第28回社会福祉士国家試験の合格基準及び正答について 1 合格基準 次の2つの条件を満たした者を合格者とする。 (1) ア 総得点150点に対し、得点88点以上の者(総得点の60%程度を基準と し、問題の難易度で補正した。配点は1問1点である。) 。 イ 試験科目の一部免除を受けた受験者 (社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第5条の2) 総得点67点に対し、得点38点以上の者(総得点の60%程度を基準と し、問題の難易度で補正した。配点は1問1点である。) 。 (2) (1)のア又はイを満たした者のうち、(1)のアに該当する者にあっては ①から⑱の18科目群、イに該当する者にあっては⑫から⑱の7科目群すべてに おいて得点があった者。 ①人体の構造と機能及び疾病 ②心理学理論と心理的支援 ③社会理論と社会システム ④現代社会と福祉 ⑤地域福祉の理論と方法 ⑥福祉行財政と福祉計画 ⑦社会保障 ⑧障害者に対する支援と障害者自立支援制度 ⑨低所得者に対する支援と生活保護制度 ⑩保健医療サービス ⑪権利擁護と成年後見制度 ⑫社会調査の基礎 ⑬相談援助の基盤と 専門職 ⑭相談援助の理論と方法 ⑮福祉サービスの組織と経営 ⑯高齢者に対する支援 と介護保険制度 ⑰児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 ⑱就労支援サービス、 更生保護制度 2 正答 【社会福祉士・精神保健福祉士共通科目】 人体の構造と機能及び疾病 問題番号 1 2 3 正 答 5 4 5 4 3 5 1 6 2 7 1 心理学理論と心理的支援 問題番号 8 9 正 答 2 5 10 1 11 2 12 1 13 4 14 3 社会理論と社会システム 問題番号 15 16 正 答 3 1 17 2 18 4 19 2 20 4 21 5 現代社会と福祉 問題番号 22 正 答 1 23 4 24 3 25 3 26 4 27 5 28 4 29 1 30 2 31 2 地域福祉の理論と方法 問題番号 32 33 正 答 5 2 34 1 35 1 36 3 37 2,4 38 3 39 1 40 4,5 41 5 福祉行財政と福祉計画 問題番号 42 43 正 答 5 2 44 4 45 2 46 1 47 3 48 4 社会保障 54 5 55 2 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問題番号 56 57 58 59 60 正 答 3 4 1 5 3,5 61 2 62 1 低所得者に対する支援と生活保護制度 問題番号 63 64 65 66 正 答 4 2 1 3 67 なし 68 4 69 5 問題番号 正 答 49 1 保健医療サービス 問題番号 70 正 答 4 50 2 51 5 52 3 53 4 71 5 72 1 73 2 74 1 75 2,3 76 4,5 権利擁護と成年後見制度 問題番号 77 78 正 答 4 5 79 2 80 3,5 81 1 82 4 83 3,5 85 2 86 1 87 3 88 1 89 4 90 1,5 相談援助の基盤と専門職 問題番号 91 92 正 答 2,3 3 93 1 94 4,5 95 5 96 1 97 1,3 相談援助の理論と方法 問題番号 98 99 正 答 2 2 100 5 101 3 102 2,4 103 5 104 1,4 105 2,5 106 2 107 4 111 5 112 1 113 4 114 2,3 115 4 116 1 117 3 118 3,5 福祉サービスの組織と経営 問題番号 119 120 121 正 答 4 5 1 122 2 123 3 124 2 125 4 高齢者に対する支援と介護保険制度 問題番号 126 127 128 129 正 答 5 2 4 1,4 130 3 131 3 132 1,3 133 1,5 134 3,5 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 問題番号 136 137 138 139 140 141 正 答 3 4 5 1 2 なし 142 3 【専門科目】 社会調査の基礎 問題番号 84 正 答 4 問題番号 正 答 109 4 就労支援サービス 問題番号 143 正 答 1 110 3 144 3 145 2 146 5 148 3 149 4 150 2 更生保護制度 問題番号 正 答 147 5 135 4 108 1 第28回社会福祉士国家試験における正答の取扱いについて 午前 問題67 問題 67 事例を読んで,生活保護を受けているHさんの現在の社会保険の適用につ いて,正しいものを 1 つ選びなさい。 〔事 例〕 Hさん(58 歳,男性)は週当たり 40 時間労働のU社の正社員であったが,持病が 悪化し,U社の業績不振もあり,週当たり 12 時間労働のパート社員となった。H さんは賃金が大幅に下がり,蓄えも底をつき現在は生活保護を受けている。なお, Hさんを扶養する者はいない。 1 2 3 4 5 国民年金の第二号被保険者である。 市町村が行う国民健康保険の被保険者である。 介護保険の第二号被保険者とはならない。 雇用保険の被保険者である。 労働者災害補償保険の対象とはならない。 採点上の取扱い 全員に得点する。 理由 選択肢 1 については、第一号被保険者となるため、誤りである。 選択肢 2 については、生活保護法による保護を受けている世帯に属する者は、市町 村が行う国民健康保険の被保険者とならないため、誤りである。 選択肢 3 については、退職時に本人の申出によって、健康保険法の任意継続被保険 者となることや、その可能性を打ち消す記述が本事例文にないため、正しいとするこ とはできない。 選択肢 4 については、一週間の所定労働時間が 20 時間未満である者は、雇用保険 法の適用を受けないため、誤りである。 選択肢 5 については、労働者災害補償保険は労働者に適用され、労働者は労働時間 や生活保護法の適用関係とは無関係に決せられるため、誤りである。 したがって、正答となる選択肢がない。 午後 問題141 問題 141 事例を読んで,本件の通告先として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。 〔事 例〕 中学 3 年生の男子(15 歳)が,商店で食料品(1,200 円相当)を盗み,被害届が出 されて警察に補導された。特に食べるものに困っていたわけではないが,軽い気持ち で万引きしてしまったと供述している。 1 市町村 2 児童相談所 3 検察官 4 家庭裁判所 5 都道府県公安委員会 採点上の取扱い 全員に得点する。 理由 万引き(窃盗)をした当該少年の取扱いについては、警察は、検察官に「送致」す ることになる。 したがって、 「通告先」を問う本問題は成立しない。
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