うかる!社労士 2015年度版 法改正情報

2015法改正情報
フェニックスアカデミー
うかる!社労士
2015年度版
法改正情報
(2015 年2月5日掲載)
このPDFファイルに掲載した法改正情報は、2015 年度版の各書籍の
編集後に発生した法改正に関する情報です。2015 年2月5日に掲載しまし
た。具体的には、健康保険法に関する法改正の情報になります。
※関連する総合テキストのページを各項目の下に記載してあります。
注意! 2015 年度版の各社労士受験講座の受講生のみなさんには、5月末ご
ろに、このPDFファイルに掲載した内容を含めた法改正情報冊子を
お送りいたします。
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2015法改正情報
無断複写・複製禁止
健康保険法
1
高額療養費算定基準額等の改正(令 42 条他)
【総合テキストP639~P641】
概 要 負担能力に応じた負担を求める観点から、平成 27 年1月より、世帯全体
の療養に係る高額療養費算定基準額等が改正され、従前は3段階に区分されてい
たものが5段階に区分されることになりました(70 歳以上の者に係る高額療養
費算定基準額には、変更はありません)。
(1)P639
4 世帯全体の療養に係る高額療養費
【高額療養費算定基準額】 (改正後)
被保険者の区分
高額療養費算定基準額
①
標準報酬月額 83 万円以上
252,600 円+(医療費-842,000 円)×1%
②
標準報酬月額 53 万円以上 83 万
円未満
③
標準報酬月額 28 万円以上 53 万
円未満
167,400 円+(医療費-558,000 円)×1%
80,100 円+(医療費-267,000 円)×1%
④
標準報酬月額 28 万円未満
57,600 円
⑤
市町村民税非課税者等
35,400 円
表の下の「
(※)上位所得者とは、~」という箇所も削除します。
(2)P639
5
高額療養費多数回該当
【高額療養費算定基準額】(改正後)
被保険者の区分
高額療養費算定基準額
①
標準報酬月額 83 万円以上
140,100 円
②
標準報酬月額 53 万円以上 83 万円未満
93,000 円
③
標準報酬月額 28 万円以上 53 万円未満
44,400 円
④
標準報酬月額 28 万円未満
44,400 円
⑤
市町村民税非課税者等
24,600 円
(3)P640 側注(右横の小さい文字の箇所のことです)*1
上位所得者(標準報酬月額 53 万円以上の者)のうち、~
標準報酬月額 53 万円以上の者のうち、~
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(4)P641 (2) 介護合算算定基準額
【世帯全体(70 歳未満含む)】
平成 26 年8月~平成 27 年7月分(制度改正に伴う経過措置です:8月~7月を計算期
間(P640 側注*2)とするのに対し、改正が1月付け(期間の途中)であったため)
被保険者の区分
高額療養費算定基準額
①
標準報酬月額 83 万円以上
176 万円
②
標準報酬月額 53 万円以上 83 万円未満
135 万円
③
標準報酬月額 28 万円以上 53 万円未満
67 万円
④
標準報酬月額 28 万円未満
63 万円
⑤
市町村民税非課税者等
34 万円
平成 27 年8月以降
被保険者の区分
高額療養費算定基準額
①
標準報酬月額 83 万円以上
212 万円
②
標準報酬月額 53 万円以上 83 万円未満
141 万円
③
標準報酬月額 28 万円以上 53 万円未満
67 万円
④
標準報酬月額 28 万円未満
60 万円
⑤
市町村民税非課税者等
34 万円
2
出産育児一時金の額の改正(令 36 条)
【総合テキストP648】
概 要
出産育児一時金の額が改正されました。なお、産科医療補償制度に加
入している病院での出産時の支給額は、従前と同額(42 万円)とされました)。
P648
①出産育児一時金
【政令で定める金額】
1児につき 39 万円
1児につき 40 万 4,000 円
【産科医療補償制度に係る場合の出産育児一時金の額について】
実務上、従前は、39 万円に3万円を加算して、42 万円とすることとされていまし
た。この 42 万円は、今回の改正では変わりませんでした。
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(P648 ①出産育児一時金 の項のアミカケ内の文章中4行目の「(3万円)」を削
除してください。)
⇒実際には、40 万 4,000 円に 1.6 万円を加算することになります。
3
準備金の規定の改正(令 46 条2項他等)
【総合テキストP673 側注
概 要 総合テキストP673
正がありました。
側注
上のPLUS】
上のPLUSの規定(準備金の規定)に改
健康保険組合の保険給付に係る準備金の額が2カ月分相当額でよいこととされ
ました。具体的には、文章中 14 行目「12 分の3」が、当分の間、「12 分の2」と
されました。
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