長崎大学大学院工学研究科 未来工学研究センター 共同研究計画概要 研 究 分 野 グリーンイノベーション ライフイノベーション ○ 社会インフラ 萌芽的・独創的研究 研究分野に○印を付してください。 1.課題名 革新的次世代磁石探索プロジェクト-「ナノ構造制御」と「合金組成探索」- 2.代表者名 ふり が な 氏 名(年齢) なかの まさき 中野 正基(48) 所属・職名 電気・情報科学部門・教授 3.研究組織(研究者名と役割分担) ふり が な 氏 名(年齢) な か の 所属・職名 ま さ き 役割分担 中野 正基 (48) 電 気・情報科学部門・教授 研究総括・PLD法を用いたナノ構造永久磁石材料の開発 ふくなが ひろ とし 計算機解析を用いた磁気特性に対する最適構造のモデリング ならびに試料作製 透過電子顕微鏡を用いた試料の微細構造観察 福永 博 俊 (62) 電気・情報科学部門・教授 もりむら た か お 森村 隆夫 (52) 物質科学部門・准教授 おおがい たけし や な い た け し 大貝 柳井 コ ー ネ リ ア 猛 (46) 物質科学部門・准教授 ウエットプロセスによるナノ構造永久磁石材料作製 武志 (37) 電気・情報科学部門・助教 ウエットプロセスを用いた磁性膜創製・特性評価・分析 ニーツェル Cornelia Neetzel (31) 長崎大学・外国人客員研究員 ウエットプロセスによるナノ構造磁性体の電析 (日本学術振興会・外国人特別 研 究 員) 4.研究期間(標準年数5年) 平成27年4月1日~平成32年3月31日 - 1 - 5.研究計画と到達目標(年度計画と最終年度(5年目)の達成目標を含めて1ページ以内に述べること) 本研究課題の目的は,計算機シミュレーション,乾式・湿式ナノ構造創製技 術を融合し,次世代革新的磁石創製造に繋がる新技術を開発し,資源問題の解 決及びこの分野での国際競争力強化に寄与する成果を達成することである。そ の際,計算機シミュレーションよる材料設計とそれを利用した材料の創製を融 合して,革新材料の開発に繋げる研究とともに,新たな研究テーマの可能性も 含め,以下の項目に着手する。 実施する内容は,今後の特許申請を考慮しながら進める予定であるため,年 度計画は,その概要を示すものとする。 ○計算機解析 @平成27年度~平成31年度 ・磁気特性に対する最適構造のモデリング(乾式法・湿式法の試料開発に対して) ○ナノ構造創製技術による磁石材料の開発と微細構造観察 @平成27年度~平成28年度 ・PLD法(乾式法)を用いたナノ構造永久磁石材料の異方化と高温特性の評価 ・湿式法を用いた希土類レス磁石材料のナノ構造制御と磁気特性向上 ・湿式法を用いた希土類磁石材料のナノ粒子創製の基礎データの確立 ・PLD法(乾式法)を用いたMEMS応用試料の厚膜化と磁気特性向上 @平成29年度~平成31年度 ・既存の異方性永久磁石材料に対し,PLD法(乾式法)を用いたナノ構造・異方性永久磁 石材料の高温での優位性の実証 ・湿式法を用い作製した①希土類レス・ナノ構造磁石材料と②希土粒ナノ粒子 の複合化・固形化によるバルク永久磁石材料の開発 ・PLD法(乾式法)を用い作製したナノ構造永久磁石材料を搭載したMEMS開発 ○平成31年度までの達成目標事項 平成31年度までに,「大型外部資金獲得に向けた可能性」を目指し進める。本研究 がスタートした今年度においては,科学研究費基盤(B)・基盤(C)と共に,国の研究 プロジェクトの予算を新規に獲得した。今後も構成メンバーと他機関の研究者との協 力の下,優れた研究成果を積み上げ,「SCI論文への投稿・掲載」・「特許申請」・「 国内・国際会議での招待講演発表」等のインパクトの高い研究活動を順次進め,期間 内に科学研究費基盤(A)等の大型予算の獲得を目標として進める。 - 2 -
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