RapidResponse セールス&オペレー ションプランニング

Kinaxis® RapidResponse® を導入することにより、企業は各
業務部門にわたり、一元環境で、同時にかつ一貫した計画、監
視、対応が可能になります。
アプリケーション概要
キナクシスでは、RapidResponseのシングルデータモデルおよび分
析エンジンにサポートされている、共通のインターフェースを持つ広
範なアプリケーション群を提供しています。
これにより、お客様は1つ
の製品で複数のサプライチェーンプロセスを総体的に管理すること
が可能になります。多彩なソフトウェアソリューションを個別に組合
せるのではなく、単体の製品を利用することにより、サプライチェー
ン全体にわたる可視化、変更条件に対する迅速な対応、そして結果
としてオペレーション効率の大幅な向上を実現することができます。
RapidResponse
セールス&オペレー
ションプランニング
(S&OP)
アプリケーション
オペレーショナル
ストラテジック
セールス&オペレーションプランニング
需要計画
総合供給計画
容量計画(制約)
在庫管理
在庫計画/最適化
受注処理
基準生産計画
供給アクション管理
容量計画(CRP)
サプライヤコラボレーション
エンジニアリング変更管理
統合型プロジェクト管理
多彩なアプリケーション群
RapidResponseアプリケーションは、
単 独 、あ る い は 他 の ア プ リケ ー ショ
ンと組 合 せて 実 装 することが できま
す。RapidResponseの各アプリケーショ
ンは、長年にわたる世界中の多くの著名
な製造業者への実装経験を元に確立さ
れた、ベストプラクティスおよび標準のプ
ロセスフローに基づいて開発されていま
す。
アプリケーションは特別な設定をせず
にそのまますぐに導入することが可能で
あり、必要に応じて後にカスタマイズする
こともできます。
また、柔軟な構成にも対
応しており、負担が重く、時間を要するカ
スタムコーディングは不要で、企業ごとの
独自のニーズに適合させることもできま
す。
各 ア プ リ ケ ー ション を 連 携 さ せ て
RapidResponseを活用することにより、
エンドツーエンドのサプライチェーンにわ
たり、クロスファンクショナルで付加価値
の最大化を図ることができます。
セールス&オペレーションプランニング
(S&OP)
RapidResponse S&OPアプリケーションの目的は、財務
計画と緊密に連携するように、
セールス&オペレーション
計画を共同作業により評価、選定することにあります。
セールス&オペレーションプランニングアプリケーションは、シングルシステムで運用することにより、
これまでにな
い画期的なS&OPを実現することができます。シングルデータモデルよりすべての情報が抽出されるため、需給計
画、ボリューム/ミックス計画、
および中長期/短期計画を組合せることが可能になります。
また、シングルデータソ
ースを活用するため、各種の業務(需要計画、供給計画、在庫管理、容量計画、財務、販売、
マーケティング等)にわた
るスムーズなコラボレーションが実現します。
アクティビティごとのプロセステンプレートやタスクフローガイドも利
用可能で、
すべての関係者はS&OPにおけるクロスファンクショナルなプロセスに関連するタイムラインや依存関係
に沿って忠実に作業を行うことができます。
さらに、S&OPプロセスの多様な段階を同時に、
また一貫して推進する
ことでプロセスの効率性を高め、最新のS&OPが直近の判断や進展を反映した状態を保つことができます。
各アプリケーションの統合がもたらす付加価値
すべてのRapidResponseアプリケーションに共通する最大のメリットは、広範かつ統合されたソリューションの一
部として、他のアプリケーションと組合せて活用できる点にあります。
ニーズに応じて、S&OPアプリケーションを関連する1つまたはそれ以上のアプリケーションと併用し、相関する計画
プロセスを同期させることで、多大なメリットを得ることができます。
S&OPアプリケーションを以下の連携可能なア
プリケーション
(ただし限定はされない)と併用することにより、
より広範な付加価値を得ることが可能になります。
需要計画
総合供給計画
容量計画(制約)
在庫計画/最適化
在庫管理
供給アク
ション管理
受注処理
セールス&
オペレーシ
ョンプラン
ニング
需要計画
エンジニア
リング変更
管理
在庫管理
/最適化
容量計画
(CRP)
サプライヤ
コラボレー
ション
在庫管理
総合供
給計画
容量計画
(制約)
基準生
産計画
RapidResponseの計画/シミュレーションエンジン
統合型プロ
ジェクト管理
RapidResponseによるセールス&オペレーションプランニングアプリケーションの活用
S&OPアプリケーションは以下の機能を備えています:
多様な財務目標や対応可能な変動レベルを設定することができます。
上記の目標に対する進捗度合いを測定することができます。
コンセンサス需要計画と総合供給計画のギャップを特定し、達成可能な予測の変更もしくは「シェイピング」によりバラ
ンスを調整します。
最適なトレードオフを実現するための多様な企業指標に対して、複数の需給バランスシナリオを評価することができま
す。
前提となるS&OPを実行し、維持することができます。
S&OPアプリケーションでは、
以下のロールとのコラボレーションが必要となります。
ロール
責任
財務
財務部門では、年間計画における財務目標や上限を管理します。
また、目標に対するパフォーマンスの監視
と報告を行い、財務オペレーション計画の維持に努めます。
プロセス全般を監視し、予定通りに判断が成されているか、あるいは計画通り
S&OPプロセスオーナー S&OPプロセスオーナーは、
にプロセスが進行しているかを管理します。
需要計画者
需要計画者は、
コンセンサス需要計画に対する調整や中止決定を行い、あらゆる関係者(財務、販売、
マー
ケティング、オペレーション等)の要望を汲み取りつつ、現実的な予測を立てます。
このロールではコンセン
サス需要予測自体に責任を持っています。
販売
販売とマーケティング部門はそれぞれの予測を立て、経営層が参加するレビューミーティングで発表しま
す。
供給計画者
供給計画者は、需要計画者により作成されたコンセンサス計画に対して、
ハイレベルの供給計画の作成に
責任を持っています。
このロールでは、オペレーションチームと共同作業を行い、供給計画をサポートする
体制の構築に尽力します。
マーケティング
在庫計画者
このロールは、在庫目標レベルの評価と維持、
および在庫ポリシーのアップデートに責任を持っています。
経営層
経営層は、S&OPの最終計画の選定と承認に責任を持ちます。
オペレーション
オペレーションのロールは、初期の制約のないコンセンサス需要計画を評価し、制約された供給計画を提
供することで需給計画のバランスを取ります。
RapidResponse S&OPアプリケーションでは以下のメリットを提供します。
より迅速かつ信頼性の高い計画の作成が可能になり、セールス&オペレーションプランニングのサイクルを劇的に短縮
し、正確な結果が得られるようになります。
コンセンサスの向上と想定外の事項を削減することができ、関係者が参加し、吟味した実行可能な計画の作成が可能に
なります。
オペレーションの変更がS&OPプランに及ぼす影響、あるいは反対にS&OPプランにおける各業務内における変動の影
響に関して、明確かつ迅速に知見を得ることが可能になります。
S&OPプロセスの拡張と成熟を可能にし、
ビジネス機会の最大化とリスクの最少化を実現することができます。
セールス&オペレーションプランニングプロセスのコンポーネント
1
S&OPインスタンスを作成する
2
年間計画を再考し適用できる場合アップデートする
3
S&OPサイクルを開始する
4
5
需要
計画*
9
総合
供給
計画*
6
容量計画(制約)*
7
在庫管理*
8
在庫計画/最適化*
継続的評価
必要に応じて
中期サイクルの
調整を開始
供給能力に合わせて需要を再調整する
需要計画に合わせるため供給計画と能力を再考
推奨解決策に対するインパクトを共同で再考
10
経営層による再考により承認を得る
S&OPのシナリオ候補を比較
S&OPシナリオを選択、承認
11
S&OPサイクルが終了する
* オプションのRapidResponseアプリケーションまたは推奨されるデータを入力。
RapidResponseの
プロセスは 、コラボ
レーションシナリオ
の作成と共有、責任
を持つユーザへの通
知、ユーザによる再
考 / 編 集、そして提
案された調整内容に
対する承認または否
認、
といった工程を踏
んでいきます。
RapidResponseの特長
高速処理の「What-if」分析ときめ細かいサプライチェーン
分析
キナクシスが特許を保有する
「What-if」シミュレーションの
テクノロジにより、ユーザはデータ規模を問わず、迅速にあ
らゆるサプライチェーン環境(シナリオ)を作成し、生データ
に影響を及ぼさずに、
リアルタイムで変更をシミュレーショ
ンすることが可能となっており、RapidResponseのシングル
インスタンスで同時に膨大な数のシミュレーションをサポー
トします。
• ユーザは、KPIに対して多数の「What-if」シナリ
オをテストし、相互に比較したり、基準値
と比較したりすることができます。
題やフィードバックをメッセージに含め、他
ロールベース
コラボレーショ
の適切なユーザと共有します。
•
What-if分析
ータモデルを再現し、多様なシ
ステムに対して一貫した計算を実
施します。
影響評価とアラート
サプライチェーン
アナリティクス
共同作業者は、親コラ
ボレーションシナリオに対
する子シナリオを作成し、
必要なあらゆるアクション
をシミュレーションすること
ができます。
コラボレーションの進捗状況、
検討されている代替案、および変更
すべき点などを追跡することができます。
視
• RapidResponseは、ERPデ
レスポンシビリティ機能により、
特定のデータのオーナーシップ
を持つユーザ、次に共同作業
によるシナリオシミュレーシ
ョンに参加するために招待
すべきユーザを自動的に
特定します。
•
監
析では、入 力された変
更内容に応じて継続して
自動で結果を算出します。
• ユーザがシナリオを作成し、支援を必要とする課
対応
• RapidResponseの分
Ra p i d Re s p o n s eでのコラボレーションは、イベントド
リブンに基づき、すべての責 任 者でシナリオを作 成、共
有することで成り立っています。データを抽 出し、解 決
策 を実 施する同 一のシステム上で、特 定の「W h at- i f」
分 析 に 関して 複 数 の ユ ー ザ が 共 同 作 業 を行 います。
計画
• シナリオのパラメータには制
限がなく、ユーザは供給、需
要、BOM、業務ポリシー、
容量、コストまたは価格
に関係する変更を、あら
ゆる組合せにより何度
もシミュレーションする
ことができます。
コラボレーションおよびレスポンシビリティ機能
•
例外に基づく分析
RapidResponseの例外ベース分析では、業務に対する潜在的影響に基づいたイベントやアクションの評価にフォーカスし
ています。
あらゆる発生事項を逃さず、
その背景的要因、影響度合い、
そして打つべき対策を把握する必要があります。
•「What-if」シナリオシミュレーションの結果により、パフォーマンスへのインパクトを把握することができます。
• ユーザは、特定のサプライチェーンリスク(例:供給の遅延)、または特定の条件(例:特定のイベントまたは一連のイベン
トによる累積的影響の結果として、一定の指標が悪影響を受ける)を監視し、
アラートを受けることができます。
• RapidResponseのリソースは、管理がしやすく、売上や利益など企業パフォーマンス指標に役立つようなアクションに配
慮した構成になっています。
パフォーマンス管理
標準指標は、S&OPアプリケーションで追加設定不要のダッシュボードに含まれており、
パフォーマンス測定の管理
が容易に行える仕様になっています。
標準指標には以下が含まれています。
期末の在庫数:各期末の予測在庫数のサマリ
利益のパーセンテージ:期間ごとの販売製品における売上とコストのサマリ
売上数値:期間ごとの実注文数の売上と予測のサマリ
注文に対する期日内納品:注文日または注文日前の有効注文明細に関する期間ごとの履歴および予測
パーセンテージ
主要な制約活用パーセンテージ:期間ごとの実負荷のサマリを、主要制約における有効負荷のパーセン
テージで表示
S&OPプロセスオーナーカレンダー
S&OPプロセスオーナーアクティビティ
成果
キナクシスのRapidResponseにより、
サプライチェーンの各部門にわたり、分析および意思決定の改善と加速が可
能となり、具体的な業績の向上を実現することができます。
経営層が正確なデータにより適切に判断
“「RapidResponseにより、企業の経営層は
S&OPプロセスの信頼性に対して自信を深め、私
たちも意思決定に利用できる精度の高いデータ
を迅速に提供できるようになりました。
」
出典:
オペレーションマネージャ、大手エレクトロニクス企業
TechValidate ID: B55-A9C-A5C
比類のないスピードでS&OPシナリオ計画を作成
「RapidResponseを活用したS&OPプロセスで
は、シナリオを作成し、分析するための時間が
24-48時間から10-30分にまで劇的に短縮するこ
とができました。
計画者は、何度も変更し、再計算
する必要のあるシナリオを迅速に作成できるよう
になり、我々が導入しているSAPの計画ツールだ
と各サイクルで24時間はかかるでしょう。
」
出典:
オペレーションマネージャ、S&P 500のエレクトロニクス企業
TechValidate ID: 966-0EF-4A4
調査元:
www.kinaxis.com/jp
キナクシス・ジャパン株式会社
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