分担金及び工事負担金取扱要綱

分担金及び工事負担金取扱要綱
(趣旨)
第1条
この要綱は、岡崎市水道事業給水条例(昭和34年岡崎市条例第29号。以下
「条例」という。)第5条に規定する分担金及び第9条に規定する工事負担金の
取扱いについて必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条
この要綱において、「給水管の口径」とは、水道メーターの上流側の口径を
いう。
(工事取消しの場合の措置)
第3条
給水装置の新設又は改造工事の申込者が分担金を納付した後に、工事の申込
みの取消しをしたときは、既納の分担金は還付するものとする。ただし、当該給水
装置工事を施工するために必要とする配水管の布設又は布設替えの工事(以下「附
帯工事」という。)に着手した後に取消しをした場合においては、還付しないもの
とする。
2
前項の規定は、工事負担金にも準用する。
(移転の場合の措置)
第4条
給水装置を移転する場合に、給水管が同口径以下のものを使用して布設替え
するものは移転復旧するものとみなし、給水管の増径をして布設替えするものは改
造とみなす。
2
給水装置を移転するために附帯工事を要する場合は、第9条又は第10条の規定に
より算定した工事負担金を申込者が負担するものとする。ただし、同一敷地内にお
ける給水装置の移転については、第9条又は第10条の規定にかかわらず附帯工事に
要する費用の全額を申請者の負担とする。
(種類変更の場合の取扱い)
第5条
共用給水装置を専用給水装置に変更する場合の分担金は、次の各号に定める
ところによる。
(1)
共用給水装置のうち一部を専用給水装置に変更する場合
当該専用給水装置は新設とみなす。
(2)
共用給水装置の全部を専用給水装置に変更する場合
1栓については専用給水装置の改造とみなし、残りの専用給水装置について
は新設とみなす。ただし、昭和47年3月31日以前に設置された共用給水装置を
専用給水装置に変更する場合は、共用給水装置の口径に応じ、次の表に掲げる
専用給水装置数を変更後の専用給水装置数から差引き、残りの専用給水装置を
新設とみなす。
共用給水装置の口径
専用給水装置の口径
φ13 φ20 φ25 φ40 φ50 φ75
φ13
1
φ20
2
5
14
25
67
1
2
5
9
24
1
3
5
14
1
2
5
φ25
φ40
(受水槽式を変更した場合の取扱い)
第6条
受水槽を有する給水装置(以下「受水槽式給水装置」という。)を受水槽を
有しない給水装置(以下「直結式給水装置」という。)に変更する場合は、次の各
号に定めるところによる。
(1)
受水槽式給水装置の一部を直結式給水装置に変更する場合
当該直結式給水装置は新設とみなす。
(2)
受水槽式給水装置の全部を直結式給水装置に変更する場合
前条第2号の規定を準用する。この場合において「共用給水装置」とあるの
は「受水槽式給水装置」と、「専用給水装置」とあるのは「直結式給水装置」
とそれぞれ読み替えるものとする。
(給水装置の統合の場合の取扱い)
第7条
既設の給水装置を統合した場合において給水管の口径を増径したときは、
これを改造とみなす。
(再使用の場合の取扱い)
第8条
所有者が不明である場合の給水装置の再利用にあたっては、これを新設と
みなす。
(開発行為等に係る工事負担金)
第9条
開発行為等により必要とする附帯工事の費用は、次の各号に掲げる区域の区
分に応じ、各号に定めるところによる。
(1)
開発行為区域内又は土地区画整理事業区域内における附帯工事に要する費用
は、全額を申請者の負担とする。工事負担金の額は、上下水道局の受託工事の
場合は工事費に相当する額及び事務費に消費税及び地方消費税相当額(以下
「消費税等」という。)を加算して得た額とし、承認工事の場合は、設計審査、
監督に要する費用とする。
(2)
開発行為区域外で、開発行為の目的が「その他のもの」又は土地区画整理事
業区域外における附帯工事に要する費用は、全額を申請者の負担とする。工事
負担金の額は、上下水道局の受託工事の場合は工事費に相当する額及び事務費
に消費税等を加算して得た額とし、承認工事の場合は、設計審査、監督に要す
る費用とする。
(3)
開発行為区域外で、開発行為の目的が「自己の居住の用に供するもの又は自
己の業務の用に供するもの」における附帯工事に要する費用は、第10条第1項
又は第2項の規定を準用する。
(一般新設に係る工事負担金)
第10条
給水管の口径が25ミリメートル以下の場合の附帯工事に要する工事負担金
の額は、配水管の延長が次の表第1又は表第2に掲げる長さを超える場合は、その
超えた部分の配水管布設工事費の80パーセントの額とする。
表第1
既設配水管から分岐して延長する場合
給水装置数
配水管の長さ
舗装道路
砂利道路
15m
30m
1
2以上
15mに、給水装置数1につき 30mに、給水装置数1につき
10mを加える
25mを加える
図解第1
延長する配水管
既設配水管
表第1に規定する配水管の延長
M
申請者が工事費を負担
給水装置
表第2
既設配水管を延長する場合
給水装置数
1
2以上
配水管の長さ
舗装道路
砂利道路
10m
25m
10mに、給水装置数1につき 25mに、給水装置数1につき
10mを加える
25mを加える
図解第2
延長する配水管
既設配水管
表第2に規定する配水管の延長
申請者が工事費を負担
M
給水装置
2
給水管の口径が40ミリメートル以上の場合の附帯工事に要する工事負担金の額
は、当該給水装置が必要とする最小口径(給水管の口径の2サイズアップ又は断
面積比が2倍以上)の配水管の布設又は布設替えの工事費に相当する額及び事務
費に消費税等を加算して得た額から、分担金に相当する額を減じた額とする。
3
第1項及び第2項の附帯工事に要する費用に、当該給水装置の配水管からの分岐
に要する費用は含まないものとする。
4
管理者が認めたときは、工事負担金の額を減額することができる。
(公的機関の依頼に係る工事負担金)
第11条
前条に規定する工事負担金の取扱いに該当しない工事の工事負担金は、次の
各号に定めるところによる。
(1)
他事業等の工事又はその他の行為の起因による水道施設の新設及び改造工事
については、当該行為を行う者に工事負担金の概算額を前納させ、工事完了後
に精算するものとする。
(2)
前号の規定にかかわらず、依頼者が公的機関の場合は工事負担金を工事完了
後に精算するものとする。
(3)
工事負担金の概算額は、依頼者から見積り依頼書が提出されたとき算出して
当該依頼者に回答するものとし、水道施設工事施工依頼書が提出されたとき工
事を施工するものとする。
(4)
工事負担金の額は、工事価格及び事務費に消費税等を加算して得た額とする。
ただし、既存水道施設の財産価値の減耗分は控除しないものとする。
(5)
前号の規定にかかわらず、支障移転に係る工事負担金の額は、工事価格に消
費税等及び事務費を加算して得た額とする。ただし、既存水道施設の財産価値
の減耗分は控除しないものとする。
(6)
前号の消費税等の額は、岡崎市水道事業の直近年度の消費税確定申告に基づ
き定めるものとする。
(7)
工事の範囲は、支障箇所を改築するのに直接必要な部分とし、同口径で復旧
するものとする。ただし、既設管の口径が50ミリメートル以下で硬質塩化ビニ
ル管の場合はポリエチレン管で、75ミリメートル以上で硬質塩化ビニル管又は
石綿管の場合は鋳鉄管で布設替えするものとする。
(8)
工事の内容が増径又は支障箇所以外の区域の布設替えを含む場合は、直接必
要な範囲の比較設計書を作成し工事負担金を算出するものとする。
(9)
道路管理者の行う道路に関する工事に起因する工事は、水道事業者の負担と
する。
(事務費)
第12条
事務費は別表に定めるとおりとし、工事価格に事務費の率を乗じて得た額又
は工事価格に対応する額とし、千円未満の端数があるときは切り捨てるものとする。
(簡易水道事業の取り扱い)
第13条
簡易水道事業の分担金及び工事負担金の取扱いについては、第2条から第12
条までの規定を準用する。この場合において、第10条第4項中「管理者」とあるの
は「市長」と、第11条第6号中「岡崎市水道事業」とあるのは「岡崎市簡易水道事
業」と読み替えるものとする。
(雑則)
第14条
この要綱に定めるもののほか、分担金及び工事負担金について必要な事項は
上下水道局長が別に定める。
附
則
この要綱は、昭和47年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、昭和53年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、昭和59年4月5日から施行する。
附
則
この要綱は、平成4年10月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成10年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成13年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成16年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成18年1月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成24年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成25年4月1日から施行する。
附
則
この要綱は、平成26年4月1日から施行する。
附
則
(施行期日)
1
この要綱は、平成28年4月1日から施行する。
(経過措置)
2
この要綱による改正後の分担金及び工事負担金取扱要綱の規定は、施行日以後
に申請された分担金及び工事負担金について適用し、施行日前に申請された分担金
及び工事負担金については、なお従前の例による。
別表(事務費表)
工
事
価
格
事
務
費
10,000,000円以下
工事価格×13.00%
10,000,000円を越え
10,833,334円以下
1,300千円
10,833,334円を越え
30,000,000円以下
工事価格×12.00%
30,000,000円を越え
32,727,273円以下
3,600千円
32,727,273円を越え
80,000,000円以下
工事価格×11.00%
80,000,000円を越え
88,000,000円以下
8,800千円
88,000,000円を越え
100,000,000円以下
工事価格×10.00%
100,000,000円を越え
111,111,112円以下
10,000千円
111,111,112円を越え
400,000,000円以下
工事価格× 9.00%
400,000,000円を越え
450,000,000円以下
36,000千円
450,000,000円を越え
1,000,000,000円以下
工事価格× 8.00%
1,000,000,000円を越え
1,142,857,143円以下
80,000千円
1,142,857,143円を越え
2,000,000,000円以下
工事価格× 7.00%
2,000,000,000円を越え
2,333,333,334円以下
140,000千円
2,333,333,334円を越えるもの
※千円未満切捨て
工事価格× 6.00%