顔の比率からみた「ジバニャン」

西暦 2015 年 09 月 01 日
ダレナン博士の研究所
研究報告書 No.31
題名:顔の比率からみた「ジバニャン」の特徴
報告者:トシ
昨今の妖怪ウォッチの人気はとどまることを知らない。ゲームだけでなく、テレビアニメ、本、グッズなど
の多岐にわたるコンテンツにてその知名度を上げるとともに、ブームを仕掛ける巧妙さには驚くべきものがあ
る。その妖怪ウォッチは、福岡に拠点を置くゲームソフト会社のレベルファイブ 1)によって生み出され、レイ
トン教授シリーズ、ダンボール戦機シリーズといったいくつかのシリーズを経て、当妖怪ウォッチシリーズで
大きく躍進した。
その妖怪ウォッチの特徴は、いくつものメディアを融合させたクロスメディアの手法にある。その中でもテ
レビアニメにおいては子どものギャグだけでなく、大人にしか分からないギャグも散りばめるような工夫もあ
り、ただ単純にヒットした訳ではない。その様々な仕掛けの裏には、「すべて本物にする」というレベルファ
イブ側の意図があったことが分かる 2-4)。
「すべて本物にする」という意図は、その多くの妖怪のキャラクターの創造にも表れている。各キャラクタ
ーのネーミングの面白さもさることながら、そのおのおのの存在感には驚くべきものがある。特に最も主役級
の妖怪のひとつである「ジバニャン」には、そのかわいらしさを追求したかのごとく顔の比率とっても興味深
いデータが得られる。ここで「ジバニャン」の全身像、および、その顔の特徴を調べるべく様々な線を書き込
んだ図を提示する。
図の実線は、黄金比トライ
アングルに基づく線である。
これによると交点となる灰色
円の箇所が耳と目に位置して
いることが分かる。さらに矢
印の交点で、頭の白い部分の
カーブが左右で変化する箇所
に相当することが分かる。ま
た、顔の縦と横をそれぞれ a、
a’( 一 点 破 線 ) と す る と
a’/a=1.4、目と口の下端を結
図 「ジバニャン」の全身像、および、その顔の特徴 5)
んだ長方形(破線)の縦と横
を b、b’とすると、(b’/2)/b=1.4 となる。この 1.4 は白銀比と呼ばれ、日本人が好む比率である 6)。
これらのことから、実は「ジバニャン」の顔の比率とってみても、そこには「すべて本物」が潜んでいる。
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/レベルファイブ (閲覧 2015.9.1)
2) http://toyokeizai.net/articles/-/45794 (閲覧 2015.9.1)
3) http://toyokeizai.net/articles/-/45795 (閲覧 2015.9.1)
4) http://toyokeizai.net/articles/-/45796 (閲覧 2015.9.1)
5) http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/youkai-watch/sp/chara/index_2.html (閲覧 2015.9.1)
6) http://matome.naver.jp/odai/2138632436453836601(閲覧 2015.9.1)