改 正 等 に 伴 う 理論マスタ-の改訂

改
正
等
に
伴
う
理論マスタ-の改訂
(追録)
(理論マスターに貼付可能)
(理論マスターP24)
3-4
特定同族会社の特別税率
2.留保金額 (法67③④、措法65の2⑨、復興法63①等)
⑴
留保金額とは、所得等の金額のうち留保した金額から、その事業年度の法人
税の額及び復興特別法人税の額並びに住民税の額の合計額を控除した金額をい
う。
⑵
所得等の金額とは、次の金額の合計額をいう。
①
その事業年度の所得の金額
②
受取配当等の益金不算入額
③
外国子会社から受ける配当等の益金不算入額
④
受贈益の益金不算入額
⑤
還付金等の益金不算入額等 (法人税及び復興特別法人税並びに住民税に係る部
分の金額を除く。)
⑥
⑦
⑶
繰越欠損金等の損金算入額
各種所得の特別控除額
⑴に規定する留保した金額の計算については、その特定同族会社による剰余
金の配当等 (その支払に係る決議の日がその支払に係る基準日の属する事業年度終了
の日の翌日からその基準日の属する事業年度に係る決算確定の日までの期間内にあるも
のに限る。)の額は、その基準日の属する事業年度に支払われたものとする。
-1-
(理論マスターP106)
8-3
租税公課、不正行為等に係る費用
1.法人税等 (法38①②、法39~法41、復興法63①)
内国法人が納付する次の額は、各事業年度の損金の額に算入しない。
⑴
法人税及び復興特別法人税 (延滞税等を除く。)
ただし、次のものを除く。
①
退職年金等積立金に対する法人税
②
還付加算金の返戻額
③
⑵
利子税
⑴以外の租税公課
①
相続税法により人格のない社団等が納付する贈与税及び相続税
②
住民税(⑴①に係るものを除く。)
③
法人税額から控除される所得税又は復興特別所得税の額
④
税額控除の対象となる外国法人税の額
⑤
第二次納税義務に係る納付税額
4.連結納税制度の特例(法38③④、復興法63①)
⑴
内国法人が他の内国法人に連結法人税又は復興特別法人税の減少額を支払う
場合には、その金額は、当該内国法人の各事業年度の損金の額に算入しない。
⑵
他の内国法人が内国法人に連結法人税又は復興特別法人税の負担額を支払う
場合には、その金額は、当該他の内国法人の各事業年度の損金の額に算入しな
い。
-2-
(理論マスターP108)
8-4
還付金等
1.還付金等の益金不算入 (法26①②③⑥、復興法63①)
内国法人が次に掲げるものの還付を受け、又はその還付を受けるべき金額を未
納の国税等に充当される場合には、その還付を受け又は充当される金額は、各事
業年度の益金の額に算入しない。
⑴
法人税(延滞税等を除く。)の還付金
次のものを除く。
①
退職年金等積立金に対する法人税
②
還付加算金
③
⑵
利子税
⑴以外の還付金
①
相続税法により人格のない社団等が納付する贈与税及び相続税の還付金
②
住民税(⑴①に係るものを除く。)の還付金
③
国税に係る延滞税等及び印紙税法の規定による過怠税の還付金
④
地方税法の規定による延滞金等(納期限延長の場合の延滞金を除く。)の還付
金
⑤
罰金及び科料並びに過料の還付金
⑥
国民生活安定緊急措置法の課徴金及び延滞金の還付金
⑦
独占禁止法の課徴金及び延滞金の還付金
⑧
金融商品取引法の課徴金及び延滞金の還付金
⑨
所得税額等又は復興特別所得税額の還付金
⑩
欠損金の繰戻し還付による還付金
2.連結納税制度の特例(法26④⑤、復興法63①)
⑴
内国法人が他の内国法人から連結法人税又は復興特別法人税の負担額を受け
取る場合には、その金額は、当該内国法人の各事業年度の益金の額に算入しな
い。
⑵
他の内国法人が内国法人から連結法人税又は復興特別法人税の減少額を受け
取る場合には、その金額は、当該他の内国法人の各事業年度の益金の額に算入
しない。
-3-
(理論マスターP186)
14-10
外国税額控除
1.外国税額控除
⑵
繰越し(法69②③、復興法63①)
①
控除限度額
納付することとなる控除対象外国法人税の額がその事業年度の控除限度額、
復興特別法人税控除限度額と地方税控除限度額との合計額を超える場合にお
いて、前3年内事業年度に生じた繰越控除限度額があるときは、その繰越控
除限度額を限度として、その超える部分の金額をその事業年度の法人税の額
から控除する。
(理論マスターP253)
17-3
その他のグループ法人税制関連規定
5.残余財産が確定した場合 (法57②③、58②)
⑴
欠損金の引継ぎ
内国法人との間に完全支配関係がある他の内国法人でその内国法人が発行済
株式等の全部若しくは一部を有するものの残余財産が確定した場合には、当該
他の内国法人のその残余財産の確定の日の翌日前9年以内に開始した各事業年
度 (以下「前9年内事業年度」という。)において生じた未処理欠損金額又は未処
理災害損失欠損金額(当該他の内国法人に株主等が2以上ある場合には、次の金額)
は、その内国法人において生じた欠損金額とみなす。
未処理欠損金額又は
未処理災害損失欠損金額
⑵
×
内国法人の有する当該他の内国法人の株式等
当該他の内国法人の発行済株式等
(その有する自己の株式等を除く。)
青色欠損金の引継ぎ制限
⑴の未処理欠損金額には、当該他の内国法人の支配関係事業年度前の各事業
年度で前9年内事業年度に該当する事業年度において生じた欠損金額等は含ま
ないものとする。
ただし、当該他の内国法人と内国法人との間にその内国法人のその残余財産
の確定の日の翌日の属する事業年度開始の日の5年前の日、当該他の内国法人
の設立の日又はその内国法人の設立の日のうち最も遅い日から継続して支配関
係がある場合には、この限りでない。
-4-