親会社の所有者に帰属する当期利益 非支配持分に帰属する当期利益 収益 497,237 518,283 (単位:百万円) △21,046 ※1 「売上高」は、取引形態の如何にかかわりなく当社及び連結子会社の関与するすべての取引を 含んでおります。「売上高」及び「営業利益」は、利害関係者の便宜を考慮し日本の会計慣行 に従った自主的な表示であり、IFRSで求められている表示ではありません。尚、日本基準の 流動資産 現金及び預金 売上債権 棚卸資産 その他 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資及びその他の資産 資産合計 流動負債 仕入債務 短期有利子負債 その他 固定負債 長期有利子負債 その他 負債合計 親会社の所有者に帰属する持分 資本金・資本剰余金 利益剰余金 その他の包括利益累計額 非支配持分 資本合計 負債及び資本合計 2015年度 上半期末 実績 801,959 38,028 450,220 247,540 66,171 225,240 82,671 17,087 125,482 1,027,199 581,855 210,019 321,568 50,268 149,231 131,641 17,590 731,086 282,545 51,264 168,310 62,971 13,568 296,113 1,027,199 2014年度末 実績 892,506 32,885 488,317 299,473 71,831 239,721 82,204 17,683 139,834 1,132,227 675,870 246,963 365,314 63,593 149,086 128,088 20,998 824,956 293,614 51,242 172,906 69,466 13,657 307,271 1,132,227 増減 △90,547 5,143 △38,097 △51,933 △5,660 △14,481 467 △596 △14,352 △105,028 △94,015 △36,944 △43,746 △13,325 145 3,553 △3,408 △93,870 △11,069 22 △4,596 △6,495 △89 △11,158 △105,028 経常利益は146億円と試算しております。 §損益関連経営指標 実態利益 (※ 2) 15,122 21,875 △ 6,753 ※2 実態利益 = 営業利益(除:貸倒費用)+金利収支+受取配当金+持分法による投資損益 包 括 利 益 の 状 況 当期利益 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 その他 当期包括利益 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 非支配持分に帰属する当期包括利益 2015年度 上半期実績 2014年度 上半期実績 増減 9,798 △5,267 △2,495 103 2,139 15,487 5,446 8,522 △609 28,846 △5,689 △10,713 △11,017 712 △26,707 1,706 433 28,159 687 △26,453 △254 §資産、負債及び資本関連経営指標 自己資本比率 (※ 3) ネット負債比率(DER)(※ 4) 27.5% 25.9% 1.6% 1.5倍 1.6倍 △ 0.1倍 ※3 自己資本比率=親会社の所有者に帰属する持分/総資産 ※4 ネット負債比率(DER)= ネット有利子負債/親会社の所有者に帰属する持分 <連結決算概況> 2015年度上半期の世界経済は、米国及び欧州が拡大基調を維持するものの、新興国では、中国経済 が一層減速感を強める中、ASEAN諸国も外需停滞等から景気は力強さを欠き、全体として低調に推 移しました。緩やかに回復していた日本経済も、4-6月の実質GDPが前期比でマイナス成長となり、 停滞感が見られ始めています。また、国内鉄鋼需要も、建設計画の見直し等弱い動きがあり、上半 期(4-9月)の国内粗鋼生産量は前年同期比6.3%減の5,207万トン(日本鉄鋼連盟)となりまし た。 原油価格の低迷による石油・ガス開発の大幅減少や、中国ミルの輸出急増による国際市場の需給緩 和など、需要・市況面で当社を取り巻く環境は厳しさを増し、当社の2015年度上半期の連結業績 は、鋼材需要・市況下落の影響を大きく受け、売上高1兆195億円、売上総利益590億円、営業利益 149億円、親会社の所有者に帰属する当期利益91億円と、前年同期比で減収減益となりました。 <主要項目の状況> 1. 売上高・売上総利益 売上高は、円安による増収効果はあるものの、海外を中心とした市況悪化に伴い前年同期比 228億円の減収の10,195億円となりました。売上総利益は、減収により前年同期比 18億円の減益 の590億円となりました。 2. 営業利益 販売費及び一般管理費は、円安の影響による海外子会社の販売費及び一般管理費の増加により 前年同期比 37億円の増加、貸倒費用は海外債権に対する大口の引当金を計上した影響で前年同期 比 10億円増加の11億円となり、営業利益は前年同期比 66億円の減益の149億円となりました。 3. 親会社の所有者に帰属する当期利益 金利収支は円安の影響による海外子会社の支払利息増加により前年同期比 4億円の悪化となり ました。受取配当金はほぼ前年並みとなりました。有価証券損益は有価証券評価損益の悪化によ り前年同期比 4億円の悪化となりました。固定資産損益はほぼ前年並みとなりました。その他の 損益は訴訟に関連した一過性の利益を主因として前年同期比 15億円の改善となりました。持分法 による投資損益は、持分法投資会社の業績悪化による取込損益の悪化により前年同期比 10億円の 悪化となりました。その結果、税引前利益は、前年同期比 69億円の減益となり、法人所得税及び 非支配持分に帰属する当期利益を控除して、親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期比 59 億円減益の91億円となりました。 4. 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 親会社の所有者に帰属する当期利益の悪化や株安等に加え、昨年度の株高及び円安の反動によ るその他の包括利益の前年同期比悪化により、親会社の所有者に帰属する当期包括利益は前年同 期比 265億円の悪化の17億円となりました。 5. 親会社の所有者に帰属する持分 当期末の親会社の所有者に帰属する持分は、配当金の支払やその他の包括利益累計額の悪化に より、前年度末比 111億円減少の2,825億円となりました。自己資本比率は、棚卸資産の減少等に より総資産が1,050億円減少した結果、1.6%改善し27.5%となりました。 6. 有利子負債 グロス有利子負債は、棚卸資産の減少等に伴う運転資金の改善により、前年度末比 402億円減 少の4,532億円、ネット有利子負債は前年度末比 453億円減少の4,152億円となりました。この結 果、ネット負債比率(DER)は1.5倍となりました。
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