2015 年7月 13 日 大阪府労働委員会 会長 播磨政明 様 大阪

2015 年7月 13 日
大阪府労働委員会
会長
播磨政明 様
大阪教育合同労働組合
執行委員長 酒井さとえ
要 請 書
2015 年4月8日、大阪府が最高裁平成 27 年(行ノ)第 14 号上告受理申立事件を取
り下げたことによって、大阪高裁平成 26 年(行コ)第 148 号事件判決が確定した。こ
の確定判決によって大阪府労働委員会 2011(平成 23)年(不)第 42 号事件及び 2012
(平成 24)年(不)第 77 号事件の救済命令が支持された。ところが、大阪府は同救済
命令を今日まで履行していない。これは、労働組合法第 28 条に該当する行為である。
また 2015 年4月8日、大阪府は大阪地裁平成 25 年(行ウ)第 242 号事件、同平成
26 年(行ウ)第 293 号事件、同平成 27 年(行ウ)第 48 号事件、同平成 27 年(行ウ)
第 65 事件の訴訟を取り下げたことによって、大阪府労働委員会 2012(平成 24)年(不)
第 43 号事件、同 2013(平成 25)年(不)第 43 号事件、同 2013(平成 25)年(不)第
66 号事件、同 2013(平成 25)年(不)第 44 号事件の各救済命令が確定した。この確
定した各救済命令の履行について、当労組と大阪府が折衝を行った結果、2013(平成
25)年(不)第 66 号事件命令主文1にある「平成 25(2013)年 11 月 5 日付けで申し
入れがあった団体交渉」を行うことから始めることとなった。そして、本年7月2日に
団交が設定された。しかしながら、大阪府は団交開催前に、従前大阪府が行ってきた交
渉の始め方、進め方及び終わり方でなければ交渉には応じられないとの条件を提示して、
この団交条件に当労組が合意しない限り団交はできないと対応して、団交を拒否した。
また同事件主文2をはじめ上記各救済命令は今日まで履行されていない。これは、労働
組合法第 32 条に該当する行為である。
このような大阪府の違法行為について、当労組は貴労働委員会に下記の通り要請する。
記
1.労働委員会規則第 50 条第2項に基づき、大阪府の上記労働組合法第 28 条該当行為
について検察官に通知すること。
2.労働委員会規則第 50 条第2項に基づき、大阪府の上記労働組合法第 32 条該当行為
について大阪地方裁判所に通知すること。
以 上
2015 年7月 13 日
中央労働委員会
会長
諏訪康雄 様
大阪教育合同労働組合
執行委員長 酒井さとえ
要 請 書
2015 年3月 31 日、最高裁判所が平成 26 年(行ツ)第 274 号上告事件について上告
棄却決定を行い、平成 26 年(行ヒ)第 287 号上告受理申立事件について上告審として
受理しない決定を行った。この最高裁決定によって、中労委 2011(平成 23)年(不再)
第 52 号事件及び 2012(平成 24)年(不再)第2号事件の各救済命令が支持された。
確定判決によって支持された上記各救済命令の履行について、当労組と大阪府が折衝
を行った結果、大阪府労働委員会 2013(平成 25)年(不)第 66 号事件命令主文1にあ
る「平成 25(2013)年 11 月 5 日付けで申し入れがあった団体交渉」を行うことから始
めることとなった。そして、本年7月2日に団交が設定された。しかしながら、大阪府
は団交開催前に、従前大阪府が行ってきた交渉の始め方、進め方及び終わり方でなけれ
ば交渉には応じられないとの条件を提示して、この団交条件に当労組が合意しない限り
団交はできないと対応して、団交を拒否した。
その結果、上記各救済命令は今日まで履行されていない。これは、労働組合法第 28 条
に該当する行為である。
このような大阪府の違法行為について、当労組は貴労働委員会に下記の通り要請する。
記
1.労働委員会規則第 56 条に基づき、大阪府の上記労働組合法第 28 条該当行為につい
て検察官に通知すること。
以 上