皆様の「さわかみファンド」は、株式市場が乱高下して いる中を反転攻勢

さわかみファンド 月次レポート
2015.9.30
さわかみ投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第328号 一般社団法人 投資信託協会 会員 / 一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員
運用状況のご報告
取締役最高投資責任者 草刈 貴弘
皆様の「さわかみファンド」は、株式市場が乱高下して
の技術者不足と省人化、眼科治療は先進国でも新興国で
いる中を反転攻勢に向けて進んでいます。アベノミクスが
も必要とされる技術でありニーズは広がっていくと考えて
始まってからこの 2 年半、①銘柄の絞り込み ②解約に備え
おり、今後の同社の成長が楽しみです。
る現金の準備 ③株価が企業価値に比べ割安になった時に
最近は悪材料に対する反応が非常に強く、そこに個別
しっかりと買えるだけの現金確保、という 3 点を同時に進
企業の不祥事が発覚していることも加わって株式市場は過
める必要性から、株式の売却がとても目立つ結果となりま
剰に反応しているように見えます。先日アジア開発銀行が、
した。ここにきて世界の株式市場が調整局面を迎えはじめ、
アジア太平洋地域(先進国以外)の成長が中国の景気減
当初想定ほどではないもののジリジリと下げている状況で
速の影響から減速していると発表していますので、先行き
す。ここからは割安になった企業の株価をしっかりと買っ
に対する警戒感が強まるのは当然です。しかし、それでも
ていきたいと考えています。9 月に入り新たに 1 社、株式
中国の成長率は 6% を超える予想があり、インドにおいて
会社トプコンを新規に組入れました。同社はこれまで東芝
も 7% 以上です。生活レベルが違いますから一概に楽観
が筆頭株主として約 30% 保有していましたが、一連の不
論を述べるわけではありませんが、過剰に悲観する必要は
正会計事件の影響から売却されることになりました。東芝
ないでしょう。
との関連から懸念される方も多いかと思いますが、もとも
9 月に入って 1 年半ぶりに資金純流入となりました。下
と経営的にも技術的にも独立していたため影響は限定的と
がった時にこそ出動してくださるファンド仲間の皆様は、
見ています。農業・酪農と IT との連携、インフラ整備で
運用者にとってこの上なく心強いです。
ファンド情報 2015年9月29日現在
顧客数(直販分)
:117,713名(直近1か月 +75名)
3,500億
30,000
純資産総額(右軸)
25,000
国内株式(右軸)
3,000億
基準価額(左軸)
総口数(右軸)
2,500億
20,000
2,000億
15,000
1,500億
10,000
1,000億
5,000
500億
0億(円・口)
(円) 0
99/08 00/08 01/08 02/08 03/08 04/08 05/08 06/08 07/08 08/08 09/08 10/08 11/08 12/08 13/08 14/08 15/08
※さわかみファンドにおけるリスク・手数料については、最終ページに記載の「ご留意事項」をご覧ください。
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