Virtual SAN データシート PDF

VMware Virtual SAN 6.2
ハイパーコンバージドインフラストラクチャ向けの非常にシンプルなストレージ
概要
Virtual SAN について
VMware Virtual SAN は、VMware Hyper-Converged Software
VMware Virtual SAN™ は、VMware Hyper-Converged
Software ソリューションのための、非常にシンプルな
エンタープライズクラスストレージです。Virtual SAN は
ハイパーバイザーに独自の形で組み込まれており、フラッ
シュ用に最適化された、ハイパーコンバージドインフラス
トラクチャ向けの高性能なストレージを提供します。容易
に拡張できる一般的な x86 コンポーネントを使用して、
総所有コスト（TCO）を最大 50 % 削減し、競合するハイ
ブリッドハイパーコンバージドインフラストラクチャ
ソリューションのための、エンタープライズクラスの非常にシンプル
なソフトウェアベースのストレージです。Virtual SAN はハイパー
バイザーに独自の形で組み込まれており、従来の専用ストレージや、
使用効率が低いほかのハイパーコンバージドインフラストラクチャ
ソリューションよりもはるかに少ないコストで、フラッシュ用に
最適化された高性能なハイパーコンバージドストレージを任意の
仮想アプリケーションに提供できます。Virtual SAN は、サーバに
接続されたフラッシュデバイスやハードディスクをクラスタ化
（HCI）システムの半分のコストでオールフラッシュ
することで、ビジネスクリティカルアプリケーション、仮想デスク
ソリューションを提供できます。VMware vSphere® および
トップ、リモート IT、ディザスタリカバリ、DevOps インフラスト
ほかの VMware 製品とシームレスに連携するため、ビジ
ラクチャなど、さまざまなワークロードに合わせて、フラッシュ用に
ネスクリティカルなアプリケーション、仮想デスクトップ、
最適化され、耐障害性に優れた共有データストアを提供します。
Tier 1 の本番アプリケーションなどの実行に適した、仮想
マシン向けの非常にシンプルなストレージプラットフォーム
を実現します。
主なメリット
アーキテクチャとパフォーマンス： Virtual SAN はハイパーバイ
ザーに独自の形で組み込まれており、I/O データパスに直接配置
されているため、データの配置を迅速に決定できます。そのため、
ハイパーバイザー上で個別に実行されるほかのストレージ仮想アプ
ライアンスや HCI ソフトウェア製品と比べて、CPU やメモリ
• 非常にシンプル：標準の vSphere Web Client を通じて
リソースの負荷を増やさず、最高レベルのパフォーマンスを提供
2 回のクリックで展開でき、ストレージポリシーによって
できます。また、オールフラッシュまたはハイブリッドストレージ
管理を自動化
として構成でき、オールフラッシュアーキテクチャの場合は、
• 優れたパフォーマンス：フラッシュによるアクセラレー
600 万 IOPS を超えるパフォーマンスを実現します。
ションを通じて、高い I/O スループットと低遅延を実現。
単一のオールフラッシュクラスタにより、ミリ秒以下の
予測可能な応答時間で 600 万 IOPS を超えるパフォー
マンスを実現
• 柔軟なスケーラビリティ：サービスを停止させることなく
新しいノードまたはドライブを追加することによって、
ストレージのパフォーマンスとキャパシティを柔軟に
拡張。キャパシティやパフォーマンスを、クラスタあたり
2 ∼ 64 台のホストまでリニアに拡張可能
• TCO の削減：標準の x86 ハードウェアコンポーネントを
利用することで先行投資を抑え、データセンターのフット
プリントと運用のオーバーヘッドを削減し、ストレージ
の TCO を最大 50 % 削減
• エンタープライズクラスの可用性：組み込みのフォルト
トレランス機能、長距離間での非同期レプリケーション、
および拡張クラスタにより、最高レベルのデータ保護と
可用性を実現
• 高度な管理機能：パフォーマンスとキャパシティの高度な
監視機能で、ストレージ、コンピューティング、および
ネットワークを単一の画面で管理
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VMware Virtual SAN 6.2
ストレージの効率性： Virtual SAN は、
重複排除、
圧縮、
イレイジャー
ダウンタイムを発生させないきめ細かなスケールアップおよび
コーディング（RAID 5 / 6）などの高度なストレージ機能を提供
スケールアウト：ダウンタイムを発生させることなく、クラスタに
するため、ストレージのキャパシティとコストを大幅に低減できる
ホストを追加してキャパシティやパフォーマンスを強化（スケール
ほか、ストレージ使用率を最大 10 倍に向上できます。効率性を
アウト）したり、ホストにディスクを追加してキャパシティを強化
向上させる複数の機能が、任意のワークロード上でシームレスに
連携して動作し、追加のリソースオーバーヘッドを最小限（通常は
5 % 未満）に抑えるため、ほかのハイパーコンバージドソリュー
ションと比べて大きなメリットが得られます。
スケーラビリティ： Virtual SAN の分散アーキテクチャでは、ビジ
ネスの成長に合わせて、ダウンタイムなしでクラスタあたりの
ホスト数を 2 ∼ 64 台に拡張できます。クラスタに新しいホストを
追加することで、キャパシティとパフォーマンスの両方を同時に
強化（スケールアウト）できます。また、既存のホストに新しい
ドライブを追加するだけで、キャパシティとパフォーマンスを別々に
強化（スケールアップ）することもできます。
管理と連携： Virtual SAN は追加のソフトウェアをインストールする
ことなく、数回クリックするだけで有効化できます。Virtual SAN の
管理には vSphere Web Client を使用します。また、vMotion®、
High Availability（HA）、Fault Tolerance（FT）などの主要な
機能と、VMware Site Recovery Manager™、VMware vRealize®
Automation™、vRealize Operations™ などの VMware 他製品と
連携します。
自動化：仮想マシンのストレージのプロビジョニングとストレージ
サービスレベル（キャパシティ、パフォーマンス、可用性など）は、
仮想マシン視点のポリシーによって自動化および制御されており、
即座に設定または変更が可能です。Virtual SAN はセルフチュー
（スケールアップ）することができます。
重複排除と圧縮（新機能）：ソフトウェアベースの重複排除と圧縮
により、オールフラッシュストレージのキャパシティを最適化し、
CPU とメモリのオーバーヘッドを最小に抑え、データを最大 7 分
の 1 に削減します。
イレイジャーコーディング（新機能）
：データの耐障害性を維持した
まま、使用可能なストレージキャパシティを最大 100 % 増やすこと
ができます。シングルパリティまたはダブルパリティの保護により、
1 つまたは 2 つの障害を許容できます。
IO 帯域の制御（QOS、新機能）
： QOS により、特定の仮想マシンに
おける IOPS を管理、制限、および監視し、「帯域負荷の高い仮想
マシン」の問題を排除できます。
Virtual SAN の健全性チェック機能：健全性チェック機能がアップ
デートされたことにより、ハードウェアの互換性に関する統合
チェック、パフォーマンスの監視、ストレージキャパシティの
レポート機能と診断機能を VMware vCenter Server™ から直接
利用できます。
vSphere の単一の画面から管理： Virtual SAN には専用のスト
レージインターフェイスがなく、特別なトレーニングや運用は不要
です。マウスを 2 回クリックするだけで、容易にプロビジョニング
することができます。
ニングを動的に行い、ワークロード状態の変化に継続的に対応し、
仮想マシン視点のポリシーベースの管理：仮想マシン単位で適用
ストレージリソースのロードバランシングを行います。それに
されるストレージポリシーにより、ストレージリソースのプロビ
より、各仮想マシンが、定義されたストレージポリシーを遵守する
ジョニングとバランシングを自動化し、各仮想マシンが指定のスト
ようにします。
レージリソースとサービスを関連付けることができます。
主な機能
カーネルへの組み込み： Virtual SAN は vSphere カーネルに組み
込まれており、データの I/O パスを最適化し、CPU やメモリへの
影響を最小限に抑えながら、最高レベルのパフォーマンスを提供
します。
フラッシュ用に最適化： Virtual SAN は、サーバ内蔵のフラッシュ
デバイスを利用して、読み取り / 書き込みのディスク I/O トラ
フィックを高速化することでストレージの遅延を最小に抑えます。
Virtual SAN オールフラッシュは、使用可能なキャパシティ 1 GB
あたりわずか 1 ドルで展開でき、競合するハイブリッドハイパー
コンバージドソリューションと比較してコストを 50 % 以上削減
できます。
組み込みのフォルトトレランス機能と優れた可用性： Virtual SAN
は分散 RAID とキャッシュミラーリングを活用して、ディスク、
ホスト、ネットワーク、またはラックの障害が発生した場合の
データ消失を防ぎます。vSphere Fault Tolerance、vSphere High
Availability などの vSphere の高可用性機能をシームレスに
サポートしており、vSphere Replication™ for Virtual SAN では、
仮想マシンの非同期レプリケーションを提供し、最短で 5 分の目標
復旧ポイント（RPO）を実現します。
Virtual SAN ストレッチクラスタ：物理的に離れた 2 つのサイト間で
単一のクラスタを構成し、サイト間で同期を取りながらデータを
レプリケーションします。これにより、サイト全体の障害に対しても
データを損失することなく、かつダウンタイムがほとんど発生しない、
エンタープライズレベルの可用性を実現できます。
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VMware Virtual SAN 6.2
展開オプション
Virtual SAN は、VMware Hyper-Converged Software を最も
効率的に展開できる共同で設計されたアプライアンスから、すべての
主要なサーバベンダーのハードウェアで利用できる 100 を超える
事前認定済みの Virtual SAN Ready Node まで、さまざまな使用
モデルでご利用いただけます。詳細については次のサイトを参照して
ください。こちら
システム要件
ハードウェアホスト
• 1 Gb の NIC（10 Gb の NIC を推奨）
• SATA / SAS HBA または RAID コントローラ
• キャパシティを提供する各ノードにつき、1 台以上のキャッシュ用
フラッシュデバイスとパーシステントストレージディスク
（フラッシュまたは HDD）
クラスタ
• 最小のクラスタサイズ：ホスト 2 台、最大のクラスタサイズ：
ホスト 64 台
Virtual SAN Ready Node とハードウェア互換性
リスト
こちら
ソフトウェア
• 次のいずれか 1 つが必要です。VMware vSphere 6.0 Update 2
（すべてのエディション）、VMware vSphere with Operations
Management™ 6.1（すべてのエディション）、または VMware
vCloud Suite® 6.0（vSphere 6.0 Update 2 でアップデート
されるすべてのエディション）
• VMware vCenter Server 6.0 Update 1
詳細情報
Virtual SAN の導入事例：
http://www.vmware.com/jp/customers/a/product/47/
Virtual+SAN
ハンズオンラボ（無償）： Virtual SAN のハンズオンラボ
VMware 製品のご購入、または詳細情報については、製品 Web
サイトをご覧ください（http://www.vmware.com/jp/products）
。
製品の仕様およびシステム要件の詳細については、Virtual SAN の
ドキュメントを参照してください。
ヴイエムウェア株式会社〒 105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5 浜松町スクエア 13F www.vmware.com/jp
Copyright © 2016 VMware, Inc. All rights reserved. 本製品は、米国および国際的著作権法および知的財産法によって保護されています。VMware 製品は、http://www.vmware.com/go/patents のリストに表示されて
いる 1 件または複数の特許対象です。VMware は、米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
アイテム No.： VMW5140-DS-VIRTUAL-SAN-A4-126
2016/03

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