米菓を通じて世界中の人々に健康と幸せをお届け亀田製菓株式会社　執行役員海外事業グループ統括古澤紳一氏古澤執行役員「亀田のあられ、おせんべい♪」のコました。現地の方の好みに合わせ、スウィーマーシャルでおなじみの亀田製菓株トチリ味・ワサビ味を開発したり、グルテンフ式会社（本社：新潟県新潟市）。「亀リータイプを現地生産にて行うなどの工夫田の柿の種」や「ハッピーターン」などをこらし、拡販に取り組んでいます。の国民的人気米菓の製造・販売を行 2012年には、オーガニックライスクラッカー大手企業「Mary's い、国内米菓市場ではトップシェアを Gone Crackers, Inc.」を子会社化しました。オーガニックやヴィーガ誇る。近年では、お米を用いたヘルスンをコンセプトにした自然食品を専門に取り扱っており、 4,500万米ドケア商品や長期保存食ビジネスも手ルの年間売上高を記録するまでに成長しています。将来的には1億米掛けるなど業容を広げている。ドルを達成できるよう、商品数と流通網を拡充していく予定です。ベトナムオリジナル米菓「ICHI」海外事業は、 1989年にアメリカでライスクラッカー事業を開始。 Q.アジア諸国への進出も加速されていますね米菓は低カロリー、低脂肪、低アレルギー性であることから幅広い層 2003年に中国・青島市に日本向け米菓の生産拠点「青島亀に親しまれており、 2015年12月現在、同国には3拠点を有し、年々田食品有限公司」を設立し、アジア事業を開始しました。現在、生業績を伸長している。2000年以降は中国、タイ、ベトナムに生産・販産品の9割を日本へ輸出していますが、内販比率を高めるため、中売拠点を設置し、アジア諸国の市場開拓に取り組んでいる。同社の国人の嗜好に合った商品開発や、販路開拓も強化し始めました。海外事業、商品が支持される理由について執行役員の古澤紳一氏 2009年にはタイの大手米輸出企業との合弁会社「SMTC CO., に話を聞いた。 LTD.（現 THAI KAMEDA CO., LTD.）」を連結化しました。日本 Q.米菓市場でトップシェアを誇る理由は何でしょうかやアジア、北米、ヨーロッパへ輸出を行うハブ拠点として重要な役割理由は2つあります。1つ目は複数の主力商品を取り揃えている点を果たしています。です。当社はトップ8ブランドをはじめとする強いブランド力を有する 2013年にはベトナムの大手米菓企業と合弁でハノイ市に＊1 米菓を展開し、それぞれの商品力強化に絶えず注力しています。「THIEN HA KAMEDA, JSC.」を立ち上げました。同国は菓子需要 2つ目は日本全国に強い流通網を構築している点です。米菓はエリが拡大傾向にあり、現地オリジナルの揚げ米菓「ICHI」を開発・発売ア限定商品が多く、地域により販売商品が異なるという特徴がありましたところ、たちまち人気を博し、生産が追いつかない状況が続きましす。こうした傾向に着眼し、他社に先駆け販路開拓に取り組み、全都た。生産能力の増強を図るべく、 2015年10月にダナン市近郊に新道府県への自社商品流通に成功しました。また、グループ企業との連工場を設置・稼働させ、商品供給体制を強化しています。携により、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグス Q.今後の成長戦略をお聞かせくださいトアなど、あらゆる販売チャネルを網羅している点も強みの1つです。世界を代表する米菓リーディングカンパニーの地位を確立すべく、 Q.アメリカ事業の概要をご教示ください中期経営計画では、「米菓事業を中心とした『グローバル・フード・カン 1989年にイリノイ州の地場企業「SESMARK. FOODS,INC. パニー』となること」を掲げ、 2021年までに現在948億円の連結売上（現 TH FOODS,INC.）」に出資し、ライスクラッカー製造・販売事高を1,500億円に、 10％の海外売上高比率を30％に引き上げること業を開始したことが、海外事業の始まりです。進出当初は苦戦を強を目標としています。実現するために、成長著しいアジア地域のより多いられましたが、 2000年代に入ると、健康志向の高まりによるグルテくの国々へ当社商品を浸透させ、さらなる市場拡大に取り組む計画をそれを追い風に業績が急ンフリー食品ブームがアメリカに到来し、立てています。当社は創業時より「、おいしさ」と「喜び」「、安らぎ」をお拡大しました。近年はマルチグレインクラッカー事業を中心に売り上客さまに提供することを使命にしています。世界中の人々にそれらをご＊2 げを毎年2けた伸長させています。提供するため、引き続き邁進してまいります。 2008年には「亀田の柿の種」の＊1 亀田製菓の主力8ブランド。その年度の売り上げ上位8ブランドを指し、 2015年は「亀田普及を目的に、販売拠点「KAMEDA USA, INC.」を設立し、アメリカ版柿アメリカ版柿の種「kameda crisps」の種「Kameda Crisps」を発売しの柿の種」「、ハッピーターン」「、亀田のまがりせんべい」「、手塩屋」「、おばあちゃんのぽたぽた焼き」「、つまみ種」「、うす焼き」「、技のこだ割り」がトップ8ブランドに選ばれた＊2 小麦、大麦、ライ麦などから生成されるタンパク質の一種（取材・作成）みずほ銀行直投支援部金久実央 mizuho global news ｜ 2016 MAR&APR vol.84 1 3