ナミビア共和国月報(2015年1月) 主な出来事 【内政】 ・10日、ナムワンディ教育大臣は、ナミビア工科専門学校を大学に昇格させる計画を発表。 ・22日、ナミビア大学は、ナミビア大学医学部6年生35名が、学力の基準を満たせないため卒業 資格を得られず、実地研修課程に進めないことを明らかにした。 【外交】 ・5日、オシャカティ市は、中国の南通市と5年間の姉妹都市契約を結んだことを明らかにした。 ・20日、ウォルビスベイに海軍基地を建設するための協議を目的とし、中国人民解放軍幹部がナ ミビアを訪問する予定であることをナミビア外務省に通知する、在中国ナミビア大使発の機密書簡 が漏えいし、その内容をメディアが報じた。 【経済】 ・14日、トランスナミブ(ナミビア運輸公社)は、今年3月末までに1000名の人員削減を行い、40 00万ナミビアドル(邦貨約4億円)の人件費を削減することを発表した。 ・19日、ナミビア統計庁は、2014年12月のインフレ率は11月の5%から4.6%に減少したこと を発表した。 【警備・治安】 ・7日、航空燃料等を積んだトランスナミブの貨物列車が、ウィントフック国際空港に向かう途中で 脱線した。 1. 内政 ●5日、ウィントフック市は、水の供給が逼迫しているとして、同市民に対し、水使用を少なくとも1 0%節約するよう呼びかけた。 ●7日、ナミビア国防省は、500名の Struggle Kids(独立戦争時にアンゴラ、ザンビア、ヨーロッパ 等へ亡命していた両親の元に生まれ、正規の教育を受けないままナミビアに帰国し、失業状態と なっている青年達)を国軍に入隊させる計画を発表した。また、すでに5名の Struggle Kids が入隊 済みであることも発表した。 ●8日、ナンクセ基金は、ハリウッドスターのアンジョリーナ・ジョリーとブラット・ピット夫妻が、ナミ ビアで絶滅の危機に瀕しているチーターを引き続き支援することを表明したと発表した。 ●10日、ナムワンディ教育大臣は、ナミビア工科専門学校を大学に昇格させる計画を発表し、関 連法案はすでに作成され内閣に提出済みであり、現在、関係機関により審議されていると述べた。 これが実現すれば、ナミビア大学に続いて2番目の国立大学の誕生となる。 ●12日、ンギンティナ公共事業・運輸大臣が、オジワロンゴとオタビの間で交通事故を起こした。 車は大破したものの、同大臣は軽傷を負っただけで命に別状はなかった。 ●15日、ナミビア財務省の職員が、60万ナミビアドル(邦貨約600万円)を横領したとして逮捕さ れた。 ●16日、オバヘレロ伝統委員会は、ヘレロ民族虐殺に対する補償に関する協議会のメンバーで あるナミビア政府およびドイツ政府に対して、右協議会メンバーにオバヘレロ伝統委員会を含める か否か、また、ドイツ政府が虐殺にかかる補償金を支払うか否か、10月6日までに決定すべきと する最終通行を行った。 ●22日、ナミビア大学は、ナミビア大学医学部6年生35名が、学力の基準を満たせないため卒 業資格を得られず、実地研修課程に進めないことを明らかにした。 2. 外交 ●5日、ナミビアを拠点にしている、北朝鮮当局者Kil Jong Hunが、ソニー・ピクチャーズ・エンター テイメント社に対するサイバー攻撃を行った疑いで、先週、オバマ大統領により発表された制裁リ スト10名の内に名を連ねていることが明らかになった。他の9名は、ロシア、スーダン、イラン、シ リアを拠点に活動している北朝鮮政府職員と中国で貿易会社を営んでいる北朝鮮人であった。 ●5日、オシャカティ市は、中国の南通市と5年間の姉妹都市契約を結んだことを明らかにした。 この契約により、両市の廃棄物処理、インフラ整備、人材開発等の分野で協力関係を結ぶことに なった。 ●20日、ウォルビスベイに海軍基地を建設するための協議を目的とし、中国人民解放軍幹部が ナミビアを訪問する予定であることをナミビア外務省に通知する、在中国ナミビア大使発の機密書 簡が漏えいし、その内容をメディアが報じた。ウォルビスベイに中国人民解放軍が海軍基地を設 置することは、両政府とも認めていない。 ●28日、ナミビア政府は、ナイジェリアの過激派組織ボコ・ハラムが地域住民を殺害したことを受 け、ボコ・ハラムのテロ活動を非難するとともに、引き続きテロを解決するための国際的、地域的 支援を行う声明を発表した。 3. 経済 ●5日、ツメブにあるDundee Precious Metal社は、トランスナミブ(ナミビア運輸公社)が運営する 貨物列車が故障により使えなくなり、車輌による銅の運搬を余儀なくされ、高コストが生じているこ とを発表した。 ●14日、トランスナミブは、今年3月末までに1000名の人員削減を行い、4000万ナミビアドル (邦貨約4億円)の人件費を削減することを発表した。 ●19日、ナミビア統計庁は、2014年12月のインフレ率は11月の5%から4.6%に減少したこ とを発表した。 ●21日、ナムパワー(ナミビア電力公社)は、電力危機にある南アに対し、ルアカナ水力発電所よ り200MW の電力を売電していることを発表した。 4.警備・治安 ●7日、航空燃料等を積んだトランスナミブの貨物列車が、ウィントフック国際空港に向かう途中で 脱線した。この脱線による怪我人はなかった。 ●8日、ナミビア交通事故基金は、2014年の交通事故に対する支払いが、2億ナミビアドル(邦 貨約20億円)となったことを発表した。2013年は1.4億ナミビアドル(邦貨約14億円)であり、 支払いが増加した。 ●8日、ウィントフック郊外40km に位置するグルート・オウブ地区における水道システムから、違 法に水がとられており、これが水不足の一要因となっていることが明らかになった。 ●8日、ウィントフック警察は、2014年12月に259件の傷害事件が発生し、2014年の年間で は2643件の傷害事件が発生したことを発表した。2013年の傷害事件数と比較し、11%の減少 となった。
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