平成28年度高知県地域観光商品造成等委託業務(中央地域)仕様書 1 委託業務名 平成28年度高知県地域観光商品造成等委託業務(中央地域) 2 事業の目的 地域が主体となった全国から選ばれる観光地づくりを進めるため、 「土佐の観光創生塾」 (以下「塾」 という。 )の運営を通じた、旅行に関する最新トレンドや旅行者のニーズを踏まえた旅行商品の造成力の 強化を図るとともに、塾の受講者を中心とした観光事業者等による連携強化や事業規模の拡大による地 域観光クラスターの形成につなげること。また、地域内の着地型旅行商品の提供者と市場(旅行会社、 旅行者)をつなぐ、ワンストップ窓口としての機能(旅行商品の受注・手配・精算・管理業務等)を担 う事業体を育成することを目的とする。 3 業務内容 1)委託期間 契約締結日から平成29年3月末まで 2)業務の詳細 本業務においては、地域コーディネーターを派遣して、以下に掲げる業務に取り組むこととし、それ ぞれの業務に際して、広域観光組織や観光事業者等に対するきめ細やかな指導・助言を行うこと。 ①派遣日数:月10日以上 ②具体的な業務は、以下のとおり ア)塾の開催 ア 概要 ○ 産業振興計画を効果的に実行するため、観光事業者等が商品開発やマーケティング等について 学ぶとともに、事業者自らが地域の観光資源を磨き上げ旅行商品化に向けた課題解決等に取り組 み、そのノウハウを習得することで、事業者による旅行商品造成を推進するとともに、塾の受講 者を中心とした観光事業者等による連携強化や事業規模の拡大による地域観光クラスターの形成 につなげる。 イ ○対象地域 中央地域(香南市、香美市、南国市、高知市、土佐市、大豊町、本山町、土佐町、いの町、 佐川町、越知町、仁淀川町、大川村、日高村) ウ 対象者及び受講者数 ○ 公募に応募した者の中から県が指定する者。受講者は20名程度とする。 ※公募は、県が実施する。 エ 開催回数等 ○ 委託期間内に6回開催し、1回につき講師を招聘して実施する座学とワークショップを1コマ ずつ設定すること。なお、基礎編を計3回、特化したテーマ設定による専門編を計3回開催し、 講師の選定や詳細なカリキュラム等は、受託業者決定後、県と受託者とで協議するものとする。 また、当日の塾の運営を行うこと。 オ 受講者への開催通知や講座会場の手配などの事前準備のほか、講師の手配や当日の移動等、塾の ○ 開催に要する経費は、本委託業務に含むものとする。なお、講座会場は、県や市町村の会議室等 を利用することも可能とする。 ㋕塾のイメージは別添「土佐の観光創生塾のイメージ」のとおり 1 イ)旅行商品の磨き上げ支援 塾の受講者が塾において、課題解決の実践等を通じて造成した旅行商品を基に、その旅行商品が 旅行に関する最新トレンドや旅行者のニーズを踏まえたより誘客力の高いものとなるよう、磨き上 げのために現地等での支援を行うこと。 ウ)旅行商品の販売・支援 上記イ)で造成及び磨きあげた旅行商品のうち、5件以上が販売につながるよう以下の取組を行 うこと。 ア JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行、クラブツーリズムなど大手旅行会社の発行する主たる ○ パンレットや大手の旅行WEBサイトなどのうち、いずれかを活用し、旅行商品の情報を掲載さ せること。なお、掲載させる旅行商品は、同一のものでないことが望ましい。 イ 必要に応じて、ノベルティの提供を行うなど、本県向け旅行商品の消費者への販売を支援するこ ○ と。 ウ 自社で販売を行う場合は、旅行商品の流通に対応するため、受注・手配・精算・管理等を行う、 ○ プラットフォーム機能を有すること。ただし、この機能については、第3者に委託することがで きる。 エ)地域観光クラスターの形成支援 ア 地域観光クラスターの必要性についての理解を促すこと。 ○ イ 塾において、受講者による地域観光クラスタープランの企画・作成への支援を行うこと。 ○ ウ 塾の受講者を中心とした観光事業者等による連携強化や事業規模の拡大につながるよう、地域観 ○ 光クラスター化に向けた現地支援を行うこと。 オ)観光プラットフォームづくりに向けた勉強会の開催 ア 目的 ○ 本業務では、着地型旅行商品の販売や送客による効果等を踏まえながら、市町村の観光担当者 等の観光プラットフォーム機能の必要性に対する理解を深め、観光プラットフォーム組織の設置 に向け、合意形成を進める。 ※観光プラットフォーム機能 着地型旅行商品の販売を行うため、地域内の着地型旅行商品の提供者と市場(旅行会社、 旅行者)をつなぐ、ワンストップ窓口としての、商品の受注・手配・精算・管理業務等を行 う機能。 イ 対象地域 ○ 県下全域 ウ ○対象者 各市町村、各市町村観光協会、各広域観光組織等 エ 開催回数 ○ 委託期間内に3回程度開催すること。 オ ○開催方法等 ・観光プラットフォームの仕組みや役割、必要性等について関係者が理解し、行動に移り得るよ うなカリキュラムを作成すること。 ・当日の勉強会の運営を行うこと。 ・開催案内や勉強会会場の手配などの事前準備のほか、講師の手配、当日の移動等に要する経費 は、本委託業務に含むものとする。なお、講座会場は、県や市町村の会議室等を利用すること も可能とする。 2 4 成果の提出 1)提出する成果品 ① 地域コーディネーターの活動実績を記載した業務日誌及び主な事業の記録(進捗状況の確認等)を 作成し、四半期毎に業務報告書として提出すること。また、必要に応じて進捗状況の報告を行うこと。 ② 塾の開催結果報告書及び受講者個別指導の概要を提出すること。 ③ 3の2)の②のイ) 、ウ)について、完成品又は写真等実施状況が確認できるものを提出すること。 ④ 3の2)の②のオ)についての開催結果報告書を提出すること。 ⑤ 事業終了後、上記①から④をまとめた報告書(製本)2部及び電子データを提出すること。 ⑥ その他参考資料を提出すること。 2)提出先 高知県観光振興部地域観光課 5 その他の留意事項 1)本業務の実施にあたっては、実施内容を事前に協議するなど、委託者との緊密な連携のもと、迅速か つ効果的・効率的な遂行を心がけること。 2)この仕様書に定める事項について疑義が生じた場合、または、この仕様書に定めない事項については、 必要に応じて委託者と受託者が協議のうえ定めるものとする。 3)本業務を円滑に遂行するため、委託者は受託者に対して業務の進捗状況について報告を求めることが できる。 3
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