1 はじめに A = 1,B = ¡1 とする.100 円硬貨と 500 円硬貨をそれぞれ投げ,以下のように値を変えてい くものとする. 100 円硬貨が表であれば A に 1 を加え,裏であれば A から 1 を引く. 500 円硬貨が表であれば B に 1 を加え,裏であれば B から 1 を引く. なお,100 円硬貨と 500 円硬貨のおのおのについて,表の出る確率と裏の出る確率は等しいものとする. (1) はじめの状態から 100 円硬貨と 500 円硬貨をそれぞれ 5 回投げたとき A = B = 0 となる確率を求めよ. (2) はじめの状態から 100 円硬貨と 500 円硬貨をそれぞれ 5 回投げたとき A = B となる確率を求めよ. ( お茶の水女子大学 2010 ) 2 次の問いに答えよ. (1) 曲線 y = 2x ¡ 2x の概形を描け. (2) 曲線 y = 2x ¡ 2x と x 軸で囲まれた部分を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ. ( お茶の水女子大学 2010 ) 3 自然数の数列 fan g が a1 = 1; 2an 5 an+1 5 3an (n = 1; 2; 3; Ý) を満たすとき,以下の問いに答えよ. (1) 第 5 項 a5 の取り得る値の範囲を答えよ. (2) 第 k 項 ak が ak = 9 を満たす k の値と,そのときの初項から第 k 項までの候補をすべてあげよ. (3) 第 n 項 an が an = 100 を満たすとき,n の取り得る値の範囲を答えよ. ( お茶の水女子大学 2010 ) 4 xy 平面上に 2 つの円 C1 : x2 + y2 = 16 C2 : (x ¡ 6)2 + y2 = 1 がある.このとき以下の問いに答えよ. (1) C1 上の点 (a; b) を接点とする接線の方程式を求めよ. (2) C1 と C2 の両方に接する接線の方程式をすべて求めよ. (3) 点 P を通る任意の直線が C1 または C2 の少なくとも一方と共有点を持つとする.このような点 P の存在 する領域を図示せよ. ( お茶の水女子大学 2010 ) 5 次の問いに答えよ. (1) 連立不等式 jx ¡ yj 5 1; jxj 5 3 の表す xy 平面上の領域 D を図示せよ. (2) 実数 a に対して,放物線 y = (x ¡ a)2 が (1) の領域 D と共通点をもつような a の範囲を求めよ. (3) 実数 a に対して,連立不等式 jx ¡ yj 5 1; jxj 5 3; y = (x ¡ a)2 の表す xy 平面上の領域 E の面積を a を用いて表せ.ただし,a 5 1 とする. ( お茶の水女子大学 2010 ) 6 実数上の関数 f(x); g(x) を次のように定義する. f(x) = ax ¡ a¡x ; 2 g(x) = ax + a¡x 2 ここで,a は a > 1 をみたす実数である. (1) 関数 y = f(x) のグラフと関数 y = g(x) のグラフの概形を描け. (2) この 2 つのグラフと 2 つの直線 x = 0; x = 3 とで囲まれる領域の面積を求めよ. (3) (2) で求めた面積を S(a) とするとき,2 5 a 5 5 での S(a) の最大値と最小値とを求めよ. ( お茶の水女子大学 2010 ) 7 次の問いに答えよ. (1) 実数全体で定義された関数 f(x) = x ¡ [ x ] について,¡3 5 x 5 3 での関数のグラフを図示せよ.ただ し,[ x ] は x を超えない最大の整数を表す. (2) 実数全体で定義された関数 g(x) = (x ¡ [ x ])e¡x について, lim n!1 Z n 1 g(x) dx を求めよ. ( お茶の水女子大学 2010 ) 8 放物線 y = x2 に対して,点 P(a; a2 ) における接線 `a と点 Q(b; b2 ) における接線 `b の交点を R とし , `a と `b がなす角 ÎPRQ を µ とする.ただし,a > b とする. (1) tan µ を a; b で表せ. (2) µ が 45± になるときの R の軌跡を描け. (3) a と b が有理数のとき,µ は 60± とならないことを示せ. ( お茶の水女子大学 2009 ) 9 2 関数 f(x) = xe¡x について,以下の問いに答えよ. (1) y = f(x) のグラフの概形を極値および変曲点を調べて描け. (2) 曲線 y = f(x) 上の点 (1; f(1)) における接線の方程式を求めよ. (3) 曲線 y = f(x) と (2) で求めた接線および y 軸で囲まれた領域の面積を求めよ. ( お茶の水女子大学 2009 ) 10 関数 f(x) = log(x2 + 1) について以下の問いに答えよ.ただし,log x は x の自然対数を表す. (1) 方程式 y = f(x) (x = 0) で表される曲線を C とする.曲線 C の概形を描け.ただし ,同じ座標平面上 に直線 y = x も描くこと. Z® (2) ® > 0 のとき S(®) = 0 1 dx とおく.曲線 C と x 軸と直線 x = ® とで囲まれる図形の面積を x2 + 1 S(®) を用いて表せ. (3) 曲線 C を直線 y = x に関して対称に移動した曲線を D とする.曲線 D の概形を描け.D をグラフとす る関数を求めよ. (4) 上の 2 つの曲線 C; D と直線 x = 1 とで囲まれる図形の面積を (2) で定めた S(®) を用いて表せ. ( お茶の水女子大学 2009 )
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