株式会社特発三協製作所 - 中小企業魅力発信レポート

株式会社
特発三協製作所
魅力発信レポート2010
はじめに
ごあいさつ
1955年の創業以来、薄板ばね一筋。
「お客様の想いをカタチに」を合い言葉に、いろいろな加工に
挑戦しお客様の期待に応えてきました。
私たちが作っているのは薄く小さいモノですが、自動車・家電
製品・日用品に組み込まれ無くなはならない機能部品です。
お客様が考えたアイデアやイメージを、どうやって作るか?
自分たちで編み出した方法で作り上げることは非常に楽しく、
出来たときの達成感はたまりません。
お客様の期待に応え100年続く会社へ
一度、当社に見学に来てください。
株式会社特発三協製作所
代表取締役社長
片谷 勉
目次
1.会社データ
P 3
2.事業内容と取扱商品、サービスの特長
P 7
3.業界分析
P15
4.ビジネスモデルと自社のこだわり
P16
5.将来に向けた事業展開
P17
6.人材育成方針
P19
株式会社特発三協製作所
P2
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1.会社データ
(1)基本情報
会社名
株式会社 特発三協製作所
本社工場
〒661-0975 兵庫県尼崎市下坂部3-6-1
TEL 06-4960-4300
FAX 06-4960-4301
代表者
代表取締役社長 片谷 勉
主な製品
金属バネ製造:板バネ、皿バネ、ウエーブワッシャー
金型製作、試作
資本金
2,000万円
年商
5億4千万円/2010年3月期(平成22年3月)
従業員
47名
技能士
一級金属ばね製造技能士
二級金属ばね製造技能士
一級金属プレス技能士
二級金属プレス技能士
7名
11名
1名
1名
組織図
社長
業務
チーム
金型技術
チーム
フォーミング
チーム
プレス
チーム
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品質保証
チーム
P3
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(2)沿革
昭和30年 (1955) 4月
兵庫県尼崎立花町にて創業
昭和34年12月 (1959)
有限会社 特発三協製作所(資本金60万円)設立
昭和42年11月 (1967)
尼崎市三反田町2丁目6-20に工場新設移転し金型生産設備
及び自動プレスの充実、連続式熱処理炉の新設等を行い薄板
バネの一貫生産体制を整える。
昭和42年11月 (1967)
株式会社 特発三協製作所(資本金400万円)に改組
昭和43年4月 (1968)
金型加工設備、放電加工機を導入
昭和45年6月 (1970)
プレス工場増築
昭和46年10月 (1971)
生産合理化のため、西ドイツ フインツァ社設計、帝人製機製造
のマルチフォーミング200型関西第一号機を導入
昭和50年9月 (1975)
増資(資本金1,000万円)
昭和62年6月 (1987)
尼崎市潮江5丁目4-17にマルチフォーミング加工、専門工場
を新設 精密薄板バネの増産体制を整える
平成3年 (1991) 5月
尼崎コスモ工業団地に新社屋竣工、本社及び工場を移転
平成12年9月 (2000)
尼崎市下坂部3丁目6-1に本社・工場移転
平成18年3月 (2006)
フォーミング工場統合
現在の本社・工場
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(3)企業理念
経営理念
・お客様に感動され進化する会社をめざす。
・従業員が喜び成長する会社をめざす。
・社会に貢献する会社をめざす。
経営方針
・薄板金属部品を供給する仕事を通じて従業員が人として成長する
環境を作り、お客様の「こんな形できるかな?」に挑戦する。
・お客様に最高の価値を提供できるように最適なプロセスを構築し、
継続的に改善する。
・お客様の要求ならびに法令を遵守し、豊かで安全な社会の構築に
積極的に取り組む。
品質方針
・お客様が必要とする製品を約束したとき、約束した数量、
約束した品質で納める。
・不具合品が作れない、流さない、受け取らない工程を決定し
実行する。
環境方針
我々は、環境汚染の予防のため
・廃棄物の削減
・リサイクルの推進
・省資源、省エネルギー
に取り組む。
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(4)認証・資格・受賞歴等
平成14年12月 (2002) ISO9001:2000 認証取得(登録番号QC02J0137)
平成17年11月 (2005) ISO14001:2004 認証取得(登録番号EC05J0251)
平成21年12月 (2009) ISO9001:2008 に更新
平成16年3月 (2004) 阪神モノづくりリーディングカンパニー100に認証される
平成16年11月 (2004) 第2回メイドインアマガサキコンペでグランプリを受賞
平成19年3月 (2007)躍進するKANSAIモノ作り元気企業100社に選ばれる
平成19年5月(2007) 元気なモノ作り中小企業300社2007年版に選ばれる
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2.事業内容と取扱製品、サービスの特長
(1)製品、サービスの特長・魅力・違い
主な取扱商品と特長
精密薄板バネは、電池の接点や、携帯
電話のヒンジ、自動車部品など、様々な製
品に組み込まれ、適度なテンションを掛け
て、変形によるエネルギーで製品を固定・
反発させることで、ゆるみやニゲを防止す
る役割を果たしています。
当社は、薄板精密加工のスペシャリスト
として、マルチフォーミング加工、精密プレ
ス加工を中心に、精密薄板バネのオー
ダーメイドでお客様のニーズに合わせた、
最適なソリューションをご提供しています。
板バネ
皿バネ
皿バネにおいては規格の皿バネの販売
はもちろん、お客様の必要とされる「皿バ
ネ」をオーダーメイドにて加工させて頂いて
おります。
ウエーブワッシャー
波山をつけるウエーブワッシャーは加工
が非常に困難です。当社では、板厚
0.05mmからのウエーブワッシャーの加工
に成功しました。
主に組み込まれているもの
自動車、パソコン、給湯器、携帯電話、
DVDレコーダー、 自転車、家電製品、
蛍光灯部品
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(2)自社の強み
強みの関連図
経営理念
実現
組織力
社
内
環
境
経営理念委員会
クリ
ーン
環境整備委員会
環境管理委員会
安全推進委員会
現場カイゼン委員会
省
資源
自
然
環
境
カイゼン
技術力
マルチフォーミング技術
提案・即応力
一貫生産
安
心
・信
頼
試作・開発支援
ノウ
ハウ
蓄積
プレス加工技術
品質管理
具現化
安定
供給
お客様の想いをカタチに
試作から金型製作、量産までの一貫生産体制と蓄積されたノウハウにより、お
客様の「こんなバネがあったら」という想いを迅速にカタチにします。そしてマル
チフォーミング加工等の最新技術を元に、安定した品質で量産供給いたします。
その基盤となるのが、社員全員が参加して行っている5種類の委員会活動を
はじめとする組織力です。
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お客様の用途に合った、最適なバネを提案します。
また設計から自社内金型製作、量産と一貫生産を行うこと
により、ご要望に迅速にお応えいたします。
提案・即応力
一貫生産の流れ
図面からCADデータを作成し、自
社内で全て金型を製作しています。
自社製作することで、短納期化を
図り、金型立ち上げ3週間、月12
点の実績があります。設計変更や
改良にも迅速に対応して、高い信
頼と多くの実績を有しています。
設計
試作
金型製作
金型調整
試し打ち
量産
2~3週間
一般的な流れ
設計
設計・試作から量産まで、全て直列的にしか進め
ないため期間がかかります。また金型の物理的移
動等にも時間がかかり対応が遅くなります。
試作
金型製作
金型調整
試し打ち
量産
1~1.5ヶ月
試作・開発支援
ワイヤー放電加工によるブランク(製品を展開した状態)作成後、プレスブレーキに
簡易金型を取り付け曲げ加工を行い試作品を作成しています。プラスαの対応力で、
製品用途を満たし、低コストで安定生産が出来る理想的な形を追求しております。
お客様から頂いた図面に基づき加工するだけではなく、使用状況に応じたバネの形
状、材質を提案する事も可能です。
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技術力
長年の蓄積した技術力により、お客様の様々なご要求にお答
えします。 また25台のマルチフォーミングマシンをはじめとし
た量産設備により、短納期生産に対応します。
マルチフォーミング加工
マルチフォーミングマシンは、フープ材をマシンの中心部へ自動送りして、抜き
加工と、曲げ加工を行います。複数のフォーミングパンチを出し入れすることで、
複雑な3次元形状の曲げ加工や、高精度な丸曲げ加工を、高速で行うことができ
ます。 周囲360度からの加工が可能なため、材料のロスを抑えて、安定した精
度の製品を、連続生産しています。
新型NCフォーミングマシーンを導入し、機械メーカーと協同開発を行いながら
生産効率の向上、複雑形状への挑戦を行っています。従来の360度回転するカ
ム式からNC制御のカムを採用することで、カム製造を作るコストと時間を抑える
ことで、高精度かつ低コストで製造することが可能になりました。
また、新型マシーンの導入により、従来ベテラン社員が勘と経験により調整して
いたものが数値化・蓄積化され、若い社員でも安定した品質での供給が可能にな
りました。
当社では、マルチフォーミングマシーンを25台保有し、万全の体制で短納期生
産を可能にしています。
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プレス加工
順送プレスでは、多数のプレス工程を、等ピッチで型内に配置して、送り装置
で、次工程へとワークを分離せずに送り出しながら連続加工することで、大量生
産品を、高効率・ローコストでご提供しています。
主に皿バネ、ウェーブワッシャー等に使用しています。
品質管理
ISO9001の品質管理のもと、各現場に投影検査機を置きつくり込みの段階から
入念に品質チェックを行っています。また、出荷前検査では、目視検査、各種検査
設備によって、徹底した品質管理を行っています。
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組織力
当社では全従業員が会社組織とは別に5つの委員会のいず
れかに所属し、経営理念の実現や、現場改善、環境整備など
に取り組んでいます。
【管理項目】
お客様満足度、従業員満足度、サンクス
カード、家族見学会、懇親会、ビンゴ大会
経営理念委員会
私たち経営理念委員会は、従業員満足度
アップはお客様満足度アップに繋がるとい
う考えのもと、様々なイベントを考え行って
います。その中から2つご紹介します。
8月に行った家族見学会ではたくさんの
家族、友人が見学に来てくれました。普段
見られない働く姿や、初めて見る機械、ば
ねの事を知る事ができて良かったという感
想を頂きました。
そして、もうひとつは「サンクスカード」です。
日々の感謝の気持ちをカードで伝えます。
誰かに感謝したり、されたり「ありがとう」っ
て素敵な言葉ですよね。頑張ろうって気持
ちになります。
一番サンクスカードを書いた人と
もらった人を表彰します。
【管理項目】
無災害日数、安全改善件数
安全推進委員会
私たち安全推進委員会では、月1回の安全
パトロールの実施を行い、危険な箇所が無
いかどうかの確認を実施しています。
また、安全経路のラインを引いたり、廊下
の左側通行のラインを引いたりして 社員や
お客さんが安全に歩けるようにしています。
現在無災害日数が1,120日なのでこれから
もゼロ災害で頑張っていきます。
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環境管理委員会
デマンドコントロ―ルを設置しデマンド値
の管理をし、目標デマンド値をオーバーす
るとパトライト、警報機で従業員に電気の使
い過ぎが分かる環境作りを行っています。
エアー漏れチェックしエアー漏れを無くす、
夜間・休日の電気使用量の削減、電気の消
し忘れなどを従業員へ報告、油・廃油の管
理なども行っています。
またモノを捨てる日に集まった物をリサイ
クル出来る物、廃棄する物にわけ処理して
います。ウエス、軍手は使用後捨てる物で
はなく、レンタルにして管理しています。
【管理項目】
CO2排出量、電気使用量、油購入量
リサイクル
【管理項目】
環境整備点検点数、工場見学者の評価
工場回りの環境整備
環境整備委員会
毎朝朝礼後より15分間各部署で環境整
備の時間を設けています。
作業開始前に整理、整頓、清掃、清潔を
行い、仕事をやり易くする環境を整えます。
現在は毎朝、社員全員が当番制で廊下を
磨き込み、ワックスをかけてピカピカにして
います。
単なる清掃ではなく、清掃を通じて職場
に働く人同士の心を通わせ、仕事のやり
方、考え方に気付く場です。その他にも定
位置化を行い、物を探すロスを失くす様な
工夫も行っています。残業時間に行うので
はなく、通常業務の中で行い、自分達のア
イデアでいかに働き易い環境を作るかが
環境整備の本質です。
ファイルにテープを貼り元の位置に
戻しやすい様に工夫します。
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現場カイゼン委員会
【管理項目】
粗利益率、労働時間1時間当たり粗利益金額
現場改善件数、改善金額
現場カイゼン委員会はメンバー7人
で活動しています。
おもな活動内容は会社方針の改善
提案制度を盛り上げることです。現在
は1人1件表!を作ったり年2回の提
案表彰のノミネートなどをしています。
前回の金賞は業務チームリーダーの
古田さんです。
機械要素技術展で使ったブースを
事務所に置き、来て頂いたお客様に
分かりやすく喜んでいただけるように
なっています。
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3.業界分析
(1)SWOT分析
強み(S)
機会(O)
薄板バネの材料の抜き・曲げの試作
から金型製作、量産加工の一貫生産
ができ、短納期対応が行える。
経験とノウハウの蓄積により、細かく
精密な要求にも対応でき、お客様に
最適の提案を行える。
最新設備により、小ロット多品種対応
ができる。
電気自動車の増加、住宅関連設備の
家電化等による需要の増加。
省スペース化により、線バネ等から高
機能の板バネへの置換え需要。
弱み(W)
脅威(T)
部品メーカー経由の販売なので、大
手企業へは直接販売していない。
海外へ直接輸出はしていない。
(*組込んだ製品は輸出されている)
プレスメーカー等の他業種からの参入。
東南アジア諸国企業の台頭。
樹脂成形品等による材質変更。
(2)業界地図
マーケット・消費者動向
競争環境
自動車関連部品については、今後
電気自動車等が増加することに伴い、
需要の増加が考えられる。
給湯器、トイレなどの住宅関連設備
は家電化が進んでおり、今後住宅の
リフォーム等に伴い需要の増加が見
込める。
その他の電化製品等についても、
小型化・省スペース化が進んでおり、
薄くて高機能の板バネの需要が増加
してくると思われる。
プレスメーカー等の参入が考えられ
るが、細かい応力設定等が求められ
る板バネにおいて、高品質を維持す
ることは難しいと思われる。また一括
成形できない複雑な高機能板バネに
ついては設備・ノウハウ等の面で対応
が困難と思われる。
東南アジア諸国の現地企業・日系
企業についても同様に、品質・機能面
で差別化できると思われる。
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4.ビジネスモデルと自社のこだわり
(1)ビジネスモデル
当社では、試作、量産品はもちろん
のこと、薄板バネの新たな可能性を
求めて、お客様の「こんな板バネでき
ない」を形にします。
お客様からいただいた、お問合せ、
ご要望に応じて、試作から社内金型
製作、量産加工まで、一貫生産で対
応いたします。
「マルチフォーミング」加工で必要以
上のスクラップを出さない環境対応、
プレスでは不可能だった複雑曲げ形
状を可能にします。
(2)自社のポジション
大量生産
単
機
能
・低
精
度
線バネ
メーカー
当社
試作
メーカー
高
機
能
・
高
精
度
当社は、高機能・高精度の板バネを
中心に、試作・尐量生産品から100万
個程度の大量生産品まで幅広い需要
に対応します。
尐量生産
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5.将来に向けた事業展開
(1)これまでの実績
リーマンショック以降、当社の売上の多くを占める自動車関連部品の需要低迷により、
売上高も横ばいから若干減尐して来ているのが現状です。しかしながら住宅設備関連
の需要増加等により、2010年度以降は売上増加が見込まれます。
百
万
800
売上高実績
700
600
500
400
300
200
100
0
2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010予定
(2)将来ビジョン
ありたい姿
当社は次のような企業を目指します
・ 100年続く会社
安定成長
景気に左右されない体質
・ 熱狂的ファンがいる会社
・ 従業員個人能力UP
・ 組織の能力UP
・ 従業員の安定収入
役割、仕事量に見合った
・ 工場のショールーム化
工場見学したくてしょうがない工場
町工場でベンチマーキングしたくてしょうがない工場
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主要戦略
今年度は下記の4つの戦略を柱とします
高い生産効率
ショールーム工場
・良品を作り、不良品は作らない・
流さない
・計画達成率100%を目指すこと
・機械の回転数は、機械能力・金型
能力の限界まで上げること
・記録を残すこと
・報告を速やかにすること
従業員教育
工場の隅々まで環境整備を徹底し、
ショールームのようにピカピカにしてお
客様に気持ちよく見学していただく。
(工場の整備もお客様に安心して注文
していただける営業活動の一部です)
第三者評価クチコミ作戦
(従業員教育については 「6.人材
育成方針」のページを参照下さい)
地域のコンペやフェアに積極的に参
加する、また新聞や雑誌の取材にも
積極的に対応し第三者に評価しても
らい、いろいろなメディアで紹介してい
ただく。(この魅力発信レポートもその
活動の一つです)
管理項目
(抜粋)
管理指標
全社で決定した経営指標を元に
(右表は2010年度目標の一部抜粋)
各チームでリーダーを中心に毎月の
計画値に落とし込み、管理しています。
業 金 フォ プ 品
務 型 ミン レ 質
グ ス
当期
目標値
売上高
○ ○ ○ ○ ○
600百万
従業員数
○ ○ ○ ○ ○
47人
一人当たり売上高 ○ ○ ○ ○ ○
12.8百万
試作受注件数
○ ○
ばね技能検定
合格者
○ ○ ○ ○ ○
6人
サンクスカード
○ ○ ○ ○ ○
2256枚
改善件数
○ ○ ○ ○ ○
564件
電気使用量
○ ○ ○ ○ ○
467.7Mwh
スクラップ率
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240件
○ ○
34%
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魅力発信レポート2010
6.人材育成方針
(1)風土、文化
当社の従業員は全員、下記の指針にもとづいて行動しています。
1.志を高くもつ(会社は人間性を高める場所、目標・夢をもって生きる)
2.利他の心(お客様に喜んでいただくために行動する)
3.原理・原則を守る(モノの本質を見抜く)
4.報告・連絡・相談を行う
5.失敗から学ぶ(原因を究明し対策を行う)
6.日々、改善を行う(昨日より今日、今日より明日を良くしていく)
7.うそをつかない(失敗・ミスは誰にでもある。正直に報告。誠実に対応)
8.モノを大切にする
9.約束を守る
10.本気で仕事をする
11.日々感謝の気持ちをもつ(ありがとうを言う)
12.社員は公平で平等である
(年齢や学歴や勤続年数は仕事と無関係、実力主義が基本。)
(2)研修制度、身につく専門スキル
ばね技能検定をはじめとして、様々な外部
研修会に参加しています。(下記は一例)
外部研修実績
セミナー名
主催
H20年度
H21年度
H22年度
4名
3名
3名
ばね技能検定試験(2級)
2名
2名
2名
ばね技能検定講習会
5名
2名
ばね技能検定試験(1級)
国家試験
日本ばね工業会
関西支部
精密ばね製造技能者研修会
ばね基本講座
2名
1t以上フォークリフト技能講習会
尼崎労働基準協会
動力プレス機械作業に係わる特別教育
CAD研修会
「ものづくり現場」カイゼンセミナー
1名
1名
3名
2名
1名
尼崎プレス工業会
1名
1名
尼崎工業会
2名
1名
のべ15名
のべ5名
のべ9名
(*H22年度は途中経過)
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スキルシート・OJT計画書
レベル0
レベル1
レベル2
レベル3
レベル4
当社では従業員全員のスキルシートを
作成し、各人の能力や希望に応じて、
部署長と相談し毎年OJT計画書を作
成して実施しています。
該当作業経験なし
指導してもらいながら業務実施可能
該当プロセスの業務を一人で可能
該当プロセスの業務を任せても大丈夫
仕事は優れている達人クラス
現状は黒、希望は赤で記入
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(3)先輩社員の声
業務チーム 山中 みゆき
私はお客様の声が一番に届く業務チームに所属しています。
お客様の要求に応える事はもちろんですが、これからも大事
にして行きたいのは全社で心掛けている「挨拶」です。
お客様に「また来たい」と思ってもらえるような接客も事務員
で考え行動しています。 それで電話対応や接客などでお客様
からお褒めの言葉を頂いた時はうれしいですね。
これからも、お客様に感動され、進化する会社をめざしてが
んばります!
金型技術チーム
菊池 洋介
私の担当は金型設計と金型部品加工です。
お客様から発注を頂きスタートするチームに所属させて頂
いております。 私どものチームがしっかりしないと全ての
工程に影響を及ぼすチームですので、日々時間を意識し
作業を行っております。
正直上手くいかない事が80~90%あります。しかし、稀
に上手くいった時「やったった」と一人でどや顔してます。
その稀が当たり前になるように、日々改善していきたい
と思っています。
フォーミングチーム 藤原 準
僕の仕事は製品の製造なので、直接お客様と対話をする
事は尐ないですが、品質や納 期を守る事がお客様に喜んで
もらえると思って仕事をしています。
実際、特急の依頼が来た時に納期通り対応出来ると「あり
がとう。」と言ってもらえて凄く達成感があったので、これから
も「ありがとう。」を言ってもらえる様に日々成長していきたい
です。
株式会社特発三協製作所
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魅力発信レポート2010
プレスチーム 村中 司
私の仕事は製品の製造を行うチームの一員です。
日々お客様の納期や品質の要求を満たす為に努力し
ながら仕事に取り組んでいます。 お客様と直接話しを
するということはあまりありませんが、直接話をしない
分無言のプレッシャーみたいなものを感じ、責任を持っ
て作業を行っています。
責任感に押しつぶされそうな時も多々ありますが、私
は自分の会社の行っていることに誇りを持っているつも
りです。
その誇りとお客様の声に恥じないようにこれからも
日々精進しながら、全力で仕事に取り組んでいきます。
品質保証チーム 皐月 秀泰
私はお客様から要求された製品が規格内の製品かどう
かの判定や、製品の測定手順書やお客様へ提出する
データの作成しています。
ものづくりを行う部署ではないですが、お客様から頂い
た情報を生産現場と共有し、お客様が「必要とする製品を、
必要な数量、希望の納期まで」に提供できるように取り組
んでいます。
自社がお客様に愛される会社にする為にはどうすれば
良いかを考えながら、会社と共に自分自身も成長し続け
るよう日々業務に励んでいます。
(4)採用に関する問い合わせ窓口
業務チーム 人事採用担当 三野(みの)
連絡先 電話 06-4960-4300
メール [email protected]
レポート作成支援者 中小企業診断士 谷口晃一
株式会社特発三協製作所
P22