仕様書 1.目的 本業務は、環境基本法第16条の規定に基づき環境基準が類型指定された河 川及び湖沼について、水質汚濁防止法第15条の規定に基づき、人の健康の保 護及び生活環境の保全に資するための水質監視調査業務を行うものとする。 2.業務の実施期間 契約締結日から平成29年3月31日までとする。 3.業務内容 河川、湖沼の採水、分析及び測定結果の報告。 4.測定内容 (1)測定地点 測定地点は2河川(木屋川、粟野川)計8地点、1湖沼(豊田湖)1地点の 合計9地点とし、詳細は別紙1「調査地点図」に示す。 (2)測定項目 測定地点別の測定項目の内訳は別紙2「測定地点別測定項目内訳」のとおり とする。 (3)測定方法 ・測定方法は原則として別紙3「測定方法」のとおりとし、基準値または指針 値が定められた項目については、その基準値または指針値の10分の1以下を 定量下限値とする測定方法を用いること。 ・測定は搬入後、直ちに行うこととする。やむを得ず、直ちに測定ができずに 保存する場合には、JIS K 0094の7(試料の保存処理)に従って保存 し、可能な限り早く測定を行うこと。 (4)測定回数 測定回数は別紙4「月別測定項目内訳」のとおりとし、別紙4「月別測定項 目内訳」で定める採水月に受託者が採水日を定め、採水を行う。 5.採水方法 (1)河川および湖沼に共通 ・原則として、水質調査方法(昭和46年9月30日環水管30号)に従って、 採水を行う。 ・試料採取容器等は、受託者が準備する。 ・試料の固定が必要な項目は、採取後直ちに固定処理を行い、冷蔵の必要な項 目は、採取後直ちに冷蔵保存すること。 ・同一の水系に属する調査地点は、原則として河川及び湖沼の採水を同一日に 行う。 (2)湖沼 ・pH、DO、COD、SS、大腸菌群数については、1日1回3層を採水す るものとし、表層は水面下0.5m、中層は水深の2分の1深度、下層は水深 の10分の9深度で採水し、それ以外の項目については、1日1回表層を採水 する。 ・採水に使用する船舶等は受託者が手配するものとする。 6.測定結果の報告 (1)毎月の水質測定結果の報告 各月の水質測定結果の報告は、別紙5「水質測定結果報告書」により、調査 月の翌月末(3月にあっては3月31日)までに報告する。 (2)最終報告書の提出 委託業務完了後は、地点別月別の年間の測定結果を報告書及び CD−R 等の 電子媒体により平成29年3月31日までに提出する。 7.その他 ・別紙6「特記仕様書(環境編簡易)」および別紙7「下関市暴力団排除条例 による措置に係る特記事項」を遵守すること。 ・業務は、原則としてこの仕様書により実施するものとするが、この仕様書に より難い場合は、関係機関が協議のうえ、実施するものとする。
© Copyright 2024 ExpyDoc