こちら - エクスペリアンジャパン株式会社

ジグノシステムジャパン株式会社
既存システムを活かし
90種類のメルマガコンテンツを
スピーディーに配信
配信スケジュール調整も不要に
モバイルコンテンツの老舗企業
ジグノシステムジャパンは、着うた(R)配信の「TOKYO FM MUSIC VILLAGE」や電
子書籍の「艶☆もぎたて出版」「Visual☆ストーリー」、携帯電話の着せ替えツール「セ
ットアップ∞Lab」など多彩なモバイルサイトを運営しています。運営するサイトの数は
約90にものぼり、モバイルコンテンツの分野では老舗的な存在です。
※(株)ソニーミュージックエンタテイメントの登録商標
メルマガでコンテンツへ誘導
サイトに登録した会員へのプロモーションツールとして、同社が活用しているのがメ
ルマガです。新しいコンテンツの配信やプレゼント企画の際などに、各サイトがそれ
ぞれの会員の携帯アドレスにメルマガを配信し、コンテンツへの誘導を図っていま
す。
ジグノシステムジャパン(TOKYO FMグルー
プ)は、同社が運営するモバイルサイトのプ
ロモーションに、携帯電話向けメールマガジ
ンを活用しています。
サイトや会員の数が増えるに従って、メルマ
ガの配信に時間がかかっていましたが、既
存の配信システムと「MEGAPOST」をリレー
させることにより、スムーズな配信が可能に
なりました。
課題
高速化に直結する部分に投資
メルマガ配信に時間がかかる
ただ、高速化のためにそれまで使っていたメー
ル配信システムを全部入れ替えると、コスト的な負
担がかかってしまいます。また、既存のシステムに
配信設定機能があるため、担当者が利用するイン
タフェースまで入れ替える必要はなく、システムへ
の投資は最小限に抑え、配信の高速化に直結す
る部分に対して集中的に行うのが望ましい方法で
した。
会員とサイトがいずれも拡大したことで、対策が
必要となってきたのが「配信にかかる時間」でした。
特に会員数が多いサイトでは、1回のメルマガ配信
数が多いため、すべてのユーザーにメルマガが届く
までに時間がかかってしまい、モバイルの特性であ
る即時性が活かしきれない状況でした。
配信集中を避ける調整が重荷に
システム選定理由
多数のメルマガを運用するため、配信時間を加味
したスケジュールの調整をしなくてはならない点も負
担でした。配信にかかる時間を逆算し、配信が集中
しないように約90ものモバイルサイトを調整しなくて
はなりません。その調整作業が重荷になることに加
えて、各サイトの担当者が自分の判断で自由に配
信スケジュールを組めないことが、タイムリーなメル
マガ配信を行いにくい原因となっていました。
解決への条件
一筋縄ではいかない携帯への配信
配信遅延の原因の一つと考えられていたのが、
配信エラーによるメルマガの滞留でした。
携帯キャリアでは迷惑メールを防止するために、
各社がそれぞれ独自の工夫で迷惑メールとみなさ
れるメールの受信を制限しています。制限のルール
はキャリア各社で異なるため、確実に届けるために
はキャリアごとに最適化した配信を行う必要があり
ます。しかし既存のオープンソースを使ったジグノシ
ステムジャパンのシステムでは、その調整までは困
難でした。そのため、あるキャリアで配信の滞留が
発生すると、それが他のキャリアへの配信にも影響
し、全体的に大幅な遅延となっていました。遅延を防
ぎ、高速な配信を実現するためには、配信先のキャ
リア各社に最適化してメルマガを送ることができるシ
ステムが必要でした。
配信速度と大量配信能力に着目
メルマガの配信高速化につながるソリューション
を探すため、各社からシステム提案を受ける中で
同社の目にとまったのが高性能メール配信エンジ
ンの「MEGAPOST」でした。「配信速度」と「大量配
信を実現する能力」という、システム選定で最も重
視していた面で特に優れていたことが、導入の決
め手になったとジグノシステムジャパンのご担当者
は語っています。
既存システムの配信部分だけを
スポット的に強化
MEGAPOSTを選んだもう一つの理由は、既存の
メール配信システムとリレーさせるだけで、遅延の
原因を解消できる点でした。業務を中断することな
く、配信性能部分のみをスポット的に強化すること
が可能なのは、MEGAPOSTがエンジンのみのソリ
ューションだったからです。同社は、既存システム
と新しいシステム全体とを社内で統合的に管理す
る意向でしたが、シームレスな連携が可能な
MEGAPOSTは、この点でもニーズに合致していま
した。
詳細に関する問い合わせ先
エクスぺリアンジャパン株式会社
TEL : 0120 60 9920
ウェブサイト : www.experian.co.jp
既存メール配信システムの性能を最大化して遅延を解消することにより、手動での配信時間調整が不要に
導入効果
配信時間は4分の1以下に高速化
MEGAPOSTを組み込んだ新しいメール配信シス
テ ム は 、 2006 年 7 月 に 稼 働 開 始 し ま し た 。
MEGAPOSTは既存のメールサーバーから受け取
ったメルマガのデータを、携帯電話のキャリアごと
に最適化して高速配信しているため、遅延の原因
であるメルマガの滞留は解消。MEGAPOST導入で
既存システムの性能を最大限に引き出すことによ
り、メルマガ配信にかかる時間は、従来の4分の1
以下にまで短縮しています。
配信時間の調整業務は不要に
配信速度の向上で、それまで負担になっていた
スケジュールの調整が不要になりました。配信タイ
ミングの集中などを、管理者が気にする必要がなく
なったため、時間限定のキャンペーンのような、受
信が遅れると意味がなくなるプロモーションなども
実施できるようになったそうです。配信担当者も自
由に配信スケジュールを組めるため、タイムリーな
メルマガなど企画に注力した効果的なプロモーショ
ンを実施できるようになり、結果、配信数自体も大
幅に伸びているとのことです。
エンドユーザーからの
見た目は変わらず
メルマガ配信の性能は強化されましたが、エンド
ユーザーである配信担当者側から見たメール配信
システムは従来とまったく変わっていません。
MEGAPOSTは元のインターフェースをそのまま生
かし、既存システムの“裏側”でシステムを補強して
いるためです。配信業務はいつもと変わらない形
で行われながらも、性能は最大化されたというわけ
です。
今後の展開
社では、新機能を取り入れたコンテンツをいち早く
配信し、新サイトの立ち上げも積極的に行っていく
方針です。メルマガは、一人ひとりに直接かつ即時
に情報提供できる点で、ユーザーをサイトに誘導す
るには非常に有効なプロモーションツールと言えま
す。サイト数、会員数の増加後も効率的にメルマガ
が配信されることで、ユーザーと同社の双方にメリ
ットが生まれ、サイトがより活性化することが期待さ
れます。
携帯電話は毎年多数の新機種が発売されてお
り、端末の高機能化・高性能化が進んでいます。同

業
種:モバイルコンテンツ制作、映像音楽制作など

部
署:システムエンジニアリング部 インフラグループ

ご 担 当 者:グループ長 松井 巨人様

課
題:・メルマガの配信に時間がかかり過ぎる
・配信スケジュール調整が重荷に

効
果:・配信の滞留解消によるシステムの性能を最大化
・配信担当者はそのまま業務を継続可能
・新しい企画に注力できる環境を実現
※サイト数は2009年3月現在

MEGAPOST
大量メール配信を実現するメール配信エンジン(MTA)です。携帯各キャリアへはもち
ろん、PCアドレス向けメール配信においても ISP毎のきめ細かなチューニングが施
せ、既存のMTAの置き換え、あるいは、既存のMTAはそのままにSMTPによるリレー
をするなど、柔軟な実装が可能です。