平成26年度 第5回 長井市子ども・子育て会議議事録(要旨) 開催日時:平成 27 年 3 月 20 日(金)午後 3 時~午後 4 時 開催場所:交流センターふらり 出席者:20 名 委員(出席者9名、欠席者6名) 石山泰子会長・井上卓也委員・桑島明美委員・勝見真喜子委員・鈴木良昭委員・平吹京子委員・ 蜂谷 潔委員・渡部正之委員・安部飛鳥委員 事務局 松木幸嗣福祉生活あんしん課長、長谷部幸子健康課主査 子育て支援課 種村正一課長ほか3名 開 会 課長: 皆様から計画策定に向け貴重なご意見を頂戴し、ようやく計画案をまとめることができま した。今日は、最終的なご意見に加えて長井市の今後の子育て支援のあり方等についてのご意見も いただければと思います。よろしくお願いします。 2.会長あいさつ 会長:前回は9割方完成しておりまして、文言の訂正等が入っていたと思います。最後の会ですの で、みなさんからのご意見といただければと思います。 3.市長あいさつ 市長:平成 25 年度から計 7 回の委員会でご意見ご提言をいただき、大変すばらしい計画を策定でき ることを喜んでいるところです。拝見すると、第 5 次総合計画とリンクしながら明るい未来を市 民の皆様にもイメージしていただけるものになったと思っています。長井市の良いところや将来 像を示しながらPRしていかなければと思ったところです。子育てガイドブックの改訂版やあや めレポ・市報・HP・フェイスブックはまだまだですが、いろんな媒体を使って、本計画を着実 に進めていくためにもPRし、今後はどのように計画を推進していくか、皆様のご意見をいただ きたいとのでよろしくお願い申し上げます。 4.協議(石山会長が座長) 会長:協議に入ります。事務局からご説明お願いします。 事務局:資料1①~⑥まで事務局説明 会長:1.利用者支援事業、新規事業としてあがってきたが、いかがでしょうか。 委員:第1回目の会議でもでたと思うが、自分1人ではいなかなか行きづらいという意見が多くて、 専任のスタッフのような方が仲介してくれる場所があれば、新規事業として必要だなと感じます。 是非実現させてほしい。 会長:28年に向けて是非つくってほしいですね。いろんな施策が一般の保護者に広く知れ渡らな いと、つくってもなかなか利用されない。アンケートにも、子どもを遊ばせるところがないと出 ていましたが、先日市報にでましたね。本当は遊び場があるが、周知されていない。 委員: (3)の今後の対応に記載されているのは、NPOに派遣するという風に思っていいのでしょ うか。 課長:具体的にはまだですが、子育て支援センターで昨年も400件くらいの相談件数があるとう ことで、行政の窓口よりも、より気軽にご利用いただけるのかなと思っています。派遣ではなく、 事業を委託することを考えています。 委員:平成28年度から取りくんでいくようだが、人員スタッフだけであれば、平成27年度から 実施するのは難しいのか。 事務局:27年度から実施するには、日程的に厳しいので、じっくり考えて行いたいと思います。 委員:専任スタッフになられる方は、資格を持っていないとだめですか。 課長:特に必要ないですが、2つの形態があり、横浜市は保育所の待機児童があり、区をまたいで 入所したいという場合、関係機関と調整する役割と、長井市の場合ですと施設の情報提供という よりも、子育てに関するコーディネーターあるいは子育ての相談の専任のスタッフと考えていま す。そうした場合に、子育てのなやみや成長のあり方について相談できる方にお願いしたい。資 格は特に必要ありません。 委員:なやみに精通した方ということですね。 会長:ただ共に悩むというよりは、解決につながるような知識を有する方をというのは、大事なこ とですよね。 委員:子育て支援センターは何か所くらいあるのか。若い方向けに通信機器を使って情報提供すれ ば、出歩く必要がないということもあるのではないかと思います。 課長:先ほど、遊び場があるけれども周知がなっていないという現状です。保護者の方が携帯の端 末をお持ちなので照会できるという事ですので、媒体を使った情報提供も有効と考えられますが、 しかし相談は実際に会って対応することが大切なのかなと思っています。ただ、メール等のやり とりも可能だと思います。 委員:なやんでいる保護者は多いと思います。専門家だということで専門用語を並べられても、結 局自分で受け止められずにわからなくなったり、そのように育てなくいけないのかなという感覚 に陥らないように、例えば、曜日ごとに月曜日は専門スタッフ、火曜日は先輩ママがいるとか曜 日ごとに相談者が異なればと思います。 会長:その点を明記していただき、相談しやすいとか、お母さんの口コミで広がることもあると思 うでの、要望として記録してください。 それでは、2.地域子育て支援拠点事業についていかがですか。 委員:まごころサービスでの現状は、遊びの広場で年間 5,219 人ですが、毎日来る人もいれば、月 2~3回の方もいれば、全部の総合なので、子供が少なくなる想定のもとに計算していますが、 必要ならば毎日来ることになるし、出生数の減少イコール、量の見込みが減少するとは限らない と思います。 会長:このへんを留意事項として確認してください。年ごとに見直しが出てくると思いますがいか がですか。 課長:まさしくその通りです。長井市の現状として、子育て支援センターを利用される際に、おじ いちゃんやおばあちゃんと一緒にいらっしゃるのが1/3 くらいあって、祖父母同士の交流にも非 常に機能していると伺っています。 委員:孫が幼稚園にあがったら、おばあちゃん達で交流を続けているそういう基盤もできています。 委員:小桜幼稚園では、未就園児対象に年5回行っていますが、祖父母ではなく、母親が連れてき ます。おじいちゃんおばあちゃんが連れて行ける「まざ~れ」は非常にいいと思います。 委員:是非、地域子育て支援拠点事業の充実をお願いします。 会長:3.子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)についていかがです か。 委員:市の補助事業です。希望としては是非委託にしてほしいと思っています。補助金だけではな かなか運営が厳しい。利用者は、子育てでいっぱいいっぱいになっているママが、ちょっと買い 物にいくとか、いろんな理由で使っています。周知方法は、3ケ月検診の際に全員にPRしてい ます。協力会員が13人ということで非常に少なく、希望の日時に預かってくださる協力会員を 探すのが難しい。講習会を受けていただければ誰でも協力会員になれます。男性も大歓迎です。 夜間や宿泊はしないことにしています。 委員:利用会員が240人で利用数が73回と少ない。同じ方が利用しているのであれば、実質数 が少ないのでしょうか。 委員:リピーターが多く、実質数では集計していないのでわからないが、1時間600円は高いで す。24年25年は300円の補助があった時は多かったが、2時間1200円は高いので、祖 父母に頼んだり、我慢したりしていると思います。ベビーシッターなら1時間1000円なので それよりは安いですから。 課長:6月補正し、300円にもどして利用しやすい環境にしています。 委員:駅前通りをなんとかしようと検討している中に、複合施設を駅前へ、子育て支援センターと か複合施設を町中にあったらどのように増えるのか。人数が少ないのが場所的なものなのか、金 銭的なことが大きいということですが、そのへん考えさせられました。 会長:場所は考えているところがありますか。 課長:市長からは、中心市街地に賑わいづくりもかねて、利便性からも、今お話しあったように文 教施設等々、子育て支援センター等を複合的に環境整備していけたらと思っています。 委員: 「まざ~れ」は、遊びに来るんですが、ファミサポは、預かるのは自宅が原則ですから場所は 関係ないです。 「まざ~れ」で慣れているお子さんが「まざ~れ」の場所を使って預かってくださ い。という要望があれば、開園時間内なら「まざ~れ」で遊ばせることもありますが、基本的に は預かる人か預かってもらう人の自宅が基本です。 課長:一時預かりのニーズ調査の結果を見ても要望が高く、ファミサポの利用がなぜ伸びないかと いう理由に、自宅で預かってもらうというよりも、公的な場所で見てほしいという思いの方が多 いのではないかと思います。子育て支援センターの整備、あるいは新制度の中で幼稚園保育所の 中での一時預かりができる環境整備、機能の整備が必要だと思っています。 会長:4.妊婦健診は順調にいっているようですがいかがですか。 委員:長井市の25年の新生児数は、204人という理解でいいですか。 課長:206名が実際の出生者数で、1%くらい訪問できないという事で、2人減って204人で す。 会長:5.乳児家庭全戸訪問事業はいかがですか。現状をお聞かせください。 健康課長:3ケ月の健診の際にお願いはしていますが、実家に帰っていたりしてなかなか会うのが 難しいようだ。その時に産後うつだとか家庭の状況や虐待の有無など、見えてくることがありま すので、訪問を重ねている状況です。 会長:6.養育訪問事業の現状などもお聞かせいただければ。 健康課長:現在臨床心理士の相談日を設けたり、訪問や病院からも情報を若干いただき、出産後の 心の状態などもお聞きしながら相談に行っています。 委員:回数が5回となっているのは、どういうことでしょうか。今年から始まった子育て支援相談 とは違うんですか。 健康課長:これは訪問事業なので、子育て支援相談は保健センターで行っています。今回は、5世 帯ですが、本来複数回訪問することもあるということで、回数としてあげさせていただきました。 中には隣組の方から通報があって、警察の方と同行して訪問する場合もあります。 会長:事務局7番からの説明お願いします。 事務局:(1)⑦~⑬まで事務局説明 会長:7.子育て短期支援事業はいかがですか。近隣では具体的にどこがありますか。長井市には 施設がありません。具体的に近隣の施設とはどこですか。 課長:児童養護施設は、米沢の興望館、山形、寒河江です。 会長:長井市にはございませんので連携していくしかないでしょう。よろしいでしょうか。 会長:8.一時預かり事業はいかがですか。数値がなかなか難しいですね。 委員:小桜幼稚園でも預かり保育をやっています。利用人数が55人ですが、今年度利用している のは40名弱くらいです。 病院にいくなどその日の朝や前日などに申し出て利用されます。確 かに年々多くなっています。以前は20名だったので増えていることがわかります。お母さんが パートに出て一時預かりとか、幼稚園としては、一時預かり保育のみの担当職員はいないので、 今はシルバー人材センターから派遣していただいています。3時~6時半まで頼んでいます。職 員数が不足して大変です。 会長:ニーズが増えているんですね。 委員:保育園だとここの部分延長保育になると思いますが、幼稚園さんの人数が増えているのが表 れていると思います。 会長:9.延長保育事業はいかがですか。 「認可保育所・認定こども園体制を確保する」とあります が具体的にどのようなことでしょう。 事務局:現在、認可保育所で177人利用しています。児童センターで7時まで10人みてもらっ ています。その分を計上しました。 会長:この見込みで進めていかがでしょか 委員:了承 会長:10.病児・病後児保育事業はいかがですか。これは本当に難しいことですが、医者や病院 とのタイアップになりますので、やりたくても現状としては難しい。これは、希望的観測ですね。 課長:ニーズ調査では、病児病後児施設が34%の方が必要と答えています。その中で病院併設型 を希望する親御さんが80%を超える希望があり、そうした場合に行政だけでは難しくて、医師 会や小児科の先生と協力体制結びながらこれから相談したいと考えています。 会長:これから煮詰めていくという状況ですね。病院や医師会と一緒にしていかないと実現不可能 のだと思います。 委員:施設があるのは、近隣では川西町ですか。 課長:病院併設型が川西町。保育所で病後児対応は、南陽市で1ケ所、米沢市で2ケ所。参考です が、川西町の病院併設型の美女木にあるのですが、昨年長井市から70名、全体の445名のう ちの長井市のお子さんが川西町の次に多く、川西町に行ってでも預けて仕事にでなければいけな いという状況です。 会長:話し合いは、始まっていますか。 課長:これからです。最初置賜総合支庁が中心になって、西置賜は公立置賜病院を活用してという ことで検討していたが難しかったようです。 会長:長井病院が一番いいですね。ニーズがあるという事実があります。 委員:長井病院には小児科がないから。だめですよね。 会長:11.放課後児童健全育成事業・学童クラブはいかがですか。これがどんどんニーズが増え ているようですが、具体的に平野と伊佐沢はどのようになっていますか。 課長:先週地域の方、学校評議員の方とご相談させていただいて、来年度施設整備できればとの話 をさせていただきました。長井小学校もきつい状態になっているので、相談させていただきたい と思っています。 委員:南北ともニーズはすごい。小学校1年生は49%が利用しています。加えて小学校6年生ま でということが周知になれば、もっと高まってくると思います。笑い話だが、長井小学校将来的 には、半分校舎で半分学童クラブになるのではないかと話しているところです。もう1つは、小 学校6年生まで利用できるという話の中で、うちに帰っても近所に遊ぶ子がいないから学童に行 かせようとなっているような気がします。学童クラブの利用する理由として、本来的な学童クラ ブの目的とは違うのではないかと感じます。そこまで認めていく方向性なんですか。 委員:現実、65歳までのおじいちゃんおばあちゃんがいる家庭だと入れないということで、 「近所 に遊ぶ友達がいないからどうしていいかわからない。別料金を払ってもいいから、遊びに行って もいいよと認めてほしい。」といっていました。(近所に)お友達がいないから、1人でぽつんと ふらふらふらふら家の周りにいる。一面では、学童保育にそういう人が来てもいいよとなった時 に、実施者側が責任を負わなければいけなくなって、そのことも問題かなと思います。 委員:自宅でゲームするよりは、学童クラブに行かせて、遊びを確保し安心していられるというこ とだと思うが、北学童は過密で雨の日はストレスがたまると思うし、様々な児童がいて、多動の 子や情緒に問題がある児童を指導している指導員は大変だと思います。 委員:幼稚園の一時預かりは、延長保育にあたると思うが、保護者の長時間労働、ニーズが増えて います。学童保育学校の放課後児童ということで、学校を柔軟に利用できないでしょうか。 会長:施設そのものを開放ということですか。 委員:下校時間が遅くするとかできないですか。 課長:地域の子供の放課後について「放課後子どもプラン」と一体的に取り組んでいく事業を検討 しています。 文化生涯学習課長:伊佐沢小学校は、現在PTAの役員中心で水曜日一斉下校後、帰っても近所に 遊べる子がいないということで、PTAの役員が指導員となって1~2時間遊ばせています。今、 動きを踏まえながら運営主体がどこになるのか等検討中。子供たちが地域で遊ぶのが基本。そう できない子どもをどうするのか。バランスを見ていく必要があると思っています。 会長:学童のあり方。子供の放課後のあり方を根本から考える必要があると思います。 委員:シルバー人材センターが学童の養成講座を行っていましたね。どうなっていますか。 事務局:シルバー人材センターは、男性向けの作業が多く、女性会員向けのものということで、雇 用のチャンスも増えると思うが、具体的には進んでいないと思います。 委員:注目しています。 事務局:シルバー人材センターとか経験豊富な方に見てもらうと安心ですね。 会長:学童の質の問題もでてくると思います。 委員:現状、親は仕事しないと生活できません。学童クラブは、プラス面もあると思います。友達 も増え、勉強面でもプラス面が大きいと思います。 委員:低学年は親の都合で学童にやっていると思うが、高学年になると、スポ少など本人が決めて いくことで、これでよいと思う。 会長:12.13はいかがですか。 委員:施設の運営費はこれからですか。 課長:保護者負担も含めてはこれからです。 会長:任意記載項目にいきます。 事務局:説明 会長:(1)についていかがですか。 委員:相談はどこでしているのですか。 課長:福祉事務所の相談室か、市民相談センターを使用しています。 会長:母子寡婦福祉資金が父子家庭に拡大されるのかよかったですね。 (2)についていかがですか。 委員:6時半まで幼稚園にいます。親子が長時間離れているのが良いことなのか。子育て支援にな っているのか。 会長:親御さんの働き方がどうなっているのか、商工振興課長がいらっしゃっているのでお聞きし たいと思います。 商工課長:ニーズ調査の結果でも要望があったと思うが、雇用求人倍率が0.9で、まずは「雇用創 出」と「就労支援」と考えています。 「山形いきいき子育て応援宣言企業認定制度」については、 制度周知はしていますが、市からの奨励金等は行っていません。 会長:その他ありませんか。 委員:これまであった民生委員の意見は必要なくなるのですか。 課長:これまで同様、農業や自営の方などの場合に必要です。 委員:女性スタッフは、昼授乳し、ぎりぎりの人数でやっている。人材が集まらず人手不足。どう してマッチしないのか。一時預かりはありがたいです。本人には利用料金の補助と、事業者への 補助もあればよいと思います。 委員:学童クラブに入らないと地域に同世代がいない状況です。ファミリーサポートセンターの事 業を知らなかったので、自宅訪問は、衝撃的でした。 委員:仕事で障害者に携わっています。はなぞの保育園で預かっている障害者のための加配は、保 育士が少なくて頼めない状況であれば、障害の専門知識のある方を雇用してはどうかと思います。 会長:最後に、条例等の設定説明をお願いします。 事務局:資料に沿って説明 会長:終了時間が遅くなってすいませんでした。 種村課長:長時間にわたりありがとうございました。 5.閉会
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