〔実 73 頁〕 公表特許公報(A) (19)日本国特許庁(JP) (12) (11)特許出願公表番号 特表2015-528017 (P2015−528017A) (43)公表日 平成27年9月24日(2015.9.24) (51)Int.Cl. FI テーマコード(参考) A01N 27/00 (2006.01) A01N 27/00 4H011 A01P 7/04 (2006.01) A01P 7/04 A01P 3/00 (2006.01) A01P 3/00 A01P 7/02 (2006.01) A01P 7/02 A01P 5/00 (2006.01) A01P 5/00 審査請求 未請求 予備審査請求 未請求 (全97頁) 最終頁に続く (21)出願番号 特願2015-524752(P2015-524752) (71)出願人 507203353 (86)(22)出願日 平成25年7月29日(2013.7.29) バイエル・クロップサイエンス・アクチェ (85)翻訳文提出日 平成27年3月27日(2015.3.27) ンゲゼルシャフト (86)国際出願番号 PCT/EP2013/065905 ドイツ国、40789・モンハイム、アル (87)国際公開番号 WO2014/019983 フレート−ノベル−シユトラーセ・50 (87)国際公開日 平成26年2月6日(2014.2.6) (31)優先権主張番号 12178637.0 (32)優先日 平成24年7月31日(2012.7.31) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (74)代理人 100114188 弁理士 小野 誠 (74)代理人 100119253 弁理士 金山 賢教 (74)代理人 100124855 弁理士 坪倉 道明 (74)代理人 100129713 弁理士 重森 一輝 (74)代理人 100137213 弁理士 安藤 健司 最終頁に続く (54)【発明の名称】殺有害生物性テルペン混合物及び殺虫剤を含んでいる組成物 (57)【 要 約 】 本発明は、(a)殺有害生物性テルペン混合物(ここで、該殺有害生物性テルペン混合 物は、殺有害生物活性化合物として、α−テルピネン、p−シメン及びリモネンを含んで いる)及び(b)少なくとも1種類の殺虫剤(ここで、該殺虫剤は、アバメクチン、アセ フェート、アセタミプリド、アクリナトリン、アフィドピロペン、アルファ−シペルメト リン、アザジラクチン、バシルス・フィルムス(Bacillus firmus)、ベ ータ−シフルトリン、ビフェントリン、ブプロフェジン、クロチアニジン、クロラントラ ニリプロール、クロルフェナピル、クロルピリホス、カルボフラン、シアントラニリプロ ール、シエノピラフェン、シフルメトフェン(Cyflumentofen)、シフルト リン、シペルメトリン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ジノテフラン、エマメク チン安息香酸塩、エチプロール、フェンピロキシメート、フィプロニル、フロメトキン、 フロニカミド、フルベンジアミド、フルエンスルホン、フルオピラム、フルピラジフロン 、ガンマ−シハロトリン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、ラムダ−シハロトリン 、ルフェヌロン、メタフルミゾン、メチオカルブ、メトキシフェノジド、ミルベメクチン 、プロフェノホス、ピフルブミド、ピメトロジン、ピリフルキナゾン、スピネトラム、ス ピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スルホキサフロ ル、テブフェンピラド、テフルトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ 、トリフルムロン、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メ チル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)− 1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、1 ( 2 ) JP 1 2015-528017 A 2015.9.24 2 【特許請求の範囲】 アントラニリプロール、デルタメトリン、フィプロニル 【請求項1】 、フルベンジアミド、フルピラジフロン、イミダクロプ 組成物であって、(a)殺有害生物性テルペン混合物( リド、メチオカルブ、スルホキサフロル、スピネトラム ここで、該殺有害生物性テルペン混合物は、殺有害生物 、スピノサド、スピロメシフェン、スピロテトラマト、 活性化合物として、α−テルピネン、p−シメン及びリ テフルトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオ モネンを含んでいる)及び(b)少なくとも1種類の殺 ジカルブ、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N 虫剤(ここで、該殺虫剤は、アバメクチン、アセフェー −[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイ ト、アセタミプリド、アクリナトリン、アフィドピロペ ル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル) ン、アルファ−シペルメトリン、アザジラクチン、バシ −2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピ ルス・フィルムス(Bacillus ラゾール−5−カルボキサミドと1−(3−クロロピリ firmus) 10 、ベータ−シフルトリン、ビフェントリン、ブプロフェ ジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6 ジン、クロチアニジン、クロラントラニリプロール、ク −(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−( ロルフェナピル、クロルピリホス、カルボフラン、シア トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル ントラニリプロール、シエノピラフェン、シフルメトフ ]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドの ェン(Cyflumentofen)、シフルトリン、 混合物、及び、1−{2−フルオロ−4−メチル−5− シペルメトリン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン [(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル] 、ジノテフラン、エマメクチン安息香酸塩、エチプロー フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1, ル、フェンピロキシメート、フィプロニル、フロメトキ 2,4−トリアゾール−5−アミンからなる群から選択 ン、フロニカミド、フルベンジアミド、フルエンスルホ される、請求項1又は2に記載の組成物。 ン、フルオピラム、フルピラジフロン、ガンマ−シハロ 20 【請求項4】 トリン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、ラムダ 前記殺菌剤が合成殺菌剤である、請求項1∼3のいずれ −シハロトリン、ルフェヌロン、メタフルミゾン、メチ かに記載の組成物。 オカルブ、メトキシフェノジド、ミルベメクチン、プロ 【請求項5】 フェノホス、ピフルブミド、ピメトロジン、ピリフルキ 前記殺有害生物性テルペン混合物が、α−テルピネン、 ナゾン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェ p−シメン及びリモネンと本質的ではない不純物からな ン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スルホキサ る、請求項1∼4のいずれか1項に記載の組成物。 フロル、テブフェンピラド、テフルトリン、チアクロプ 【請求項6】 リド、チアメトキサム、チオジカルブ、トリフルムロン 前記殺有害生物性テルペン混合物が、ケノポディウム・ 、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4− アンブロシオイデス・near・アンブロシオイデス( シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェ 30 Chenopodium ニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H− nearambrosioides)の精油抽出物の模 テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール 擬ブレンドを含んでおり、ここで、該模擬ブレンドは、 −5−カルボキサミド、1−(3−クロロピリジン−2 実質的に純粋なα−テルピネン、p−シメン及びリモネ −イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチ ンから本質的になり、ここで、該実質的に純粋なα−テ ルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフル ルピネン、p−シメン及びリモネンのそれぞれは、ケノ オロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル ポディウム(Chenopodium)抽出物からは得 }−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド及び1−{ られない、請求項1∼5のいずれか1項に記載の組成物 2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリ 。 フルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(ト 【請求項7】 リフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール 40 殺有害生物性テルペン混合物として、殺虫有効量の −5−アミンからなる群から選択される)を相乗的に有 (i)ケノポディウム・アンブロシオイデス・near 効な量で含んでいる、前記組成物。 ・アンブロシオイデス(Chenopodium 【請求項2】 brosioides さらに、少なくとも1種類の殺菌剤を、好ましくは相乗 des)の精油抽出物の模擬ブレンド〔ここで、該模擬 的に有効な量で、含んでいる(但し、前記殺有害生物性 ブレンドは、体積充填剤と、実質的に純粋なα−テルピ テルペン混合物と前記殺菌剤は、同一ではない)、請求 ネン、p−シメン及びリモネンから本質的になり、ここ 項1に記載の組成物。 で、該実質的に純粋なα−テルピネン、p−シメン及び 【請求項3】 リモネンのそれぞれは、ケノポディウム(Chenop 前記殺虫剤(b)が、アバメクチン、ベータ−シフルト odium)抽出物からは得られない〕;及び、 リン、クロチアニジン、クロラントラニリプロール、シ 50 (ii)担体; ambrosioides am near ambrosioi ( 3 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 3 4 を含んでいる、請求項1∼6のいずれかに記載の組成物 ェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−1 。 −(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オ 【請求項8】 ン、ピロールニトリン、テブフロキン、テクロフタラム 前記α−テルピネンとp−シメンとリモネンの相対的な 、トルニファニド、トリアゾキシド、トリクラミド、ザ 重量比が、約30∼約70のα−テルピネン、約10∼ リラミド、(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル 約30のp−シメン及び約1∼約20のリモネンである −3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ] 、請求項1∼7のいずれかに記載の組成物。 −4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミ 【請求項9】 ノ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキ 前記α−テルピネン及びp−シメンを合成的に製造し、 ソナン−7−イル 前記リモネンをケノポディウム(Chenopodiu 10 4−{4−[(5R)−5−(2,6−ジフルオロフェ m)以外の植物から獲得し、そして、混合することによ ニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3 って得ることが可能な、殺有害生物活性テルペン混合物 −イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン を使用する、請求項1∼8のいずれかに記載の組成物。 −1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロ 【請求項10】 メチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1 前記殺菌剤が、以下のものからなる群から選択される、 −(4−{4−[(5S)−5−(2,6−ジフルオロ 請求項2∼9のいずれか1項に記載の組成物: フェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール エルゴステロール生合成の阻害薬、複合体I又はIIに −3−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリ おける呼吸鎖の阻害薬、複合体IIIにおける呼吸鎖の ジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフル 阻害薬、有糸分裂及び細胞分裂の阻害薬、宿主の防御を オロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン 誘発し得る化合物、アミノ酸及び/又はタンパク質の生 20 、1−(4−{4−[5−(2,6−ジフルオロフェニ 合成の阻害薬、ATP産生の阻害薬、細胞壁合成の阻害 ル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3− 薬、脂質及び膜の合成の阻害薬、メラニン生合成の阻害 イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン− 薬、核酸合成の阻害薬、シグナル伝達の阻害薬、脱共役 1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメ 剤として作用し得る化合物、例えば、ビナパクリル、ジ チル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、1− ノカップ、フェリムゾン、フルアジナム、メプチルジノ (4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン カップ、並びに、さらに別の化合物、例えば、ベンチア −2−イル1H−イミダゾール−1−カルボキシレート ゾール、ベトキサジン、カプシマイシン(capsim 、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホ ycin)、カルボン、キノメチオネート、ピリオフェ ニル)ピリジン、2,3−ジブチル−6−クロロチエノ ノン(クラザフェノン(chlazafenone)) [2,3−d]ピリミジン−4(3H)−オン、2,6 、クフラネブ、シフルフェナミド、シモキサニル、シプ 30 −ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3 ロスルファミド、ダゾメット、デバカルブ、ジクロロフ −c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2 ェン、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコ H,6H)−テトロン、2−[5−メチル−3−(トリ ートメチル硫酸塩、ジフェニルアミン、エコメイト、フ フルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1 ェンピラザミン、フルメトベル、フルオルイミド、フル −(4−{4−[(5R)−5−フェニル−4,5−ジ スルファミド、フルチアニル、ホセチル−アルミニウム ヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3− 、ホセチル−カルシウム、ホセチル−ナトリウム、ヘキ チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノ サクロロベンゼン、イルママイシン、メタスルホカルブ ン、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)− 、イソチオシアン酸メチル、メトラフェノン、ミルディ 1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[( オマイシン、ナタマイシン、ジメチルジチオカルバミン 5S)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オ 酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル、オクチリノン 40 キサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イ 、オキサモカルブ(oxamocarb)、オキシフェ ル}ピペリジン−1−イル)エタノン、2−[5−メチ ンチイン(oxyfenthiin)、ペンタクロロフ ル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール− ェノール及び塩、フェノトリン、亜リン酸及びその塩、 1−イル]−1−{4−[4−(5−フェニル−4,5 プロパモカルブ−ホセチレート(propamocar −ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル)−1, b−fosetylate)、プロパノシン−ナトリウ 3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エ ム(propanosine−sodium)、プロキ タノン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル−4 ナジド、ピリモルフ、(2E)−3−(4−tert− H−クロメン−4−オン、2−クロロ−5−[2−クロ ブチルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イ ロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル ル)−1−(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン )−4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル]ピリ −1−オン、(2Z)−3−(4−tert−ブチルフ 50 ジン、2−フェニルフェノール及び塩、3−(4,4, 2−メチルプロパノエート、1−( ( 4 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 5 6 5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒド 1−イル]−1,3−チアゾール−4−カルボキサミド ロイソキノリン−1−イル)キノロン、3,4,5−ト 、N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリ リクロロピリジン−2,6−ジカルボニトリル、3−[ フルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセ 5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−1, チル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1, 2−オキサゾリジン−3−イル]ピリジン、3−クロロ 2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1 −5−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフル ,3−チアゾール−4−カルボキサミド、{6−[({ オロフェニル)−6−メチルピリダジン、4−(4−ク [(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フ ロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニル) ェニル)メチリデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジ −3,6−ジメチルピリダジン、5−アミノ−1,3, ン−2−イル}カルバミン酸ペンチル、フェナジン−1 4−チアジアゾール−2−チオール、5−クロロ−N’ 10 −カルボン酸、キノリン−8−オール、キノリン−8− −フェニル−N’−(プロパ−2−イン−1−イル)チ オールスルフェート(2:1)、{6−[({[(1− オフェン−2−スルホノヒドラジド、5−フルオロ−2 メチル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル) −[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリミジン−4 メチレン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イ −アミン、5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル ル}カルバミン酸tert−ブチル、1−メチル−3− )オキシ]ピリミジン−4−アミン、5−メチル−6− (トリフルオロメチル)−N−[2’−(トリフルオロ オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリ メチル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール− ミジン−7−アミン、(2Z)−3−アミノ−2−シア 4−カルボキサミド、N−(4’−クロロビフェニル− ノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、N’−( 2−イル)−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル− 4−{[3−(4−クロロベンジル)−1,2,4−チ 1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2’, アジアゾール−5−イル]オキシ}−2,5−ジメチル 20 4’−ジクロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフル フェニル)−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミ オロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カ ド、N−(4−クロロベンジル)−3−[3−メトキシ ルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル −4−(プロパ−2−イン−1−イルオキシ)フェニル −N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2 ]プロパンアミド、N−[(4−クロロフェニル)(シ −イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N アノ)メチル]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ− −(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2−イル)− 2−イン−1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド 1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ 、N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル ゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル )メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキ )−1−メチル−N−[4’−(プロパ−1−イン−1 サミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロロピリジン −イル)ビフェニル−2−イル]−1H−ピラゾール− −2−イル)エチル]−2,4−ジクロロピリジン−3 30 4−カルボキサミド、5−フルオロ−1,3−ジメチル −カルボキサミド、N−[1−(5−ブロモ−3−クロ −N−[4’−(プロパ−1−イン−1−イル)ビフェ ロピリジン−2−イル)エチル]−2−フルオロ−4− ニル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサ ヨードピリジン−3−カルボキサミド、N−{(E)− ミド、2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン− [(シクロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフル 1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カル オロメトキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル ボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−[4’− }−2−フェニルアセトアミド、N−{(Z)−[(シ (3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェ クロプロピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメ ニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4 トキシ)−2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2 −カルボキサミド、N−[4’−(3,3−ジメチルブ −フェニルアセトアミド、N’−{4−[(3−ter タ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−5 t−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾール−5−イ 40 −フルオロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4 ル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフェニル}−N −カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−N−( −エチル−N−メチルイミドホルムアミド、N−メチル 4’−エチニルビフェニル−2−イル)−1−メチル− −2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチ 1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(4’− ル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリ エチニルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1, ジン−4−イル)−N−(1,2,3,4−テトラヒド 3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド ロナフタレン−1−イル)−1,3−チアゾール−4− 、2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル−2− カルボキサミド、N−メチル−2−(1−{[5−メチ イル)ピリジン−3−カルボキサミド、2−クロロ−N ル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール− −[4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イ 1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−[ ル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキサ (1R)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン− 50 ミド、4−(ジフルオロメチル)−2−メチル−N−[ ( 5 ) JP 7 2015-528017 A 2015.9.24 8 4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル] 【請求項15】 −1,3−チアゾール−5−カルボキサミド、5−フル 昆虫類、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体に起因す オロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ る植物及び植物の部分の全体的な損傷並びに収穫された −1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1, 果実又は野菜における損失を低減させる為の、請求項1 3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド 4に記載の使用。 、2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3−メ 【請求項16】 チルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル 慣習的な植物又はトランスジェニック植物又はそれらの ]ピリジン−3−カルボキサミド、3−(ジフルオロメ 種子を処理するための、請求項14又は15に記載の使 チル)−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ 用。 −1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1− 10 【請求項17】 メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、5− 昆虫類、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体に起因す フルオロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブ る植物及び植物の部分の全体的な損傷並びに収穫された タ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1 果実又は野菜における損失を低減させる方法であって、 ,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミ 殺有害生物性テルペン混合物〔ここで、該殺有害生物性 ド、2−クロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メ テルペン混合物は、殺有害生物活性化合物として、α− チルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル テルピネン、p−シメン及びリモネンを含んでいる〕及 ]ピリジン−3−カルボキサミド、(5−ブロモ−2− び少なくとも1種類の殺虫剤〔ここで、該殺虫剤は、ア メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3, バメクチン、アセフェート、アセタミプリド、アクリナ 4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、N トリン、アフィドピロペン、アルファ−シペルメトリン −[2−(4−{[3−(4−クロロフェニル)プロパ 20 、アザジラクチン、バシルス・フィルムス(Bacil −2−イン−1−イル]オキシ}−3−メト lus キシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニル) ェントリン、ブプロフェジン、クロチアニジン、クロラ バリンアミド、4−オキソ−4−[(2−フェニルエチ ントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルピリホ ル)アミノ]ブタン酸、ブタ−3−イン−1−イル firmus)、ベータ−シフルトリン、ビフ { ス、カルボフラン、シアントラニリプロール、シエノピ 6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラゾー ラフェン、シフルメトフェン(Cyflumentof ル−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ en)、シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリ )メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、4−ア ン、ジアフェンチウロン、ジノテフラン、エマメクチン ミノ−5−フルオロピリミジン−2−オール、3,4, 安息香酸塩、エチプロール、フェンピロキシメート、フ 5−トリヒドロキシ安息香酸プロピル、及び、オリザス ィプロニル、フロメトキン、フロニカミド、フルベンジ トロビン。 30 アミド、フルエンスルホン、フルオピラム、フルピラジ 【請求項11】 フロン、γ−シハロトリン、イミダクロプリド、インド 増量剤、溶媒、自発性促進剤(spontaneity キサカルブ、ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、メ promoter)、担体、乳化剤、分散剤、凍結防 タフルミゾン、メチオカルブ、メトキシフェノジド、ミ 止剤(frost protectant)、増粘剤及 ルベメクチン、プロフェノホス、ピフルブミド、ピメト びアジュバントからなる群から選択される少なくとも1 ロジン、ピリフルキナゾン、スピネトラム、スピノサド 種類の補助剤をさらに含んでいる、請求項1∼10のい 、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテト ずれか1項に記載の組成物。 ラマト、スルホキサフロル、テブフェンピラド、テフル 【請求項12】 トリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカル 活性成分としての前記殺有害生物性テルペン混合物とフ ブ、トリフルムロン、1−(3−クロロピリジン−2− ロニカミド(Beleaf(登録商標))のみからなる 40 イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチル 組合せは除外されるという条件の下にある、請求項1∼ カルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオ 11のいずれかに記載の組成物。 ロメチル)−1H−テトラゾール−1−イル]メチル} 【請求項13】 −1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、1−(3− 活性成分としての前記殺有害生物性テルペン混合物とピ クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2− メトロジン(Fulfill(登録商標))のみからな メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3− る組合せは除外される、請求項1∼11のいずれかに記 {[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール 載の組成物。 −2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボ 【請求項14】 キサミド及び1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[ 殺虫剤及び/又は殺菌剤としての、請求項1∼13のい (2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フ ずれか1項に記載の組成物の使用。 50 ェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2 ( 6 ) JP 9 2015-528017 A 2015.9.24 10 ,4−トリアゾール−5−アミンからなる群から選択さ 生物以外の生物に対しても作用し得る。それらは、その れる〕を相乗的に有効な量で、及び、場合により少なく 化学的性質に起因して、有毒且つ非生物分解性でもあり とも1種類の殺菌剤を、好ましくは相乗的に有効な量で 得る。化学物質の残留物(特に、食品中の残留物)に関 、植物、植物の部分、収穫された果実、野菜及び/又は 連した潜在的な環境問題及び健康問題に対して、世界中 植物の成育場所に対して、同時に又は順次に施用する段 の消費者の意識はますます高くなっている。その結果、 階を含んでいる、前記方法。 化学的な(即ち、合成された)殺有害生物剤の使用を低 【請求項18】 減させること又は少なくともその量を低減させることに 以下のものを包含しない、請求項17に記載の方法: 対して、消費者の圧力が増大している。かくして、有害 ・ 請求項1及び4∼8のいずれかで定義されている殺 生物を効果的に防除することを可能としながら、同時に 有害生物性テルペン混合物と特定の殺虫剤及び殺菌剤に 10 、食物連鎖における要件を成し遂げることが求められて よる独立した処理〔2×ピメトロジン(Fulfill いる。 (登録商標))、2×エンドスルファン(Thione 【0003】 x(登録商標))、2×スピロメシフェン(Obero 合成殺虫剤又は合成殺菌剤の使用に伴って生じるさらな n(登録商標))、2×エンドスルファン(Thion る問題は、殺虫剤又は殺菌剤を独占的に繰り返し施用す ex(登録商標))〕を含んでいる順次的な処理(特に ることによって、多くの場合、抵抗性微生物が選抜され 、スイカ実生の順次的な処理)〔これは、WO てしまうということである。通常、そのような微生物株 201 0/144919の実施例5に開示されている〕; は、同様の作用機序を有する別の活性成分に対しても交 ・ 請求項1及び4∼8のいずれかで定義されている殺 差抵抗性を示す。従って、そのような活性成分を用いた 有害生物性テルペン混合物を2日おき又は3日おきに使 該有害生物及び病原体の効果的な防除は、もはや不可能 用し且つアセタミプリド(Assail(登録商標)) 20 である。しかしながら、新たな作用機序を有する活性成 、フロニカミド(Beleaf(登録商標))、ピメト 分を開発することは、困難であり、且つ、費用がかかる ロジン(Fulfill(登録商標))、イミダクロプ 。 リド(Provado(登録商標))、アセタミプリド 【0004】 (Assail(登録商標))、メタミドホス(Mon 有害生物個体群及び病原体集団における抵抗性発達のリ itor(登録商標))を標準的な順番で使用する順次 スク並びに環境及びヒトの健康に関する懸念によって、 的な処理(特に、ジャガイモ(S.tuberosum 植物有害生物び植物病害を防除する為の合成殺虫剤及び )の順次的な処理)〔これは、WO 合成殺菌剤に代わるものを確認することに関心が持たれ 2010/144 919の実施例6に開示されている〕; るようになってきた。 ・ 【0005】 請求項1及び4∼8のいずれかの殺有害生物性テル ペン混合物とスピネトラム−J及びスピネトラム−L( 30 天然の殺虫剤は、上記問題を解決するための1つのアプ Radiant(登録商標))を使用する順次的な処理 ローチである。しかしながら、それらは、依然として、 (特に、“Jalapeno”トウガラシ移植苗の順次 完全に満足のいくものではない。 的な処理)〔これは、WO 【0006】 2010/144919の 実施例14に開示されている〕。 かくして、少なくとも一部の領域において上記要件を満 【請求項19】 たすのに役立つ代替的な新規植物保護剤を開発すること 該殺菌剤が合成殺菌剤である、請求項17又は18に記 が絶えず求められている。 載の方法。 【0007】 【発明の詳細な説明】 既知の模擬天然殺有害生物剤は、Requiem(登録 【技術分野】 【0001】 商標)であり、これは、殺有害生物活性成分として、3 40 種類のテルペン(即ち、α−テルピネン、p−シメン及 本発明は、殺有害生物性テルペン混合物と少なくとも1 びリモネン)の混合物を含んでいる。それは、WO 2 種類の殺虫剤を相乗的に有効な量で含んでいる組成物に 010/144919に対応するUS 関する(但し、該殺有害生物性テルペン混合物と該殺虫 16738及びそれらの中で引用されている参考文献( 剤は、同一でなはい)。さらに、本発明は、該組成物の これらは、参照により本明細書に組み入れる)において 使用、並びに、植物及び植物の部分の全体的な損傷を低 開示されている。WO 減させる方法にも関する。 、さらに、その文献の中に開示されているテルペン混合 【背景技術】 物を1種類以上の付加的な殺有害生物活性成分(例えば 【0002】 、担体、溶媒又は別の殺有害生物剤、例えば、別の殺虫 合成殺虫剤又は合成殺菌剤は、多くの場合、非特異的で 剤若しくはバイオ農薬)と組合せて、植物有害生物に対 あり、従って、天然の有益な別の生物を包含する、標的 50 して使用することも開示されている。該文献に開示され 2010/03 20120/144919には ( 7 ) JP 11 2015-528017 A 2015.9.24 12 ている付加的な殺有害生物剤の例は、殺菌剤、殺虫剤、 eves 殺ダニ剤(miticides)又は殺ダニ剤(aca ile ricide)、殺殺菌剤などであり、さらに、それら (Mar/Apr 1995) Constituents Leaves of from the Chenopodium の組合せも開示されている。 brosioides 【0008】 Oil 植物における昆虫及びダニの発生を防除するためにアリ 【発明の概要】 タソウ(Chenopodium 【発明が解決しようとする課題】 ambrosioi Volat am L., J.Essent. Res. 7:221−223 des)から得られる3種類の上記テルペンを含んでい 【0011】 る抽出物を使用すること(これは、ケノポディウム(C 上記に鑑みて、本発明の目的は、特に、昆虫類、ダニ類 henopodium)から単離された天然テルペン類 10 、線虫類及び/又は植物病原体に対して活性を示す組成 を含んでいる抽出物を使用することを包含する)が知ら 物を提供することであった。さらに、本発明のさらなる れている。例えば、以下のものを参照されたい:US 特定の目的は、当該天然殺虫剤と当該合成殺虫剤の施用 2003/0091657及びUS 0087、WO 2009/003 2001/067868及びWO 量を低減させ且つ活性スペクトルを拡大し、それによっ 2 て、昆虫類、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体に対 004/006679、並びに「William Qu して改善された活性を示す組成物、好ましくは、活性成 arles Pe 分の低減された総施用量で昆虫類、ダニ類、線虫類及び Chenopodium /又は植物病原体に対して改善された活性を示す組成物 (1192) sticides , The lume Botanical from IPM XIV, Practitioner Number ges」及び「Lorenzo ves le (Mar/Apr of rosioides il Res. を提供することであった。特に、本発明のさらなる目的 11 pa は、作物に対して施用されたときにその作物において残 Sagero−Nie 20 1995) Constituents Leaves 2, Vo Volati from Chenopodium L., 成されるリスクは低減される)が、それにもかかわらず the 、病害を効率的に防除する組成物を提供することであっ amb J.Essent. 留物の量が低減されている(それによって、抵抗性が形 た。 O 【課題を解決するための手段】 7:221−223」。 【0012】 【先行技術文献】 従って、上記目的は、以下で定義されている本発明の組 【特許文献】 成物によって、少なくとも部分的に解決されるというこ 【0009】 とが分かった。本発明による組成物は、好ましくは、上 【特許文献1】米国特許出願公開第2010/0316 記で記載されている要求を満たす。驚くべきことに、本 738号 30 発明による組成物を植物、植物の部分、収穫された果実 【特許文献2】国際特許出願公開第2010/1449 、野菜及び/又は植物の成育場所に同時に又は順次に施 19号 用することによって、好ましくは、一方では、該殺有害 【特許文献3】国際特許出願公開第20120/144 生物性テルペン混合物を単独で用いた場合に可能な防除 919号 と比較して、及び、他方では、該個々の合成殺虫剤を単 【特許文献4】米国特許出願公開第2003/0091 独で用いた場合に可能な防除と比較して、昆虫類、ダニ 657号 類、線虫類及び/又は植物病原体の優れた防除が可能と 【特許文献5】米国特許出願公開第2009/0030 なるということが見いだされた(相乗作用的混合物)。 087号 本発明による該殺有害生物性テルペン混合物と該少なく 【特許文献6】国際特許出願公開第2001/0678 68号 とも1種類の殺虫剤を施用することによって、昆虫類、 40 ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体に対する活性は、 【特許文献7】国際特許出願公開第2004/0066 好ましくは、相加的なものを超えて増大される。 79号 【0013】 【非特許文献】 結果として、本発明による組成物は、好ましくは、使用 【0010】 する活性成分の総量を低減させることを可能とし、かく 【非特許文献1】William 1192) from ( して、該組成物によって処理された作物は、好ましくは BotanicalPesticides 、その作物内の残留物の量が低下する。従って、有害な Chenopodium, 微生物の抵抗性が形成されるリスクが低減される。 M Practitioner , Number 2, Quarles The IP Volume XIV 11 pages 【非特許文献2】Lorenzo Sagero−Ni 50 【0014】 本発明は、3種類のテルペン(α−テルピネン、p−シ メン及びリモネン)並びに場合により少量のテルペン成 ( 8 ) JP 13 2015-528017 A 2015.9.24 14 分及び不純物(これらは、例えば、ケノポディウム・ア ブロシオイデス・near・アンブロシオイデス(Ch ンブロシオイデス・near・アンブロシオイデス(C enopodium henopodium ar ear ambrosioides n ambrosioides ne ambrosioides)から得られた天然抽 ambrosioides)から得られた精油 出物に由来し得るか、又は、それらは、別の植物種若し 抽出物の中に見いだされる;例えば、チモール、カルバ くは別の生物からの抽出物としての上記テルペン類の天 クロール、カルボン、カルベオール及び/又はネロール 然類似物に由来する。それら3種は、全て、ケノポディ )を含んでいる殺有害生物性テルペン混合物と少なくと ウム・アンブロシオイデス・near・アンブロシオイ も1種類の殺虫剤を相乗的に有効な量で含んでいる組成 デス(Chenopodium 物を対象とする(但し、該殺有害生物性テルペン混合物 と該殺虫剤は、同一ではない)。 es 10 ambrosioid near ambrosioides)又は別の 植物種若しくは別の生物から得ることが可能な上記テル 【0015】 ペン類の合成バージョンであることもできる。それらは さらに、本発明は、上記で記載した3種類のテルペンを 、さらに、該3種類のテルペンの天然バージョン/合成 含んでいる殺有害生物性テルペン混合物と少なくとも1 バージョンの任意の可能な組合せであることもできる。 種類の殺虫剤を含んでいるキットにも関する。本発明は 最後に、該3種類のテルペンは、ケノポディウム・アン 、さらに、昆虫類、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原 ブロシオイデス・near・アンブロシオイデス(Ch 体に起因する植物及び植物の部分の全体的な損傷並びに enopodium 収穫された果実又は野菜における損失を低減させる為の ar 該組成物の使用も対象とする。 る以外に、任意のソースから、又は、任意の手段で、得 【0016】 ることができる。 さらに、本発明は、昆虫類、ダニ類、線虫類及び/又は 20 【0020】 植物病原体に起因する植物及び植物の部分の全体的な損 リモネンは、2種類のエナンチオマー形態(d−リモネ 傷並びに収穫された果実又は野菜における損失を低減さ ン、及び、l−リモネン)で存在し、それらは、両方と せる方法も提供する。 も、本発明に包含される。 【発明を実施するための形態】 【0021】 【0017】 本発明の殺有害生物性テルペン混合物は、好ましい実施 殺有害生物性テルペン混合物 形態においては、ケノポディウム・アンブロシオイデス 一般に、「殺有害生物性(pesticidal)」は ・near・アンブロシオイデス(Chenopodi 、ある物質が植物有害生物の死亡率を増大させる能力又 um は植物有害生物の増殖速度を抑制する能力を意味する。 osioides)からの精油抽出物又はケノポディウ 該用語は、本明細書中においては、ある物質が昆虫類、 30 ム・アンブロシオイデス・near・アンブロシオイデ ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体に対して活性を示 ス(Chenopodium す特性について記載する為に使用される。本発明の意味 s near において、用語「有害生物(pests)」は、昆虫類 れるものに基づいた精油抽出物のみを含むことができる 、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体を包含する。 。それは、さらにまた、ケノポディウム・アンブロシオ 【0018】 イデス・near・アンブロシオイデス(Chenop 本発明の殺有害生物性テルペン混合物は、必須成分とし odium て、テルペン類であるα−テルピネン、p−シメン及び mbrosioides)からの精油抽出物又はケノポ リモネンを含んでいる。 ディウム・アンブロシオイデス・near・アンブロシ 【0019】 オイデス(Chenopodium 本発明による殺有害生物性混合物は、任意のソースから 40 ides 、例えば、ケノポディウム・アンブロシオイデス・ne で見られるものに基づいた精油抽出物を模擬する合成ブ ar・アンブロシオイデス(Chenopodium レンドのみを含むこともできる。さらに、それは、上記 ambrosioides ambrosi 精油抽出物と上記合成ブレンドの混合物を含むこともで oides)からの抽出物として、若しくは、そのよう きる。それは、設定された比率の該3種類のテルペンを なテルペン類を産生する別の植物属/種からの抽出物と 含んでいる組成物を製造するために、天然抽出物及び/ して、得ることができるか、又は、合成的に(即ち、化 又は合成テルペンの中で見いだされる1種類以上のテル 学的な合成プロセスによって)及び/若しくは任意の生 ペン化合物の合成バージョンの特定量を添加することに 物によって天然に産生される化合物として(即ち、抽出 よって「規格化」することができる。 物自体から分離された化合物として)、製造することが 【0022】 できる。該3種類のテルペンは、ケノポディウム・アン 50 さらに好ましくは、本発明の殺有害生物性テルペン混合 near ambrosioides ne ambrosioides)からの抽出物から得 ambrosioides near ambr ambrosioide ambrosioides)の中で見ら ambrosioides near near a ambrosio ambrosioides)の中 ( 9 ) JP 15 2015-528017 A 2015.9.24 16 物は、3種類の実質的に純粋なテルペン(α−テルピネ 植物に対して保護剤として施用される該組成物は、設定 ン、p−シメン及びリモネン)を含んでいる。好ましく された比率(例えば、ケノポディウム(Chenopo は、該殺有害生物性テルペン混合物は、ケノポディウム dium)からの特定の標準化された若しくは好ましい ・アンブロシオイデス・near・アンブロシオイデス 天然抽出物又はケノポディウム(Chenopodiu (Chenopodium ambrosioides m)の中で見られるものに基づいた特定の標準化された ambrosioides)からの抽出物 若しくは好ましい天然抽出物において観察される比率) の中に低レベルで存在しているチモール、カルバクロー の該3種類のテルペンを含んでいる組成物を製造するた ル、カルボン、カルベオール(シス及びトランス)、ネ めに、天然抽出物及び/又は合成テルペンの中で見いだ ロール及び/又はγ−テルピネンを含んでいない。さら される1種類以上のテルペン化合物の合成バージョンの に好ましくは、該殺有害生物性テルペン混合物は、上記 10 特定量を添加することによって「規格化」する。さらに 5種類のテルペンを含んでおらず、及び、実質的に純粋 別の実施形態では、本発明の方法において使用される該 なα−テルピネン、p−シメン及びリモネンの中に少量 組成物は、以下でさらに説明されているように、再構成 の不純物として存在している別の精油以外のどのような させる。 精油も含んでいない。最も好ましい実施形態においては 【0026】 、該殺有害生物性テルペン混合物は、α−テルピネン、 一部の実施形態では、該ケノポディウム(Chenop p−シメン及びリモネン以外の精油を含んでいない。 odium)抽出物を模擬する模擬ブレンドは、別の植 【0023】 物種若しくは別の生物に由来する当該テルペン類の天然 本発明の殺有害生物性テルペン混合物は、二環式モノテ 類似物及び/又は当該テルペン類の合成バージョンから ルペンであるアスカリドールを含んでいないのが特に好 本質的に成る。一部の実施形態では、模擬ブレンドは、 ましい。それは、栽培変種及び成育条件に応じてアリタ 20 場合により、ケノポディウム・アンブロシオイデス・n ソウ(Chenopodium ear・アンブロシオイデス(Chenopodium near ambrosioid es)からの天然抽出物の中に存在し得るこの化合物の ambrosioides near ambros 哺乳動物に対する毒性のためである。 ioides)の抽出物の中に通常存在している少量成 【0024】 分によって占められている体積に取って代わる少なくと 特定の実施形態において、上記組成物の中の模擬ブレン も1種類の体積充填剤と一緒に、3種類の実質的に純粋 ドは、アリタソウ(Chenopodium なα−テルピネン、p−シメン及びリモネンを含んでい ambr osioides)の抽出物に由来せず、また、ケノポ る。 ディウム(Chenopodium)の抽出物にも由来 【0027】 しない。 さらなる実施形態では、該模擬ブレンドは、α−テルピ 【0025】 30 ネン、p−シメン及びリモネン並びに油から本質的に成 1実施形態では、本発明の殺有害生物活性組成物は、ケ り、ここで、該α−テルピネン、p−シメン及びリモネ ノポディウム・アンブロシオイデス・near・アンブ ンは、実質的に純粋であり、そして、ケノポディウム( ロシオイデス(Chenopodium Chenopodium)抽出物から得られたものでは ioides near ambros ambrosioides) なく、並びに、該賦形剤は、精油ではない。 からの精油抽出物又はケノポディウム・アンブロシオイ 【0028】 デス・near・アンブロシオイデス(Chenopo 一部の実施形態では、リモネンは、冷圧法によって、柑 dium 橘類果皮又はマツから調製される。 ambrosioides near am brosioides)の中で見られるものに基づいた 【0029】 精油抽出物のみを含んでいる。別の実施形態では、本発 本発明の殺有害生物性テルペン混合物の中のα−テルピ 明の殺有害生物活性組成物は、ケノポディウム・アンブ 40 ネンの濃度は、約30重量%∼約70重量%の範囲、好 ロシオイデス・near・アンブロシオイデス(Che ましくは、35重量%∼45重量%の範囲、及び、最も nopodium nea 好ましくは、約39重量%であり、該殺有害生物性テル ambrosioides)からの精油抽出物又は ペン混合物の中のp−シメンの濃度は、約10重量%∼ ケノポディウム・アンブロシオイデス・near・アン 約30重量%の範囲、好ましくは、約15重量%∼約2 ブロシオイデス(Chenopodium ambro 5重量%の範囲、及び、最も好ましくは、約17重量% r sioides ambrosioides ambrosioides であり、並びに、該殺有害生物性テルペン混合物の中の )の中で見られるものに基づいた精油抽出物を模擬する near リモネンの濃度は、約1重量%∼約20重量%の範囲、 合成ブレンドのみを含んでいる。別の実施形態では、本 好ましくは、約5重量%∼約15重量%の範囲、及び、 発明の殺有害生物活性組成物は、該精油抽出物と該合成 最も好ましくは、約12重量%である(ここで、これら ブレンドの混合物を含んでいる。一部の実施形態では、 50 は、全て、該テルペン混合物に基づいている)。本発明 ( 10 ) JP 17 2015-528017 A 2015.9.24 18 の最も好ましい実施形態では、α−テルピネンの絶対濃 ら精製することが可能である。さらに、3種類テルペン 度は約36重量%であり、p−シメンの絶対濃度は約1 は、全て、市販されている(例えば、Sigma−Al 4.9重量%であり、及び、リモネンの絶対濃度は約1 drich(登録商標)、Acros 1.4重量%である(ここで、これらは、全て、該殺有 s、MP 害生物性テルペン混合物に基づいている)。好ましくは emicals)。 、該殺有害生物性テルペン混合物の中のα−テルピネン 【0034】 とp−シメンとリモネンの相対的な比率は、35∼45 少なくとも、以下の植物種は、α−テルピネンを産生す のα−テルピネン:約12∼20のp−シメン:約10 る:ヒメウイキョウ(Anethum ∼15のリモネンである。α−テルピネンとp−シメン ens)、チョウセンヨモギ(Artemisia とリモネンの好ましい相対的な比率の例は、39:17 10 rgyi)、クミン(Cuminum cyminum :12、又は、約40:15:12、又は、約36:1 )、カルダモン(Elattaria cardamo 4.9:11.4、又は、約10.175:3.9:3 num)、ティーツリー(Melaleuca .05である。 ernifolia)、カルダモン属種(Cardam 【0030】 om 一部の実施形態では、該組成物の中の実質的に純粋なα Organic Biomedicals、Merck Ch graceol a alt spp.)、及び、マヨラナ(Origanum majorana)。 −テルピネンの濃度は約39重量%であり、該組成物の 【0035】 中の実質的に純粋なp−シメンの濃度は約17重量%で 少なくとも、以下の植物種は、リモネン(これは、d− あり、及び、該組成物の中の実質的に純粋なリモネンの リモネンを包含する)を産生する:ヒメウイキョウ(A 濃度は約12重量%である。 nethum 【0031】 20 graceolens)、ヒメウイキョ ウ(Anethum sowa)、キャラウェイ(Ca 本発明によれば、各殺有害生物活性テルペンの濃度は、 rum ケノポディウム・アンブロシオイデス・near・アン キョウ(Foeniculum ブロシオイデス(Chenopodium イヨウハッカ(Mentha sioides near ambro carvi)、柑橘類(Citrus)、ウイ vulgare)、セ piperita)、及 ambrosioides び、ペパーミント(Peppermint)。リモネン )からの精油抽出物の中の濃度よりも高いことも又は低 は、柑橘類果皮及びパルプをアルカリ処理した後で水蒸 いことも可能であるが、該精油抽出物の中におけるのと 気蒸留することによって得ることが可能であり、及び、 同様の互いの相対比率をほぼ維持する。 さらに、オレンジ油を分別することによっても得ること 【0032】 が可能である。 本発明の殺有害生物性テルペン混合物は、US 9/0091657及びUS 7並びにWO 200 2009/003008 30 2001/067868及びWO 20 【0036】 少なくとも、以下の植物種は、p−シメンを産生する: コリドチムス・サチブム(Coridothymus 04/006679に記載されているように、ケノポデ sativum)、コリドチムス・カピタツス(Cor ィウム・アンブロシオイデス・near・アンブロシオ idothymus イデス(Chenopodium (Cuminum des near ambrosioi ambrosioides)から抽 出物として得ることが可能である。それは、US /213,470、US vulgare)、及び、タチジャコウ 61 ソウ(Thymusvulgaris)。該3種類のテ 61/246,872、US ルペンを産生するさらなる植物は、当技術分野において 61/247,885、US61/256,257、 US iganum captitatus)、クミン cyminum)、オレガノ(Or 61/286,314及びUS 61/329, は知られている。 【0037】 020においても詳細に記述されており、そして、それ 40 精油及び/又は精油の特例のフラクション(例えば、特 は、WO 定のテルペン類)は、蒸留によって、植物から抽出する 2012/14419に対応するUS 20 10/0316738の中に開示されている用にして得 ことができる。 ることができる。 【0038】 これらの文献の開示内容は、参照により本明細書に組み 「精油(essential 入れる。 を水蒸気蒸留(steamdestillation) 【0033】 又は水蒸気蒸留(hydrodestillation α−テルピネン、p−シメン及びリモネンは、公式に入 )に付すことによって得られる揮発性の芳香油であり、 手することが可能であり、既知方法を用いて合成的に製 そして、制限されるものではないが、主としてテルペン 造することが可能であり、又は、当技術分野において一 類とそれらの酸素添加誘導体で構成されるものを包含す 般に知られている方法に従ってさまざまな植物抽出物か 50 る。精油は、例えば、花、葉、種子、根、茎、樹皮、木 oil)」は、植物材料 ( 11 ) JP 19 2015-528017 A 2015.9.24 20 材などから得ることができる。精油の抽出方法及び蒸留 【0044】 方法は、当技術分野においては知られている。 本発明の1実施形態によれば、好ましい殺虫剤は、以下 【0039】 のものからなる群から選択される: 本発明の特に好ましい殺有害生物性テルペン混合物は、 (1) 会社「AgroQuest」から、「Requiem( 薬、例えば、 登録商標)」の商品名で販売されている。好ましくは、 カーバメート系、例えば、アラニカルブ(I1)、アル この市販製品を、本発明による殺有害生物性テルペン混 ジカルブ(I2)、ベンジオカルブ(I3)、ベンフラ 合物として使用する。Requiem(登録商標)は、 カルブ(I4)、ブトカルボキシム(I5)、ブトキシ 該3種類のテルペン(テルピネン、p−シメン及びリモ カルボキシム(I6)、カルバリル(I7)、カルボフ ネン)に加えて、賦形剤、溶媒及び別の成分も含んでい 10 ラン(I8)、カルボスルファン(I9)、エチオフェ る。以下においては、Requiem(登録商標)に関 ンカルブ(I0)、フェノブカルブ(I11)、ホルメ 連して言及されている「本発明の殺有害生物性テルペン タネート(I12)、フラチオカルブ(I13)、イソ 混合物」の量は、全て、Requiem(登録商標)の プロカルブ(I14)、メチオカルブ(I15)、メソ 中に含まれている該3種類のテルペンの量を示しており ミル(I16)、メトルカルブ(I17)、オキサミル 、完全な製品「Requiem(登録商標)」の量を示 (I18)、ピリミカーブ(I19)、プロポクスル( しているのではない。 I20)、チオジカルブ(I21)、チオファノックス 【0040】 (I22)、トリアザメート(I23)、トリメタカル 殺虫剤 ブ(I24)、XMC(I25)、及び、キシリルカル 「殺虫剤(insecticide)」及び用語「殺虫 ブ(I26);又は、 性(insecticidal)」は、ある物質が昆虫 20 有機リン酸エステル系、例えば、アセフェート(I27 の死亡率を増大させる能力又は昆虫の成長速度を抑制す )、アザメチホス(I28)、アジンホス−エチル(I る能力を意味する。本明細書中で使用される場合、用語 29)、アジンホス−メチル(I30)、カズサホス( 「昆虫」は、「昆虫綱」の全ての生物を包含する。用語 I31)、クロルエトキシホス(I32)、クロルフェ 「前成虫期(pre−adult)」昆虫は、成虫段階 ンビンホス(I33)、クロルメホス(I34)、クロ より前の段階にある生物の全ての形態(例えば、卵、幼 ルピリホス(I35)、クロルピリホス−メチル(I3 虫(larva)、及び、若虫(nymph))を意味 6)、クマホス(I37)、シアノホス(I38)、ジ する。 メトン−S−メチル(I39)、ダイアジノン(I40 【0041】 )、ジクロルボス/DDVP(I41)、ジクロトホス 「殺線虫剤(nematicide)」及び「殺線虫性 (I42)、ジメトエート(I43)、ジメチルビンホ (nematicidal)」は、ある物質が線虫の死 30 ス(I44)、ダイスルホトン(I45)、EPN(I 亡率を増大させる能力又は線虫の成長速度を抑制する能 46)、エチオン(I47)、エトプロホス(I48) 力を意味する。一般に、用語「線虫」は、当該生物の卵 、ファムフール(I49)、フェナミホス(I50)、 形態、幼虫(larvae)形態、幼若(juveni フェニトロチオン(I51)、フェンチオン(I52) le)形態及び成熟形態を包含する。 、ホスチアゼート(I53)、ヘプテノホス(I54) 【0042】 、イミシアホス(I55)、イソフェンホス(I56) 「殺ダニ剤(acaricide)」及び「殺ダニ性( 、O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチル酸イ acaricidal)」は、ある物質がクモ綱ダニ亜 ソプロピル(I57)、イソキサチオン(I58)、マ 綱に属する外部寄生虫の死亡率を増大させる能力又はク ラチオン(I59)、メカルバム(I60)、メタミド モ綱ダニ亜綱に属する外部寄生虫の成長速度を抑制する 能力を意味する。 アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害 ホス(I61)、メチダチオン(I62)、メビンホス 40 (I63)、モノクロトホス(I64)、ナレド(I6 【0043】 5)、オメトエート(I66)、オキシジメトン−メチ 本明細書中において「一般名」で特定されている殺虫剤 ル(I67)、パラチオン(I68)、パラチオン−メ は、既知であり、そして、例えば、「Pesticid チル(I69)、フェントエート(I70)、ホレート e (I71)、ホサロン(I72)、ホスメット(I73 Manual」(“The Manual”, h Crop 15th Pesticide Ed., )、ホスファミドン(I74)、ホキシム(I75)、 Council ピリミホス−メチル(I76)、プロフェノホス(I7 2009)に記載されているか、又は、インターネッ 7)、プロペタムホス(I78)、プロチオホス(I7 ト(例えば、「http://www.alanwoo 9)、ピラクロホス(I80)、ピリダフェンチオン( d.net/pesticides」)で検索すること I81)、キナルホス(I82)、スルホテップ(I8 ができる。 Protection Britis 50 3)、テブピリムホス(I84)、テメホス(I85) ( 12 ) JP 21 2015-528017 A 2015.9.24 22 、テルブホス(I86)、テトラクロルビンホス(I8 及び、チアメトキサム(I147);又は、ニコチン( 7)、チオメトン(I88)、トリアゾホス(I89) I148);又は、スルホキサフロル(I149); 、トリクロルホン(I90)、及び、バミドチオン(I (5) 91); )アロステリック活性化薬、例えば、 (2) GABA制御塩化物チャンネル拮抗薬、例えば ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR スピノシン系、例えば、スピネトラム(I150)、及 、 び、スピノサド(I151); シクロジエン有機塩素系、例えば、クロルダン(I92 (6) )、及び、エンドスルファン(I93);又は、 アベルメクチン系/ミルベマイシン系、例えば、アバメ フェニルピラゾール系(フィプロール系)、例えば、エ クチン(I152)、エマメクチン安息香酸塩(I15 チプロール(I94)、及び、フィプロニル(I95) 10 3)、レピメクチン(I154)、及び、ミルベメクチ ; ン(I155); (3) ナトリウムチャンネルモジュレーター/電位依 (7) 塩化物チャンネル活性化薬、例えば、 幼若ホルモンミミック、例えば、 存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例えば、 幼若ホルモン類似体、例えば、ハイドロプレン(I15 ピレスロイド系、例えば、アクリナトリン(I96)、 6)、キノプレン(I157)、及び、メトプレン(I アレスリン(I97)、d−シス−トランスアレスリン 158);又は、フェノキシカルブ(I159);又は (I98)、d−トランスアレスリン(I99)、ビフ 、ピリプロキシフェン(I160); ェントリン(I100)、ビオアレスリン(I101) (8) 、ビオアレスリン S−シクロペンテニル異性体(I1 ハロゲン化アルキル系、例えば、臭化メチル(I161 02)、ビオレスメトリン(I103)、シクロプロト )、及び、別のハロゲン化アルキル;又は、クロロピク リン(I104)、シフルトリン(I105)、ベータ 20 リン(I162);又は、フッ化スルフリル(I163 −シフルトリン(I106)、シハロトリン(I107 );又は、ホウ砂(I164);又は、吐酒石(I16 )、ラムダ−シハロトリン(I108)、ガンマ−シハ 5); ロトリン(I109)、シペルメトリン(I110)、 (9) アルファ−シペルメトリン(I111)、ベータ−シペ ン(I166);又は、フロニカミド(I167); ルメトリン(I112)、シータ−シペルメトリン(I (10) 113)、ゼータ−シペルメトリン(I114)、シフ (I168)、ヘキシチアゾクス(I169)、及び、 ェノトリン[(1R)−トランス異性体](I115) ジフロビダジン(I170);又は、エトキサゾール( 、デルタメトリン(I116)、エムペントリン[(E I171); Z)−(1R)異性体](I117)、エスフェンバレ (11) レート(I118)、エトフェンプロックス(I119 30 、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・イスラエレンシ )、フェンプロパトリン(I120)、フェンバレレー ス(Bacillus thuringiensis ト(I121)、フルシトリネート(I122)、フル subspecies israelensis)(I メトリン(I123)、タウ−フルバリネート(I12 172)、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・アイザ 4)、ハルフェンプロックス(I125)、イミプロト ワイ(Bacillus thuringiensis subspecies aizawai)(I173 リン(I126)、カデトリン(I127)、ペルメト 種々の非特異的(多部位)阻害薬、例えば、 選択的同翅類摂食阻害薬、例えば、ピメトロジ ダニ成長阻害薬、例えば、クロフェンテジン 昆虫中腸膜の微生物ディスラプター、例えば リン(I128)、フェノトリン[(1R)−トランス )、バシルス・ツリンギエンシス・亜種・クルスタキ( 異性体](I129)、プラレトリン(I130)、ピ Bacillus thuringiensis レトリン(除虫菊(pyrethrum))(I131 bspecies kurstaki)(I174)、 )、レスメトリン(I132)、シラフルオフェン(I バシルス・ツリンギエンシス・亜種・テネブリオニス( 133)、テフルトリン(I134)、テトラメトリン 40 Bacillus thuringiensis (I135)、テトラメトリン[(1R)異性体](I bspecies tenebrionis)(I17 136)、トラロメトリン(I137)、及び、トラン 5)、及び、昆虫中腸膜のB.t.微生物ディスラプタ スフルトリン(I138);又は、DDT(I139) ー(例えば、B.t.作物タンパク質:Cry1Ab、 ;又は、メトキシクロル(I140); Cry1Ac、Cry1Fa、Cry1A.105、C (4) ry2Ab、Vip3A、mCry3A、Cry3Ab ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR su su )作動薬、例えば、 、Cry3Bb、Cry34Ab1/35Ab1)(I ネオニコチノイド系、例えば、アセタミプリド(I14 176);又は、バシルス・スファエリクス(Baci 1)、クロチアニジン(I142)、ジノテフラン(I llussphaericus)(I177); 143)、イミダクロプリド(I144)、ニテンピラ (12) ム(I145)、及び、チアクロプリド(I146)、 50 例えば、ジアフェンチウロン(I178);又は、有機 ミトコンドリアATPシンターゼの阻害薬、 ( 13 ) JP 23 2015-528017 A 2015.9.24 24 スズ系殺ダニ薬、例えば、アゾシクロチン(I179) (24) 、シヘキサチン(I180)、及び、酸化フェンブタス 例えば、 ズ(I181);又は、プロパルギット(I182); ホスフィン系、例えば、リン化アルミニウム(I224 又は、テトラジホン(I183); )、リン化カルシウム(I225)、ホスフィン(I2 (13) 26)、及び、リン化亜鉛(I227);又は、シアン プロトン勾配を破壊することによる酸化的リ ミトコンドリア複合体IV電子伝達阻害薬、 ン酸化の脱共役剤、例えば、クロルフェナピル(I18 化物(I228); 4)、DNOC(I185)、及び、スルフルラミド( (25) I186); 例えば、 (14) β−ケトニトリル誘導体、例えば、シエノピラフェン( ニコチン性アセチルコリン受容体(nACh ミトコンドリア複合体II電子伝達阻害薬、 R)チャンネル遮断薬、例えば、ベンスルタップ(I1 10 I229)、及び、シフルメトフェン(I230); 87)、カルタップ塩酸塩(I188)、チオシクラム (28) (I189)、及び、チオスルタップ−ナトリウム(I ジアミド系、例えば、クロラントラニリプロール(I2 190); 31)、シアントラニリプロール(I232)、及び、 (15) キチン生合成の阻害薬(タイプ0)、例えば リアノジン受容体モジュレーター、例えば、 フルベンジアミド(I233); 、ビストリフルロン(I191)、クロルフルアズロン 作用機序が知られていないか又は確定していないさらな (I192)、ジフルベンズロン(I193)、フルシ る活性成分、例えば、アミドフルメト(I234)、ア クロクスロン(I194)、フルフェノクスロン(I1 ザジラクチン(I235)、ベンクロチアズ(I236 95)、ヘキサフルムロン(I196)、ルフェヌロン )、ベンゾキシメート(I237)、ビフェナゼート( (I197)、ノバルロン(I198)、ノビフルムロ I238)、ブロモプロピレート(I239)、キノメ ン(I199)、テフルベンズロン(I200)、及び 20 チオナート(I240)、氷晶石(cryolite) 、トリフルムロン(I201); (I241)、ジコホル(I242)、ジフロビダジン (16) (I243)、フルエンスルホン(I244)、フルフ キチン生合成の阻害薬(タイプ1)、例えば 、ブプロフェジン(I202); (17) 脱皮撹乱剤(moulting ェネリム(I245)、フルフィプロール(I246) disru 、フルオピラム(I247)、フフェノジド(fufe ptor)、例えば、シロマジン(I203); nozide)(I248)、イミダクロチズ(I24 (18) エクジソン受容体作動薬、例えば、クロマフ 9)、イプロジオン(I250)、メペルフルトリン( ェノジド(I204)、ハロフェノジド(I205)、 I251)、ピリダリル(I252)、ピリフルキナゾ メトキシフェノジド(I206)、及び、テブフェノジ ン(I253)、テトラメチルフルトリン(I254) ド(I207); 、及び、ヨードメタン(I255); (19) ルムス(Bacillus オクトパミン受容体作動薬、例えば、アミト 30 バシルス・フィ firmus)に基づくさ ラズ(I208); らなる製品(これは、限定するものではないが、以下の (20) ものを包含する:株CNCM ミトコンドリア複合体III電子伝達阻害薬 T M 、例えば、ヒドラメチルノン(I209);又は、アセ VOTiVO キノシル(I210);又は、フルアクリピリム(I2 は、以下の既知活性成分のうちの1種類:3−ブロモ− 11); N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプ (21) ミトコンドリア複合体I電子伝達阻害薬、例 , I−1582、例えば、 BioNem)(I256)、又 ロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3− えば、 クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5− METI殺ダニ剤、例えば、フェナザキン(I212) カルボキサミド(I257)(WO2005/0779 、フェンピロキシメート(I213)、ピリミジフェン 34から既知)、4−{[(6−ブロモピリジン−3− (I214)、ピリダベン(I215)、テブフェンピ 40 イル)メチル](2−フルオロエチル)アミノ}フラン ラド(I216)、及び、トルフェンピラド(I217 −2(5H)−オン(I258)(WO2007/11 );又は、ロテノン(Derris)(I218); 5644から既知)、4−{[(6−フルオロピリジン (22) 電位依存性ナトリウムチャンネル遮断薬、例 −3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)ア えば、インドキサカルブ(I219);又は、メタフル ミノ}フラン−2(5H)−オン(I259)(WO2 ミゾン(I220); 007/115644から既知)、4−{[(2−クロ (23) ロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル](2−フ アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害薬、 例えば、 ルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I テトロン酸誘導体及びテトラミン酸誘導体、例えば、ス 260)(WO2007/115644から既知)、4 ピロジクロフェン(I221)、スピロメシフェン(I −{[(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](2 222)、及び、スピロテトラマト(I223); 50 −フルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン ( 14 ) 25 JP 2015-528017 A 2015.9.24 26 (I261)(WO2007/115644から既知) ニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1− 、フルピラジフロン(flupyradifurone アザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(I2 )(I262)、4−{[(6−クロル−5−フルオロ 76)(WO2008/067911から既知)、1− ピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ}フラ {2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−ト ン−2(5H)−オン(I263)(WO2007/1 リフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−( 15643から既知)、4−{[(5,6−ジクロロピ トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾー リジン−3−イル)メチル](2−フルオロエチル)ア ル−5−アミン(I277)(WO2006/0436 ミノ}フラン−2(5H)−オン(I264)(WO2 35から既知)、アフィドピロペン 007/115646から既知)、4−{[(6−クロ ,12R,12aS,12bS)−3−[(シクロプロ ロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチル](シク 10 ピルカルボニル)オキシ]−6,12−ジヒドロキシ− ロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I2 4,12b−ジメチル−11−オキソ−9−(ピリジン 65)(WO2007/115643から既知)、4− −3−イル)−1,3,4,4a,5,6,6a,12 {[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル](シク ,12a,12b−デカヒドロ−2H,11H−ベンゾ ロプロピル)アミノ}フラン−2(5H)−オン(I2 [f]ピラノ[4,3−b]クロメン−4−イル]メチ 66)(EP−A−0539588から既知)、4−{ ル シクロプロパンカルボキシレート(I278)(W [(6−クロルピリジン−3−イル)メチル](メチル O2008/066153から既知)、2−シアノ−3 )アミノ}フラン−2(5H)−オン(I267)(E −(ジフルオロメトキシ)−N,N−ジメチルベンゼン P−A−0539588から既知)、{[1−(6−ク スルホンアミド(I279)(WO2006/0564 ロロピリジン−3−イル)エチル](メチル)オキシド 33から既知)、2−シアノ−3−(ジフルオロメトキ −λ 4 −スルファニリデン}シアナミド(I268)( 20 [(3S,4aR シ)−N−メチルベンゼンスルホンアミド(I280) WO2007/149134から既知)及びそのジアス (WO2006/100288から既知)、2−シアノ テレオマー{[(1R)−1−(6−クロロピリジン− −3−(ジフルオロメトキシ)−N−エチルベンゼンス 3−イル)エチル](メチル)オキシド−λ 4 −スルフ ルホンアミド(I281)(WO2005/03548 ァニリデン}シアナミド(A)(I269)及び{[( 6から既知)、4−(ジフルオロメトキシ)−N−エチ 1S)−1−(6−クロロピリジン−3−イル)エチル ル−N−メチル−1,2−ベンゾチアゾール−3−アミ ](メチル)オキシド−λ 4 −スルファニリデン}シア ン 1,1−ジオキシド(I282)(WO2007/ ナミド(B)(I270)(同様に、WO2007/1 057407から既知)、N−[1−(2,3−ジメチ 49134から既知)、並びに、ジアステレオマー[( ルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)エチ R)−メチル(オキシド){(1R)−1−[6−(ト ル]−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−ア リフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エチル}−λ 30 ミン(I283)(WO2008/104503から既 4 −スルファニリデン]シアナミド(A1)(I271 知)、{1’−[(2E)−3−(4−クロロフェニル )及び[(S)−メチル(オキシド){(1S)−1− )プロパ−2−エン−1−イル]−5−フルオロスピロ [6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]エ [インドール−3,4’−ピペリジン]−1(2H)− チル}−λ 4 −スルファニリデン]シアナミド(A2) イル}(2−クロロピリジン−4−イル)メタノン(I (I272)(ジアステレオマーAの群と称される)( 284)(WO2003/106457から既知)、3 WO2010/074747、WO2010/0747 −(2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8 51から既知)、[(R)−メチル(オキシド){(1 −メトキシ−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3 S)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3 −エン−2−オン(I285)(WO2009/049 −イル]エチル}−λ 4 −スルファニリデン]シアナミ 851から既知)、3−(2,5−ジメチルフェニル) ド(B1)(I273)及び[(S)−メチル(オキシ 40 −8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザスピロ[ ド){(1R)−1−[6−(トリフルオロメチル)ピ 4.5]デカ−3−エン−4−イル リジン−3−イル]エチル}−λ 4 エチル カルボネ −スルファニリデン ート(I286)(WO2009/049851から既 ]シアナミド(B2)(I274)(ジアステレオマー 知)、4−(ブタ−2−イン−1−イルオキシ)−6− Bの群と称される)(同様に、WO2010/0747 (3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−5−フル 47、WO2010/074751から既知)、並びに オロピリミジン(I287)(WO2004/0991 、11−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)− 60から既知)、(2,2,3,3,4,4,5,5− 12−ヒドロキシ−1,4−ジオキサ−9−アザジスピ オクタフルオロペンチル)(3,3,3−トリフルオロ ロ[4.2.4.2]テトラデカ−11−エン−10− プロピル)マロノニトリル(I288)(WO2005 オン(I275)(WO2006/089633から既 /063094から既知)、(2,2,3,3,4,4 知)、3−(4’−フルオロ−2,4−ジメチルビフェ 50 ,5,5−オクタフルオロペンチル)(3,3,4,4 ( 15 ) JP 27 2015-528017 A 2015.9.24 28 ,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(I28 [2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン− 9)(WO2005/063094から既知)、8−[ 2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル 2−(シクロプロピルメトキシ)−4−(トリフルオロ }アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾイル]−2 メチル)フェノキシ]−3−[6−(トリフルオロメチ −メチルヒドラジンカルボン酸メチル(I303)(W ル)ピリダジン−3−イル]−3−アザビシクロ[3. O2005/085216から既知)、2−[3,5− 2.1]オクタン(I290)(WO2007/040 ジブロモ−2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピ 280から既知)、フロメトキン(I291)、PF1 リジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カ 364(CAS−Reg.No.1204776−60 ルボニル}アミノ)ベンゾイル]−1,2−ジエチルヒ −2)(I292)(JP2010/018586から ドラジンカルボン酸メチル(I304)(WO2005 既知)、5−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5 10 /085216から既知)、2−[3,5−ジブロモ− −(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2 2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2 −オキサゾール−3−イル]−2−(1H−1,2,4 −イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル} −トリアゾール−1−イル)ベンゾニトリル(I293 アミノ)ベンゾイル]−2−エチルヒドラジンカルボン )(WO2007/075459から既知)、5−[5 酸メチル(I305)(WO2005/085216か −(2−クロロピリジン−4−イル)−5−(トリフル ら既知)、(5RS,7RS;5RS,7SR)−1− オロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾー (6−クロロ−3−ピリジルメチル)−1,2,3,5 ル−3−イル]−2−(1H−1,2,4−トリアゾー ,6,7−ヘキサヒドロ−7−メチル−8−ニトロ−5 ル−1−イル)ベンゾニトリル(I294)(WO20 − 07/075459から既知)、4−[5−(3,5− プロポキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン(I306 ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4 20 )(WO2007/101369から既知)、2−{6 ,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]− −[2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1,3 2−メチル−N−{2−オキソ−2−[(2,2,2− −チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリミ トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ベンズアミド( ジン(I307)(WO2010/006713から既 I295)(WO2005/085216から既知)、 知)、2−{6−[2−(ピリジン−3−イル)−1, 4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]( 3−チアゾール−5−イル]ピリジン−2−イル}ピリ シクロプロピル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2 ミジン(I308)(WO2010/006713から (5H)−オン(I296)、4−{[(6−クロロピ 既知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N− リジン−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチ [4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル ル)アミノ}−1,3−オキサゾール−2(5H)−オ )フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)− ン(I297)、4−{[(6−クロロピリジン−3− 30 1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラ イル)メチル](エチル)アミノ}−1,3−オキサゾ ゾール−5−カルボキサミド(I309)(WO201 ール−2(5H)−オン(I298)、4−{[(6− 0/069502から既知)、1−(3−クロロピリジ クロロピリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ ン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6− }−1,3−オキサゾール−2(5H)−オン(I29 (メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(ト 9)(これらは、全て、WO2010/005692か リフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル] ら既知)、ピフルブミド N−[4−(1,1,1,3 メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I ,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシプロパン−2 310)(WO2010/069502から既知)、N −イル)−3−イソブチルフェニル]−N−イソブチリ −[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−シア ル−1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4− ノ−6−メチルフェニル]−1−(3−クロロピリジン カルボキサミド(I300)(WO2002/0968 40 −2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)− 82から既知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−( 1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラ 3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール− ゾール−5−カルボキサミド(I311)(WO201 5−イル]カルボニル}アミノ)−5−クロロ−3−メ 0/069502から既知)、N−[2−(tert− チルベンゾイル]−2−メチルヒドラジンカルボン酸メ ブチルカルバモイル)−4−シアノ−6−メチルフェニ チル(I301)(WO2005/085216から既 ル]−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{ 知)、2−[2−({[3−ブロモ−1−(3−クロロ [5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール− ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル] 2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキ カルボニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチルベンゾ サミド(I312)(WO2010/069502から イル]−2−エチルヒドラジンカルボン酸メチル(I3 既知)、(1E)−N−[(6−クロロピリジン−3− 02)(WO2005/085216から既知)、2− 50 イル)メチル]−N’−シアノ−N−(2,2−ジフル ( 16 ) JP 29 2015-528017 A 2015.9.24 30 オロエチル)エタンイミドアミド(I313)(WO2 シフェン(I222)、スピロテトラマト(I223) 008/009360から既知)、N−[2−(5−ア 、スルホキサフロル(I149)、テブフェンピラド( ミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4− I216)、テフルトリン(I134)、チアクロプリ クロロ−6−メチルフェニル]−3−ブロモ−1−(3 ド(I146)、チアメトキサム(I147)、チオジ −クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5 カルブ(I21)、トリフルムロン(I201)、1− −カルボキサミド(I314)(CN10205792 (3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ 5から既知)、及び、2−[3,5−ジブロモ−2−( −2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル] {[3−ブロモ−1−(3−クロロピリジン−2−イル −3−{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラ )−1H−ピラゾール−5−イル]カルボニル}アミノ ゾール−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5− )ベンゾイル]−2−エチル−1−メチルヒドラジンカ 10 カルボキサミド(I309)(WO2010/0695 ルボン酸メチル(I315)(WO2011/0492 02から既知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル 33から既知)。 )−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカル 【0045】 バモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメ 本発明の好ましい実施形態では、該殺虫剤は、合成殺虫 チル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1 剤である。本明細書中で使用される場合、用語「合成( H−ピラゾール−5−カルボキサミド(I310)(W synthetic)」は、植物、細菌又は別の生物な O2010/069502から既知)、及び、1−{2 どの天然源からは得られていない化合物を定義する。 −フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフ 【0046】 ルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリ 本発明の好ましい実施形態によれば、該殺虫剤は、以下 フルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール− のものからなる群から選択される:アバメクチン(I1 20 5−アミン(I277)、アフィドピロペン(I278 52)、アセフェート(I27)、アセタミプリド(I )。 141)、アクリナトリン(I96)、アフィドピロペ 【0047】 ン(I278)、アルファ−シペルメトリン(I111 好ましい実施形態では、該殺虫剤(b)は、以下のもの )、アザジラクチン(I235)、バシルス・フィルム からなる群から選択される:アバメクチン(I152) ス(Bacillus firmus)(I256)、 、ベータ−シフルトリン(I105)、クロチアニジン ベータ−シフルトリン(I106)、ビフェントリン( (I142)、クロラントラニリプロール(I231) I100)、ブプロフェジン(I202)、クロチアニ 、シアントラニリプロール(I232)、デルタメトリ ジン(I142)、クロラントラニリプロール(I23 ン(I116)、フィプロニル(I95)、フルベンジ 1)、クロルフェナピル(I184)、クロルピリホス アミド(I233)、フルピラジフロン(I262)、 (I35)、カルボフラン(I8)、シアントラニリプ 30 イミダクロプリド(I144)、メチオカルブ(I15 ロール(I232)、シエノピラフェン(I229)、 )、スルホキサフロル(I149)、スピネトラム(I シフルメトフェン(Cyflumentofen)(I 150)、スピノサド(I151)、スピロメシフェン 230)、シフルトリン(I105)、シペルメトリン (I222)、スピロテトラマト(I223)、テフル (I110)、デルタメトリン(I116)、ジアフェ トリン(I134)、チアクロプリド(I146)、チ ンチウロン(I178)、ジノテフラン(I143)、 アメトキサム(I147)、チオジカルブ(I21)、 エマメクチン安息香酸塩(I153)、エチプロール( 1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シ I94)、フェンピロキシメート(I213)、フィプ アノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニ ロニル(I95)、フロメトキン(I291)、フロニ ル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テ カミド(I167)、フルベンジアミド(I233)、 トラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール− フルエンスルホン(I244)、フルオピラム(I24 40 5−カルボキサミド(I310)と1−(3−クロロピ 7)、フルピラジフロン(I262)、ガンマ−シハロ リジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル− トリン(I109)、イミダクロプリド(I144)、 6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5− インドキサカルブ(I219)、ラムダ−シハロトリン (トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール−1−イ (I108)、ルフェヌロン(I197)、メタフルミ ル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド ゾン(I220)、メチオカルブ(I15)、メトキシ (I309)の混合物、及び、1−{2−フルオロ−4 フェノジド(I206)、ミルベメクチン(I155) −メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル) 、プロフェノホス(I77)、ピフルブミド(I300 スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル )、ピメトロジン(I166)、ピリフルキナゾン(I )−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(I 253)、スピネトラム(I150)、スピノサド(I 277)。 151)、スピロジクロフェン(I221)、スピロメ 50 【0048】 ( 17 ) JP 31 2015-528017 A 2015.9.24 32 本発明の1実施形態では、該殺虫剤(例えば、種子処理 46)、チアメトキサム(I147)、チオジカルブ( の殺虫剤)は、以下のものからなる群から選択される: I21)、トリフルムロン(I201)、1−(3−ク アバメクチン(I152)、カルボフラン(I8)、ク ロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メ ロチアニジン(I142)、シアゾピル(Cyazyp チル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{ yr)、シクロキサプリド、シペルメトリン(I110 [5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾール− )、エチプロール(I94)、フィプロニル(I95) 1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキ 、フルオピラム(I247)、イミダクロプリド(I1 サミド(I309)(WO2010/069502から 44)、メチオカルブ(I15)、リナキシピル、スピ 既知)、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N− ノサド(I151)、スルホキサフロル(I149)、 [4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル テフルトリン(I134)、チアメトキサム(I147 10 )フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)− )、チオジカルブ(I21)。 2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラ 【0049】 ゾール−5−カルボキサミド(I310)(WO201 本発明の1実施形態では、該組成物は、2種類以上の殺 0/069502から既知)、及び、1−{2−フルオ 虫剤を含んでいる。好ましい実施形態では、該組成物は ロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエ 、上記で記載した好ましい殺虫剤のうちの2種類以上を チル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロ 含んでいる。特に、該好ましい2種類以上の殺虫剤は、 メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミ 以下のものからなる群から選択される:アバメクチン( ン(I277)。特に好ましい実施形態では、該殺虫剤 I152)、アセフェート(I27)、アセタミプリド (b)は、(I309)と(I310)の混合物である (I141)、アクリナトリン(I96)、アフィドピ 。 ロペン(I278)、アルファ−シペルメトリン(I1 20 【0050】 11)、アザジラクチン(I235)、バシルス・フィ 本発明による組成物 ルムス(Bacillus firmus)、ベータ− 本発明によれば、該組成物は、上記で定義されている殺 シフルトリン(I106)、ビフェントリン(I100 有害生物性テルペン混合物と少なくとも1種類の殺虫剤 )、ブプロフェジン(I202)、クロチアニジン(I を相乗的に有効な量で含んでいる(但し、該殺有害生物 142)、クロラントラニリプロール(I231)、ク 性テルペン混合物と該殺虫剤は、同一でなはい)。 ロルフェナピル(I184)、クロルピリホス(I35 【0051】 )、カルボフラン(I8)、シアントラニリプロール( 本発明による「相乗的に有効な量」は、該殺有害生物性 I232)、シエノピラフェン(I229)、シフルメ テルペン混合物単独又は該殺虫剤単独と比較して、昆虫 トフェン(Cyflumentofen)(I230) 類、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原体に対して統計 、シフルトリン(I105)、シペルメトリン(I11 30 的に有意に効果が高い、該殺有害生物性テルペン混合物 0)、デルタメトリン(I116)、ジアフェンチウロ と殺虫剤の組合せの量を表している。 ン(I178)、ジノテフラン(I143)、エマメク 【0052】 チン安息香酸塩(I153)、エチプロール(I94) 本発明による用語「相乗的に有効な量(synergi 、フェンピロキシメート(I213)、フィプロニル( stically I95)、フロメトキン(I291)、フロニカミド( )」は、以下のように定義される。 I167)、フルベンジアミド(I233)、フルエン 【0053】 スルホン(I244)、フルオピラム(I247)、フ 2種類の化合物の所与の組合せに対して期待される効力 ルピラジフロン(I262)、ガンマ−シハロトリン( は、以下のように計算する(以下のものを参照されたい I109)、イミダクロプリド(I144)、インドキ :Colby,S.R., サカルブ(I219)、ラムダ−シハロトリン(I10 40 effective Synergistic amount “Calculating and Responses of Antagoni 8)、ルフェヌロン(I197)、メタフルミゾン(I stic Herbici 220)、メチオカルブ(I15)、メトキシフェノジ de Combinations”, ド(I206)、ミルベメクチン(I155)、プロフ 5, pp.20−22, ェノホス(I77)、ピフルブミド(I300)、ピメ Xは、m(ppm)の濃度(又は、m(g/ha))の トロジン(I166)、ピリフルキナゾン(I253) 被験化合物Aに関する、無処理対照の%死亡率で表され 、スピネトラム(I150)、スピノサド(I151) た効力であり; 、スピロジクロフェン(I221)、スピロメシフェン Yは、n(ppm)の濃度(又は、n(g/ha))の (I222)、スピロテトラマト(I223)、スルホ 被験化合物Bに関する、無処理対照の%死亡率で表され キサフロル(I149)、テブフェンピラド(I216 た効力であり; )、テフルトリン(I134)、チアクロプリド(I1 50 Eは、それぞれ、m及びn(ppm)(又は、m及びn Weeds 1 1967): ( 18 ) 33 JP 2015-528017 A 2015.9.24 34 (g/ha))のAとBの混合物を用いた場合の、無処 114、B1+I115、B1+I116、B1+I1 理対照の%死亡率で表された効力である; 17、B1+I118、B1+I119、B1+I12 とした場合、 0、B1+I121、B1+I122、B1+I123 【数1】 、B1+I124、B1+I125、B1+I126、 B1+I127、B1+I128、B1+I129、B 【0054】 1+I130、B1+I131、B1+I132、B1 である。 +I133、B1+I134、B1+I135、B1+ 【0055】 I136、B1+I137、B1+I138、B1+I 該組合せの観察された殺虫効力が「E」として算出され 139、B1+I140、B1+I141、B1+I1 た効力よりも高い場合、該2種類の化合物の組合せは、 10 42、B1+I143、B1+I144、B1+I14 相加的なものを超えている。即ち、相乗効果が存在して 5、B1+I146、B1+I147、B1+I148 いる。 、B1+I149、B1+I150、B1+I151、 【0056】 B1+I152、B1+I153、B1+I154、B 好ましい実施形態では、本発明による組成物は、以下の 1+I155、B1+I156、B1+I157、B1 組合せを含んでいる(以下において、名称B1は、上記 +I158、B1+I159、B1+I160、B1+ で定義されているα−テルピネン、p−シメン及びリモ I161、B1+I162、B1+I163、B1+I ネンを含んでいる本発明の殺有害生物性テルペン混合物 164、B1+I165、B1+I168、B1+I1 を意味している): 69、B1+I170、B1+I171、B1+I17 B1+I1、B1+I2、B1+I3、B1+I4、B 2、B1+I173、B1+I174、B1+I175 1+I5、B1+I6、B1+I7、B1+I8、B1 20 、B1+I176、B1+I177、B1+I178、 +I9、B1+B10、B1+I11、B1+I12、 B1+I179、B1+I180、B1+I181、B B1+I13、B1+I14、B1+I15、B1+I 1+I182、B1+I183、B1+I184、B1 16、B1+I17、B1+I18、B1+I19、B +I185、B1+I186、B1+I187、B1+ 1+I20、B1+I21、B1+I22、B1+I2 I188、B1+I189、B1+I190、B1+I 3、B1+I24、B1+I25、B1+I26、B1 191、B1+I192、B1+I193、B1+I1 +I27、B1+I28、B1+I29、B1+I30 94、B1+I195、B1+I196、B1+I19 、B1+I31、B1+I32、B1+I33、B1+ 7、B1+I198、B1+I199、B1+I200 I34、B1+I35、B1+I36、B1+I37、 、B1+I201、B1+I202、B1+I203、 B1+I38、B1+I39、B1+I40、B1+I B1+I204、B1+I205、B1+I206、B 41、B1+I42、B1+I43、B1+I44、B 30 1+I207、B1+I208、B1+I209、B1 1+I45、B1+I46、B1+I47、B1+I4 +I210、B1+I211、B1+I212、B1+ 8、B1+I49、B1+I50、B1+I51、B1 I213、B1+I214、B1+I215,B1+I +I52、B1+I53、B1+I54、B1+I55 216、B1+I217、B1+I218、B1+I2 、B1+I56、B1+I57、B1+I58、B1+ 19、B1+I220、B1+I221、B1+I22 I59、B1+I60、B1+I61、B1+I62、 2、B1+I223、B1+I224、B1+I225 B1+I63、B1+I64、B1+I65、B1+I 、B1+I226、B1+I227、B1+I228、 66、B1+I67、B1+I68、B1+I69、B B1+I229、B1+I230、B1+I231、B 1+I70、B1+I71、B1+I72、B1+I7 1+I232、B1+I233、B1+I234、B1 3、B1+I74、B1+I75、B1+I76、B1 +I235、B1+I236、B1+I237、B1+ +I77、B1+I78、B1+I79、B1+I80 40 I238、B1+I239、B1+I240、B1+I 、B1+I81、B1+I82、B1+I83、B1+ 241、B1+I242、B1+I243、B1+I2 I84、B1+I85、B1+I86、B1+I87、 44、B1+I245、B1+I246、B1+I24 B1+I88、B1+I89、B1+I90、B1+I 7、B1+I248、B1+I249、B1+I250 91、B1+I92、B1+I93、B1+I94、B 、B1+I251、B1+I252、B1+I253、 1+I95、B1+I96、B1+I97、B1+I9 B1+I254、B1+I255、B1+I257、B 8、B1+I99、B1+I100、B1+I101、 1+I258、B1+I259、B1+I260、B1 B1+I102、B1+I103、B1+I104、B +I261、B1+I262、B1+I263、B1+ 1+I105、B1+I106、B1+I107、B1 I264、B1+I265、B1+I266、B1+I +I108、B1+I109、B1+I110、B1+ 267、B1+I268、B1+I269、B1+I2 I111、B1+I112、B1+I113、B1+I 50 70、B1+I271、B1+I272、B1+I27 ( 19 ) JP 35 2015-528017 A 2015.9.24 36 3、B1+I274、B1+I275、B1+I276 −(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリア 、B1+I277、B1+I278、B1+I279、 ゾール−5−アミンからなる群から選択される)を相乗 B1+I280、B1+I282、B1+I283、B 的に有効な量で含んでいる組成物に関する。 1+I284、B1+I285、B1+I286、B1 【0058】 +I287、B1+I288、B1+I289、B1+ さらに好ましくは、該組成物は、Requiem(登録 I290、B1+I291、B1+I292、B1+I 商標)及び殺虫剤(b)〔ここで、該殺虫剤(b)は、 293、B1+I294、B1+I295、B1+I2 アバメクチン、ベータ−シフルトリン、クロチアニジン 96、B1+I297、B1+I298、B1+I29 、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール 9、B1+I300、B1+I301、B1+I302 、デルタメトリン、フィプロニル、フルベンジアミド、 、B1+I303、B1+I304、B1+I305、 10 フルピラジフロン、イミダクロプリド、メチオカルブ、 B1+I306、B1+I307、B1+I308、B スピネトラム、スピノサド、スピロメシフェン、スピロ 1+I309、B1+I310、B1+I311、B1 テトラマト、テフルトリン、チアクロプリド、チアメト +I312、B1+I313、B1+I314、B1+ キサム、チオジカルブ、1−(3−クロロピリジン−2 I315。 −イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチ 【0057】 ルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−(トリフル 極めて好ましい実施形態では、本発明は、上記で定義さ オロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル れている殺有害生物性テルペン混合物及び少なくとも1 }−1H−ピラゾール−5−カルボキサミドと1−(3 種類の殺虫剤(ここで、該殺虫剤は、アバメクチン、ア −クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2 セフェート、アセタミプリド、アクリナトリン、アフィ −メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−3 ドピロペン、アルファ−シペルメトリン、アザジラクチ 20 −{[5−(トリフルオロメチル)−1H−テトラゾー ン、バシルス・フィルムス(Bacillus fir ル−1−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カル mus)、ベータ−シフルトリン、ビフェントリン、ブ ボキサミドの混合物、及び、1−{2−フルオロ−4− プロフェジン、クロチアニジン、クロラントラニリプロ メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)ス ール、クロルフェナピル、クロルピリホス、カルボフラ ルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル) ン、シアントラニリプロール、シエノピラフェン、シフ −1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミンからな ルメトフェン(Cyflumentofen)、シフル る群から選択される〕を含んでいる。 トリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ジアフェン 【0059】 チウロン、ジノテフラン、エマメクチン安息香酸塩、エ 特に、本発明による組成物は、単独の第2の殺虫剤とし チプロール、フェンピロキシメート、フィプロニル、フ て、柑橘油は含まない。 ロメトキン、フロニカミド、フルベンジアミド、フルエ 30 【0060】 ンスルホン、フルオピラム、フルピラジフロン、ガンマ さらに、本発明の組成物は、以下の組合せではない: −シハロトリン、イミダクロプリド、インドキサカルブ ・ 殺有害生物性テルペン混合物、及び、N,N−ジエ 、ラムダ−シハロトリン、ルフェヌロン、メタフルミゾ チル−トルアミド(Autan(登録商標)); ン、メチオカルブ、メトキシフェノジド、ミルベメクチ ・ 殺有害生物性テルペン混合物、及び、フロニカミド ン、プロフェノホス、ピフルブミド、ピメトロジン、ピ (例えば、Beleaf(登録商標))〔これは、WO リフルキナゾン、スピネトラム、スピノサド、スピロジ 2012/144919の第47頁の1.22に開示 クロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、ス されている〕; ルホキサフロル、テブフェンピラド、テフルトリン、チ ・ 殺有害生物性テルペン混合物、及び、ピメトロジン アクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、トリフ (例えば、Fulfill(登録商標))〔これは、W ルムロン、1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N 40 O 2012/144919の第47頁の1.22に開 −[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイ 示されている〕; ル)フェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル) ・ 殺有害生物性テルペン混合物、及び、スピロメシフ −1H−テトラゾール−1−イル]メチル}−1H−ピ ェン(Oberon(登録商標))、特に、該テルペン ラゾール−5−カルボキサミド、1−(3−クロロピリ 混合物とスピロメシフェン(Oberon(登録商標) ジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6 )の順次的使用〔これは、US −(メチルカルバモイル)フェニル]−3−{[5−( 38の実施例15に開示されている〕; トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル ・ 殺有害生物性テルペン混合物、並びに、イミダクロ ]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド、 プリド(Admire(登録商標))、ピメトロジン( 1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2 Fulfill(登録商標))及びスピロメシフェン( −トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3 50 Oberon(登録商標))〔これは、WO 2012/03167 2012 ( 20 ) JP 37 2015-528017 A 2015.9.24 38 0/144919の表14に開示されている〕; 本発明の好ましい実施形態では、該組成物は、少なくと ・ 殺有害生物性テルペン混合物、並びに、イミダクロ も1種類の殺菌剤をさらに含んでいる(但し、該殺有害 プリド(Admire(登録商標))、ピメトロジン( 生物性テルペン混合物と該殺菌剤は、同一ではない)。 Fulfill(登録商標))、スピロテトラマト(M 【0064】 ovento(登録商標))及びスピロメシフェン(O 用語「活性成分」は、本明細書においては、該殺有害生 beron(登録商標))〔これは、WO20120/ 物性テルペン混合物、該殺虫剤及び該殺菌剤を示すため 144919の表14に開示されている〕。 に使用されている。 【0061】 【0065】 さらに、本発明は、以下のものを包含しない: 殺菌剤 ・ 一般に、「殺菌性(fungicidal)」は、ある 本発明の殺有害生物性テルペン混合物と特定の殺虫 10 剤/殺菌剤による独立した処理〔2×ピメトロジン(F 物質が菌類の死亡率を増大させる能力又は菌類の増殖速 ulfill(登録商標))、2×エンドスルファン( 度を抑制する能力を意味する。 Thionex(登録商標))、2×スピロメシフェン 【0066】 (Oberon(登録商標))、2×エンドスルファン 用語「菌(fungus)」又は「菌類(fungi) (Thionex(登録商標))〕を含んでいる順次的 」は、クロロフィルを有さず、有核性で胞子を有してい な処理(特に、スイカ実生の順次的な処理)〔これは、 る幅広い種類の生物を包含する。菌類の例としては、酵 WO 母類、カビ類、うどんこ病菌類、さび病菌類及びキノコ 20120/144919の実施例5に開示され ている〕; 類などを挙げることができる。 ・ 【0067】 本発明の殺有害生物性テルペン混合物を2日おき又 は3日おきに使用し且つアセタミプリド(Assail 20 本発明の1実施形態によれば、好ましい殺菌剤は、以下 (登録商標))、フロニカミド(Beleaf(登録商 のものからなる群から選択される: 標))、ピメトロジン(Fulfill(登録商標)) (1) 、イミダクロプリド(Provado(登録商標))、 F1)アルジモルフ(1704−28−5)、(F2) アセタミプリド(Assail(登録商標))、メタミ アザコナゾール(60207−31−0)、(F3)ビ ドホス(Monitor(登録商標))を栽培者の標準 テルタノール(55179−31−2)、(F4)ブロ 的な順番で使用する順次的な処理(特に、ジャガイモ( ムコナゾール(116255−48−2)、(F5)シ S.tuberosum)の順次的な処理)〔これは、 プロコナゾール(113096−99−4)、(F6) US ジクロブトラゾール(75736−33−3)、(F7 2012/0316738の実施例6に開示され エルゴステロール生合成の阻害薬、例えば、( ている〕; )ジフェノコナゾール(119446−68−3)、( ・ F8)ジニコナゾール(83657−24−3)、(F 本発明の殺有害生物性テルペン混合物とスピネトラ 30 ム−J及びスピネトラム−L(Radiant(登録商 9)ジニコナゾール−M(83657−18−5)、( 標))を使用する順次的な処理(特に、“Jalape F10)ドデモルフ(1593−77−7)、(F11 no”トウガラシ移植苗の順次的な処理)〔これは、U )酢酸ドデモルフ(31717−87−0)、(F12 S )エポキシコナゾール(106325−08−0)、( 2012/0316738の実施例14に開示され ている〕。 F13)エタコナゾール(60207−93−4)、( 【0062】 F14)フェナリモール(60168−88−9)、( WO 20120/144919には、該殺有害生物性 F15)フェンブコナゾール(114369−43−6 テルペン混合物と2−エチル−1,3−ヘキサンジオー )、(F16)フェンヘキサミド(126833−17 ル、N−オクチルビシクロヘプタンジカルボキサミド、 −8)、(F17)フェンプロピジン(67306−0 N,N−ジエチル−M−トルアミド、2,3:4,5− 40 0−7)、(F18)フェンプロピモルフ(67306 ビス(2−ブチレン)テトラヒドロ−2−フルアルデヒ −03−0)、(F19)フルキンコナゾール(136 ド、イソシンコメロン酸ジ−n−プロピル、2−ヒドロ 426−54−5)、(F20)フルルプリミドール( キシエチル−n−オクチルスルフィドの組合せが開示さ 56425−91−3)、(F21)フルシラゾール( れている。これらの化合物は、WO 20120/14 85509−19−9)、(F22)フルトリアホール 4919においては、「別の忌避剤」として記載されて (76674−21−0)、(F23)フルコナゾール いる。しかしながら、本発明では、それらを単なる製剤 (112839−33−5)、(F24)フルコナゾー 助剤と考えている。とにかく、該殺有害生物性テルペン ル−シス(112839−32−4)、(F25)ヘキ 混合物と上記化合物の組合せは、本発明から除外されて サコナゾール(79983−71−4)、(F26)イ いる。 マザリル(60534−80−7)、(F27)硫酸イ 【0063】 50 マザリル(58594−72−2)、(F28)イミベ ( 21 ) JP 39 2015-528017 A 2015.9.24 40 ンコナゾール(86598−92−7)、(F29)イ 3)、(F66)ボスカリド(188425−85−6 プコナゾール(125225−28−7)、(F30) )、(F67)カルボキシン(5234−68−4)、 メトコナゾール(125116−23−6)、(F31 (F68)ジフルメトリム(130339−07−0) )ミクロブタニル(88671−89−0)、(F32 、(F69)フェンフラム(24691−80−3)、 )ナフチフィン(65472−88−0)、(F33) (F70)フルオピラム(658066−35−4)、 ヌアリモール(63284−71−9)、(F34)オ (F71)フルトラニル(66332−96−5)、( キシポコナゾール(174212−12−5)、(F3 F72)フルキサピロキサド(907204−31−3 5)パクロブトラゾール(76738−62−0)、( )、(F73)フラメトピル(123572−88−3 F36)ペフラゾエート(101903−30−4)、 )、(F74)フルメシクロックス(60568−05 (F37)ペンコナゾール(66246−88−6)、 10 −0)、(F75)イソピラザム(シン−エピマー性ラ (F38)ピペラリン(3478−94−2)、(F3 セミ化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピ 9)プロクロラズ(67747−09−5)、(F40 マー性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合 )プロピコナゾール(60207−90−1)、(F4 物)(881685−58−1)、(F76)イソピラ 1)プロチオコナゾール(178928−70−6)、 ザム(アンチ−エピマー性ラセミ化合物 (F42)ピリブチカルブ(88678−67−5)、 R,9SR)、(F77)イソピラザム(アンチ−エピ (F43)ピリフェノックス(88283−41−4) マー性エナンチオマー 、(F44)キンコナゾール(103970−75−8 )イソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー )、(F45)シメコナゾール(149508−90− 1S,4R,9R)、(F79)イソピラザム(シン− 7)、(F46)スピロキサミン(118134−30 エピマー性ラセミ化合物 −8)、(F47)テブコナゾール(107534−9 20 (F80)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオ 6−3)、(F48)テルビナフィン(91161−7 マー 1−6)、(F49)テトラコナゾール(112281 シン−エピマー性エナンチオマー −77−3)、(F50)トリアジメホン(43121 、(F82)メプロニル(55814−41−0)、( −43−3)、(F51)トリアジメノール(8948 F83)オキシカルボキシン(5259−88−1)、 2−17−7)、(F52)トリデモルフ(81412 (F84)ペンフルフェン(494793−67−8) −43−3)、(F53)トリフルミゾール(6869 、(F85)ペンチオピラド(183675−82−3 4−11−1)、(F54)トリホリン(26644− )、(F86)セダキサン(874967−67−6) 46−2)、(F55)トリチコナゾール(13198 、(F87)チフルザミド(130000−40−7) 3−72−7)、(F56)ウニコナゾール(8365 、(F88)1−メチル−N−[2−(1,1,2,2 7−22−1)、(F57)ウニコナゾール−p(83 30 −テトラフルオロエトキシ)フェニル]−3−(トリフ 657−17−4)、(F58)ビニコナゾール(77 ルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミ 174−66−4)、(F59)ボリコナゾール(13 ド、(F89)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル 7234−62−9)、(F60)1−(4−クロロフ −N−[2−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキ ェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1 シ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミ −イル)シクロヘプタノール(129586−32−9 ド、(F90)3−(ジフルオロメチル)−N−[4− )、(F61)1−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒ フルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフル ドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾー オロプロポキシ)フェニル]−1−メチル−1H−ピラ ル−5−カルボン酸メチル(110323−95−0) ゾール−4−カルボキサミド、(F91)N−[1−( 、(F62)N’−{5−(ジフルオロメチル)−2− 2,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシプロパン− メチル−4−[3−(トリメチルシリル)プロポキシ] 40 2−イル]−3−(ジフルオロメチル)−1−メチル− フェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミ 1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(109240 ド、(F63)N−エチル−N−メチル−N’−{2− 0−95−7)、(F92)5,8−ジフルオロ−N− メチル−5−(トリフルオロメチル)−4−[3−(ト [2−(2−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメ リメチルシリル)プロポキシ]フェニル}イミドホルム チル)ピリジン−2−イル]オキシ}フェニル)エチル アミド、(F64)O−[1−(4−メトキシフェノキ ]キナゾリン−4−アミン(1210070−84−0 シ)−3,3−ジメチルブタン−2−イル] 1RS,4S 1R,4S,9S)、(F78 1RS,4SR,9RS)、 1R,4S,9R)、(F81)イソピラザム( 1S,4R,9S) 1H−イ )、(F93)ベンゾビンジフルピル(benzovi ミダゾール−1−カルボチオエート(111226−7 ndiflupyr)、(F94)N−[(1S,4R 1−2); )−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テト (2) ラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−3 複合体I又はIIにおける呼吸鎖の阻害薬、例 えば、(F65)ビキサフェン(581809−46− 50 −(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾー ( 22 ) 41 JP 2015-528017 A 2015.9.24 42 ル−4−カルボキサミド、(F95)N−[(1R,4 18162−02−4)、(F116)フルオキサスト S)−9−(ジクロロメチレン)−1,2,3,4−テ ロビン(361377−29−9)、(F117)クレ トラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル]− ソキシム−メチル(143390−89−0)、(F1 3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾ 18)メトミノストロビン(133408−50−1) ール−4−カルボキサミド、(F96)3−(ジフルオ 、(F119)オリサストロビン(189892−69 ロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチ −1)、(F120)ピコキシストロビン(11742 ル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)− 8−22−5)、(F121)ピラクロストロビン(1 1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F97)1 75013−18−0)、(F122)ピラメトストロ ,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチル ビン(pyrametostrobin)(91541 −2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−1 10 0−70−7)、(F123)ピラオキシストロビン( H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F98)1− pyraoxystrobin)(862588−11 メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3, −2)、(F124)ピリベンカルブ(799247− 3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン− 52−2)、(F125)トリクロピリカルブ(tri 4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、 clopyricarb)(902760−40−1) (F99)1−メチル−3−(トリフルオロメチル)− 、(F126)トリフロキシストロビン(141517 N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3−ジ −21−7)、(F127)(2E)−2−(2−{[ ヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾー 6−(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)−5−フル ル−4−カルボキサミド、(F100)1−メチル−3 オロピリミジン−4−イル]オキシ}フェニル)−2− −(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3, (メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミド、(F1 3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン− 20 28)(2E)−2−(メトキシイミノ)−N−メチル 4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、 −2−(2−{[({(1E)−1−[3−(トリフル (F101)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル− オロメチル)フェニル]エチリデン}アミノ)オキシ] N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジ メチル}フェニル)エタンアミド、(F129)(2E ヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾー )−2−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−{2− ル−4−カルボキサミド、(F102)3−(ジフルオ [(E)−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェ ロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1,3 ニル]エトキシ}イミノ)メチル]フェニル}エタンア −トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4 ミド(158169−73−4)、(F130)(2E −イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、( )−2−{2−[({[(1E)−1−(3−{[(E F103)1,3,5−トリメチル−N−[(3R)− )−1−フルオロ−2−フェニルエテニル]オキシ}フ 1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イ 30 ェニル)エチリデン]アミノ}オキシ)メチル]フェニ ンデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキ ル}−2−(メトキシイミノ)−N−メチルエタンアミ サミド、(F104)1,3,5−トリメチル−N−[ ド(326896−28−0)、(F131)(2E) (3S)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ −2−{2−[({[(2E,3E)−4−(2,6− −1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾール−4 ジクロロフェニル)ブタ−3−エン−2−イリデン]ア −カルボキサミド; ミノ}オキシ)メチル]フェニル}−2−(メトキシイ (3) 複合体IIIにおける呼吸鎖の阻害薬、例えば ミノ)−N−メチルエタンアミド、(F132)2−ク 、(F105)アメトクトラジン(865318−97 ロロ−N−(1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒド −4)、(F106)アミスルブロム(348635− ロ−1H−インデン−4−イル)ピリジン−3−カルボ 87−0)、(F107)アゾキシストロビン(131 キサミド(119899−14−8)、(F133)5 860−33−8)、(F108)シアゾファミド(1 40 −メトキシ−2−メチル−4−(2−{[({(1E) 20116−88−3)、(F109)クメトキシスト −1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリ ロビン(coumethoxystrobin)(85 デン}アミノ)オキシ]メチル}フェニル)−2,4− 0881−30−0)、(F110)クモキシストロビ ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン ン(coumoxystrobin)(850881− 、(F134)(2E)−2−{2−[({シクロプロ 70−8)、(F111)ジモキシストロビン(141 ピル[(4−メトキシフェニル)イミノ]メチル}スル 600−52−4)、(F112)エネストロブリン( ファニル)メチル]フェニル}−3−メトキシプロパ− 238410−11−2)、(F113)ファモキサド 2−エン酸メチル(149601−03−6)、(F1 ン(131807−57−3)、(F114)フェンア 35)N−(3−エチル−3,5,5−トリメチルシク ミドン(161326−34−7)、(F115)フェ ロヘキシル)−3−(ホルミルアミノ)−2−ヒドロキ ノキシストロビン(fenoxystrobin)(9 50 シベンズアミド(226551−21−9)、(F13 ( 23 ) JP 43 2015-528017 A 2015.9.24 44 6)2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチ 12427−38−2)、(F176)メチラム(90 ル]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミ 06−42−2)、(F177)メチラム亜鉛(met ド(173662−97−0)、(F137)(2R) iram −2−{2−[(2,5−ジメチルフェノキシ)メチル 78)オキシン銅(10380−28−6)、(F17 ]フェニル}−2−メトキシ−N−メチルアセトアミド 9)プロパミジン(propamidine)(104 (394657−24−0); −32−5)、(F180)プロピネブ(12071− (4) zinc)(9006−42−2)、(F1 有糸分裂及び細胞分裂の阻害薬、例えば、(F 83−9)、(F181)硫黄及び硫黄剤、例えば、多 138)ベノミル(17804−35−2)、(F13 硫化カルシウム(7704−34−9)、(F182) 9)カルベンダジム(10605−21−7)、(F1 チウラム(137−26−8)、(F183)トリルフ 40)クロルフェナゾール(3574−96−7)、( 10 ルアニド(731−27−1)、(F184)ジネブ( F141)ジエトフェンカルブ(87130−20−9 12122−67−7)、(F185)ジラム(137 )、(F142)エタボキサム(162650−77− −30−4); 3)、(F143)フルオピコリド(239110−1 (6) 5−7)、(F144)フベリダゾール(3878−1 186)アシベンゾラル−S−メチル(135158− 9−1)、(F145)ペンシクロン(66063−0 54−2)、(F187)イソチアニル(224049 5−6)、(F146)チアベンダゾール(148−7 −04−1)、(F188)プロベナゾール(2760 9−8)、(F147)チオファネート−メチル(23 5−76−1)、(F189)チアジニル(22358 564−05−8)、(F148)チオファネート(2 0−51−6); 3564−06−9)、(F149)ゾキサミド(15 (7) 6052−68−5)、(F150)5−クロロ−7− 20 薬、例えば、(F190)アンドプリム(andopr (4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4, im)(23951−85−1)、(F191)ブラス 6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ トサイジン−S(2079−00−7)、(F192) [1,5−a]ピリミジン(214706−53−3) シプロジニル(121552−61−2)、(F193 、(F151)3−クロロ−5−(6−クロロピリジン )カスガマイシン(6980−18−3)、(F194 −3−イル)−6−メチル−4−(2,4,6−トリフ )カスガマイシン塩酸塩水和物(19408−46−9 ルオロフェニル)ピリダジン(1002756−87− )、(F195)メパニピリム(110235−47− 7); 7)、(F196)ピリメタニル(53112−28− (5) 宿主の防御を誘発し得る化合物、例えば、(F アミノ酸及び/又はタンパク質の生合成の阻害 多部位に作用し得る化合物、例えば、(F15 0)、(F197)3−(5−フルオロ−3,3,4, 2)ボルドー液(8011−63−0)、(F153) 4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1 カプタホール(2425−06−1)、(F154)キ 30 −イル)キノリン(861647−32−7); ャプタン(133−06−2)、(F155)クロロタ (8) ロニル(1897−45−6)、(F156)水酸化銅 酸トリフェニルスズ(900−95−8)、(F199 (20427−59−2)、(F157)ナフテン酸銅 )塩化トリフェニルスズ(639−58−7)、(F2 (1338−02−9)、(F158)酸化銅(131 00)水酸化トリフェニルスズ(76−87−9)、( 7−39−1)、(F159)塩基性塩化銅(1332 F201)シルチオファム(175217−20−6) −40−7)、(F160)硫酸銅(2+)(7758 ; −98−7)、(F161)ジクロフルアニド(108 (9) 5−98−9)、(F162)ジチアノン(3347− ンチアバリカルブ(177406−68−7)、(F2 22−6)、(F163)ドジン(2439−10−3 03)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F )、(F164)ドジン遊離塩基、(F165)ファー 40 204)フルモルフ(211867−47−9)、(F バム(14484−64−1)、(F166)フルオロ 205)イプロバリカルブ(140923−17−7) ホルペット(719−96−0)、(F167)ホルペ 、(F206)マンジプロパミド(374726−62 ット(133−07−3)、(F168)グアザチン( −2)、(F207)ポリオキシン(11113−80 108173−90−6)、(F169)酢酸グアザチ −7)、(F208)ポリオキソリム(22976−8 ン、(F170)イミノクタジン(13516−27− 6−9)、(F209)バリダマイシンA(37248 3)、(F171)イミノクタジンアルベシル酸塩(1 −47−8)、(F210)バリフェナレート(283 69202−06−6)、(F172)イミノクタジン 159−94−4;283159−90−0); 三酢酸塩(57520−17−9)、(F173)マン (10) カッパー(53988−93−5)、(F174)マン 11)ビフェニル(92−52−4)、(F212)ク ゼブ(8018−01−7)、(F175)マンネブ( 50 ロロネブ(2675−77−6)、(F213)ジクロ ATP産生の阻害薬、例えば、(F198)酢 細胞壁合成の阻害薬、例えば、(F202)ベ 脂質及び膜の合成の阻害薬、例えば、(F2 ( 24 ) JP 45 2015-528017 A 2015.9.24 46 ラン(99−30−9)、(F214)エジフェンホス (F253)ビナパクリル(485−31−4)、(F (17109−49−8)、(F215)エトリジアゾ 254)ジノカップ(131−72−6)、(F255 ール(2593−15−9)、(F216)ヨードカル )フェリムゾン(89269−64−7)、(F256 ブ(iodocarb)(55406−53−6)、( )フルアジナム(79622−59−6)、(F257 F217)イプロベンホス(26087−47−8)、 )メプチルジノカップ(131−72−6); (F218)イソプロチオラン(50512−35−1 (15) )、(F219)プロパモカルブ(25606−41− チアゾール(21564−17−0)、(F259)ベ 1)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩(25606 トキサジン(163269−30−5)、(F260) −41−1)、(F221)プロチオカルブ(1962 カプシマイシン(capsimycin)(70694 2−08−3)、(F222)ピラゾホス(13457 10 −08−5)、(F261)カルボン(99−49−0 −18−6)、(F223)キントゼン(82−68− )、(F262)キノメチオネート(2439−01− 8)、(F224)テクナゼン(117−18−0)、 2)、(F263)ピリオフェノン(クラザフェノン( (F225)トルクロホス−メチル(57018−04 chlazafenone))(688046−61− −9); 9)、(F264)クフラネブ(11096−18−7 (11) さらなる化合物、例えば、(F258)ベン メラニン生合成の阻害薬、例えば、(F22 )、(F265)シフルフェナミド(180409−6 6)カルプロパミド(104030−54−8)、(F 0−3)、(F266)シモキサニル(57966−9 227)ジクロシメット(139920−32−4)、 5−7)、(F267)シプロスルファミド(2216 (F228)フェノキサニル(115852−48−7 67−31−8)、(F268)ダゾメット(533− )、(F229)フタリド(27355−22−2)、 74−4)、(F269)デバカルブ(62732−9 (F230)ピロキロン(57369−32−1)、( 20 1−6)、(F270)ジクロロフェン(97−23− F231)トリシクラゾール(41814−78−2) 4)、(F271)ジクロメジン(62865−36− 、(F232){3−メチル−1−[(4−メチルベン 5)、(F272)ジフェンゾコート(49866−8 ゾイル)アミノ]ブタン−2−イル}カルバミン酸2, 7−7)、(F273)ジフェンゾコートメチル硫酸塩 2,2−トリフルオロエチル(851524−22−6 (43222−48−6)、(F274)ジフェニルア ); ミン(122−39−4)、(F275)エコメイト、 (12) 核酸合成の阻害薬、例えば、(F233)ベ (F276)フェンピラザミン(473798−59− ナラキシル(71626−11−4)、(F234)ベ 3)、(F277)フルメトベル(154025−04 ナラキシル−M(キララキシル(kiralaxyl) −4)、(F278)フルオルイミド(41205−2 )(98243−83−5)、(F235)ブピリメー 1−4)、(F279)フルスルファミド(10691 ト(41483−43−6)、(F236)クロジラコ 30 7−52−6)、(F280)フルチアニル(3049 ン(67932−85−8)、(F237)ジメチリモ 00−25−2)、(F281)ホセチル−アルミニウ ール(5221−53−4)、(F238)エチリモー ム(39148−24−8)、(F282)ホセチル− ル(23947−60−6)、(F239)フララキシ カルシウム、(F283)ホセチル−ナトリウム(39 ル(57646−30−7)、(F240)ヒメキサゾ 148−16−8)、(F284)ヘキサクロロベンゼ ール(10004−44−1)、(F241)メタラキ ン(118−74−1)、(F285)イルママイシン シル(57837−19−1)、(F242)メタラキ (81604−73−1)、(F286)メタスルホカ シル−M(メフェノキサム)(70630−17−0) ルブ(66952−49−6)、(F287)イソチオ 、(F243)オフラセ(58810−48−3)、( シアン酸メチル(556−61−6)、(F288)メ F244)オキサジキシル(77732−09−3)、 トラフェノン(220899−03−6)、(F289 (F245)オキソリン酸(14698−29−4); 40 )ミルディオマイシン(67527−71−3)、(F (13) シグナル伝達の阻害薬、例えば、(F246 290)ナタマイシン(7681−93−8)、(F2 )クロゾリネート(84332−86−5)、(F24 91)ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル(1552 7)フェンピクロニル(74738−17−3)、(F 1−65−0)、(F292)ニトロタル−イソプロピ 248)フルジオキソニル(131341−86−1) ル(10552−74−6)、(F293)オクチリノ 、(F249)イプロジオン(36734−19−7) ン(26530−20−1)、(F294)オキサモカ 、(F250)プロシミドン(32809−16−8) ルブ(oxamocarb)(917242−12−7 、(F251)キノキシフェン(124495−18− )、(F295)オキシフェンチイン(oxyfent 7)、(F252)ビンクロゾリン(50471−44 hiin)(34407−87−9)、(F296)ペ −8); ンタクロロフェノール及び塩(87−86−5)、(F (14) 脱共役剤として作用し得る化合物、例えば、 50 297)フェノトリン、(F298)亜リン酸及びその ( 25 ) 47 JP 2015-528017 A 2015.9.24 48 塩(13598−36−2)、(F299)プロパモカ ミジン−4(3H)−オン(221451−58−7) ルブ−ホセチレート(propamocarb−fos 、(F319)2,6−ジメチル−1H,5H−[1, etylate)、(F300)プロパノシン−ナトリ 4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール ウム(propanosine−sodium)(88 −1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、(F32 498−02−6)、(F301)プロキナジド(18 0)2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)− 9278−12−4)、(F302)ピリモルフ(86 1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[( 8390−90−3)、(F303)(2E)−3−( 5R)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オ 4−tert−ブチルフェニル)−3−(2−クロロピ キサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イ リジン−4−イル)−1−(モルホリン−4−イル)プ ル}ピペリジン−1−イル)エタノン(1003316 ロパ−2−エン−1−オン(1231776−28−5 10 −53−7)、(F321)2−[5−メチル−3−( )、(F304)(2Z)−3−(4−tert−ブチ トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル] ルフェニル)−3−(2−クロロピリジン−4−イル) −1−(4−{4−[(5S)−5−フェニル−4,5 −1−(モルホリン−4−イル)プロパ−2−エン−1 −ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1, −オン(1231776−29−6)、(F305)ピ 3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エ ロールニトリン(1018−71−9)、(F306) タノン(1003316−54−8)、(F322)2 テブフロキン(376645−78−2)、(F307 −[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H− )テクロフタラム(76280−91−6)、(F30 ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(5−フェ 8)トルニファニド(304911−98−6)、(F ニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3− 309)トリアゾキシド(72459−58−6)、( イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン− F310)トリクラミド(70193−21−4)、( 20 1−イル}エタノン(1003316−51−5)、( F311)ザリラミド(84527−51−5)、(F F323)2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピル− 312)(3S,6S,7R,8R)−8−ベンジル− 4H−クロメン−4−オン、(F324)2−クロロ− 3−[({3−[(イソブチリルオキシ)メトキシ]− 5−[2−クロロ−1−(2,6−ジフルオロ−4−メ 4−メトキシピリジン−2−イル}カルボニル)アミノ トキシフェニル)−4−メチル−1H−イミダゾール− ]−6−メチル−4,9−ジオキソ−1,5−ジオキソ 5−イル]ピリジン、(F325)2−フェニルフェノ ナン−7−イル 2−メチルプロパノエート(5178 ール及び塩(90−43−7)、(F326)3−(4 75−34−2)、(F313)1−(4−{4−[( ,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4− 5R)−5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5 ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン(8616 −ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1, 47−85−0)、(F327)3,4,5−トリクロ 3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)− 30 ロピリジン−2,6−ジカルボニトリル(17824− 2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H 85−0)、(F328)3−[5−(4−クロロフェ −ピラゾール−1−イル]エタノン(1003319− ニル)−2,3−ジメチル−1,2−オキサゾリジン− 79−6)、(F314)1−(4−{4−[(5S) 3−イル]ピリジン、(F329)3−クロロ−5−( −5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒ 4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジフルオロフェ ドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−1,3−チ ニル)−6−メチルピリダジン、(F330)4−(4 アゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[ −クロロフェニル)−5−(2,6−ジフルオロフェニ 5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ ル)−3,6−ジメチルピリダジン、(F331)5− ゾール−1−イル]エタノン(1003319−80− アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、 9)、(F315)1−(4−{4−[5−(2,6− (F332)5−クロロ−N’−フェニル−N’−(プ ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オ 40 ロパ−2−イン−1−イル)チオフェン−2−スルホノ キサゾール−3−イル]−1,3−チアゾール−2−イ ヒドラジド(134−31−6)、(F333)5−フ ル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3− ルオロ−2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]ピリ (トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル ミジン−4−アミン(1174376−11−4)、( ]エタノン(1003318−67−9)、(F316 F334)5−フルオロ−2−[(4−メチルベンジル )1−(4−メトキシフェノキシ)−3,3−ジメチル )オキシ]ピリミジン−4−アミン(1174376− ブタン−2−イル 1H−イミダゾール−1−カルボキ 25−0)、(F335)5−メチル−6−オクチル[ シレート(111227−17−9)、(F317)2 1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7 ,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル −アミン、(F336)(2Z)−3−アミノ−2−シ )ピリジン(13108−52−6)、(F318)2 アノ−3−フェニルプロパ−2−エン酸エチル、(F3 ,3−ジブチル−6−クロロチエノ[2,3−d]ピリ 50 37)N’−(4−{[3−(4−クロロベンジル)− ( 26 ) JP 49 2015-528017 A 2015.9.24 50 1,2,4−チアジアゾール−5−イル]オキシ}−2 ル−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オキシ ,5−ジメチルフェニル)−N−エチル−N−メチルイ )メチル]ピリジン−2−イル}カルバミン酸tert ミドホルムアミド、(F338)N−(4−クロロベン −ブチル; ジル)−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン (16) −1−イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(F3 メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−[2’−( 39)N−[(4−クロロフェニル)(シアノ)メチル トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル]−1H− ]−3−[3−メトキシ−4−(プロパ−2−イン−1 ピラゾール−4−カルボキサミド、(F355)N−( −イルオキシ)フェニル]プロパンアミド、(F340 4’−クロロビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオ )N−[(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル ロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カル )メチル]−2,4−ジクロロピリジン−3−カルボキ 10 ボキサミド、(F356)N−(2’,4’−ジクロロ サミド、(F341)N−[1−(5−ブロモ−3−ク ビフェニル−2−イル)−3−(ジフルオロメチル)− ロロピリジン−2−イル)エチル]−2,4−ジクロロ 1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、 ピリジン−3−カルボキサミド、(F342)N−[1 (F357)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル− −(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)エチ N−[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2− ル]−2−フルオロ−4−ヨードピリジン−3−カルボ イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F キサミド、(F343)N−{(E)−[(シクロプロ 358)N−(2’,5’−ジフルオロビフェニル−2 ピルメトキシ)イミノ][6−(ジフルオロメトキシ) −イル)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)− −2,3−ジフルオロフェニル]メチル}−2−フェニ 1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F359) ルアセトアミド(221201−92−9)、(F34 3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−[4’− 4)N−{(Z)−[(シクロプロピルメトキシ)イミ 20 (プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル ノ][6−(ジフルオロメトキシ)−2,3−ジフルオ ]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F36 ロフェニル]メチル}−2−フェニルアセトアミド(2 0)5−フルオロ−1,3−ジメチル−N−[4’−( 21201−92−9)、(F345)N’−{4−[ プロパ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル] (3−tert−ブチル−4−シアノ−1,2−チアゾ −1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F361 ール−5−イル)オキシ]−2−クロロ−5−メチルフ )2−クロロ−N−[4’−(プロパ−1−イン−1− ェニル}−N−エチル−N−メチルイミドホルムアミド イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン−3−カルボキ 、(F346)N−メチル−2−(1−{[5−メチル サミド、(F362)3−(ジフルオロメチル)−N− −3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1 [4’−(3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル −イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−N−(1 )ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾ ,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)− 30 ール−4−カルボキサミド、(F363)N−[4’− 1,3−チアゾール−4−カルボキサミド(92251 (3,3−ジメチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェ 4−49−6)、(F347)N−メチル−2−(1− ニル−2−イル]−5−フルオロ−1,3−ジメチル− {[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H− 1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F364) ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イ 3−(ジフルオロメチル)−N−(4’−エチニルビフ ル)−N−[(1R)−1,2,3,4−テトラヒドロ ェニル−2−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール− ナフタレン−1−イル]−1,3−チアゾール−4−カ 4−カルボキサミド、(F365)N−(4’−エチニ ルボキサミド(922514−07−6)、(F348 ルビフェニル−2−イル)−5−フルオロ−1,3−ジ )N−メチル−2−(1−{[5−メチル−3−(トリ メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F フルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセ 366)2−クロロ−N−(4’−エチニルビフェニル チル}ピペリジン−4−イル)−N−[(1S)−1, 40 −2−イル)ピリジン−3−カルボキサミド、(F36 2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−1 7)2−クロロ−N−[4’−(3,3−ジメチルブタ ,3−チアゾール−4−カルボキサミド(922514 −1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジ −48−5)、(F349){6−[({[(1−メチ ン−3−カルボキサミド、(F368)4−(ジフルオ ル−1H−テトラゾール−5−イル)(フェニル)メチ ロメチル)−2−メチル−N−[4’−(トリフルオロ リデン]アミノ}オキシ)メチル]ピリジン−2−イル メチル)ビフェニル−2−イル]−1,3−チアゾール }カルバミン酸ペンチル、(F350)フェナジン−1 −5−カルボキサミド、(F369)5−フルオロ−N −カルボン酸、(F351)キノリン−8−オール(1 −[4’−(3−ヒドロキシ−3−メチルブタ−1−イ 34−31−6)、(F352)キノリン−8−オール ン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメ スルフェート(2:1)(134−31−6)、(F3 チル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、(F3 53){6−[({[(1−メチル−1H−テトラゾー 50 70)2−クロロ−N−[4’−(3−ヒドロキシ−3 さらなる化合物、例えば、(F354)1− ( 27 ) JP 51 2015-528017 A 2015.9.24 52 −メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル−2− ンヘキサミド(126833−17−8)、(F17) イル]ピリジン−3−カルボキサミド、(F371)3 フェンプロピジン(67306−00−7)、(F18 −(ジフルオロメチル)−N−[4’−(3−メトキシ )フェンプロピモルフ(67306−03−0)、(F −3−メチルブタ−1−イン−1−イル)ビフェニル− 19)フルキンコナゾール(136426−54−5) 2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カル 、(F22)フルトリアホール、(F26)イマザリル ボキサミド、(F372)5−フルオロ−N−[4’− 、(F29)イプコナゾール(125225−28−7 (3−メトキシ−3−メチルブタ−1−イン−1−イル )、(F30)メトコナゾール(125116−23− )ビフェニル−2−イル]−1,3−ジメチル−1H− 6)、(F31)ミクロブタニル(88671−89− ピラゾール−4−カルボキサミド、(F373)2−ク 0)、(F37)ペンコナゾール(66246−88− ロロ−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブタ− 10 6)、(F39)プロクロラズ(67747−09−5 1−イン−1−イル)ビフェニル−2−イル]ピリジン )、(F40)プロピコナゾール(60207−90− −3−カルボキサミド、(F374)(5−ブロモ−2 1)、(F41)プロチオコナゾール(178928− −メトキシ−4−メチルピリジン−3−イル)(2,3 70−6)、(F44)キンコナゾール(103970 ,4−トリメトキシ−6−メチルフェニル)メタノン、 −75−8)、(F46)スピロキサミン(11813 (F375)N−[2−(4−{[3−(4−クロロフ 4−30−8)、(F47)テブコナゾール(1075 ェニル)プロパ−2−イン−1−イル]オキシ}−3− 34−96−3)、(F51)トリアジメノール(89 メトキシフェニル)エチル]−N2−(メチルスルホニ 482−17−7)、(F55)トリチコナゾール(1 ル)バリンアミド(220706−93−4)、(F3 31983−72−7); 76)4−オキソ−4−[(2−フェニルエチル)アミ (2) ノ]ブタン酸、(F377)ブタ−3−イン−1−イル 20 えば、(F65)ビキサフェン(581809−46− 複合体I又はIIにおける呼吸鎖の阻害薬、例 {6−[({[(Z)−(1−メチル−1H−テトラ 3)、(F66)ボスカリド(188425−85−6 ゾール−5−イル)(フェニル)メチレン]アミノ}オ )、(F67)カルボキシン(5234−68−4)、 キシ)メチル]ピリジン−2−イル}カルバメート、( (F70)フルオピラム(658066−35−4)、 F378)4−アミノ−5−フルオロピリミジン−2− (F71)フルトラニル(66332−96−5)、( オール(メソメリック形態:6−アミノ−5−フルオロ F72)フルキサピロキサド(907204−31−3 ピリミジン−2(1H)−オン)、(F379)3,4 )、(F73)フラメトピル(123572−88−3 ,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピル、及び、(F3 )、(F75)イソピラザム(シン−エピマー性ラセミ 80)オリザストロビン。 化合物(1RS,4SR,9RS)とアンチ−エピマー 【0068】 性ラセミ化合物(1RS,4SR,9SR)の混合物) クラス(1)∼クラス(16)の名前が挙げられている 30 (881685−58−1)、(F76)イソピラザム 全ての殺菌剤は、それらが有している官能基によって可 (アンチ−エピマー性ラセミ化合物 能である場合には、適切な塩基又は酸と、場合により塩 9SR)、(F77)イソピラザム(アンチ−エピマー を形成することができる。 性エナンチオマー 【0069】 ソピラザム(アンチ−エピマー性エナンチオマー 本発明の好ましい実施形態では、該少なくとも1種類の ,4R,9R)、(F79)イソピラザム(シン−エピ 殺菌剤は、合成殺菌剤である。 マー性ラセミ化合物 【0070】 80)イソピラザム(シン−エピマー性エナンチオマー 本発明の1実施形態では、該組成物は2種類以上の殺菌 1RS,4SR, 1R,4S,9S)、(F78)イ 1S 1RS,4SR,9RS)、(F 1R,4S,9R)、(F81)イソピラザム(シン 剤を含んでいる。好ましい実施形態では、該組成物は、 −エピマー性エナンチオマー 上記で挙げられている好ましい殺菌剤のうちの2種類以 40 F84)ペンフルフェン(494793−67−8)、 1S,4R,9S)、( 上を含んでいる。 (F85)ペンチオピラド(183675−82−3) 【0071】 、(F86)セダキサン(874967−67−6)、 本発明の好ましい実施形態によれば、該殺菌剤は、以下 (F87)チフルザミド(130000−40−7)、 のものからなる群から選択される: (F91)N−[1−(2,4−ジクロロフェニル)− (1) エルゴステロール生合成の阻害薬、例えば、( 1−メトキシプロパン−2−イル]−3−(ジフルオロ F3)ビテルタノール、(F4)ブロムコナゾール(1 メチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボ 16255−48−2)、(F5)シプロコナゾール( キサミド(1092400−95−7)、(F98)1 113096−99−4)、(F7)ジフェノコナゾー −メチル−3−(トリフルオロメチル)−N−(1,3 ル(119446−68−3)、(F12)エポキシコ ,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン ナゾール(106325−08−0)、(F16)フェ 50 −4−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド ( 28 ) JP 53 2015-528017 A 2015.9.24 54 、(F99)1−メチル−3−(トリフルオロメチル) 39−10−3)、(F167)ホルペット(133− −N−[(1S)−1,3,3−トリメチル−2,3− 07−3)、(F168)グアザチン(108173− ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾ 90−6)、(F172)イミノクタジン三酢酸塩(5 ール−4−カルボキサミド、(F100)1−メチル− 7520−17−9)、(F174)マンゼブ(801 3−(トリフルオロメチル)−N−[(1R)−1,3 8−01−7)、(F180)プロピネブ(12071 ,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン −83−9)、(F181)硫黄及び硫黄剤、例えば、 −4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド 多硫化カルシウム(7704−34−9)、(F182 、(F101)3−(ジフルオロメチル)−1−メチル )チウラム(137−26−8); −N−[(3S)−1,1,3−トリメチル−2,3− (6) ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]−1H−ピラゾ 10 186)アシベンゾラル−S−メチル(135158− ール−4−カルボキサミド、(F102)3−(ジフル 54−2)、(F187)イソチアニル(224049 オロメチル)−1−メチル−N−[(3R)−1,1, −04−1)、(F189)チアジニル(223580 3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン− −51−6); 4−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド; (7) (3) 宿主の防御を誘発し得る化合物、例えば、(F アミノ酸及び/又はタンパク質の生合成の阻害 複合体IIIにおける呼吸鎖の阻害薬、例えば 薬、例えば、(F192)シプロジニル(121552 、(F105)アメトクトラジン(865318−97 −61−2)、(F196)ピリメタニル(53112 −4)、(F106)アミスルブロム(348635− −28−0); 87−0)、(F107)アゾキシストロビン(131 (9) 860−33−8)、(F108)シアゾファミド(1 ンチアバリカルブ(177406−68−7)、(F2 20116−88−3)、(F111)ジモキシストロ 20 03)ジメトモルフ(110488−70−5)、(F ビン(141600−52−4)、(F112)エネス 205)イプロバリカルブ(140923−17−7) トロブリン(238410−11−2)、(F113) 、(F206)マンジプロパミド(374726−62 ファモキサドン(131807−57−3)、(F11 −2)、(F210)バリフェナレート(283159 4)フェンアミドン(161326−34−7)、(F −94−4;283159−90−0); 116)フルオキサストロビン(361377−29− (10) 9)、(F117)クレソキシム−メチル(14339 16)ヨードカルブ(iodocarb)(55406 0−89−0)、(F118)メトミノストロビン(1 −53−6)、(F217)イプロベンホス(2608 33408−50−1)、(F119)オリサストロビ 7−47−8)、(F220)プロパモカルブ塩酸塩( ン(189892−69−1)、(F120)ピコキシ 25606−41−1)、(F225)トルクロホス− ストロビン(117428−22−5)、(F121) 30 メチル; ピラクロストロビン(175013−18−0)、(F (11) 124)ピリベンカルブ(799247−52−2)、 6)カルプロパミド; (F126)トリフロキシストロビン(141517− (12) 21−7); ナラキシル(71626−11−4)、(F234)ベ (4) 細胞壁合成の阻害薬、例えば、(F202)ベ 脂質及び膜の合成の阻害薬、例えば、(F2 メラニン生合成の阻害薬、例えば、(F22 核酸合成の阻害薬、例えば、(F233)ベ 有糸分裂及び細胞分裂の阻害薬、例えば、(F ナラキシル−M(キララキシル(kiralaxyl) 139)カルベンダジム(10605−21−7)、( )(98243−83−5)、(F239)フララキシ F140)クロルフェナゾール(3574−96−7) ル(57646−30−7)、(F240)ヒメキサゾ 、(F141)ジエトフェンカルブ(87130−20 ール(10004−44−1)、(F241)メタラキ −9)、(F142)エタボキサム(162650−7 シル(57837−19−1)、(F242)メタラキ 7−3)、(F143)フルオピコリド、(F144) 40 シル−M(メフェノキサム)(70630−17−0) フベリダゾール(3878−19−1)、(F145) 、(F244)オキサジキシル(77732−09−3 ペンシクロン(66063−05−6)、(F147) ); チオファネート−メチル(23564−05−8)、( (13) F149)ゾキサミド(156052−68−5); )フェンピクロニル(74738−17−3)、(F2 (5) 多部位に作用し得る化合物、例えば、(F15 48)フルジオキソニル(131341−86−1)、 4)キャプタン(133−06−2)、(F155)ク (F249)イプロジオン(36734−19−7)、 ロロタロニル(1897−45−6)、(F156)水 (F251)キノキシフェン(124495−18−7 酸化銅(20427−59−2)、(F159)塩基性 )、(F252)ビンクロゾリン(50471−44− 塩化銅(1332−40−7)、(F162)ジチアノ 8); ン(3347−22−6)、(F163)ドジン(24 50 (14) シグナル伝達の阻害薬、例えば、(F247 脱共役剤として作用し得る化合物、例えば、 ( 29 ) JP 55 2015-528017 A 2015.9.24 56 (F256)フルアジナム(79622−59−6); ルキルシロキサン及び/又は塩(例えば、有機又は無機 (15) さらなる化合物、例えば、(F266)シモ のアンモニウム塩又はホスホニウム塩、例えば、硫酸ア キサニル(57966−95−7)、(F280)フル ンモニウム又はリン酸水素二アンモニウム))、及び/ チアニル(304900−25−2)、(F281)ホ 又は、保持促進剤(retention セチル−アルミニウム(39148−24−8)、(F er)(例えば、スルホコハク酸ジオクチル又はヒドロ 286)メタスルホカルブ(66952−49−6)、 キシプロピルグアーポリマー)、及び/又は、湿潤剤( (F287)イソチオシアン酸メチル(556−61− 例えば、グリセロール)、及び/又は、肥料(例えば、 6)、(F288)メトラフェノン(220899−0 アンモニウム肥料、カリウム肥料又はリン肥料)〕を含 3−6)、(F298)亜リン酸及びその塩(1359 有することができる。 8−36−2)、(F301)プロキナジド(1892 10 【0075】 78−12−4)、(F309)トリアゾキシド(72 典型的な製剤の例としては、以下のものなどがある:水 459−58−6)、及び、(F319)2,6−ジメ 溶性液剤(SL)、乳剤(EC)、水中油型エマルショ チル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c: ン剤(EW)、懸濁製剤(SC、SE、FS、OD)、 5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6 顆粒水和剤(WG)、顆粒剤(GR)、及び、カプセル H)−テトロン。 製剤(capsule 【0072】 CS);これらのタイプの製剤及び別の可能なタイプの 本発明の1実施形態では、該殺菌剤は、カルベンダジム 製剤は、例えば、「Crop (F139)、カルボキシン(F67)、ジフェノコナ ational」によって、及び、「Pesticid ゾール(F7)、フルジオキソニル(F248)、フル e Specifications, Manual キンコナゾール(F19)、フルキサピロキサド(F7 20 on use of 2)、イプコナゾール(F29)、イソチアニル(F1 FAO 87)、メフェノキサム(F242)、メタラキシル( s for F241)、ペンシクロン(F145)、ペンフルフェ nt ン(F84)、プロチオコナゾール(F41)、プロク ion ロラズ(F39)、ピラクロストロビン(F121)、 d by theFAO/WHO セダキサン(F86)、シルチオファム(F201)、 ting on Pesticide テブコナゾール(F47)、チウラム(F182)、ト cations, リフロキシストロビン(F126)及びトリチコナゾー 048576」に記載されている。該製剤は、本発明の ル(F55)からなる群から選択される。 1種類以上の活性成分以外の農薬活性化合物を含有する 【0073】 30 concentrates)( Life developmentand and WHO Intern specification pesticides, Production Papers promot FAO Pla and Protect − 173, prepare 2004, Joint Mee Specifi ISBN: 9251 ことができる。 さらなる添加剤 【0076】 本発明の1態様は、増量剤、溶媒、自発性促進剤(sp 当該製剤又は施用形態は、好ましくは、例えば、補助剤 ontaneity 、例えば、増量剤、溶媒、自発性促進剤(sponta promoter)、担体、乳化 剤、分散剤、凍結防止剤(frost protect neity promoter)、担体、乳化剤、分散 ant)、増粘剤及びアジュバントからなる群から選択 剤、凍結防止剤(frost される少なくとも1種類の補助剤を付加的に含んでいる 、殺生物剤、増粘剤及び/又は他の補助剤(例えば、ア protectant) 上記で記載した組成物を提供することである。そのよう ジュバント)などを含有する。これに関連して、アジュ な組成物は、製剤と称される。 バントは、製剤の生物学的効果を増強する成分であって 【0074】 、その成分自体が生物学的効果を有することはない。 従って、本発明の1態様において、本発明の組成物を含 40 アジュバントの例は、葉の表面への保持、拡展(spr んでいる、作物保護剤及び/又は殺有害生物剤としての eading)、付着を促進する作用物質又は浸透を促 、製剤及びその製剤から調製される施用形態〔例えば、 進する作用物質である。 潅注液、滴下液及び噴霧液〕が提供される。該施用形態 【0077】 は、例えば、さらなる作物保護剤、及び/又は、殺有害 これらの製剤は、既知方法で、例えば、該活性成分を補 生物剤、及び/又は、活性増強用アジュバント〔例えば 助剤(例えば、増量剤、溶媒及び/又は固形担体)、及 、浸透剤(例えば、植物油(例えば、ナタネ油、ヒマワ び/又は、さらなる補助剤(例えば、界面活性剤)と混 リ油)、鉱油(例えば、流動パラフィン)、植物性脂肪 合させることによって、製造する。そのような製剤は、 酸のアルキルエステル(例えば、ナタネ油メチルエステ 適切なプラントで調製するか、又は、施用前若しくは施 ル又はダイズ油メチルエステル)、又は、アルカノール 用中に調製する。 アルコキシレート)、及び/又は、展着剤(例えば、ア 50 【0078】 ( 30 ) JP 57 2015-528017 A 2015.9.24 58 補助剤として使用するのに適しているものは、当該活性 【0082】 成分の製剤又はそのような製剤から調製された施用形態 原則として、適切な全ての担体を使用することが可能で (例えば、使用に適した作物保護剤、例えば、散布液又 ある。適切な担体は、特に、以下のものである:例えば は種子粉衣)に、特定の特性、例えば、特定の物理的特 、アンモニウム塩、及び、粉砕された天然鉱物、例えば 性、技術的特性及び/又生物学的特性などを、付与する 、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパ のに適している物質である。 ルジャイト、モンモリロナイト又はケイ藻土、及び、粉 【0079】 砕された合成鉱物、例えば、微粉化シリカ、アルミナ及 適切な増量剤は、例えば、水、並びに、極性及び非極性 び天然シリケート又は合成シリケート、樹脂、蝋、及び の有機化学的液体、例えば、以下の種類から選択される /又は、固形肥料。そのような担体の混合物も使用する ものである:芳香族及び非芳香族の炭化水素類(例えば 10 ことができる。粒剤に適している担体としては、以下の 、パラフィン類、アルキルベンゼン類、アルキルナフタ ものを挙げることができる:例えば、粉砕して分別した レン類、クロロベンゼン類)、アルコール類及びポリオ 天然鉱物、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、苦 ール類(これらは、適切な場合には、置換されていても 灰岩、並びに、無機及び有機の粗挽き粉からなる合成顆 よく、エーテル化されていてもよく、及び/又は、エス 粒、並びに、さらに、有機材料(例えば、おがくず、紙 テル化されていてもよい)、ケトン類(例えば、アセト 、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸及びタバコの葉柄な ン、シクロヘキサノン)、エステル類(これは、脂肪類 ど)からなる顆粒。 及び油類を包含する)及び(ポリ)エーテル類、置換さ 【0083】 れていない及び置換されているアミン類、アミド類、ラ 液化ガスの増量剤又は溶媒を使用することも可能である クタム類(例えば、N−アルキルピロリドン類)及びラ 。特に適しているものは、標準温度及び標準圧力下では クトン類、スルホン類及びスルホキシド類(例えば、ジ 20 気体である増量剤又は担体であり、その例は、エーロゾ メチルスルホキシド)。 ル噴射剤、例えば、ハロゲン化炭化水素類、並びに、さ 【0080】 らに、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素である。 使用する増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助 【0084】 溶媒として使用することもできる。本質的に、適する液 イオン特性若しくは非イオン特性を有する乳化剤及び/ 体溶媒は、芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン 若しくは泡形成剤、分散剤又は湿潤剤の例、又は、これ 又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物又は塩 らの界面活性物質の混合物は、以下のものである:ポリ 素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、クロ アクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールス ロエチレン類又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例え ルホン酸若しくはナフタレンスルホン酸の塩、エチレン ば、シクロヘキサン又はパラフィン類、例えば、石油留 オキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレン 分、鉱油及び植物油、アルコール類、例えば、ブタノー 30 オキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシド ル又はグリコールとそれらのエーテル及びエステル、ケ と脂肪アミンの重縮合物、置換されているフェノール( トン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチ 好ましくは、アルキルフェノール又はアリールフェノー ルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒 ル)の重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリ 、例えば、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキ ン誘導体(好ましくは、アルキルタウレート)、ポリエ シドなどであり、さらに、水も適している。 トキシ化アルコールのリン酸エステル若しくはポリエト 【0081】 キシ化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪 原則として、適切な全ての溶媒を使用することが可能で 酸エステル、並びに、硫酸アニオン、スルホン酸アニオ ある。適切な溶媒は、例えば、芳香族炭化水素、例えば ン及びリン酸アニオンを含んでいる該化合物の誘導体で 、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、例え あり、その例は、アルキルアリールポリグリコールエー ば、塩素化芳香族炭化水素又は塩素化脂肪族炭化水素、 40 テル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェー 例えば、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチ ト類、アリールスルホネート類、タンパク質加水分解物 レン、例えば、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサ 、リグニンスルファイト廃液、及び、メチルセルロース ン、例えば、パラフィン類、石油留分、鉱油及び植物油 である。 、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イ 該活性成分のうちの1種類及び/又は該不活性担体のう ソプロパノール、ブタノール又はグリコール、例えば、 ちの1種類が水に溶解せず且つ施用が水で行われる場合 及び、さらに、それらのエーテル及びエステル、ケトン は、界面活性物質を存在させることが有利である。 類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ 【0085】 ソブチルケトン又はシクロヘキサノン、例えば、強極性 該製剤及びその製剤から誘導される施用形態の中に存在 溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、及び、水である させることができるさらなる補助剤としては、着色剤、 。 50 例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプ ( 31 ) JP 59 ルシアンブルー(Prussian 2015-528017 A 2015.9.24 60 Blue)、並び 12)、脂肪酸エステル、例えば、ナタネ油メチルエス に、有機染料、例えば、アリザリン染料、アゾ染料及び テル若しくはダイズ油メチルエステル、脂肪アミンアル 金属フタロシアニン染料、並びに、栄養素及び微量栄養 コキシレート、例えば、獣脂アミンエトキシレート(1 素、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバ 5)、又は、アンモニウム塩及び/若しくはホスホニウ ルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などを挙げることがで ム塩、例えば、硫酸アンモニウム若しくはリン酸水素二 きる。 アンモニウムなどを挙げることができる。 【0086】 【0091】 安定剤(例えば、低温安定剤)、防腐剤、酸化防止剤、 該製剤は、その製剤の重量に基づいて、好ましくは、0 光安定剤、又は、化学的及び/若しくは物理的安定性を .0001重量%∼98重量%の活性成分を含んでおり 向上させる別の作用剤も存在させることができる。さら 10 、又は、特に好ましくは、0.01重量%∼95重量% に、泡形成剤又は消泡剤も存在させることができる。 の活性成分を含んでおり、さらに好ましくは、0.5重 【0087】 量%∼90重量%の活性成分を含んでいる。活性成分の さらに、該製剤及びその製剤から誘導される施用形態に 含有量は、該殺有害生物性テルペン混合物と該少なくと は、付加的な補助剤として、固着剤、例えば、カルボキ も1種類の殺虫剤と場合により殺菌剤の総量であると定 シメチルセルロース、並びに、粉末又は顆粒又はラテッ 義される。該殺有害生物性テルペン混合物は、必須成分 クスの形態にある天然ポリマー及び合成ポリマー、例え としての3種類のテルペン(α−テルピネン、p−シメ ば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ ン及びリモネン)と場合により不純物(例えば、ケノポ ニル、並びに、さらに、天然リン脂質、例えば、セファ ディウム・アンブロシオイデス・near・アンブロシ リン及びレシチン、及び、合成リン脂質なども含ませる オイデス(Chenopodium ことができる。可能なさらなる補助剤としては、鉱油及 20 ides び植物油などがある。 出物の中に含まれている不純物)の混合物を意味する。 【0088】 例えば、市販製品であるRequiem(登録商標)を 該製剤及びその製剤から誘導される施用形態の中には、 殺有害生物性テルペン混合物として使用する場合、その 場合により、さらなる補助剤も存在させることができる 量は、その中に含まれている該3種類の殺有害生物性テ 。そのような添加剤の例としては、芳香物質、保護コロ ルペン(α−テルピネン、p−シメン及びリモネン)の イド、結合剤、接着剤、増粘剤、揺変性物質、浸透剤、 合計量が以下で定義されている要件を満たすように選択 保持促進剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤、湿 する。この定義は、以下の記述全体を通して同様に適用 潤剤及び展着剤などがある。一般的にいえば、該活性成 される。 分は、製剤を目的として一般的に使用される固体又は液 【0092】 体の任意の添加剤と組み合わせることができる。 30 near ambrosio ambrosioides)の抽 該製剤から調製された施用形態(作物保護製品)の活性 【0089】 成分含有量は、広い範囲内でさまざまであり得る。該施 適切な保持促進剤には、例えば、動的表面張力を低減さ 用形態の活性成分の濃度は、その施用形態の重量に基づ せる全ての物質(例えば、スルホコハク酸ジオクチル) いて、典型的には、0.0001重量%∼95重量%の 又は粘弾性を増大させる全ての物質(例えば、ヒドロキ 活性成分、好ましくは、0.001重量%∼1重量%の シプロピルグアーポリマー)が包含される。 活性成分であり得る。施用は、その施用形態に適合させ 【0090】 た慣習的な方法で行う。 本発明に関連して、適切な浸透剤には、植物体内への農 【0093】 薬活性化合物の浸透を増大させるために典型的に使用さ さらに、本発明の1態様において、キットが提供され、 れる全ての物質が包含される。これに関連して、浸透剤 ここで、該キットは、殺有害生物性テルペン混合物及び は、それらが、(一般には、水性の)施用液から、及び 40 少なくとも1種類の殺虫剤を、相乗的に有効な量で(但 /又は、散布による被膜から、植物のクチクラの中に浸 し、該殺有害生物性テルペン混合物と該殺虫剤は、同一 透し、それによって、活性成分のクチクラ内での移動性 でなはい)、空間的に分離された配置で含んでいる。 を増強することができる能力によって定義される。この 【0094】 特性は、文献(Baur 1997, 本発明のさらなる実施形態では、上記キットは、さらに 51, 13 、少なくとも1種類の殺菌剤を含んでいるが、但し、該 1−152)に記載されている方法を用いて、確認する 殺有害生物性テルペン混合物と該殺菌剤は、同一ではな ことができる。その例としては、例えば、アルコールア い。該殺菌剤は、当該キットの殺有害生物性テルペン混 ルコキシレート、例えば、ココナッツ脂肪エトキシレー 合物のコンポーネントの中に存在させることができるか ト(coconut 、又は、当該キットの空間的に分離された殺虫剤のコン Pesticide et al., Science fatty ethoxylat e)(10)若しくはイソトリデシルエトキシレート( 50 ポーネントの中に存在させることができるか、又は、そ ( 32 ) JP 61 2015-528017 A 2015.9.24 62 れらの両方のコンポーネントの中に存在させることがで 上した葉の緑色、光合成活性、より多い生産的な分げつ きる。好ましくは、該殺菌剤は、殺虫剤のコンポーネン 、植物の強化された活力、及び、植物の増大された株立 トの中に存在させる。 ち本数。 【0095】 【0100】 さらに、本発明によるキットには、付加的に、以下で挙 本発明に関連して、植物の改善された健康は、好ましく げられている増量剤、溶媒、自発性促進剤(spont は、特に、作物収量、より発達した根系、改善された根 aneity の成長、改善された根の寸法の維持、改善された根の有 promoter)、担体、乳化剤、分 散剤、凍結防止剤(frost protectant 効性、分げつの増加及び植物草丈の増大から選択される )、増粘剤及びアジュバントからなる群から選択される 植物の改善された特性を意味する。 少なくとも1種類の補助剤も含ませることができる。こ 10 【0101】 の少なくとも1種類の補助剤は、当該キットの殺有害生 本明細書中で定義されている植物の健康に対する本発明 物性テルペン混合物のコンポーネントの中に存在させる による組成物の効果は、同じ環境条件下で成育させた植 ことができるか、又は、当該キットの空間的に分離され 物群を比較することによって確認することが可能であり た殺虫剤のコンポーネントの中に存在させることができ 、その際、その植物群の一部分を本発明による組成物で るか、又は、それらの両方のコンポーネントの中に存在 処理し、そして、その植物群の別の部分は本発明による させることができる。 組成物で処理しない。あるいは、その別の部分を、全く 【0096】 処理しないか、又は、プラセボで処理する〔即ち、本発 本発明の別の態様において、上記で記載されている組成 明による組成物なしで施用する、例えば、全ての活性成 物は、昆虫類、線虫類及び/又は植物病原体に起因する 分なしで(即ち、本明細書中に記載されている殺有害生 植物及び植物の部分の全体的な損傷並びに収穫された果 20 物性テルペン混合物なしで、且つ、本明細書中に記載さ 実又は野菜における損失を低減させる為に使用される。 れている殺虫剤なしで)施用する、又は、本明細書中に 【0097】 記載されている殺有害生物性テルペン混合物なしで施用 さらにまた、本発明の別の態様において、上記で記載さ する、又は、本明細書中に記載されている殺虫剤なしで れている組成物は、植物の全体的な健康を増進させる。 施用する〕。 【0098】 【0102】 用語「植物の健康」は、一般に、有害生物の防除には関 本発明による組成物は、任意の望ましい方法で(例えば 連しない植物の種々の改善を包含する。例えば、挙げる 、種子粉衣の形態で、土壌潅注の形態で、及び/又は、 ことができる有利な特性は、以下のものを包含する改善 畝間に直接的に、及び/又は、茎葉散布として)施用す された作物特性である:出芽、作物収量、タンパク質含 ることが可能であり、そして、発生前、発生後又はその 有量、オイル含有量、デンプン含有量、より発達した根 30 両方で施用することができる。即ち、該組成物は、種子 系、改善された根の成長、改善された根の寸法の維持、 、植物若しくは収穫された果実及び野菜に対して施用し 改善された根の有効性、改善されたストレス耐性(例え 得るか、又は、植物がそこで成育してるか若しくは植物 ば、渇水、熱、塩、紫外線、水、低温などに対する耐性 がそこで成育するのが望ましい土壌(植物の成育場所) )、低減されたエチレン(低減された産生及び/又は受 に施用し得る。 容の阻害)、分げつの増加、植物草丈の増大、増大され 【0103】 た葉身、低減された枯れた根出葉、強化された分げつ、 植物及び植物の部分の全体的な損傷を低減させることで 向上した葉の緑色、色素含有量、光合成活性、低減され 、多くの場合、植物はより健康になり、並びに/又は、 た必要供給量(例えば、肥料又は水)、低減された必要 植物の活力及び収穫量が増大する。 とされる種子、より多い生産的な分げつ、より早い開花 【0104】 、穀物のより早い成熟、低減された植物バース(ver 40 好ましくは、本発明による組成物は、慣習的な植物又は se)(倒伏)、苗条の増大された成長、植物の強化さ トランスジェニック植物又はそれらの種子を処理するた れた活力、植物の増大された株立ち本数、並びに、より めに使用する。 早い及びより良好な発芽。 【0105】 【0099】 本発明に従って処理される好ましい植物及び/又は植物 本発明による使用に関して、植物の改善された健康は、 の部分は、トウガラシ(Capsicum 好ましくは、以下のものを包含する改善された植物特性 m)、ワタ(Gossypium を意味する:作物収量、より発達した根系(改善された の葉、インゲンマメ(Phaseolus 根の成長)、改善された根の寸法の維持、改善された根 ris)植物、ハクサイ(Brassica の有効性、分げつの増加、植物草丈の増大、増大された nensis)、トウモロコシ(Zeas 葉身、低減された枯れた根出葉、強化された分げつ、向 50 及びインゲンマメ(Phaesolus annuu hirsutum) vulga peki mais) vulgar ( 33 ) JP 63 2015-528017 A 2015.9.24 64 is)である。 おける、該殺有害生物性テルペン混合物及び該少なくと 【0106】 も1種類の殺虫剤及び場合により該少なくとも1種類の 本発明の組成物は、モモアカアブラムシ(Myzus 殺菌剤の処理される植物の表面上若しくは内部又は処理 persicae)、ワタアブラムシ(Aphis g される植物の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間における ossypii)、ナミハダニ(Tetranychu 存在も包含する。 s 【0111】 urticae)、マスタードビートル(Phae don cochleriae)及びツマジロクサヨト ウ(Spdoptera 該殺有害生物性テルペン混合物及び該少なくとも1種類 frugiperde)の発 の殺虫剤及び場合により該少なくとも1種類の殺菌剤を 生に対して特に有効であることが立証された。 【0107】 順次的な方法で利用又は使用する場合、植物又は植物の 10 部分(これは、種子及び種子から発生した植物を包含す 本発明の別の態様において、昆虫類、線虫類及び/又は る)、収穫された果実及び野菜を以下の方法に従って処 植物病原体に起因する植物及び植物の部分の全体的な損 理するのが好ましい: 傷並びに収穫された果実若しくは野菜における損失を低 殺虫剤及び場合により該少なくとも1種類の殺菌剤を植 減させる方法が提供され、ここで、該方法は、該殺有害 物又は植物の部分に施用し、そして、第2に、該殺有害 生物性テルペン混合物及び少なくとも1種類の殺虫剤及 生物性テルペン混合物を同じ植物又は植物の部分に施用 び場合により少なくとも1種類の殺菌剤を、植物、植物 する。(作物)成長サイクルの範囲内における第1の施 の部分、収穫された果実、野菜及び/又は植物の成育場 用と第2の施用の間の期間は、さまざまであることがで 所に対して、相乗的に有効な量で、同時に又は順次に施 き、達成しようとする効果に依存する。例えば、第1の 用する段階を含んでいる(但し、該殺有害生物性テルペ 施用を、植物若しくは植物の部分における昆虫類、線虫 ン混合物と該殺虫剤又は殺菌剤は、同一ではない)。 20 第1に、該少なくとも1種類の 類及び/若しくは植物病原体の発生を予防するために( 【0108】 これは、特に、種子を処理する場合)実施するか、又は 本発明の方法の好ましい実施形態では、該少なくとも1 、昆虫類、線虫類及び/若しくは植物病原体の発生を駆 種類の殺虫剤は、合成殺虫剤である。 除するために(これは、特に、植物又は植物の部分を処 本発明の方法の別の好ましい実施形態では、該少なくと 理する場合)実施し、そして、第2の施用を、昆虫類、 も1種類の殺菌剤は、合成殺菌剤である。 線虫類及び/又は植物病原体の発生を予防又は防除する 【0109】 ために実施する。これに関連して、防除は、該殺有害生 本発明の方法は、以下の施用方法を包含する。即ち、上 物性テルペン混合物が有害生物又は植物病原性菌類を完 記で記載されている該殺有害生物性テルペン混合物と該 全には駆除することができないが、それらの発生を許容 少なくとも1種類の殺虫剤の両方を農業上許容される貯 可能なレベルに維持することができるということを意味 蔵期間を有する単一の安定な組成物〔所謂、「単独製剤 30 している。 (solo−formulation)」〕に製剤する 【0112】 ことができるか、又は、使用前若しくは使用時に組み合 本発明は、さらに、複数回施用することによって本発明 わせる〔所謂、「組み合わされた製剤(combine の組成物の殺虫活性、阻害活性、予防活性及び/又は忌 d−formulations)」〕。 避活性を強化する方法も提供する。一部の別の実施形態 【0110】 では、任意の望ましい発育段階中に、又は、任意の所定 特に別途言及されていない限り、表現「組合せ」は、単 の有害生物圧の下で、約1時間、約5時間、約10時間 独製剤の中の、単一の「レディーミックス」形態の中の 、約24時間、約2日間、約3日間、約4日間、約5日 、単独製剤で構成されている組み合わされたスプレー混 間、約1週間、約10日間、約2週間、約3週間、約1 合物(例えば、「タンクミックス」)の中の、及び、特 ヶ月間又はそれ以上の間隔で、植物及び/又は植物の部 に、順次的に〔即ち、適度に短い期間(例えば、数時間 40 分に本発明の組成物を2回施用する。さらに、一部の実 又は数日間、例えば、2時間∼7日間)の範囲内で順々 施形態では、任意の望ましい発育段階中に、又は、任意 に〕施用された場合の単一の活性成分の組合せ使用にお の所定の有害生物圧の下で、約1時間、約5時間、約1 ける、該殺有害生物性テルペン混合物と該少なくとも1 0時間、約24時間、約2日間、約3日間、約4日間、 種類の殺虫剤と場合により該少なくとも1種類の殺菌剤 約5日間、約1週間、約10日間、約2週間、約3週間 のさまざまな組合せを意味する。本発明による組成物を 、約1ヶ月間又はそれ以上の間隔で、植物及び/又は植 施用する順番は、本発明の実施に関して重要でない。従 物の部分に本発明の組成物を3回以上(例えば、3回、 って、用語「組合せ」は、例えば、該殺有害生物性テル 4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、又は、 ペン混合物及び該少なくとも1種類の殺虫剤及び場合に それ以上)施用する。各施用の間の間隔は、望ましい場 より該少なくとも1種類の殺菌剤を同時に又は連続して 合には、変えることができる。 植物、その周囲、生息環境又は貯蔵空間に施用した後に 50 当業者は、植物種、植物有害生物種及び他の要因に応じ ( 34 ) JP 65 2015-528017 A 2015.9.24 66 て、適切な回数及び間隔の長さを決定することができる 理対象の植物、植物の部分、種子、収穫された果実及び 。 野菜のサイズ又はタイプに依存する。通常、本発明に従 【0113】 って利用又は使用される殺虫剤は、該殺有害生物性テル 前記段階に従うことによって、処理された植物、植物の ペン混合物と場合により該殺菌剤を含んでいる単独製剤 部分並びに収穫された果実及び野菜における該少なくと 又は組み合わされた製剤の約0.1%∼約80%(w/ も1種類の殺虫剤及び場合により該少なくとも1種類の w)、好ましくは、1%∼約60%(w/w)、さらに 殺菌剤の残留の極めて低いレベルを達成することができ 好ましくは、約10%∼約50%(w/w)で、存在し る。 ている。 【0114】 【0118】 特に別途記載されていない限り、本発明の組成物による 10 該殺有害生物性テルペン混合物及び少なくとも1種類の 植物又は植物の部分(これは、種子及びその種子から発 殺虫剤及び存在する場合にはさらに該殺菌剤は、相乗的 芽した植物を包含する)、収穫された果実及び野菜の処 な重量比で使用又は利用する。当業者は、本発明に関す 理は、慣習的な処理方法を用いて、例えば、浸漬、散布 る相乗的な重量比を日常的な方法で見いだすことができ 、噴霧、潅漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、 る。当業者は、これらの比が、本明細書中に記載されて 塗布、拡散(spreading−on)、潅水(潅注 いる殺有害生物性テルペン混合物と少なくとも1種類の (drenching))、点滴潅漑などによって、直 殺虫剤が両方の成分とも処理対象の植物に単独製剤とし 接的に行うか、又は、それらの周囲、生息環境若しくは て施用された場合におけるそれらの成分の計算による比 貯蔵空間に作用させることにより行う。さらに、該少な のみならず、組み合わされた製剤の範囲内の比も示して くとも1種類の殺有害生物性テルペン混合物及び該少な いることを理解する。当業者は、それぞれ、単一の製剤 くとも1種類の殺虫剤及び場合により該少なくとも1種 20 中における該殺有害生物性テルペン混合物と殺虫剤の体 類の殺菌剤を単独製剤若しくは組み合わされた製剤とし 積及び量を知っているので、上記比を簡単な数学によっ て微量散布法(ultra−low て計算することができる。 volume m ethod)によって施用することも可能であり、又は 【0119】 、本発明の組成物を組成物として若しくは単独製剤とし 該比は、本発明による組合せの少なくとも1種類の殺虫 て土壌(畝間)の中に注入することも可能である。 剤を植物又は植物の部分に施用する時点における該殺虫 【0115】 剤の量及び本発明による組合せの殺有害生物性テルペン 用語「処理対象の植物(plant to be tr 混合物を植物又は植物の部分に施用する直前(例えば、 eated)」は、植物の全ての部分(これは、その根 48時間前、24時間前、12時間前、6時間前、2時 系を包含する)、及び、それぞれ、処理対象植物の茎若 間前、1時間前)又は施用する時点における該殺有害生 しくは幹の周囲の少なくとも10cm、20cm、30 30 物性テルペン混合物の量に基づいて、計算することがで cmの半径内にある材料物質(例えば、土壌又は栄養媒 きる。 体)又は処理対象の該植物の根系の周囲の少なくとも1 【0120】 0cm、20cm、30cmにある材料物質(例えば、 植物又は植物の部分への該殺有害生物性テルペン混合物 土壌又は栄養媒体)を包含する。 及び該少なくとも1種類の殺虫剤の施用は、同時に実施 【0116】 しすることができるか、又は、施用後に両方の成分が植 場合により殺菌剤の存在下で少なくとも1種類の殺虫剤 物の表面上又は植物の体内に存在している限り、異なっ と組み合わせて使用又は利用される該殺有害生物性テル た時点で実施することができる。該殺有害生物性テルペ ペン混合物の量は、最終的な製剤並びに処理対象の植物 ン混合物及び該殺虫剤を異なった時点で施用し、且つ、 、植物の部分、種子、収穫された果実及び野菜のサイズ 該殺虫剤を該殺有害生物性テルペン混合物よりも顕著に 又はタイプに依存する。通常、本発明に従って利用又は 40 前に施用する場合、当業者は、該殺有害生物性テルペン 使用される殺有害生物性テルペン混合物は、該少なくと 混合物を施用する時点又はその時点の少し前に、当技術 も1種類の殺虫剤と場合により該殺菌剤を含んでいる単 分野で既知の化学的分析によって、植物の表面上/植物 独製剤又は組み合わされた製剤の約2%∼約80%(w の体内における該殺虫剤の濃度を求めることができる。 /w)、好ましくは、約5%∼約75%(w/w)、さ 逆も同様であり、該殺有害生物性テルペン混合物を最初 らに好ましくは、約10%∼約70%(w/w)で、存 に植物に施用する場合、殺虫剤を施用する時点又はその 在している。 時点より少し前に、当技術分野で同様に既知の試験を用 【0117】 いて、該殺有害生物性テルペン混合物の濃度を求めるこ さらにまた、場合により殺菌剤の存在下で該殺有害生物 とができる。 性テルペン混合物と組み合わせて使用又は利用される少 【0121】 なくとも1種類の殺虫剤の量は、最終的な製剤並びに処 50 特に、1実施形態では、該殺有害生物性テルペン混合物 ( 35 ) JP 67 2015-528017 A 2015.9.24 68 と該少なくとも1種類の殺虫剤の相乗的な重量比は、1 【0126】 :1000∼1000:1の範囲内、好ましくは、1: 本発明は、昆虫類、ダニ類、線虫類及び/又は植物病原 500∼500:1の範囲内、さらに好ましくは、1: 体に対して種子及びその種子から生じた植物を保護する 500∼300:1の範囲内にある。例えば、比「10 ために種子を処理するための本発明の組成物の使用に関 0:1」は、殺有害生物性テルペン混合物100重量部 する。 と殺虫剤1重量部を組み合わせること(単独製剤として 【0127】 、又は、組み合わされた製剤として、又は、植物の表面 本発明は、さらに、該殺有害生物性テルペン混合物と少 上で組み合わせが形成されるように植物に別々に施用す なくとも1種類の殺虫剤と場合により少なくとも1種類 ることによって)を意味する。 【0122】 の殺菌剤によって同時に処理された種子にも関する。本 10 発明は、さらに、該殺有害生物性テルペン混合物と該少 本発明に従って利用又は使用される組成物の施用量は、 なくとも1種類の殺虫剤と場合により該少なくとも1種 さまざまであり得る。当業者は、日常的な実験によって 類の殺菌剤によって異なった時点で処理された種子にも 、適切な施用量を見いだすことができる。 関する。該殺有害生物性テルペン混合物と該少なくとも 【0123】 1種類の殺虫剤と場合により該少なくとも1種類の殺菌 本発明の別の態様において、上記で記載した組成物で処 剤によって異なった時点で処理された種子の場合、本発 理された種子が提供される。 明の組成物の中の個々の活性成分は、その種子の表面上 【0124】 の異なった層の中に存在し得る。 植物の種子を処理することによる昆虫類、線虫類及び/ 【0128】 又は植物病原体の防除は、長い間知られており、継続的 本発明は、さらに、本発明の組成物によって処理された に改良が加えられている。それにもかかわらず、種子の 20 後で、埃による種子の摩耗を防止するために、フィルム 処理には、必ずしも満足のいくように解決することがで コーティングプロセスに付される種子にも関する。 きるわけではない一連の問題に伴っている。例えば、植 【0129】 物の貯蔵中、播種後又は出芽後に作物保護組成物を追加 本発明の有利な点の1つは、本発明の組成物が有してい で送達することを不要とするか又は少なくとも著しく低 る際立った浸透移行特性によって、その組成物で種子を 減させるような、種子及び発芽中の植物を保護する方法 処理することによって、昆虫類、線虫類及び/又は植物 を開発することは望ましい。さらに、使用する活性成分 病原性体から、その種子自体が保護されるのみではなく によって植物自体に損傷を引き起こすことなく、昆虫類 、その種子から生じる植物も出芽後に保護されるという 、線虫類及び/又は植物病原体による攻撃から種子及び ことである。このようにして、播種時又は播種後間もな 発芽中の植物が最適に保護され得るように、使用する活 くに作物を直接処理する必要がなくなる可能性がある。 性成分の量を最適化することも望ましい。 30 【0130】 特に、種子を処理する方法では、最少量の作物保護組成 さらなる有利点は、本発明の組成物で種子を処理するこ 物を使用して種子及び発芽中の植物の最適な保護を達成 とによって、処理された種子の発芽及び出芽が促進され するために、有害生物抵抗性トランスジェニック植物又 得るという事実の中に認められる。 は有害生物耐性トランスジェニック植物の内因性の殺虫 【0131】 特性及び/又は殺線虫特性も考慮に入れるべきである。 本発明の組成物を、特に、トランスジェニック種子に対 【0125】 しても使用することが可能であるということも、有利で 従って、本発明は、特に、有害生物による攻撃から種子 あると考えられる。 及び発芽中の植物を保護する方法にも関し、ここで、該 【0132】 方法は、当該種子を上記で定義されている殺有害生物性 本発明の組成物は、シグナル伝達技術の薬剤と組合せて テルペン混合物及び少なくとも1種類の殺虫剤及び場合 40 使用することができ、その結果として、例えば、共生生 により本発明による少なくとも1種類の殺菌剤で処理す 物(例えば、根粒菌、菌根菌及び/又は内部寄生細菌) ることによる。種子及び発芽中の植物を有害生物による によるコロニー形成が改善(例えば、増進)される、及 攻撃から保護するための本発明の方法は、該種子を、該 び/又は、窒素固定が最適化されるということも示され 殺有害生物性テルペン混合物と該少なくとも1種類の殺 る。 虫剤と場合により該少なくとも1種類の殺菌剤によって 【0133】 、1回の操作で同時に処理するような方法を包含する。 本発明の組成物は、農業において、温室内で、森林で又 それは、さらにまた、該種子を、該殺有害生物性テルペ は園芸において使用される全ての植物品種の種子を保護 ン混合物と該少なくとも1種類の殺虫剤と場合により該 するのに適している。特に、当該種子は、禾穀類(例え 少なくとも1種類の殺菌剤によって、異なった時点で処 ば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク及びアワ) 理するような方法も包含する。 50 、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒ ( 36 ) JP 69 2015-528017 A 2015.9.24 70 マワリ、コーヒー、タバコ、カノラ、ナタネ、ビート( の成分を含ませることなく、また、希釈することなく、 例えば、テンサイ及び飼料用ビート)、ラッカセイ、野 施用することが可能である。一般に、該組成物は、適切 菜(例えば、トマト、キュウリ、インゲンマメ、アブラ な製剤の形態で種子に施用するのが好ましい。種子を処 ナ科、タマネギ及びレタス)、果実植物、芝生及び観賞 理するための適切な製剤及び方法は、当業者には知られ 植物の種子である。禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ ており、例えば、以下の文献に記載されている:US 、ライムギ及びエンバク)、トウモロコシ、ダイズ、ワ 4,272,417A、US タ、カノラ、ナタネ及びイネの種子を処理することは、 US 特に重要である。 9A、US 【0134】 002/080675A1、WO 既に上記で記載したように、本発明の組成物によるトラ 10 86A2。 ンスジェニック種子の処理は、特に重要である。ここで 【0138】 、対象となる種子は、ポリペプチド(特に、殺虫特性及 本発明に従って使用することが可能な組合せは、慣習的 び/又は殺線虫特性を有するポリペプチド)の発現を制 な種子粉衣製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸 御する少なくとも1種類の異種遺伝子を概して含んでい 濁液剤、粉末剤、泡剤、スラリー剤又は種子用の別のコ る植物の種子である。トランスジェニック種子内のこれ ーティング組成物などに変換することが可能であり、及 らの異種遺伝子は、例えば、バシルス(Bacillu び、さらに、ULV製剤に変換することも可能である。 s)種、リゾビウム(Rhizobium)種、シュー 【0139】 ドモナス(Pseudomonas)種、セラチア(S これらの製剤は、既知方法で、組成物を、慣習的な添加 erratia)種、トリコデルマ(Trichode 剤、例えば、慣習的な増量剤、及び、さらに、溶媒又は rma)種、クラビバクテル(Clavibacter 20 希釈剤、着色剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防 )種、グロムス(Glomus)種又はグリオクラジウ 腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合 ム(Gliocladium)種などの微生物に由来し させ、及び、さらに、水と混合させることによって、調 得る。本発明は、バシルス属種(Bacillus 製する。 s 4,245,432A、 4,808,430A、US 5,876,73 2003/0176428A1、WO 2 2002/0281 p.)に由来する少なくとも1種類の異種遺伝子を含ん 【0140】 でいるトランスジェニック種子を処理するのに特に適し 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に ている。特に好ましくは、当該異種遺伝子は、バシルス 存在させることができる着色剤には、そのような目的に ・ツリンギエンシス(Bacillusthuring 関して慣習的な全ての着色剤が包含される。これに関連 iensis)に由来する。 して、水中であまり溶解しない顔料のみではなく、水溶 【0135】 性の染料も使用することができる。その例としては、「 本発明の目的のために、本発明の組成物は、種子に対し 30 Rhodamin て、単独で施用するか、又は、適切な製剤中に含ませて Red 施用する。該種子は、好ましくは、処理の過程で損傷が d 1」の名称で知られている着色剤などを挙げること 起こらないように安定な状態で処理する。一般に、種子 ができる。 は、収穫と播種の間の任意の時点で処理することができ 【0141】 る。典型的には、植物から分離されていて、穂軸、殻、 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に 葉柄、外皮、被毛又は果肉が除かれている種子を使用す 存在させることができる湿潤剤には、農薬活性成分の製 る。かくして、例えば、収穫され、不純物が取り除かれ 剤において慣習的な、湿潤を促進する全ての物質が包含 、含水量が15重量%未満となるまで乾燥された種子を される。 使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で 好ましくは、アルキルナフタレンスルホネート類、例え 処理され、その後再度乾燥された種子を使用することも 40 ば、ジイソプロピルナフタレンスルホネート又はジイソ できる。 ブチルナフタレンスルホネートなどを使用することがで 【0136】 きる。 種子を処理する場合、一般に、種子に施用する本発明組 【0142】 成物の量及び/又は別の添加剤の量を、種子の発芽が悪 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に 影響を受けないように、及び/又は、種子から生じた植 存在させることができる分散剤及び/又は乳化剤には、 物が損傷を受けないように、確実に選択することが必要 農薬活性成分の製剤において慣習的な非イオン性、アニ である。このことは、とりわけ、特定の施用量で薬害作 オン性及びカチオン性の全ての分散剤が包含される。好 用を示し得る活性成分の場合である。 ましくは、非イオン性若しくはアニオン性の分散剤又は 【0137】 非イオン性若しくはアニオン性の分散剤の混合物を使用 本発明の組成物は、直接的に施用することが、即ち、別 50 することができる。 B」、「C.I.Pigment 112」及び「C.I.Solvent Re ( 37 ) JP 71 2015-528017 A 2015.9.24 72 適している非イオン性分散剤は、特に、エチレンオキシ 接的に使用することができるか、又は、予め水で希釈し ド−プロピレンオキシドブロックポリマー類、アルキル たあとで使用することができる。従って、濃厚製剤(c フェノールポリグリコールエーテル類及びトリスチリル oncentrate)又は水で希釈することによって フェノールポリグリコールエーテル類、並びに、それら 濃厚製剤から得ることができる調製物は、禾穀類、例え のリン酸化誘導体又は硫酸化誘導体である。 ば、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク及びライコ 適しているアニオン性分散剤は、特に、リグノスルホネ ムギなどの種子を粉衣するのに使用することが可能であ ート類、ポリアクリル酸塩類及びアリールスルホネート り、並びに、さらに、トウモロコシ、イネ、ナタネ、エ −ホルムアルデヒド縮合物である。 ンドウマメ、インゲンマメ、ワタ、ヒマワリ及びビート 【0143】 の種子を粉衣するのに使用することが可能であり、又は 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に 10 、広い範囲のさまざまな野菜の種子を粉衣するのに使用 存在させることができる消泡剤には、農薬活性成分の製 することが可能である。本発明に従って使用することが 剤中において慣習的な全ての泡抑制物質が包含される。 可能な種子粉衣製剤又はそれらの希釈された調製物は、 好ましくは、シリコーン消泡剤及びステアリン酸マグネ トランスジェニック植物の種子を粉衣するのにも使用す シウムを使用することができる。 ることが可能である。この場合、発現により形成された 【0144】 物質との相互作用において、付加的な相乗効果が生じる 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に こともあり得る。 存在させることができる防腐剤には、農薬組成物中で当 【0149】 該目的のために使用することが可能な全ての物質が包含 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤又は される。 水を添加することによってその種子粉衣製剤から調製さ 例として、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミ 20 れた調製物を用いて種子を処理する場合、適切な混合装 ホルマールなどを挙げることができる。 置には、種子粉衣のために典型的に使用可能な全ての装 【0145】 置が包含される。具体的には、種子粉衣を実施するとき 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に の手順は、種子を混合機の中に入れること、所望される 存在させることができる第2の増粘剤には、農薬組成物 特定量の種子粉衣製剤を、そのままで添加するか又は予 中で当該目的のために使用することが可能な全ての物質 め水で希釈したあとで添加すること、及び、該製剤が当 が包含される。好ましいものとしては、セルロース誘導 該種子の表面に均質に分配されるまで全てを混合させる 体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレー及び高 ことである。続いて乾燥工程を行うこともあり得る。 分散シリカなどを挙げることができる。 【0150】 【0146】 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤の施 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に 30 用量は、比較的広い範囲内で変えることができる。それ 存在させることができる粘着剤には、種子粉衣製品中で は、当該製剤中の該少なくとも1種類の殺有害生物性テ 使用可能な全ての慣習的な結合剤が包含される。好まし ルペン混合物及び該少なくとも1種類の殺虫剤の特定の くは、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビ 量並びに当該種子に左右される。当該組成物の場合にお ニルアルコール及びチロースなどを挙げることができる ける施用量は、一般に、種子1kg当たり0.001∼ 。 50gであり、好ましくは、種子1kg当たり0.01 【0147】 ∼15gである。 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤中に 【0151】 存在させることができるジベレリンには、好ましくは、 本発明による組成物は、植物が良好な耐性を示すこと及 ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、 び温血動物に対する毒性が望ましい程度であること及び ジベレリンA4及びジベレリンA7が包含される。特に 40 環境が良好な耐性を示すことと相まって、植物及び植物 好ましくは、ジベレリン酸を使用する。ジベレリン類は の器官を保護するのに適しており、収穫高を増大させる 知られている(cf. “Chem のに適しており、収穫物の質を向上させるのに適してお Pflanzenschutz−und り、また、農業において、園芸において、畜産業におい Schadlingsbekampfungsmit て、森林において、庭園やレジャー施設において、貯蔵 ie der tel”, R.Wegler Volume Verlag, 1970, 2, Springer pp. 401−412 生産物や材料物質の保護において、及び、衛生学の分野 において遭遇する害虫、特に、昆虫類、クモ形類動物、 )。 蠕虫類、線虫類及び軟体動物を防除するのに適している 【0148】 。それらは、好ましくは、植物保護剤として使用するこ 本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製剤は、 とができる。特に、本発明は、本発明による組成物の殺 広い範囲のさまざまな種類の種子を処理するために、直 50 虫剤及び/又は殺菌剤としての使用に関する。 ( 38 ) JP 73 2015-528017 A 2015.9.24 74 【0152】 ニ属(Hyalomma 本発明による組成物は、植物が良好な耐性を示すこと及 (Ixodes び温血動物に対する毒性が望ましい程度であること及び atrodectus 環境が良好な耐性を示すことと相まって、植物及び植物 (Loxosceles の器官を保護するのに適しており、収穫高を増大させる ス属種(Metatetranychus のに適しており、収穫物の質を向上させるのに適してお 、ネウトロムビクラ・アウツムナリス(Neutrom り、また、農業において、園芸において、畜産業におい bicula て、森林において、庭園やレジャー施設において、貯蔵 種(Nuphersa 生産物や材料物質の保護において、及び、衛生学の分野 (Oligonychus において遭遇する害虫、特に、昆虫類、クモ形類動物、 10 ス属種(Ornithodorus 蠕虫類、線虫類及び軟体動物を防除するのに適している ニトニスス属種(Ornithonyssus spp 。それらは、好ましくは、植物保護剤として使用するこ .)、パノニクス属種(Panonychus spp とができる。特に、本発明は、本発明による組成物の殺 .)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phylloc 虫剤及び/又は殺菌剤としての使用に関する。 optruta 【0153】 ソネムス・ラツス(Polyphagotarsone 本発明の組成物は、好ましくは、通常の感受性種及び抵 mus 抗性種に対して有効であり、さらに、全ての発育段階又 ptes は一部の発育段階に対して活性を示す。上記害虫として icephalus は、以下のものを挙げることができる: Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス 節足動物門の有害生物、特に、クモ綱(Arachni 20 属種(Sarcoptes spp.)、スコルピオ・ da)の、例えば、アカルス属種(Acarus マウルス(Scorpio maurus)、ステネオ p.)、アケリア・シェルドニ(Aceria sp she ldoni)、アキュロプス属種(Aculops pp.)、アカルス属種(Aculus アンブリオンマ属種(Amblyomma s spp.)、 spp.) spp.)、イキソデス属種 spp.)、ラトロデクタス属種(L spp.)、ロキソセレス属種 spp.)、メタテトラニカ spp.) autumnalis)、ヌフェルサ属 spp.)、オリゴニクス属種 spp.)、オルニトドロ spp.)、オル oleivora)、ポリファゴタル latus)、プソロプテス属種(Psoro spp.)、リピセファルス属種(Rhip spp.)、リゾグリフス属種( タルソネムス属種(Steneotarsonemus spp.)、ステネオタルソネムス・スピンキ(St eneotarsonemus spinki)、タル ソネムス属種(Tarsonemus spp.)、テ 、アムピテトラニュクス・ビエネンシス(Amphit トラニクス属種(Tetranychus etranychus viennensis)、アル 、トロムビクラ・アルフレズゲシ(Trombicul ガス属種(Argas spp.)、ブーフィラス属種 a alfreddugesi)、バエジョビス属種( (Boophilus spp.)、ブレビパルプス属 Vaejovis 種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア 30 ・グラミナム(Bryobia graminum)、 シ(Vasates spp.) spp.)、バサテス・リコペルシ lycopersici); 唇脚綱(Chilopoda)の、例えば、ゲオフィル ブリオビア・プラエチオサ(Bryobiapraet ス属種(Geophilus iosa)、セントルロイデス属種(Centruro 属種(Scutigera ides spp.)、コリオプテス属種(Chori トビムシ目(Collembola)又はトビムシ綱の spp.)、デルマニサス・ガリナエ(D 、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiu optes ermanyssus gallinae)、デルマト rus spp.)、スクチゲラ spp.); armatus); ファゴイデス・プテロニッシナス(Dermatoph 倍脚綱(Diplopoda)の、例えば、ブラニウル agoides ス・グツラツス(Blaniulus pteronyssinus)、デル guttula マトファゴイデス・ファリナエ(Dermatopha tus); goides 昆虫綱(Insecta)の、例えば、ゴキブリ目(B farinae)、デルマセントル属種 40 (Dermacentor spp.)、エオテトラニ カス属種(Eotetranychus エピトリメルス spp.)、 ピリ(Epitrimerus py lattodea)の、例えば、ブラッテラ・アサヒナ イ(Blattella asahinai)、ブラッ テラ・ゲルマニカ(Blattella german ri)、エウテトラニクス属種(Eutetranyc ica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta hus spp.)、エリオフィエス属種(Eriop orientalis)、レウコファエア・マデラエ( spp.)、グリシファグス・ドメスチクス Leucophaeamaderae)、パンクロラ属 hyes (Glycyphagus ハロチデウス・ s domesticus)、 デストルクトル(Halotydeu destructor)、ヘミタルソネムス属種( Hemitarsonemus spp.)、イボマダ 50 種(Panchlora spp.)、パルコブラタ属 種(Parcoblatta spp.)、ペリプラネ タ属種(Periplaneta spp.)、スペラ ・ロンギパルパ(Supella longipalp ( 39 ) JP 75 2015-528017 A 2015.9.24 76 a); ronychus arator)、ヘテロニュクス属 鞘翅目(Coleoptera)の、例えば、アカリマ 種(Heteronyx ・ビタツム(Acalymma エレガンス(Hylamorpha vittatum)、 spp.)、ヒラモルファ・ elegans) アカントセリデス・オブテクツス(Acanthosc 、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes elides bajulus)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera obtectus)、アドレツス属種( Adoretus spp.)、アゲラスチカ・アルニ (Agelastica alni)、アグリオテス属 postica)、ヒポメセススクアモスス(Hypo meces squamosus)、ヒポテネムス属種 種(Agriotesspp.)、アルフィトビウス・ (Hypothenemus ジアペリヌス(Alphitobius ルナ・コンサングイネア(Lachnosterna diaper spp.)、ラクノステ inus)、アンフィマロン・ソルチチアリス(Amp 10 consanguinea)、ラシオデルマ・セリコル himallon ネ(Lasioderma solstitialis)、アノ ビウム・プンクタツム(Anobium puncta tum)、アノプロホラ属種(Anoplophora spp.)、アントノムス属種(Anthonomu s spp.)、アントレヌス属種(Anthrenu s spp.)、アピオン属種(Apion )、アポゴニア属種(Apogonia アトマリア属種(Atomaria ゲヌス属種(Attagenus spp. spp.)、 spp.)、アタ spp.)、ブルキ serricorne)、 ラテチクス・オリザエ(Latheticus zae)、ラトリジウス属種(Lathridius spp.)、レマ属種(Lema spp.)、レプチ ノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、ロイコプテラ属種(L eucoptera spp.)、リソロプトルス・オ リゾフィルス(Lissorhoptrus ophilus)、リキスス属種(Lixus ジウス・オブテクツス(Bruchidius obt 20 .)、ルペロデス属種(Luperodes ectus)、ブルクス属種(Bruchus spp )、リクツス属種(Lyctus spp.)、セ リス属種(Megascelis .)、カッシダ属種(Cassida ロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifu ツス属種(Melanotus spp. spp.)、メラノ ス・アエネウス(Meligethes )、メロロンタ属種(Melolontha ス(Cleonus spp spp.)、メリゲテ ynchus etocnema oryz spp.)、メガセ rcata)、セウトリンクス属種(Ceutorrh spp.)、カエトクネマ属種(Cha ory aeneus spp. spp.)、クレオヌス・メンジク )、ミゴドルス属種(Migdolus spp.)、 mendicus)、コノデルス モノカムス属種(Monochamus spp.)、 属種(Conoderus spp.)、コスモポリテ ス属種(Cosmopolites spp.)、コス テリトラ・ゼアランジカ(Costelytra xanthographus)、ネクロビア属種(N ecrobia spp.)、ニプツス・ホロレウクス alandica)、クウテニセラ属種(Ctenic (Niptus hololeucus)、オリクテス era ・リノセロス(Oryctes o ze 30 ナウパクツス・キサントグラフス(Naupactus spp.)、クルクリオ属種(Curculi spp.)、クリプトレステス・フェルギネウス( Cryptolestes ferrugineus) rhinoceros )、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzae philus surinamensis)、オリザフ 、クリプトリンクス・ラパチ(Cryptorhync ァグス・オリザエ(Oryzaphagus hus ae)、オチオリンクス属種(Otiorrhynch lapathi)、シリンドロコプツルス属種 (Cylindrocopturus spp.)、デ us ルメステス属種(Dermestes spp.)、ジ ycetonia アブロチカ属種(Diabrotica spp.)、 ジコクロキス属種(Dichocrocis spp. 40 oryz spp.)、オキシセトニア・ジュクンダ(Ox jucunda)、ファエドン・コ クレアリアエ(Phaedon cochlearia e)、フィロファガ属種(Phyllophaga s )、ディクラディスパアルミジェラ(Dicladis pp.)、フィロファガ・ヘレリー(Phylloph pa aga armigera)、ジロボデルス属種(Dil oboderus ilachna pitrix spp.)、エピラクナ属種(Ep spp.)、エピトリックス属種(E spp.)、ファウスチヌス属種(Fa ustinus (Gibbium spp.)、ジビウム・プシロイデス psylloides)、グナトセ ルス・コルヌトゥス(Gnathocerus cor nutus)、ヘルラウンダリス(Hellula u ndalis)、ヘテロニュクス・アラトル(Hete 50 helleri)、フィロトレタ属種(Phy llotreta (Popillia spp.)、ポピリア・ジャポニカ japonica)、プレムノト リペス属種(Premnotrypes spp.)、 プロステファヌス・トランカタス(Prostepha nus truncatus)、プシリオデス属種(P sylliodes inus spp.)、プチヌス属種(Pt spp.)、リゾビウス・ベントラリス(R hizobius ventralis)、リゾペルタ ( 40 ) JP 77 2015-528017 A 2015.9.24 78 ・ドミニカ(Rhizopertha dominic a)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)、グロッシナ属種(Glossina sp sp p.)、ハエマトポタ属種(Haematopota p.)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilu spp.)、ヒドレリア属種(Hydrellia s pp.)、ヒドレリアグリセオラ(Hydrellia oryzae)、スフェノホルス属種(Sphen ophorus spp.)、ステゴビウム・パセニウ ム(Stegobium griseola)、ハイレミア属種(Hylemy paniceum)、ステル ネクス属種(Sternechus a spp.)、ヒポボスカ属種(Hippobosc spp.)、シン フィレテス属種(Symphyletes 、タニメクス属種(Tanymecus s a spp.)、ヒポデルマ属種(Hypoderma spp.) spp.)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)、ルシリア属種(Lucilia spp. テネブリオ・モリトル(Tenebriomolito 10 spp.)、 )、ルトゾミイア属種(Lutzomyia spp. r)、テネブリオイデス・マウレタニカス(Teneb )、マンソニア属種(Mansonia rioides ムスカ属種(Musca mauretanicus)、トリボ リウム属種(Tribolium spp.)、トロゴ 種(Oestrus spp.)、オシネラ・フリト( spp.)、チキ Oscinella frit)、パラタニタルスス属 デルマ属種(Trogoderma ウス属種(Tychius spp.)、キシロトレク ス属種(Xylotrechus ス属種(Zabrus 種(Paratanytarsus spp.)、ザブル spp.)、パラ ロイテルボルニエラ・スブチンクタ(Paralaut spp.); erborniella subcincta)、ペゴ 双翅目(Diptera)の、例えば、アエデス属種( マイヤ属種(Pegomyia Aedes ムス属種(Phlebotomus yza spp.)、 spp.)、オエストルス属 spp.)、アグロミザ属種(Agrom spp.)、アナストレファ属種(Anast 20 ビア属種(Phorbia spp.)、フレボト spp.)、ホル spp.)、ホルミア属種 rephaspp.)、アノフェレス属種(Anoph (Phormia spp.)、ピオフィラ・カゼイ( eles Piophila casei)、プロジプロシス属種 spp.)、アスポンジュリア属種(Asp hondylia spp.)、バクトロケラ属種(B (Prodiplosis actroceraspp.)、ビビオ・ホルツラヌス エ(Psila (Bibio agoletis hortulanus)、カリホラ・エ リトロセファラ(Calliphora erythr imulium phora moxys vicina)、セラチチス・カピタタ( Ceratitis capitata)、キロノムス 属種(Chironomus ス属種(Chrysops spp.)、クリソプ pluvial )、ブリスス属種(Blissus spp.)、コルジオビア・アントロポファガ(C コリス属種(Calocoris anthropophaga)、 tristis) spp. spp.)、カロ spp.)、カムピ ロンマ・リビダ(Campylomma livida )、カベレリウス属種(Cavelerius sylvestris)、クレクス属種(Culex .)、シメックス属種(Cimex spp.)、クリコイデス属種(Culicoide 40 リア属種(Collaria spp.)、クリセタ属種(Culisetasp p.)、クテレブラ属種(Cuterebra spp.); spp.)、ボイセア属種(Boisea クリコトプス・シルベストリス(Cricotopus s spp.)、チプラ属種(Tipula 、アンテスチオプチス属種(Antestiopsis spp.)、コンタリニア属種(Contarini ordylobia spp.)、タバヌス属種(Tabanu 、アナサ・トリスチス(Anasa is)、コクリオミイア属種(Cochliomyia a spp.)、シムリウム属種(S spp.)、ストモキス属種(Sto ヘテロプテラ目(Heteroptera)の、例えば spp.)、クリソゾナ・ プルビアリス(Chrysozona spp.)、サルコファガ属種(S s spp.)、テタノプス属種(Tetanops spp.)、クリソミイ 30 ア属種(Chrysomyia rosae)、ラゴレチス属種(Rh arcophaga ocephala)、カリフォラ・ビシナ(Calli spp.)、プシラ・ロサ spp.)、コラ spp.)、クレオンチ アデス・ジルツス(Creontiades spp spp dilu tus)、ダシヌス・ペピリス(Dasynus pi .)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、 peris)、ジケロプス・フルカツス(Dichel ダシネウラ属種(Dasyneura spp.)、デ ops リア属種(Delia spp.)、デルマトビア・ホ ミニス(Dermatobia hominis)、ド ロソフィラ属種(Drosophila p.)、ファンニア属種(Fannia スツス属種(Euschistus sp spp.)、エウシ spp.)、エウ リガステル属種(Eurygaster spp.)、 ガステロフィルス属種(Gasterophilus hewetti)、ジスデ ルクス属種(Dysdercus spp.)、 エキノクネムス属種(Echinocnemus furcatus)、ジコノコリス・ヘウェチ (Diconocoris spp.)、 ヘリオペルチス属種(Heliopeltis 50 .)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias spp no ( 41 ) JP 79 A 2015.9.24 80 bilellus)、レプトコリサ属種(Leptoc idiotus orisa us spp.)、レプトコリサ・ヴァリコルニ ス(Leptocorisa 2015-528017 spp.)、アタヌス属種(Atan spp.)、アウラコルツム・ソラニ(Aula varicornis) corthum solani)、ベミシア・タバシ( 、レプトグロスス・フィロプス(Leptogloss Bemisia tabaci)、ブラストプシラ・オ us クシデンタリス(Blastopsylla phyllopus)、リグス属種(Lygus spp.)、マクロペス・イクスカバツス(Macr opes excavatus)、ミリダエ(Miri occi dentalis)、ボレイオグリカスピス・メラロイ カエ(Boreioglycaspis melale dae)、モナロニオン・アトラツム(Monalon ucae)、ブラキカウズス・ヘリクリシ(Brach ion ycaudus atratum)、ネザラ属種(Nezara spp.)、オエバルス属種(Oebalus sp 10 helichrysi)、ブラキコル ス属種(Brachycolus spp.)、ブレビ p.)、ペントミダエ(Pentomidae)、ピエ コリネ・ブラシカエ(Brevicoryne スマ・クワドラタ(Piesma ssicae)、カコプシラ属種(Cacopsyll quadrata) 、ピエゾドルス属種(Piezodorus )、プサルス属種(Psallus spp. spp.)、プセ bra a spp.)、カリジポナ・マルギナタ(Calli gypona marginata)、カルネオセファ ウドアシスタ・ペルセア(Pseudacysta p ラ・フルギダ(Carneocephala ersea)、ロドニウス属種(Rhodnius s ida)、セラトバクナ・ラニゲラ(Ceratova fulg pp.)、サールベンゲラ・シングラリス(Sahlb cuna ergella copidae)、セロプラステス属種(Ceropl singularis)、スカプトコ リス・カスタネア(Scaptocoris cast lanigera)、セルコピダエ(Cer astes spp.)、カエトシホン・フラガエホリ anea)、スコチノホラ属種(Scotinopho 20 イ(Chaetosiphon ra i)、キオナスピス・テガレンシス(Chionasp spp.)、ステファニチス・ナシ(Steph anitis aca a nashi)、チブラカ属種(Tibr spp.)、トリアトマ属種(Triatom spp.); is fragaefoli tegalensis)、クロリタ・オヌキイ( Chlorita onukii)、コンドラクリスロ セ(Chondracris rosea)、クロマフ ホモプテラ目(Homoptera)の、例えば、アシ ィス・ジュグランジコラ(Chromaphis ッツィア・アカシアバイレヤナエ(Acizzia glandicola)、クリソムファルス・フィクス a caciaebaileyanae)、アシッツィア・ (Chrysomphalus ドドナエアエ(Acizzia リナ・ムビラ(Cicadulina dodonaeae) 、アシッツィア・ウンカトイデス(Acizzia u ju ficus)、シカズ mbila)、 コッコミチルス・ハリイ(Coccomytilus ncatoides)、アクリダ・ツリタ(Acrid 30 halli)、コックス属種(Coccus a )、クリストミズル・リビス(Cryptomyzus turrita)、アシルトシポン属種(Acyr thosipon spp.)、アクロゴニア属種(A crogonia spp.)、アエネオラミア属種( ribis)、クリプトネオッサ属種(Crypto neossa spp.)、クテノナリタイナ属種(C Aeneolamia spp.)、アゴノセナ属種( tenarytaina Agonoscena spp.)、アレイローデス・ (Dalbulus プロレッテラ(Aleyrodes proletel spp.)、ダルブルス属種 spp.)、ジアロイロデス・シ トリ(Dialeurodes citri)、ジアホ la)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleuro リナ・シトリ(Diaphorina lobus ジアスピス属種(Diaspis barodensis)、アレウロトリク ス・フロコスス(Aleurothrixus flo カ属種(Drosicha ccosus)、アロカリダラ・マライエンシス(Al 40 種(Dysaphis locaridara 種(Dysmicoccus malayensis)、アム ラスカ属種(Amrasca spp.)、アヌラフィ ス・カルズィ(Anuraphis cardui)、 アオニジエラ属種(Aonidiella spp.) 、アファノスチグマ・ピリ(Aphanostigma piri)、アフィス属種(Aphis spp.) 、アルボリジア・アピカリス(Arboridia a spp. spp.)、ジサフィス属 spp.)、ジスミコックス属 カ属種(Empoasca 種(Eriosoma citri)、 spp.)、ドロシ spp.)、エンポアス spp.)、エリオソマ属 spp.)、エリトロネウラ属 種(Erythroneura spp.)、ユーカリ プトリマ属種(Eucalyptolyma )、ユーフィルラ属種(Euphyllura spp. spp .)、エウセリス・ビロバツス(Euscelis b picalis)、アリタイニラ属種(Arytain ilobatus)、フェリシア属種(Ferrisi illa a spp.)、ゲオコックス・コフェアエ(Geoc iella spp.)、アスピジエラ属種(Aspid spp.)、アスピジオツス属種(Asp 50 occuscoffeae)、グリカスピス属種(Gl ( 42 ) JP 81 ycaspis A 2015.9.24 82 spp.)、ヘテロプシラ Heteropsylla 2015-528017 クバナ( cubana)、ヘテロプ シラ・スピヌロサ(Heteropsylla spi otopulvinaria pyriformis) 、プセウダウラカスピス・ペンタゴナ(Pseudau lacaspis pentagona)、プセウドコ nulosa)、ホマロジスカ・コアグラタ(Homa ックス属種(Pseudococcus lodisca プシロプシス属種(Psyllopsis coagulata)、ヒアロプテル ス・アルンジニス(Hyalopterus arun 、プシラ属種(Psylla dinis)、イセリア属種(Icerya spp. ス属種(Pteromalus )、イジオセルス属種(Idiocerus spp. 種(Pyrilla )、イジオスコプス属種(Idioscopus sp spp.)、 spp.) spp.)、プテロマル spp.)、ピリラ属 spp.)、クアドラスピジオツ ス属種(Quadraspidiotus spp.) p.)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laod 10 、クエサダ・ギガス(Quesada elphax ラストロコックス属種(Rastrococcus striatellus)、レカニウム 属種(Lecanium spp.)、レピドサフェス 属種(Lepidosaphes spp.)、リパフ ィス・エリシミ(Lipaphis erysimi) 、マクロシフム属種(Macrosiphum spp gigas)、 s pp.)、ロパロシフム属種(Rhopalosiph um spp.)、サイセチア属種(Saisseti a spp.)、スカフォイデウス phoideus チタヌス(Sca titanus)、シザフィス・グ .)、マクロステレス・ファシフロン(Macrost ラミヌム(Schizaphis eles 、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenasp facifrons)、マハナルバ属種(M ahanarva spp.)、メラナフィス・サッカ リ(Melanaphis sacchari)、メト カルフィエラ属種(Metcalfiella spp 20 idus graminum) articulatus)、ソガタ属種(S ogata spp.)、ソガテラ・フルシフェラ(S ogatella furcifera)、ソガトデス .)、メトポロフィウム・ジロズム(Metopolo 属種(Sogatodes phium ァラ・フェスチナ(Stictocephala dirhodum)、モネリア・コスタリ ス(Monellia costalis)、モネリオ プシス・ペカニス(Monelliopsis anis)、ミズス属種(Myzus pec spp.)、ナ ソノビア・ニビスニグリ(Nasonovia rib spp.)、スチクトセフ oninus phillyreae)、テナラファラ ・マラエンシス(Tenalaphara onocephela ettix アエホリアエ(Tinocallis spp.)、ネッチゴニクラ・スペクトラ spectra)、ニ ラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lu 30 malay ensis)、テトラゴノセフェラ属種(Tetrag isnigri)、ネホテッチキス属種(Nephot (Nettigoniclla fe stina)、シフォニヌス・フィリレアエ(Siph spp.)、チノカリス・カリ caryaef oliae)、トマスピス属種(Tomaspis s pp.)、トキソプテラ属種(Toxoptera s gens)、オンコメトピア属種(Oncometop pp.)、トリアエウロデス・バポラリオルム(Tri ia aleurodes spp.)、オルテジア・プラテロンガ(Ort hezia ス(Oxya vaporariorum)、ト praelonga)、オクシアチネンシ リオザ属種(Trioza spp.)、チフロシバ属 chinensis)、パチプシラ属種 種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属 (Pachypsylla spp.)、パラベムシア ・ミリカエ(Parabemisia myricae )、パラトリオザ属種(Paratrioza spp 種(Unaspis イ(Viteus (Zygina spp.)、ビテウス・ビチホリ vitifolii)、ジギナ属種 spp.); .)、パルラトリア属種(Parlatoria sp 膜翅目(Hymenoptera)の、例えば、アクロ p.)、ペムフィグス属種(Pemphigus sp ミルメックス属種(Acromyrmex p.)、ペレグリヌス・マイジス(Peregrinu 40 、アタリア属種(Athalia s 属種(Atta maidis)、フェナコックス属種(Phena coccus spp.)、フロエオミズス・パセリニ イ(Phloeomyzus passerinii) 、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli )、フィロキセラ属種(Phylloxera spp rion spp.) spp.)、アッタ spp.)、ジプリオン属種(Dip spp.)、ホプロカンパ属種(Hoplo campa spp.)、ラシウス属種(Lasius spp.)、モノモイウム・ファラオニス(Mono morium pharaonis)、シレクス属種( .)、ピンナスピス・アスピジストラエ(Pinnas Sirex pis olenopsis invicta)、タピノマ属種 (Tapinoma spp.)、ウロセルス属種(U aspidistrae)、プラノコックス属 種(Planococcus spp.)、プロソピド プシラ・フラバ(Prosopidopsylla f lava)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Pr 50 spp.)、ソレノプシスインビクタ(S rocerus spp.)、ベスパ属種(Vespa spp.)、キセリス属種(Xeris spp.) ( 43 ) JP 83 2015-528017 A 2015.9.24 84 ; trachelus spp.)、コピタルシア属種( 等脚目(Isopoda)の、例えば、アルマジリジウ Copitarsia ム・ブルガレ(Armadillidium ydia vulg are)、オニスクス・アセルス(Oniscus a aca spp.)、シディア属種(C spp.)、ダラカ・ノクツイデス(Dal noctuides)、ジアファニア属種(D sellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcel iaphania lio ラリス(Diatraea scaber); spp.)、ジアトラエア・サッカ saccharalis) 等翅目(Isoptera)の、例えば、コプトテルメ 、エアリアス属種(Earias ス属種(Coptotermesspp.)、コルニテ ュトロパ・アウランティウム(Ecdytolopha ルメス・クムランス(Cornitermes cum spp.)、エクデ aurantium)、エラスモパルプス・リグノセ ulans)、クリプトテルメス属種(Cryptot 10 ルス(Elasmopalpus ermes us)、エルダナ・サッカリナ(Eldana spp.)、インシシテルメス属種(In cisitermes spp.)、ミクロテルメス・ オベシ(Microtermes obesi)、オド ントテルメス属種(Odontotermes spp a spp.)、エピノチア属種(Epinotia spp.)、エピフィアス・ポスティフィッタナ(Ep iphyas mes 属種(Etiella postvittana)、エチエッラ spp.)、エウリア属種(E 鱗翅目(Lepidoptera)の、例えば、アクロ ulia イア・グリセラ(Achroiagrisella)、 (Eupoecilia アクロニクタ・マジョル(Acronicta ウプロクチス属種(Euproctis maj or)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes 20 spp.)、アエジア・レウコメラス(Aedia spp.)、ユーポエシリア・アンビグエラ ambiguella)、エ エウキソア属種(Euxoa spp.)、フェルチア Galleria is リア属種(Gracillaria s mellonella)、グラシラ spp.)、グラ pp.)、アミエロイス・トランシテッラ(Amyel ホリタ属種(Grapholitha ois ジレプタ属種(Hedylepta transitella)、アナルシア属種( Anarsia spp.)、アンチカルシア属種(A nticarsia spp.)、アルギロプロス属種 (Argyroploce spp.)、バラトラ・ブ ラシカエ(Barathra brassicae)、 ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)、ブ 30 ヘリオチス属種(Heliothis phila pseudospretella)、ホモ エオソマ属種(Homoeosoma モナ属種(Homona パデラ(Hyponomeuta piniarius)、ブッセ オラ属種(Busseola 属種(Cacoecia spp.)、カコエキア spp.)、カロプチリア・ ティボラ(Caloptilia 、カプラ・レチクラナ(Capua theivora) reticula spp.)、 spp.)、ホ フマノフィラ・プセウドスプレテア(Hofmanno x thurberiella)、ブパルス・ピニアリ spp.)、ヘ spp.)、ヘリ コベルパ属種(Helicoverpa ックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatri ウス(Bupalus spp.)、 属種(Feltiaspp.)、ガレリア・メロネラ( leucomelas)、アグロチス属種(Agrot spp.)、アラバマ属種(Alabama sac charina)、エフェスチア属種(Ephesti .)、レチクリテルメス属種(Reticuliter spp.); lignosell spp.)、ホ spp.)、ヒピノメウタ・ padella)、 カキボリア・フラボファシアタ(Kakivoria flavofasciata)、ラフィグマ属種(La phygma spp.)、ラスペイレシア・モレスタ (Laspeyresia molesta)、ロイシ ノデス・オルボナリス(Leucinodes orb na)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocaps onalis)、ロイコプテラ属種(Leucopte a ra pomonella)、カルポシナ・ニポメンシス (Carposina niponensis)、ケイ 40 マトビア・ブルマタ(Cheimatobia mata)、キロ属種(Chilo bru spp.)、コリ spp.)、リトコレチス属種(Lithoco lletis spp.)、リトファネ・アンテンナタ (Lithophane シア属種(Lobesia antennata)、ロベ spp.)、ロキサグロチ ストネウラ属種(Choristoneura spp ス・アルビコスタ(Loxagrotis albic .)、クリシア・アンビグエラ(Clysia amb osta)、リマントリア属種(Lymantria iguella)、クナファロセルス属種(Cnaph spp.)、リオネチア属種(Lyonetia alocerus p.)、マラコソマ・ネウストリア(Malacoso spp.)、クナファロクロチス・ メジナリス(Cnaphalocrocis medi nalis)、クネファシア属種(Cnephasia spp.)、コノポモルファ属種(Conopomo rpha spp.)、コノトラケルス属種(Cono 50 ma sp neustria)、マルカ・テスツラリス(M aruca testulalis)、マメストラ・ブ ラシカエ(Mamstra brassicae)、メ ラニチス・レダ(Melanitis leda)、モ ( 44 ) JP 85 2015-528017 A 2015.9.24 86 キス属種(Mocis spp.)、モノピス・オブビ アセラ(Tinea エラ(Monopis obviella)、ミチムナ ペリオネラ(Tinea ・セパラタ(Mythimna separata)、 ネマポゴン・コロアセルス(Nemapogon cl cloacella)、チネア・ pellionella)、 チネオラ・ビセリエラ(Tineola bissel liella)、トルトリクス属種(Tortrix oacellus)、ニュムプラ属種(Nymphul spp.)、トリコパガ・タペトゼッラ(Tricho a spp.)、オイケチクス属種(Oiketicu phaga s spp.)、オリア属種(Oria 属種(Trichoplusia オルタガ属種(Orthaga ニア属種(Ostrinia オリザエ(Oulema spp.)、オウレマ・ oryzae)、パノリス・ 10 フランメア(Panolis ナラ属種(Parnara spp.)、 spp.)、オストリ flammea)、パル spp.)、ペクチノホラ 属種(Pectinophora spp.)、ペリロ イコプテラ属種(Perileucoptera sp tapetzella)、トリコプルシア spp.)、トリポ リザ・インセルツラス(Tryporyza ince rtulas)、ツタ・アブソルタ(Tuta abs oluta)、ビラコラ属種(Virachola pp.); 直翅目(Orthoptera)又はサルタトリア目( Saltatoria)の、例えば、アケタ・ドメスチ クス(Acheta domesticus)、ジクロ p.)、フソリマエア属種(Phthorimaea プルス属種(Dichroplus spp.)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyll ロタルパ属種(Gryllotalpa ocnistis ヒエログリフス属種(Hieroglyphus citrella)、フィロノリク テル属種(Phyllonorycter 、ピエリス属種(Pieris spp.) spp.)、プラチノ タ・スツルタナ(Platynota stultan 20 s spp.)、グリ spp.)、 p.)、ロクスタ属種(Locusta sp spp.)、 メラノプルス属種(Melanoplus spp.) 、シストセルカ・グレガリア(Schistocerc a)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia a gregaria); interpunctella)、プルシア属種(Pl シラミ目(Phthiraptera)の、例えば、ダ usia マリニア属(Damaliniaspp.)、ハエマト spp.)、プルテラ・キシロステラ(Pl utella xylostella)、プラユス属種 ピヌス属種(Haematopinus (Prays spp.)、プロデニア属種(Prod リノグナツス属種(Linognathus enia spp.)、プロトパルセ属種(Proto parce spp.)、プセウダレチア属種(Pse udaletia spp.)、シューダレティアユニ プンクタ(Pseudaletia unipunct spp.)、 spp. )、ペジクルス属種(Pediculusspp.)、 プチルス・プビス(Ptirus pubis)、トリ コデクテス属種(Trichodectes spp. ); a)、プセウドプルシア・インクルデンス(Pseud 30 チャタテムシ目(Psocoptera)の、例えば、 oplusia レピナツス属種(Lepinatus spp.)、リ ポセリス属種(Liposcelis spp.); includens)、ピラウスタ・ ヌビラリス(Pyrausta nubilalis) 、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu) 、スコエノビウス属種(Schoenobius sp ノミ目(Siphonaptera)の、例えば、セラ トフィルス属種(Ceratophyllus spp p.)、スキルポファガ属種(Scirpophaga .)、クテノセファリデス属種(Ctenocepha spp.)、スキルポファガ・イノタタ(Scirp lidesspp.)、プレクス・イリタンス(Pul ophaga innotata)、スコチア・セゲツ ム(Scotia Sesamia segetum)、セサミア属種( spp.)、セサミアインフェレンス (Sesamia inferens)、スパルガノチ 40 ス属種(Sparganothis ドプテラ属種(Spodoptera penetrans)、キセノプシラ・ケオ プシス(Xenopsylla cheopsis); 総翅目(Thysanoptera)の、例えば、アナ フォトリプス・オブスクルス(Anaphothrip spp.)、ス s obscurus)、バリオトリプス・ビホルミス p raefica)、スタトモポダ属種(Stathmo spp.)、ストモプテリクス・サブセシヴ ェラ(Stomopteryx irritans)、ツンガ・ペネトランス(T unga spp.)、スポ ポドプテラ・プラエフィカ(Spodoptera poda ex subsecivel (Baliothrips biformis)、ドレ パノトリプス・ロイテリ(Drepanothrips reuteri)、エンネオトリプス・フラベンス( Enneothrips flavens)、フランク la)、シナンテドン属種(Synanthedon リニエラ属種(Frankliniella spp.)、テシア・ソラニボラ(Tecia )、ヘリオトリプス属種(Heliothrips sol spp. s anivora)、テルメシア・ゲンマタリス(The pp.)、ヘルチノトリプス・フェモラリス(Herc rmesia inothrips gemmatalis)、チネア・クロ 50 femoralis)、リピホロ ( 45 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 87 88 トリプス・クルエンタツス(Rhipiphoroth multilocularis)、エンテロビウス・ rips cruentatus)、シルトトリプス属 種(Scirtothrips ベルミクラリス(Enterobius spp.)、タエニオ vermic ularis)、ファシオラ属種(Faciola s トリプス・カルダモミ(Taeniothrips c pp.)、ハエモンクス属種(Haemonchus ardamomi)、トリプス属種(Thrips s spp.)、ヘテラキス属種(Heterakis s pp.); pp.)、ヒメノレピス・ナナ(Hymenolepi シミ目(Zygentoma)(=Thysanura s nana)、ヒオストロングルス属種(Hyost )の、例えば、クテノレピスマ属種(Ctenolep rongulus isma Loa)、ネマトジルス属種(Nematodirus sma spp.)、レピスマ・サカリナ(Lepi saccharina)、レスピモデス・イン 10 クイリヌス(Lepismodes inquilin spp.)、オエソファゴストムム属種(Oesoph agostomum us)、テルモビア・ドメスチカ(Thermobia spp.)、ロア・ロア(Loa spp.)、オピストルキス属種 (Opisthorchis domestica); spp.)、オンコセル カ・ボルブルス(Onchocerca volvul コムカデ類(Symphyla)の、例えば、スクチゲ us)、オステルタギア属種(Ostertagia ラ属種(Scutigerella spp.)、パラゴニムス属種(Paragonimu spp.); 軟体動物門(Mollusca)の有害生物、特に、双 s spp.)、シストソメン属種(Schistos 殻綱(Bivalvia)の、例えば、ドレイセナ属種 omen (Dreissena ルニ(Strongyloides spp.)、及び、腹足綱(G spp.)、ストロンギロイデス・フエレボ fuellebo astropoda)の、例えば、アリオン属種(Ar rni)、ストロンギロイデス・ステルコラリス(St ion rongyloides spp.)、ビオムファラリア属種(Biom 20 phalaria inus ras spp.)、ブリヌス属種(Bul spp.)、デロセラス属種(Deroce spp.)、ガルバ属種(Galba .)、リムナエア属種(Lymnaea .)、ポマケア属種(Pomacea クシネア属種(Succinea pp.)、タエニア・サギナタ(Taenia spp s sag inata)、タエニア・ソリウム(Taenia spp.)、 オンコメラニア属種(Oncomelania stercoralis)、 ストロニロイデス属種(Stronyloides s olium)、トリキネラ・スピラリス(Trichi spp nella spp.)、ス spiralis)、トリキネラ・ナチバ (Trichinella spp.); nativa)、トリキネ ラ・ブリトビ(Trichinella britov へん形動物門(Plathelminthes)及び線 i)、トリキネラ・ネルソニ(Trichinella 形動物門(Nematoda)の有害動物、例えば、ア nelsoni)、トリキネラ・プセウドプシラリス ンシロストマ・ズオデナレ(Ancylostoma 30 (Trichinella pseudopsiral duodenale)、アンシロストマ・セイラニクム is)、トリコストロングルス属種(Trichost (Ancylostoma rongulus ceylanicum)、 spp.)、トリクリス・トリクリ アシロストマ・ブラジリエンシス(Acylostom ア(Trichuris a レリア・バンクロフチ(Wuchereria braziliensis)、アンシロストマ属種 (Ancylostoma 種(Ascaris crofti); 線形動物門(Nematoda)の植物寄生性有害生物 malayi)、ブルギア・チモリ(B (phytoparasiticpests)、例えば timori)、ブノストムム属種(Bu 、アフェレンコイデス属種(Aphelenchoid nostomum abertia spp.)、カベルチア属種(Ch spp.)、クロノルキス属種(Cl 40 onorchis operia ban spp.)、ブルギア・マライ( Brugia rugia spp.)、アスカリス属 trichuria)、ウケ spp.)、コオペリア属種(Co spp.)、ジクロコエリウム属(Di crocoelium spp.)、ジクチオカウルス ・フィラリア(Dictyocaulus filar es spp.)、ブルサフェレンクス属種(Burs aphelenchus spp.)、ジチレンクス属 種(Ditylenchus spp.)、グロボデラ 属種(Globodera spp.)、ヘテロデラ属 種(Heterodera spp.)、ロンギドルス 属種(Longidorus spp.)、メロイドギ ia)、ジフィロボトリウム・ラツム(Diphyll ネ属種(Meloidogyne obothrium レンクス属種(Pratylenchus latum)、ドラクンクルス・ メジネンシス(Dracunculus medine spp.)、プラチ 、ラドフォラス属種(Radopholus spp.) spp. nsis)、エキノコックス・グラヌロスス(Echi )、トリコドルス属種(Trichodorus nococcus p.)、チレンクルス属種(Tylenchulus granulosus)、エキノコ ックス・ムルチロクラリス(Echinococcus 50 sp spp.)、キシフィネマ属種(Xiphinema ( 46 ) JP 89 2015-528017 A 2015.9.24 90 spp.)、ヘリコティレンクス属種(Helicot 【0157】 ylenchus 殺菌剤は、作物保護において、植物病原性菌類を防除す spp.)、チレンコリンクス属種 (Tylenchorhynchus spp.)、ス クテロネマ属種(Scutellonema るために使用することができる。それらは、土壌伝染性 spp. 病原体を包含する広範囲の植物病原性菌類〔ここで、該 )、パラトリコドルス属種(Paratrichodo 植物病原性菌類は、特に、ネコブカビ類(Plasmo rus spp.)、メロイネマ属種(Meloine diophoromycetes)、卵菌類(Pero ma spp.)、パラフェレンクス属種(Parap nosporomycetes)(同義語:Oomyc helenchusspp.)、アグレンクス属種(A etes)、ツボカビ類(Chytridiomyce glenchus tes)、接合菌類(Zygomycetes)、子嚢 spp.)、ベロノライムス属種( Belonolaimus (Nacobbus spp.)、ナコブス属種 10 spp.)、ロチレンクルス属種 (Rotylenchulus diomycetes)及び不完全菌類(Deuter spp.)、ロチレン クス属種(Rotylenchus omycetes)(同義語:Fungi spp.)、ネオ チレンクス属種(Neotylenchus 菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basi imper fecti)のクラスのメンバーである〕に対する顕著 spp. な効力によって特徴付けられる。一部の殺菌剤は、浸透 )、パラフェレンクス属種(Paraphelench 移行的な活性を示し、そして、植物保護において、茎葉 us 処理殺菌剤、種子粉衣殺菌剤又は土壌殺菌剤として使用 spp.)、ドリコドルス属種(Dolicho dorus spp.)、ホプロライムス属種(Hop lolaimus することができる。さらに、それらは、菌類、特に、材 spp.)、プンクトデラ属種(P unctodera 木又は植物の根を侵襲する菌類を駆除するのに適してい spp.)、クリコネメラ属種( Criconemella る。 spp.)、キニスルシウ 20 ス(Quinisulcius spp.)、ヘミシク ロフォラ属種(Hemicycliophora p.)、アングイナ属種(Anguina 【0158】 殺細菌剤(bactericide)は、作物保護にお sp いて、、シュードモナス科(Pseudomonada spp.) ceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae 、スバングイナ属種(Subanguina spp. )、腸内細菌科(Enterobacteriacea )、ヘミクリコネモイデス属種(Hemicricon e)、コリネバクテリウム科(Corynebacte emoides spp.)、プシレンクス科(Psi riaceae)及びストレプトミセス科(Strep lenchus spp.)、スードハレンクス属種( tomycetaceae)を防除するために、使用す Pseudohalenchus spp.)、クリコ ネモイデス属種(Criconemoides .)、カコパウルス属種(Cacopaurus ることができる。 spp 【0159】 sp 30 本発明に従って治療することが可能な菌類病の病原体の p.)、ヒルシュマニエラ属種(Hirschmani 非限定的な例としては、以下のものを挙げることができ ella る: spp.)、テチレンクス属種(Tetyl enchus spp.)。 ・ 例えば以下のような、うどんこ病病原体に起因する 【0154】 病害: さらにまた、原生動物亜門の生物、特に、コッシジア目 cies)、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blu (Coccidia)の、例えば、エイメリア属種(E meria imeria 各種(Podosphaera spp.)も防除することが可能である ブルメリア属各種(Blumeria graminis); spe ポドスファエラ属 species)、例 。 えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosph 【0155】 aera さらに、該殺有害生物性テルペン混合物が殺菌活性を示 40 カ属各種(Sphaerotheca す場合、及び/又は、該組成物が付加的に殺菌剤を含ん )、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphae でいる場合、本発明による組成物は、強力な殺微生物活 rotheca 性を有し、そして、作物保護及び材料物質の保護におい 属各種(Uncinula て、菌類及び細菌類などの望ましくない微生物を防除す 、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula るために使用することができる。 tor); 【0156】 ・ 例えば以下のような、さび病病原体に起因する病害 本発明は、さらに、望ましくない微生物を防除する方法 : ギムノスポランギウム属各種(Gymnospor にも関し、ここで、該方法は、本発明の組成物を当該植 angium 物病原性菌類、植物病原性細菌類及び/又はそれらの生 ランギウム・サビナエ(Gymnosporangiu 息環境に施用することを特徴とする。 50 leucotricha); スファエロテ species fuliginea); ウンシヌラ species)、例えば neca species)、例えば、ギムノスポ m sabinae); ヘミレイア属各種(Hemi ( 47 ) JP 91 leia A 2015.9.24 92 species)、例えば、ヘミレイア・バ スタトリクス(Hemileia ); 2015-528017 ・ククメリヌム(Cladiosporium vastatrix ファコプソラ属各種(Phakopsora umerinum); s hliobolus cuc コクリオボルス属各種(Coc species)、例えば、コク pecies)、例えば、ファコプソラ・パキリジ(P リオボルス・サチブス(Cochliobolus hakopsora ativus)(分生子形態:Drechslera, pachyrhizi)及びファ コプソラ・メイボミアエ(Phakopsora ibomiae); ia me 同義語:Helminthosporium)、コク プッシニア属各種(Puccin リオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus species)、例えば、プッシニア・レコン ジテ(Puccinia miyabeanus); recondite)、プッ シニア・トリチシナ(P. graminis)又は プッシニア・ストリイホルミス(P. コレトトリクム属各種( Colletotrichum triticina)、プ 10 ッシニア・グラミニス(P. rmis); totrichum striifo species)、例 えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colle lindemuthanium) ; シクロコニウム属各種(Cycloconium ウロミセス属各種(Uromyces species)、例えば、シクロコニウム・オレアギ species)、例えば、ウロミセス・アペンジクラ ヌム(Cycloconium ツス(Uromyces ; ジアポルテ属各種(Diaporthe appendiculatu s); ・ oleaginum) spec ies)、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diapor 例えば以下のような、卵菌類(Oomycetes )の群の病原体に起因する病害: lbugo アルブゴ属各種(A species)、例えば、アルブゴ・カ ンジダ(Albugo candida); 属各種(Bremia species)、例えば、ブ レミア・ラクツカエ(Bremia ); s the citri); noe species)、例えば、エルシノエ・ファ エルシノエ属各種(Elsi ウセッチイ(Elsinoe ブレミア 20 グロエオスポリウム属各種(Gloeosporiu m species)、例えば、グロエオスポリウム・ lactucae ラエチコロル(Gloeosporium ペロノスポラ属各種(Peronospora color); la ronospora ラタ(Glomerella pisi)又はペロノスポラ・ブ brassicae); ラ属各種(Phytophthora フィトフト laeti グロメレラ属各種(Glomerel species)、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Pe ラシカエ(P. fawcettii); species)、例えば、グロメレラ・シング cingulata); グイグナルジア属各種(Guignardia species sp ecies)、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ( )、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phy Guignardia tophthora スファエリア属各種(Leptosphaeria infestans); モパラ属各種(Plasmopara プラス species 30 bidwelli); レプト s pecies)、例えば、レプトスファエリア・マクラ )、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmop ンス(Leptosphaeria ara )、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosph viticola); プセウドペロノスポラ 属各種(Pseudoperonospora spe aeria nodorum); maculans マグナポルテ属各種 cies)、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ( (Magnaporthe Pseudoperonospora 、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe humuli) 又はプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudo grisea); peronospora dochium cubensis); ウム属各種(Pythium ピシ species)、例え ば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ・ le); 40 例えば以下のものに起因する、斑点病(leaf blotch wilt 種(Alternaria アルテルナリア属各 species)、例えば 、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria olani); ora s セルコスポラ属各種(Cercosp species)、例えば、セルコスポラ・ベ チコラ(Cercospora beticola); クラジオスポリウム属各種(Cladiospori um species)、例えば、ミクロド niva ミコスファエレラ属各種(Mycospha erella species)、例えば、ミコスファ エレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella disease)及び萎凋病(leaf disease): ミクロドキウム属各種(Micro キウム・ニバレ(Microdochium ulti mum); species)、例えば species)、例えば、クラジオスポリウム 50 graminicola)、ミコスファエレラ・アラ キジコラ(M. arachidicola)及びミコ スファエレラ・フィジエンシス(M. is); fijiens ファエオスファエリア属各種(Phaeos phaeria species)、例えば、ファエオ スファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum); ophora ピレノホラ属各種(Pyren species)、例えば、ピレノホラ ・テレス(Pyrenophora teres)、ピ ( 48 ) JP 93 2015-528017 A 2015.9.24 94 レノホラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenopho ポリウム属各種(Cladosporium ra ies)、例えば、クラドスポリウム・クラドスポリオ tritici repentis); リア属各種(Ramularia ラムラ species)、 イデス(Cladosporium 例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramulari rioides); a ceps collo−cygni)、ラムラリア・アレオラ (Ramularia areola); リンコスポ リウム属各種(Rhynchosporium spe spec cladospo クラビセプス属各種(Clavi species)、例えば、クラビセプス・ プルプレア(Claviceps purpurea) ; フサリウム属各種(Fusarium speci cies)、例えば、リンコスポリウム・セカリス(R es)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusar hynchosporium ium secalis); プトリア属各種(Septoria セ species) 10 、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria ジベレラ属各種(Gi species)、例えば、ジベレ zeae); モ pii)、セプトリア・リコペルシイ(Septori ノグラフェラ属各種(Monographella s a pecies)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス( lycopersii); hula a culmorum); bberella チフラ属各種(Typ species)、例えば、チフラ・インカ ルナタ(Typhula incarnata); ンツリア属各種(Venturia ベ species) ラ・ゼアエ(Gibberella Monographella nivalis); プトリア属各種(Septoria セ species) 、例えば、セプトリア・ノドルム(Septorian 、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Ventur odorum); ia ・ 例えば以下のものなどの、黒穂病菌類(smut ・ inaequalis); 例えば以下のものに起因する、根及び茎の病害: コルチシウム属各種(Corticium fungi)に起因する病害:スファセロテカ属各種( speci 20 Sphacelotheca species)、例え es)、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Co ば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelot rticium heca graminearum); ウム属各種(Fusarium フサリ species)、例 えば、フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum); ガエウマンノミセス属各種 (Gaeumannomyces species)、 reiliana); illetia ・カリエス(Tilletia チア・コントロベルサ(T. ); チレチア属各種(T species)、例えば、チレチア caries)、チレ controversa ウロシスチス属各種(Urocystis sp 例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeum ecies)、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Ur annomyces ocystis graminis); ニア属各種(Rhizoctonia リゾクト species occulta); 種(Ustilago )、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizocto 30 スチラゴ・ヌダ(Ustilago nia チラゴ・ヌダ・トリチシ(U. solani); サロクラジウム(Saro ウスチラゴ属各 species)、例えば、ウ nuda)、ウス nuda triti cladium)病、これは、例えば、サロクラジウム ci); ・オリザエ(Sarocladium ・ 例えば以下のものに起因する、果実の腐敗(fru に起因する; oryzae) スクレロチウム(Sclerotium it rot): アスペルギルス属各種(Asper )病、これは、例えば、スクレロチウム・オリザエ(S gillus clerotium ルス・フラブス(Aspergillus oryzae)に起因する; ペシア属各種(Tapesia species)、例 えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia uformis); タ ac チエラビオプシス属各種(Thi elaviopsis species)、例えば、チ 40 s); species)、例えば、アスペルギ flavu ボトリチス属各種(Botrytis spe cies)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botr ytis cinerea); Penicillium ペニシリウム属各種( species)、例えば、 エラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsi ペニシリウム・エキスパンスム(Penicilliu s basicola); m expansum)及びペニシリウム・プルプロゲ ・ 例えば以下のものに起因する、穂の病害(ear ヌム(P. and panicle コシの穂軸を包含する): lternaria disease)(トウモロ アルテルナリア属各種(A species)、例えば、アル テルナリア属種(Alternaria チニア属各種(Sclerotinia s clerotinia sclerotiorum); s pecies)、例えば、ベルチシリウム・アルボアト ルム(Verticilium Aspergillus ; クラドス 50 specie ベルチシリウム属各種(Verticilium pecies)、例えば、アスペルギルス・フラブス( flavus); スクレロ s)、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(S spp.); アスペルギルス属各種(Aspergillus purpurogenum); alboatrum) ( 49 ) JP 95 ・ クトルム(Phytophthora する腐朽性、黴性、萎凋性、腐敗性及び苗立ち枯れ性の m)に起因する; 病害(seed hora ay, mould, soilborne wilt, damping−off rot dec and disease): ルナリア属各種(Alternaria ラミネア(Pyrenophora アルテ specie )に起因する; aria species)、例えば、ピリクラリア・ 起因する; アファノミセス属各種(Aphanomyces species)、例えば、アファノミセス・エウテ 10 )に起因する; a euteiches アスコキタ属各種(Ascochyt species)、例えば、アスコキタ・レンチス (Ascochyta lentis)に起因する; アスペルギルス属各種(Aspergillus oryzae)に ピシウム属各種(Pythium spe cies)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pyth iumultimum)に起因する; 各種(Rhizoctonia リゾクトニア属 species)、例 えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)に起因する; izopus sp graminea ピリクラリア属各種(Pyricul オリザエ(Pyricularia brassicicola)に起因す cactoru ピレノホラ属各種(Pyrenop ernaria イケス(Aphanomyces 2015.9.24 species)、例えば、ピレノホラ・グ s)、例えば、アルテルナリア・ブラシシコラ(Alt る; A 96 例えば以下のものに起因する、種子及び土壌が媒介 and 2015-528017 リゾプス属各種(Rh species)、例えば、リゾプス・ オリザエ(Rhizopus oryzae)に起因す ecies)、例えば、アスペルギルス・フラブス(A る; spergillus species)、例えば、スクレロチウム・ロルフシ flavus)に起因する; スクレロチウム属各種(Sclerotium クラドスポリウム属各種(Cladosporium イ(Sclerotium species)、例えば、クラドスポリウム・ヘルバ る; ルム(Cladosporium ies)、例えば、セプトリア・ノドルム(Septo に起因する; bolus herbarum) 20 コクリオボルス属各種(Cochlio species)、例えば、コクリオボル ス・サチブス(Cochliobolus sativ ria セプトリア属各種(Septoria nodorum)に起因する; (Typhula )に起因する; a、Bipolaris illium porium); totrichum コレトトリクム属各種(Colle species)、例えば、コレ トトリクム・ココデス(Colletotrichum coccodes)に起因する; (Fusarium フサリウム属各種 species)、例えば、フサ 30 リウム・クルモルム(Fusarium um)に起因する; lla culmor ジベレラ属各種(Gibbere species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ (Gibberella zeae)に起因する; クロホミナ属各種(Macrophomina マ spe spec チフラ属各種 species)、例えば、チフラ ・インカルナタ(Typhula us)に起因する;(分生子形態:Drechsler 異名:Helminthos rolfsii)に起因す incarnata ベルチシリウム属各種(Vertic species)、例えば、ベルチシリ ウム・ダーリアエ(Verticillium dah liae)に起因する; ・ 例えば以下のものに起因する、癌性病害(canc er)、こぶ(gall)及び天狗巣病(witche s’ broom): ectria 例えば、ネクトリア属各種(N species)、例えば、ネクトリア ・ガリゲナ(Nectria galligena); ・ 例えば以下のものに起因する、萎凋病(wilt disease): nia モニリニア属各種(Monili species): 例えば、モニリニア・ラ cies)、例えば、マクロホミナ・ファセオリナ(M キサ(Monilinia acrophomina ・ 例えば以下のものに起因する、葉水泡性病害又は縮 phaseolina)に起 因する; モノグラフェラ属各種(Monograph 葉病(leaf ella species)、例えば、モノグラフェラ url ・ニバリス(Monographella is)に起因する; illium nival 40 ペニシリウム属各種(Penic species)、例えば、ペニシリウ ム・エキスパンスム(Penicillium ansum)に起因する; exp ホマ属各種(Phoma laxa); blister disease): or leaf c 例えば、エキソバシジウ ム属各種(Exobasidium species) 、例えば、エキソバシジウム・ベキサンス(Exoba sidium aphrina vexans); タフリナ属各種(T species)、例えば、タフリナ ・デホルマンス(Taphrina deforman species)、例えば、ホマ・リンガム(Phom s); a ・ 例えば以下のものに起因する、木本植物の衰退性病 lingam)に起因する; ホモプシス属各種( Phomopsisspecies)、例えば、ホモプ 害(decline シス・ソジャエ(Phomopsis en 起因する; ora sojae)に フィトフトラ属各種(Phytophth species)、例えば、フィトフトラ・カ 50 plant): disease of wood エスカ(Esca)病、これは 、例えば、ファエオモニエラ・クラミドスポラ(Pha emoniella clamydospora)、フ ( 50 ) JP 97 2015-528017 A 2015.9.24 98 ァエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoa es cremoniumaleophilum)及びフォミ m)、褐紋病(brown チポリア・メジテラネア(Fomitiporiame ia glycines)、紫斑病(cercospo diterranea)に起因する;ユーティパダイバ ra leaf spot ック病(Eutypa Cercospora dyeback)、これは、例 えば、ユーティパ・ラタ(Eutypa 起因する; dematium var. truncatu spot)(Septor and blight)( kikuchii)、コアネホ lata)に ラ葉枯病(choanephora leaf bli ガノデルマ(Ganoderma)病、こ ght)(Choanephora infundib れは、例えば、ガノデルマ・ボニネンセ(Ganode ulifera rma boninense)に起因する;リジドポル trispora(Syn.))、ダ クツリオホラ斑点病(dactuliophora l ス(Rigidoporus)病、これは、例えば、リ 10 eaf g ジドポルス・リグノスス(Rigidoporus lycines)、べと病(Peronospora l ignosus)に起因する; ・ spot)(Dactuliophora manshurica)、ドレクスレラ胴枯病(dre 例えば以下のものに起因する、花及び種子の病害: ボトリチス属各種(Botrytis chslera specie blight)(Drechsler a glycini)、斑点病(frogeye s)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botryti af s cinerea); a)、そばかす病(leptosphaerulina ・ 例えば以下のものに起因する、植物塊茎の病害: リゾクトニア属各種(Rhizoctonia spot)(Cercospora le leaf spe ina tica octonia cta solani); ヘルミントスポリ 20 sp chaeta プラスモジオホラ属各種(Plasmo and ia brassicae); s キサントモナス属各種(Xanthomona aerial, pv.オリザエ(Xanthomonas pv. oryzae); シュードモナス属各種(Pseudomonas solani)、さび病(Phakopsora Phakopsora mphylium leaf mphylium botryosum)、褐色輪紋病 (Corynespora sp blight)(Ste cassiicola); ・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎基部の菌類 病: pv.ラクリマンス(Pseudomonas 黒根腐病(Calonectria pv. lachrymans); ウィニア属各種(Erwinia syr エル crotalar iae)、炭腐病(Macrophomina species)、 例えば、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia me ibomiae)、黒とう病(Sphaceloma ecies)、例えば、シュードモナス・シリンガエ ingae foliage, glycines)、ステムフィリウム葉枯病(ste species)、例えば、キサントモナス・カム campestris spot)(Pyreno web blight)(Rhizocton pachyrhizi, 例えば以下のものなどの、細菌性病原体に起因する 30 ペストリス leaf glycines)、葉腐病(rhiz octonia species)、例えば、プラス モジオホラ・ブラシカエ(Plamodiophora 病害: an blight)(Phomopsis ochaeta diophora ・ sojaecola)、黒点病(pod diffusa)、ピレノカエタ斑点病(pyren 例えば以下のものに起因する、根瘤病(club root): spot)(Phyllosti sojae)、うどんこ病(Microsphaera solani) ; ・ leaf d stem ecies)、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ (Helminthosporium spot)(Leptosphaerul trifolii)、灰星病(phyllos cies)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhiz ウム属各種(Helminthosporium sojin pha seolina)、赤かび病(fusarium 40 ight or wilt, amylovora)。 nd 【0160】 sarium ダイズの以下の病害を、好ましくは、防除することがで pod and root collar bl rot, a rot)(Fu oxysporum、Fusarium orthoceras、Fusarium semi きる: tectum、Fusarium ・ 、ミコレプトジスクス根腐病(mycoleptodi 例えば以下のものに起因する、葉、茎、鞘及び種子 の菌類病: scus アルテルナリア斑点病(alternaria f spot)(Alternaria atrans lea spec. tenuissima)、炭疽病(Co lletotrichum gloeosporoid 50 iscus root equiseti) rot)(Mycoleptod terrestris)、根腐病(neo cosmospora)(Neocosmospora vasinfecta)、黒点病(Diaporth e phaseolorum)、茎腐爛病(stem ( 51 ) JP 99 var. wn 、葉、花及び根などを意味し、ここで、例えば、葉、針 caulivora)、茎疫病( 状葉、茎、枝、花、子実体、果実及び種子、並びに、根 rot)(Phytoph 、球茎及び根茎などを挙げることができる。作物並びに megasperma)、落葉病(bro 栄養繁殖器官及び生殖繁殖器官(vegetative stem rot)(Phialophora gregata)、根茎腐敗病(pythium t)(Pythium 、Pythium um ng stem decay, generative propagati material)、例えば、挿木(cutti ng)、球茎、根茎、匍匐茎及び種子なども、植物の部 分に属する。 myr 【0164】 ultimum)、 10 リゾクトニア根腐病(rhizoctonia 本発明の組成物は、植物が良好な耐性を示し、温血動物 roo に対する毒性が望ましい程度であり、及び、環境によっ and da て充分に許容される場合、植物及び植物の器官を保護す mping−off)(Rhizoctonia lani)、菌核病(sclerotinia m ro aphanidermatum debaryanum、Pythium rot, and irregulare、Pythi iotylum、Pythium t 2015.9.24 phaseol phytophthora thora A 100 canker)(Diaporthe orum 2015-528017 so るのに適しており、収穫高を増大させるのに適しており ste 、収穫物の質を向上させるのに適している。それは、好 decay)(Sclerotiniascler ましくは、作物保護組成物として使用することができる otiorum)、スクレロチニアサウザンブライト病 。それは、通常の感受性種及び抵抗性種に対して有効で (sclerotinia あり、並びに、全ての発育段階又は一部の発育段階に対 southern ght)(Sclerotinia bli rolfsii) して有効である。 、チエラビオプシス根腐病(thielaviopsi 【0165】 s 本発明に従って処理することが可能な植物としては、以 root rot)(Thielaviopsis 20 basicola)。 下の主要な作物植物を挙げることができる:トウモロコ 【0161】 シ、ダイズ、アルファルファ、ワタ、ヒマワリ、アブラ 本発明の組成物は、植物病原性菌類を治療的又は保護的 ナ属油料種子(Brassica /予防的に防除するために使用することができる。従っ )、例えば、セイヨウアブラナ(Brassica て、本発明は、本発明の組成物を使用して植物病原性菌 apus)(例えば、カノラ、ナタネ)、カブ(Bra 類を防除するための治療的方法及び保護的方法にも関し ssica 、ここで、該組成物は、種子、植物若しくは植物の部分 )(例えば、(フィールド)マスタード)及びアビシニ 、果実又は植物がそこで成育している土壌に施用される アガラシ(Brassica 。 シ科各種(Arecaceaesp.)(例えば、ギネ 【0162】 30 oil seeds n rapa)、カラシナ(B.juncea carinata)、ヤ アアブラヤシ、ココナツ)、イネ、コムギ、テンサイ、 植物病害を防除するのに必要とされる濃度の該組成物に サトウキビ、エンバク、ライムギ、オオムギ、アワ及び 対して植物は充分な耐性を示すという事実により、植物 ソルガム、ライコムギ、アマ、ナッツ、ブドウ及びブド の地上部の処理、繁殖器官(propagation ウの木、並びに、種々の植物学的分類群に属するさまざ stock)及び種子の処理、並びに、土壌の処理が可 まな果実及び野菜、例えば、バラ科各種(Rosace 能である。 ae 【0163】 シ、さらに、核果、例えば、アンズ、サクラ、アーモン 本発明に従って、全ての植物及び植物の部分を処理する ド、プラム及びモモ、並びに、液果(berry ことができる。植物は、望ましい及び望ましくない野生 uits)、例えば、イチゴ、キイチゴ、アカフサスグ 植物、栽培品種(cultivar)及び植物変種(p リ、クロフサスグリ及びグーズベリー)、リベシオイダ lantvariety)(植物変種又は植物育種家の 40 エ科各種(Ribesioidae sp.)、クルミ 権利によって保護されても又は保護されなくても)のよ 科各種(Juglandaceae sp.)、カバノ うな全ての植物及び植物個体群を意味する。栽培品種及 キ科各種(Betulaceae び植物変種は、慣習的な繁殖方法及び育種方法(これら 各種(Anacardiaceae は、1種類以上の生物工学的方法によって、例えば、倍 各種(Fagaceae 加半数体、プロトプラスト融合、ランダム突然変異誘発 raceae 及び定方向突然変異誘発、分子標識若しくは遺伝標識又 eae は生物工学法及び遺伝子工学法などを使用して、補助す 科各種(Actinidaceae ることができるか又は補うことができる)によって得ら キ科各種(Lauraceae れる植物であることができる。植物の部分は、植物の地 ボガド、シナモン、樟脳)、バショウ科各種(Musa 上及び地下の全ての部分及び全ての器官、例えば、枝条 50 ceae sp.)(例えば、仁果、例えば、リンゴ及びナ fr sp.)、ウルシ科 sp.)、ブナ科 sp.)、クワ科各種(Mo sp.)、モクセイ科各種(Oleac sp.)(例えば、オリーブの木)、マタタビ sp.)、クスノ sp.)(例えば、ア sp.)(例えば、バナナの木及びプランテ ( 52 ) JP 101 2015-528017 A 2015.9.24 102 ーション)、アカネ科各種(Rubiaceae sp 向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの .)(例えば、コーヒー)、ツバキ科各種(Theac 増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開 eae 花、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の sp.)(例えば、チャ)、アオギリ科各種( Sterculiceae sp.)、ミカン科各種( 増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安 sp.)(例えば、レモン、オレン 定性の向上及び/又は加工性の向上などが可能であり、 ジ、マンダリン及びグレープフルーツ);ナス科各種( ここで、これらは、実際に予期されるであろう効果を超 Solanaceae える。 Rutaceae sp.)(例えば、トマト、ジ ャガイモ、カラシ、トウガラシ、ナス、タバコ)、ユリ 【0167】 科各種(Liliaceae sp.)、キク科各種( 本発明による処理における本発明の組成物の特定の施用 sp.)(例えば、レタス、 10 量は、植物において強化効果(strengtheni Compositiae チョウセンアザミ及びチコリー(これは、ルートチコリ ng ー(root chicory)、エンダイブ又はキク 原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類に ニガナを包含する))、セリ科各種(Umbellif よる攻撃に対して植物の防御システムが動員される。植 erae sp.)(例えば、ニンジン、パセリ、セロ 物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、本発明に関 リ及びセルリアック)、ウリ科各種(Cucurbit 連して、処理された植物が、その後で望ましくない植物 aceae sp.)(例えば、キュウリ(これは、ガ 病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類 ーキンを包含する)、カボチャ、スイカ、ヒョウタン及 を接種されたときに、それら植物病原性の菌類及び/又 びメロン)、ネギ科各種(Alliaceae sp. は微生物類及び/又はウイルス類に対して実質的な程度 )(例えば、リーキ及びタマネギ)、アブラナ科各種( の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激する Cruciferae ことができる物質又は物質の組合せを意味するものと理 sp.)(例えば、白キャベツ 20 effect)も示し得る。望ましくない植物病 、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベ 解される。かくして、本発明による処理において本発明 ツ、タイサイ、コールラビ、ラディッシュ、セイヨウワ の組成物を使用又は利用することによって、植物は、処 サビ、コショウソウ及びハクサイ)、マメ科各種(Le 理後ある一定の期間、上記病原体による攻撃に対して保 guminosae sp.)(例えば、ラッカセイ、 護され得る。保護がもたらされる期間は、植物が該活性 エンドウ、ヒラマメ及びインゲンマメ(例えば、インゲ 成分で処理されてから、一般に、1∼10日間、好まし ンマメ(common くは、1∼7日間である。 bean)及びソラマメ))、 アカザ科各種(Chenopodiaceae sp. 【0168】 )(例えば、フダンソウ、飼料用ビート、ホウレンソウ 本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物及び植 、ビートルート)、アマ科各種(Linaceae 物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を示 s p.)(例えば、アサ)、アサ科各種(Cannabe 30 す。即ち、そのような植物は、害虫及び有害微生物に対 acea sp.)(例えば、タイマ)、アオイ科(M して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の alvaceae)(例えば、オクラ、ココア)、ケシ 菌類、細菌類、ウイルス類及び/又はウイロイド類など 科各種(Papaveraceae)(例えば、ケシ) に対して、良好な防御を示す。 、クサスギカズラ科(Asparagaceae)(例 【0169】 えば、アスパラガス);庭園及び森林における有用な植 本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、 物及び観賞植物、例えば、芝生(turf)、芝生(l 1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性を示す植物、 awn)、牧草及びステビア(Stevia reba 即ち、ストレス耐性に関して、増進された植物の健康を udiana);及び、いずれの場合にも、これら植物 既に示している植物である。非生物的なストレス状態と の遺伝子組み換えが行われたタイプのもの。 【0166】 しては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒さ 40 れること、浸透ストレス、湛水、土壌中の塩分濃度の上 植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件( 昇、より多くの鉱物に晒されること、オゾンに晒される 土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本 こと、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限 発明による組成物を使用又は利用した場合、本発明の処 られていること、利用可能なリン養分が限られているこ 理により、相加効果を超える効果(「相乗効果」)も生 と、日陰回避などを挙げることができる。好ましくは、 じ得る。かくして、例えば、本発明による処理において 本発明の組成物を用いて上記植物及び植物品種を処理す 本発明の組成物を使用又は利用することによって、施用 ることによって、付加的に、植物の全体的な健康が増進 量の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は活 される(上記参照)。 性の増強、植物の生育の向上、高温又は低温に対する耐 【0170】 性の向上、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分 本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、 に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の 50 増大した収量特性を特徴とする植物、即ち、この特性に ( 53 ) JP 103 2015-528017 A 2015.9.24 104 関して、増進された植物の健康を既に示している植物で es)に関して記述された。しかしながら、雄性不稔性 ある。そのような植物における増大した収量は、例えば に関する遺伝的決定基は、核ゲノム内にも存在し得る。 、改善された植物の生理機能、成長及び発育、例えば、 雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノ 水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性 ロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物 、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇し を得る特に有用な方法は、WO た発芽効率及び促進された成熟などの結果であり得る。 載されており、ここでは、例えば、バルナーゼなどのリ 収量は、さらに、改善された植物の構成(archit ボヌクレアーゼを雄ずい中のタペータム細胞内において ecture)によっても影響され得る(ストレス条件 選択的に発現させる。次いで、タペータム細胞内におい 下及び非ストレス条件下)。そのような改善された植物 てバルスターなどのリボヌクレアーゼインヒビターを発 の構成としては、限定するものではないが、早咲き、ハ 10 現させることによって、稔性を回復させることができる イブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植 。 物の寸法、節間の数及び距離、根の成長、種子の寸法、 【0172】 果実の寸法、莢の寸法、莢又は穂の数、1つの莢又は穂 本発明に従って処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工 当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、 学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたも 低減された種子分散、低減された莢の裂開及び耐倒伏性 の)は、除草剤耐性植物、即ち、1種類以上の所与の除 などがある。収量についてのさらなる形質としては、種 草剤に対して耐性にされた植物である。そのような植物 子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量 は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は 、油含有量及び油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減 、当該除草剤耐性を付与する突然変異を含んでいる植物 、改善された加工性並びに向上した貯蔵安定性などがあ を選抜することによって得ることができる。 る。好ましくは、本発明の組成物を用いて上記植物及び 20 【0173】 植物品種を処理することによって、付加的に、植物の全 除草剤耐性植物は、例えば、グリホセート耐性植物、即 体的な健康が増進される(上記参照)。 ち、除草剤グリホセート又はその塩に対して耐性にされ 【0171】 た植物である。植物は、種々の方法によって、グリホセ 本発明に従って処理し得る植物は、雑種強勢(これは、 ートに対して耐性にすることができる。例えば、グリホ 結果として、一般に、増加した収量、向上した活力、向 セート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキミ酸 上した健康状態並びに生物的及び非生物的ストレス因子 −3−リン酸シンターゼ(EPSPS)をコードする遺 に対する向上した抵抗性をもたらす)の特性を既に呈し 伝子で植物を形質転換させることによって得ることがで ているハイブリッド植物である。そのような植物は、典 きる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、以下のもの 型的には、雄性不稔交配母体近交系(inbred である:細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmo ale−sterile parent m line)( 30 雌性親)を別の雄性稔性交配母体近交系(inbred male−fertile parent line nella 89/10396に記 typhimurium)のAroA遺伝 子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウム属各種 (Agrobacterium sp.)のCP4遺伝 )(雄性親)と交雑させることによって作られる。ハイ 子、ペチュニアのEPSPSをコードする遺伝子、トマ ブリッド種子は、典型的には、雄性不稔植物から収穫さ トのEPSPSをコードする遺伝子又はオヒシバ属(E れ、そして、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、場 leusine)のEPSPSをコードする遺伝子。そ 合により(例えば、トウモロコシにおいて)、雄穂を除 れは、突然変異EPSPSであることも可能である。 去することによって〔即ち、雄性繁殖器官(又は、雄花 グリホセート耐性植物は、さらにまた、グリホセートオ )を機械的に除去することによって〕、作ることができ キシドレダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させ る。しかしながら、より典型的には、雄性不稔性は、植 ることによって得ることもできる。グリホセート耐性植 物ゲノム内の遺伝的決定基の結果である。その場合、及 40 物は、さらにまた、グリホセートアセチルトランスフェ び、特に種子がハイブリッド植物から収穫される所望の ラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによっ 生産物である場合、典型的には、該ハイブリッド植物に て得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらに おいて雄性稔性を確実に完全に回復させることは有用で また、上記遺伝子の自然発生突然変異を含んでいる植物 ある。これは、雄性不稔性に関与する遺伝的決定基を含 を選抜することによって得ることもできる。 んでいるハイブリッド植物において雄性稔性を回復させ 【0174】 ることが可能な適切な稔性回復遺伝子を雄性親が有して 別の除草剤抵抗性植物は、例えば、酵素グルタミンシン いることを確実なものとすることによって達成すること ターゼを阻害する除草剤(例えば、ビアラホス、ホスフ ができる。雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、細胞質 ィノトリシン又はグルホシネート)に対して耐性にされ 内に存在し得る。細胞質雄性不稔(CMS)の例は、例 ている植物である。そのような植物は、当該除草剤を解 えば、アブラナ属各種(Brassica 毒する酵素を発現させるか、又は、阻害に対して抵抗性 speci 50 ( 54 ) JP 105 2015-528017 A 2015.9.24 106 を示す突然変異グルタミンシンターゼ酵素を発現させる ワリに関して記述されているように、誘導された突然変 ことによって、得ることができる。そのような有効な一 異誘発、当該除草剤の存在下での細胞培養における選抜 解毒酵素は、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェ 又は突然変異育種によって得ることができる。 ラーゼをコードする酵素である(例えば、ストレプトマ 【0178】 イセス属各種(Streptomyces speci 本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺 es)に由来するbarタンパク質又はpatタンパク 伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ら 質)。外因性のホスフィノトリシンアセチルトランスフ れたもの)は、昆虫抵抗性トランスジェニック植物、即 ェラーゼを発現する植物も記述されている。 ち、特定の標的昆虫による攻撃に対して抵抗性にされた 【0175】 植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によっ さらなる除草剤耐性植物は、さらにまた、酵素ヒドロキ 10 て得ることができるか、又は、そのような昆虫抵抗性を シフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を 付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによ 阻害する除草剤に対して耐性にされている植物である。 って得ることができる。 ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ類は、 【0179】 パラ−ヒドロキシフェニルピルベート(HPP)がホモ 本明細書中で使用されている場合、「昆虫抵抗性トラン ゲンチセートに変換される反応を触媒する酵素である。 スジェニック植物」には、以下のものをコードするコー HPPD阻害薬に対して耐性を示す植物は、自然発生抵 ド配列を含んでいる少なくとも1の導入遺伝子を含んで 抗性HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、又は、 いる任意の植物が包含される: 突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、形 (1) 質転換させることができる。HPPD阻害薬に対する耐 s thuringiensis)に由来する殺虫性結 性は、さらにまた、HPPD阻害薬による天然HPPD 20 晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、 酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチセートを形成させ オンライン上で「http://www.lifesc ることが可能な特定の酵素をコードする遺伝子を用いて i.sussex.ac.uk/Home/Neil_ 植物を形質転換させることによっても得ることができる Crickmore/Bt/」において挙げられている 。HPPD阻害薬に対する植物の耐性は、さらにまた、 殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、 、HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて酵素プ 例えば、Cryタンパク質類(Cry1Ab、Cry1 レフェナートデヒドロゲナーゼをコードする遺伝子を用 Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3Aa、又は いて植物を形質転換させることによって改善することも 、Cry3Bb)のタンパク質又はその殺虫活性を示す できる。 一部分;又は、 【0176】 (2) さらに別の除草剤抵抗性植物は、アセトラクテートシン 30 s thuringiensis)に由来する第2の別 ターゼ(ALS)阻害薬に対して耐性にされている植物 の結晶タンパク質又はその一部分の存在下において殺虫 である。既知ALS阻害薬としては、例えば、スルホニ 活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacil ル尿素系除草剤、イミダゾリノン系除草剤、トリアゾロ lus ピリミジン系除草剤、ピリミジニルオキシ(チオ)ベン タンパク質又はその一部分、例えば、Cry34結晶タ ゾエート系除草剤、及び/又は、スルホニルアミノカル ンパク質とCry35結晶タンパク質で構成されている ボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。ALS酵素 バイナリートキシン;又は、 (「アセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)」とし (3) ても知られている)における種々の突然変異体は、種々 s thuringiensis)に由来する種々の殺 の除草剤及び除草剤の群に対する耐性を付与することが 虫性結晶タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブ 知られている。スルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリ 40 リッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質の ノン耐性植物の作製については、WO 1996/03 ハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブ 3270に記述されている。別のイミダゾリノン耐性植 リッド、例えば、トウモロコシイベントMON9803 物についても記述されている。さらなるスルホニル尿素 4で産生されるCry1A.105タンパク質(WO 耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物は、さらにまた、 2007/027777);又は、 例えば、WO (4) 2007/024782などにも記述さ バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu thuringiensis)に由来する結晶 バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu 上記(1)∼(3)のうちのいずれか1つのタ れている。 ンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫 【0177】 活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫 イミダゾリノン及び/又はスルホニル尿素に対して耐性 種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング を示す別の植物は、例えば、ダイズに関して、イネに関 若しくは形質転換に際してコード化DNA中に導入され して、テンサイに関して、レタスに関して、又は、ヒマ 50 た変化に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1∼10 ( 55 ) JP 107 2015-528017 A 2015.9.24 108 のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていている 虫活性を示すが作用機序は異なっている(例えば、当該 もの、例えば、トウモロコシイベントMON863若し 昆虫体内の異なった受容体結合部位に結合する)異なっ くはMON88017におけるCry3Bb1タンパク たタンパク質を用いることによって当該植物に対する昆 質又はトウモロコシイベントMIR604におけるCr 虫の抵抗性の発達を遅延させるために、昆虫抵抗性植物 y3Aタンパク質;又は、 は、上記クラス(1)∼(8)のいずれか1つのタンパ (5) ク質をコードする2つ以上の導入遺伝子を含んでいる。 s バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu thuringiensis)又はバシルス・セレ ウス(Bacillus 【0181】 cereus)に由来する殺 本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種は、 虫性分泌タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例 線虫抵抗性植物である。線虫抵抗性植物の例は、例えば えば、「http://www.lifesci.su 10 、米国特許出願番号11/765,491号、米国特許 ssex.ac.uk/home/Neil_Cric 出願番号11/765,494号、米国特許出願番号1 kmore/Bt/vip.html」において挙げら 0/926,819号、米国特許出願番号10/782 れている栄養成長期殺虫性タンパク質(vegetat ,020号、米国特許出願番号12/032,479号 ive protein) 、米国特許出願番号10/783,417号、米国特許 (VIP)、例えば、VIP3Aaタンパク質類のタン 出願番号10/782,096号、米国特許出願番号1 パク質;又は、 1/657,964号、米国特許出願番号12/192 (6) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu ,904号、米国特許出願番号11/396,808号 thuringiensis)又はバシルス・セレ 、米国特許出願番号12/166,253号、米国特許 s insecticidal ウス(Bacillus cereus)に由来する第 出願番号12/166,239号、米国特許出願番号1 2の分泌タンパク質の存在下において殺虫活性を示す、 20 2/166,124号、米国特許出願番号12/166 バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus th ,209号、米国特許出願番号11/762,886号 uringiensis)又はバシルス・セレウス(B 、米国特許出願番号12/364,335号、米国特許 acillus cereus)に由来する分泌タンパ 出願番号11/763,947号、米国特許出願番号1 ク質、例えば、VIP1Aタンパク質とVIP2Aタン 2/252,453号、米国特許出願番号12/209 パク質で構成されているバイナリートキシン;又は、 ,354号、米国特許出願番号12/491,396号 (7) 又は米国特許出願番号12/497,221号に記載さ s バシルス・ツリンギエンシス(Bacillu thuringiensis)又はバシルス・セレ ウス(Bacillus cereus)に由来する種 れている。 【0182】 々の分泌タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブ 本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺 リッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質の 30 伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ら ハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブ れたもの)は、非生物的ストレスに対して耐性を示す。 リッド;又は、 そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることが (8) 上記(1)∼(3)のうちのいずれか1つのタ できるか、又は、そのようなストレス抵抗性を付与する ンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫 突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得る 活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫 ことができる。特に有用なストレス耐性植物としては、 種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング 以下のものなどがある: 若しくは形質転換に際してコード化DNA中に導入され (a) た変化(それでも、まだ、殺虫性タンパク質をコードし リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現及び ている)に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1∼1 /又は活性を低減させることが可能な導入遺伝子を含ん 0のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていてい 40 でいる植物; るもの、例えば、ワタイベントCOT102におけるV (b) IP3Aaタンパク質。 グリコヒドロラーゼ(PARG)コード化遺伝子の発現 【0180】 及び/又は活性を低減させることが可能なストレス耐性 もちろん、「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」は、 を強化する導入遺伝子を含んでいる植物; 本明細書中で使用されている場合、上記クラス(1)∼ (c) (8)のいずれか1つのタンパク質をコードする遺伝子 ルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドア の組合せを含んでいる任意の植物も包含する。一実施形 デニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジ 態では、異なった標的昆虫種を対象とする異なったタン ヌクレオチドシンテターゼ又はニコチンアミドホスホリ パク質を使用した場合に影響を受ける標的昆虫種の範囲 ボシルトランスフェラーゼを包含するニコチンアミドア を拡大するために、又は、同一の標的昆虫種に対して殺 50 デニンジヌクレオチドサルベージ合成経路の植物機能性 植物細胞内又は植物内におけるポリ(ADP− 植物又は植物細胞のポリ(ADP−リボース) ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシ ( 56 ) JP 109 酵素(plant−functional 2015-528017 A 2015.9.24 110 enzym いる繊維を有する植物(例えば、ワタ植物)。 e)をコードするストレス耐性を強化する導入遺伝子を 【0185】 含んでいる植物。 本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺 【0183】 伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得る 本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺 ことができるもの)は、改変されたオイルプロフィール 伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得ら 特性を有する植物(例えば、ナタネ植物又は関連するア れたもの)は、収穫された生産物の改変された量、品質 ブラナ属植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転 及び/若しくは貯蔵安定性、並びに/又は、収穫された 換によって得ることができるか、又は、そのような改変 生産物の特定の成分の改変された特性を示す。例えば: されたオイル特性を付与する突然変異を含んでいる植物 (1) を選抜することによって得ることができる。そのような 野生型の植物細胞又は植物において合成された 10 澱粉と比較して、その物理化学的特性〔特に、アミロー 植物としては、以下のものなどがある: ス含有量若しくはアミロース/アミロペクチン比、枝分 (a) かれ度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度( (例えば、ナタネ植物); gelling (b) strength)、澱粉粒径及び/ オレイン酸含有量が高いオイルを産生する植物 リノレン酸含有量が低いオイルを産生する植物 又は澱粉粒子形態〕が変えられていて、特定の用途によ (例えば、ナタネ植物); り適した変性澱粉を合成するトランスジェニック植物; (c) (2) 物(例えば、ナタネ植物)。 非澱粉炭水化物ポリマーを合成するか又は遺伝 飽和脂肪酸のレベルが低いオイルを産生する植 子組換えがなされていない野生型植物と比較して改変さ 【0186】 れた特性を有する非澱粉炭水化物ポリマーを合成するト 本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニッ ランスジェニック植物。その例は、ポリフルクトース( 20 ク植物は、1種類以上の毒素をコードする1種類以上の 特に、イヌリン型及びレバン型のポリフルクトース)を 遺伝子を含んでいる植物、例えば、下記商品名で販売さ 産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物 れている以下のものである:YIELD 、α−1,6−分枝α−1,4−グルカン類を産生する 録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、K 植物、アルテルナンを産生する植物である; nockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ) (3) 、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモロコ ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植 GARD(登 物。 シ)、BT−Xtra(登録商標)(例えば、トウモロ 【0184】 コシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウ 本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺 モロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、 伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得る Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn ことができるもの)は、改変された繊維特性を有する植 30 3B(登録商標)(ワタ)、NatureGard(登 物(例えば、ワタ植物)である。そのよう植物は、遺伝 録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protecta 的形質転換によって得ることができるか、又は、そのよ (登録商標)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガ うな改変された繊維特性を付与する突然変異を含んでい イモ)。挙げることができる除草剤耐性植物の例は、R る植物を選抜することによって得ることができる。その oundup ような植物としては、以下のものなどがある: に対する耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ) (a) 、Liberty 改変された形態のセルロースシンターゼ遺伝子 3 Ready(登録商標)(グリホセート Link(登録商標)(ホスフィノ を含んでいる植物(例えば、ワタ植物); トリシンに対する耐性、例えば、ナタネ)、IMI(登 (b) 録商標)(イミダゾリノン系に対する耐性)及びSTS 改変された形態のrsw2相同核酸又はrsw 3相同核酸を含んでいる植物(例えば、ワタ植物); (登録商標)(スルホニル尿素系に対する耐性、例えば (c) 、トウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコ スクロースリン酸シンターゼの発現が増大して 40 いる植物(例えば、ワタ植物); シ品種、ワタ品種及びダイズ品種である。挙げることが (d) できる除草剤抵抗性植物(除草剤耐性に関して慣習的な スクロースシンターゼの発現が増大している植 物(例えば、ワタ植物); 方法で品種改良された植物)としては、Clearfi (e) eld(登録商標)(例えば、トウモロコシ)の商品名 繊維細胞に基づいた原形質連絡のゲーティング のタイミングが(例えば、繊維選択的β−1,3−グル で販売されている品種などがある。 カナーゼのダウンレギュレーションを介して)改変され 【0187】 ている植物(例えば、ワタ植物); 本発明に従って処理することができる特に有用なトラン (f) 反応性が(例えば、nodCを包含するN−ア スジェニック植物は、下記のものを包含する形質転換イ セチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子の発現及 ベント又は形質転換イベントの組合せを含んでいて例え びキチンシンターゼ遺伝子の発現を介して)改変されて 50 ば国又は地域のさまざまな規制機関によるデータベース ( 57 ) JP 111 2015-528017 A 2015.9.24 112 に記載されている植物である: );イベントCOT102(ワタ、昆虫防除、寄託され イベント1143−14A(ワタ、昆虫防除、寄託され ていない、US−A ていない、WO 2006−130175又はWO 06/128569に記載されている 04/039986に記載されている);イベントC );イベント1143−51B(ワタ、昆虫防除、寄託 OT202(ワタ、昆虫防除、寄託されていない、US されていない、WO −A 06/128570に記載されて 2007−067868又はWO 05/054 いる);イベント1445(ワタ、除草剤耐性、寄託さ 479に記載されている);イベントCOT203(ワ れていない、US−A タ、昆虫防除、寄託されていない、WO O 2002−120964又はW 02/034946に記載されている);イベント 17053(イネ、除草剤耐性、PTA−9843とし (トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC て寄託されている、WO 244として寄託されている、WO 10/117737に記載さ 10 05/054 480に記載されている);イベントDAS40278 PTA−10 11/02246 れている);イベント17314(イネ、除草剤耐性、 9に記載されている);イベントDAS−59122− PTA−9844として寄託されている、WO 7(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC 10/ 117735に記載されている);イベント281−2 PTA 4−236(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−6 2006−070139に記載されている);イベント 233として寄託されている、WO DAS−59132(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤 6又はUS−A 05/10326 2005−216969に記載されて 11384として寄託されている、US−A 耐性、寄託されていない、WO 09/100188に いる);イベント3006−210−23(ワタ、昆虫 記載されている);イベントDAS68416(ダイズ 防除−除草剤耐性、PTA−6233として寄託されて 、除草剤耐性、ATCC いる、US−A 託されている、WO 2007−143876又はWO 0 PTA−10442として寄 11/066384又はWO 1 5/103266に記載されている);イベント327 20 1/066360に記載されている);イベントDP− 2(トウモロコシ、品質形質、PTA−9972として 098140−6(トウモロコシ、除草剤耐性、ATC 寄託されている、WO C PTA−8296として寄託されている、US−A A 06/098952又はUS− 2006−230473に記載されている);イベ 2009/137395又はWO 08/11201 ント40416(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性 9に記載されている);イベントDP−305423− 、ATCC 1(ダイズ、品質形質、寄託されていない、US−A 、WO PTA−11508として寄託されている 11/075593に記載されている);イベ 2008−312082又はWO 08/054747 ント43A47(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性 に記載されている);イベントDP−32138−1( 、ATCC トウモロコシ、ハイブリダイゼーション系、ATCC 、WO PTA−11509として寄託されている 11/075595に記載されている);イベ ント5307(トウモロコシ、昆虫防除、ATCC TA−9561として寄託されている、WO P 30 10/0 PTA−9158として寄託されている、US−A 009−0210970又はWO (ダイズ、除草剤耐性、ATCC 8(ベントグラス、除草剤耐性、ATCC して寄託されている、US−A 62007又はWO PTA−4 2006−1 04/053062に記載されて 09/103049 に記載されている);イベントDP−356043−5 77816に記載されている);イベントASR−36 816として寄託されている、US−A 2 79又はWO PTA−8287と 2010−01840 08/002872に記載されている) ;イベントEE−1(ナス、昆虫防除、寄託されていな いる);イベントB16(トウモロコシ、除草剤耐性、 い、WO 寄託されていない、US−A ベントFI117(トウモロコシ、除草剤耐性、ATC 2003−126634 07/091277に記載されている);イ に記載されている);イベントBPS−CV127−9 C 209031として寄託されている、US−A (ダイズ、除草剤耐性、NCIMB 006−059581又はWO として寄託されている、WO No.41603 10/080829に記 40 除草剤耐性、ATCC 虫防除、DSM いる、US−A ACC2724として寄託されている 2009−217423又はWO 06/ 98/044140に 記載されている);イベントGA21(トウモロコシ、 載されている);イベントCE43−67B(ワタ、昆 、US−A 209033として寄託されて 2005−086719又はWO 9 8/044140に記載されている);イベントGG2 128573に記載されている);イベントCE44− 5(トウモロコシ、除草剤耐性、ATCC 69D(ワタ、昆虫防除、寄託されていない、US−A 2として寄託されている、US−A 2010−0024077に記載されている);イベ 2 434又はWO 20903 2005−188 98/044140に記載されている ントCE44−69D(ワタ、昆虫防除、寄託されてい );イベントGHB119(ワタ、昆虫防除−除草剤耐 ない、WO 性、ATCC 06/128571に記載されている); PTA−8398として寄託されている イベントCE46−02A(ワタ、昆虫防除、寄託され 、WO ていない、WO ントGHB614(ワタ、除草剤耐性、ATCC 06/128572に記載されている 50 08/151780に記載されている);イベ PT ( 58 ) JP 113 A 2015.9.24 114 A−6878として寄託されている、US−A 0−050282又はWO 2015-528017 201 07/017186に記載 427(トウモロコシ、授粉制御、ATCC 7899として寄託されている、WO PTA− 11/0629 されている);イベントGJ11(トウモロコシ、除草 04に記載されている);イベントMON87460( 剤耐性、ATCC トウモロコシ、ストレス耐性、ATCC 、US−A 209030として寄託されている 2005−188434又はWO 98/ 044140に記載されている);イベントGM RZ 10として寄託されている、WO 又はUS−A PTA−89 09/111263 2011−0138504に記載されて 13(テンサイ、ウイルス抵抗性、NCIMB−416 いる);イベントMON87701(ダイズ、昆虫防除 01として寄託されている、WO 、ATCC 10/076212 PTA−8194として寄託されている、 に記載されている);イベントH7−1(テンサイ、除 US−A 草剤耐性、NCIMB 64652に記載されている);イベントMON877 41158又はNCIMB 1159として寄託されている、US−A 4 10 2004− 2009−130071又はWO 09/0 05(ダイズ、品質形質−除草剤耐性、ATCC PT 172669又はWO04/074492に記載されて A−9241として寄託されている、US−A いる);イベントJOPLIN1(コムギ、耐病性、寄 0−0080887又はWO 託されていない、US−A 載されている);イベントMON87708(ダイズ、 2008−064032に 201 10/037016に記 記載されている);イベントLL27(ダイズ、除草剤 除草剤耐性、ATCC 耐性、NCIMB41658として寄託されている、W ている、WO O ;イベントMON87754(ダイズ、品質形質、AT 06/108674又はUS−A 2008−32 PTA9670として寄託され 11/034704に記載されている) 0616に記載されている);イベントLL55(ダイ CC ズ、除草剤耐性、NCIMB 10/024976に記載されている);イベントMO れている、WO 41660として寄託さ 06/108675又はUS−A 2 20 PTA−9385として寄託されている、WO N87769(ダイズ、品質形質、ATCC 008−196127に記載されている);イベントL 8911として寄託されている、US−A Lワタ25(ワタ、除草剤耐性、ATCC 0067141又はWO 343として寄託されている、WO 4又はUS−A PTA−3 03/01322 2003−097687に記載されて PTA− 2011− 09/102873に記載さ れている);イベントMON88017(トウモロコシ 、昆虫防除−除草剤耐性、ATCC PTA−5582 いる);イベントLLRICE06(イネ、除草剤耐性 として寄託されている、US−A 、ATCC−23352として寄託されている、US 82又はWO 6,468,747又はWO ;イベントMON88913(ワタ、除草剤耐性、AT 00/026345に記 05/059103に記載されている) 載されている);イベントLLRICE601(イネ、 CC 除草剤耐性、ATCC 04/072235又はUS−A れている、US−A O PTA−2600として寄託さ 2008−2289060又はW 30 00/026356に記載されている);イベント LY038(トウモロコシ、品質形質、ATCC A−5623として寄託されている、US−A 7−028322又はWO PT 200 05/061720に記載 2008−0284 PTA−4854として寄託されている、WO 2006−0595 90に記載されている);イベントMON89034( トウモロコシ、昆虫防除、ATCC として寄託されている、WO US−A PTA−7455 07/140256又は 2008−260932に記載されている) ;イベントMON89788(ダイズ、除草剤耐性、A されている);イベントMIR162(トウモロコシ、 TCC 昆虫防除、PTA−8166として寄託されている、U −A S−A 436に記載されている);イベントMS11(ナタネ 2009−300784又はWO 07/14 PTA−6708として寄託されている、US 2006−282915又はWO 06/130 2840に記載されている);イベントMIR604( 、授粉制御−除草剤耐性、ATCC トウモロコシ、昆虫防除、寄託されていない、US−A はPTA−2485として寄託されている、WO 2008−167456又はWO 05/10330 40 PTA−850又 1に記載されている);イベントMON15985(ワ ナタネ、授粉制御−除草剤耐性、ATCC タ、昆虫防除、ATCC 30として寄託されている、WO されている、US−A O PTA−2516として寄託 2004−250317又はW 02/100163に記載されている);イベント 又はUS−A PTA−7 01/041558 2003−188347に記載されてい る);イベントNK603(トウモロコシ、除草剤耐性 MON810(トウモロコシ、昆虫防除、寄託されてい 、ATCC ない、US−A US−A 2002−102582に記載されて 01 /031042に記載されている);イベントMS8( PTA−2478として寄託されている、 2007−292854に記載されている) いる);イベントMON863(トウモロコシ、昆虫防 ;イベントPE−7(イネ、昆虫防除、寄託されていな 除、ATCC い、WO 、WO PTA−2605として寄託されている 04/011601又はUS−A 2006− 095986に記載されている);イベントMON87 50 08/114282に記載されている);イ ベントRF3(ナタネ、授粉制御−除草剤耐性、ATC C PTA−730として寄託されている、WO 01 ( 59 ) JP 115 /041558又はUS−A 2015-528017 A 2015.9.24 116 2003−188347 に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の に記載されている);イベントRT73(ナタネ、除草 濃度とする。必用に応じて、1000ppmの薬量のア 剤耐性、寄託されていない、WO ンモニウム塩及び/又は浸透増強剤を添加して所望の濃 又はUS−A 02/036831 2008−070260に記載されてい 度とする。 る);イベントT227−1(テンサイ、除草剤耐性、 【0190】 寄託されていない、WO モモアカアブラムシ(Myzus 又はUS−A 02/44407 2009−265817に記載されてい persicae) が重度に発生しているトウガラシ(Capsicum る);イベントT25(トウモロコシ、除草剤耐性、寄 annuum)の葉を、所望濃度の活性化合物の調製物 託されていない、US−A を噴霧することにより処理する。 はWO 2001−029014又 01/051654に記載されている);イベ 10 【0191】 ントT304−40(ワタ、昆虫防除−除草剤耐性、A 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め TCC る。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだこ −A PTA−8171として寄託されている、US 08/122 とを意味し、0%は、死んだモモアカアブラムシが無か 406に記載されている);イベントT342−142 2010−077501又はWO ったことを意味する。求められた死亡率の値を、Col (ワタ、昆虫防除、寄託されていない、WO byの式(上記を参照されたい)を用いて、再度計算す 06/1 28568に記載されている);イベントTC1507 る。 (トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、寄託されてい 【0192】 ない、US−A 0 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 4/099447に記載されている);イベントVIP み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 1034(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、AT 20 【表1】 CC 2005−039226又はWO PTA−3925として寄託されている、WO 03/052073に記載されている)、イベント32 316(トウモロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA −11507として寄託されている、WO 11/08 4632に記載されている)、イベント4114(トウ モロコシ、昆虫防除−除草剤耐性、PTA−11506 として寄託されている、WO 11/084621に記 載されている)。 【0188】 本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニッ 30 【表2】 ク植物は、形質転換イベント又は形質転換イベントの組 合せを含んでいる植物であり、それらは、例えば、国又 は地域のさまざまな規制機関によるデータベースに記載 されている〔例えば、「http://gmoinfo .jrc.it/gmp_browse.aspx」及 び「http://www.agbios.com/d base.php」を参照されたい〕。 【実施例】 【0189】 実施例 40 実施例A モモアカアブラムシ(Myzus persicae) −噴霧試験 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 【0193】 乳化剤: 2重量部のアルキルアリールポリグリ 実施例B コールエーテル ワタアブラムシ(Aphis 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 霧試験 gossypii)−噴 の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 乳化剤: 2重量部のアルキルアリールポリグリ 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため 50 コールエーテル ( 60 ) JP 117 2015-528017 A 2015.9.24 118 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら 濃度とする。必用に応じて、1000ppmの薬量のア れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の ンモニウム塩及び/又は浸透増強剤を添加して所望の濃 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため 度とする。 に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 【0198】 濃度とする。必用に応じて、1000ppmの薬量のア 全ての成育段階のナミハダニ(Tetranychus ンモニウム塩及び/又は浸透増強剤を添加して所望の濃 urticae)が重度に発生しているインゲンマメ 度とする。 (Phaseolus 【0194】 vulgaris)を、所望濃 度の活性化合物の調製物を噴霧することにより処理する ワタアブラムシ(Aphis gossypii)が重 10 度に発生しているワタ(Gossypium hirs 。 【0199】 utum)の葉を、所望濃度の活性化合物の調製物を噴 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め 霧することにより処理する。 る。100%は、全てのナミハダニが死んだことを意味 【0195】 し、0%は、死んだナミハダニが無かったことを意味す 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め る。求められた死亡率の値を、Colbyの式(上記を る。100%は、全てのワタアブラムシが死んだことを 参照されたい)を用いて、再度計算する。 意味し、0%は、死んだワタアブラムシが無かったこと 【0200】 を意味する。求められた死亡率の値を、Colbyの式 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 (上記を参照されたい)を用いて、再度計算する。 み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 【0196】 20 【表4】 30 【0201】 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 【表3】 実施例D マスタードビートル(Phaedon cochlea riae)−噴霧試験 溶媒: 78.0重量部のアセトン 1.5重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤: 0.5重量部のアルキルアリールポリグリ コールエーテル 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら 【0197】 40 実施例C れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため ナミハダニ(Tetranychus urticae に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の )−噴霧試験;OP−抵抗性 濃度とする。 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 【0202】 乳化剤: 2重量部のアルキルアリールポリグリ ハクサイ(Brassica pekinensis) コールエーテル の葉のディスクに、所望濃度の活性成分の調製物を噴霧 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 する。乾燥後、その葉のディスクに、マスタードビート の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら ル(Phaedon れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 寄生させる。 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため 50 【0203】 cochleariae)幼虫を ( 61 ) JP 119 2015-528017 A 2015.9.24 120 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 る。100%は、全てのマスタードビートル幼虫が死ん 【表6】 だことを意味し、0%は、死んだマスタードビートル幼 虫が無かったことを意味する。求められた死亡率の値を 、Colbyの式(上記を参照されたい)を用いて、再 度計算する。 【0204】 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 【表5】 10 【0209】 実施例F ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frug iperda)−試験(SPODFR) 溶媒: 7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリ コールエーテル 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 20 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 濃度とする。必用に応じて、1000ppmの薬量のア 【0205】 ンモニウム塩及び/又は浸透増強剤を添加して所望の濃 実施例E 度とする。 ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frug 【0210】 iperda)−噴霧試験 トウモロコシ(Zea 溶媒: 活性化合物の調製物を噴霧することにより処理し、そし 78.0重量部のアセトン mays)の葉を、所望濃度の 1.5重量部のジメチルホルムアミド て、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera 乳化剤: ugiperda)幼虫を寄生させる。 0.5重量部のアルキルアリールポリグリ コールエーテル 30 fr 【0211】 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 求められた死亡率の値を、Colbyの式(上記を参照 の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら されたい)を用いて、再度計算する。 れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 【0212】 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の る。100%は、全てのツマジロクサヨトウ幼虫が死ん 濃度とする。 だことを意味し、0%は、死んだツマジロクサヨトウ幼 【0206】 トウモロコシ(Zea 虫が無かったことを意味する。 mays)の葉の切片に、所望 【0213】 濃度の活性成分の調製物を噴霧する。乾燥後、その葉の 切片に、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 40 frugiperda)幼虫を寄生させる。 み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 【表7】 【0207】 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め る。100%は、全てのツマジロクサヨトウ幼虫が死ん だことを意味し、0%は、死んだツマジロクサヨトウ幼 虫が無かったことを意味する。求められた死亡率の値を 、Colbyの式(上記を参照されたい)を用いて、再 度計算する。 【0208】 【0214】 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 50 実施例G ( 62 ) JP 121 モモアカアブラムシ(Myzus 2015-528017 A 2015.9.24 122 persicae) −噴霧試験 溶媒: 78.0重量部のアセトン 1.5重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤: 0.5重量部のアルキルアリールポリグリ コールエーテル 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため 10 に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 濃度とする。 【0215】 全ての齢のモモアカアブラムシ(Myzus pers icae)が感染しているハクサイ(Brassica pekinensis)の葉のディスクに、所望濃度 の活性成分の調製物を噴霧する。 【0216】 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め る。100%は、全てのモモアカアブラムシが死んだこ 20 とを意味し、0%は、死んだモモアカアブラムシが無か ったことを意味する。求められた死亡率の値を、Col byの式(上記を参照されたい)を用いて、再度計算す る。 【0217】 【0218】 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 実施例H み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 ナミハダニ(Tetranychus 【表8】 )−噴霧試験;OP−抵抗性 溶媒: 30 urticae 78.0重量部のアセトン 1.5重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤: 0.5重量部のアルキルアリールポリグリ コールエーテル 活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部 の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得ら れた濃厚物を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 濃度とする。胞子懸濁液の適切な調製物を調製するため に、該胞子を乳化剤を含有している水で稀釈して所望の 【表9】 濃度とする。 【0219】 40 全ての成育段階のナミハダニ(Tetranychus urticae)が重度に発生しているインゲンマメ (Phaseolus vulgaris)に、所望濃 度の活性成分の調製物を噴霧する。 【0220】 指定されている期間が経過した後、死亡率(%)を求め る。100%は、全てのナミハダニが死んだことを意味 し、0%は、死んだナミハダニが無かったことを意味す る。求められた死亡率の値を、Colbyの式(上記を 参照されたい)を用いて、再度計算する。 50 【0221】 ( 63 ) 123 本出願によれば、この試験において、例えば、以下の組 み合わせは、単独の化合物と比較して相乗効果を示す。 【表10】 【表11】 JP 2015-528017 124 A 2015.9.24 ( 64 ) 【国際調査報告】 JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 65 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 66 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 67 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 68 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 69 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 70 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 71 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 72 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ( 73 ) JP 2015-528017 A 2015.9.24 ──────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. FI テーマコード(参考) A01N 51/00 (2006.01) A01N 51/00 A01N 43/90 (2006.01) A01N 43/90 A01N 43/56 (2006.01) A01N 43/56 A01N 43/713 (2006.01) A01N 43/713 A01N 43/653 (2006.01) A01N 43/653 A01N 53/06 (2006.01) A01N 53/00 A01N 43/22 (2006.01) A01N 43/22 A01N 41/10 (2006.01) A01N 41/10 Z A01N 53/08 (2006.01) A01N 53/00 508C A01N 43/40 (2006.01) A01N 43/40 101C A01N 47/22 (2006.01) A01N 47/22 D A01N 47/06 (2006.01) A01N 47/06 D A01N 47/40 (2006.01) A01N 47/40 Z A01N 47/02 (2006.01) A01N 47/02 A01N 47/24 (2006.01) A01N 47/24 A01N 63/02 (2006.01) A01N 63/02 B A01N 43/12 (2006.01) A01N 53/00 508B A01N 43/12 Z (81)指定国 101 D N 506Z J AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,T M),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,R S,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,H R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI ,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VC (74)代理人 100146318 弁理士 (74)代理人 弁理士 (72)発明者 岩瀬 吉和 100127812 城山 康文 ヘルベーゲ,エルケ ドイツ国、40764・ランゲンフエルト、リーダーバツバ・13ベー (72)発明者 アンデルシユ,ボルフラム ドイツ国、51469・ベルギツシユ・グラートバハ、シユローダーデイヒヤー・ベーク・77 Fターム(参考) 4H011 AA01 AC01 AC04 BA06 BB01 BB07 BB08 BB09 BB10 BB11 BB12 BB13 BB15 BB21 BC05 BC06 BC19 DA14 DC05 DE14 DE15 DF04 DH03 【要約の続き】 −(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−メチル−6−(メチルカルバモイル)フェニル]− 3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボ キサミド及び1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニ ル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミンからなる群から選択される)を 相乗的に有効な量で含み、場合により殺菌剤も含んでいる組成物に関する。さらに、本発明は、この組成物の使用並 びに植物及び植物の部分の全体的な損傷を低減させる方法にも関する。
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