ロジスティクス BASIC級

「中央職業能力開発協会編」
禁転載複製
平成27年度 後期 ビジネス・キャリア検定試験
ロジスティクス分野
BASIC級
試
験
ロジスティクス
問
題
(7ページ)
1.試験時間
60分
2.注意事項
(1) 試験問題は、係員の指示があるまで開かないでください。
(2) 試験問題は、70題あります。
(3) 試験問題の配点は、次のとおりです。
問題1~問題70
各1点
合計70点
(4) マークシート(解答用紙)には、①試験区分名、②氏名、③座席番号、④受験番号、
⑤生年月日を正確に記入してください。
なお、受験番号の最後の桁は、アルファベットですので、数字と間違えないよう
に注意してください。
(5) マークシートにマークする際には、HB又はBの黒鉛筆又はシャープペンシルのい
ずれかで、はっきりとマークしてください。それ以外は使用しないでください。
なお、訂正する場合は、採点の際にマークシートの誤読の原因となることがあり
ますので、きれいに消してください。
(6) マークシートには、所定の事項以外は絶対に書き込まないでください。
なお、計算等が必要な場合は、問題用紙の余白又は裏面を使用してください。
(7) 解答の方法(真偽法)は次のとおりです。
ア.1つ1つの問題の内容が正しいか、誤っているかを判断して解答してください。
イ.マークシートには正 ・誤をマークする欄があ ります。問題番号及び問 題文に
従って正しいと思う場合には正の欄に、誤っていると思う場合には誤の欄にマー
クしてください。
(8) 試験問題の内容に関する質問には、一切お答えできません。
(9) 試験中にトイレへ行きたくなった場合は、黙って手を挙げて係員の指示に従ってく
ださい。
(10) 試験終了時刻前に解答が済み、退出する場合は、黙って手を挙げて係員の指示に
従ってください。ただし、試験開始後30分間及び終了前10分間は、退出できません。
なお、退出する場合は、周りの受験者に配慮して、静かに退出してください。
(11) 試験終了の合図があったら速やかに筆記用具を置き、係員の指示に従ってください。
(12) 試験終了後、マークシートを必ず提出してください。ただし、試験問題は、持ち帰
ることができます。
なお、マークシートが提出されていない場合は、失格となります。
(13) 試験問題の転載、複製などを固く禁じます。
H27後-063C01-表紙
問題1
貨物自動車運送事業には、自ら自動車を保有して貨物を運ぶ実運送事業者と、
自らは輸送手段を持たずに実運送事業者を利用して貨物運送を行う貨物利用運送
事業者がある。
問題2
軽 自 動 車 ( 660cc以 下 ) や 2 輪 自 動 車 ( 125cc超 ) を 使 用 し て 貨 物 運 送 を 行 う 事
業を貨物軽自動車運送業という。
問題3
鉄道貨物輸送は少なくとも数トン以上で 、かつ500km以上の長距離の輸送に適し
ている。
問題4
トラックなどの輸送手段を持たないノンアセット型 3PL(サードパーティ・
ロジスティクス)業者は、第2種貨物利用運送事業に該当する。
問題5
トラック輸送の長所の1つとして、ドア・ツー・ドアの一貫輸送サービスが可
能な点が挙げられる 。
問題6
航空輸送の長所の1つとして、損傷・紛失等の事故が少ないこと が挙げられる。
問題7
実働率は、延実働車両数 を実在車両数×月間営業日数で割った数値である。
問題8
特急コンテナ電車(スーパーレールカーゴ)やスーパーグリーン・シャトル列
車は、どちらも東京-大阪間を12ftコンテナ輸送 専用としてノンストップで運行す
る。
問題9
準工業地域では 、営業倉庫は建築できない。
問題10
上屋とは、輸送途中で物資の一時保管 又は仮置きするための施設である。
問 題 11
3PL(サードパーティ・ロジスティクス)とは、荷主企業が物流システムに
ついて、システム企画・開発から運用とその後の改善までを包括的に委託するこ
とである。
問 題 12
日本におけるロジスティクスコストをマクロで捉えると、輸送コスト比率より
在庫コスト比率が高い。
H27後-063C01-1
問 題 13
アパレル製品で店舗に届いたものを店出しするために行うアイロン 掛けは、流
通加工である。
問 題 14
ミルクランとは、1つの車両が定時運行ルートで複数の発荷主を巡回して引き
取り輸送(集荷)を行うことである。
問 題 15
ロジスティクス部門と生産部門との接点の1つとして、需要予測とそれに即し
た生産計画の立案が挙げられる。
問題16
かんばん方式は、完成品メーカーと販売先との間の プロセス 連携である。
問題17
物流サービスは、物流事業者にとって 商品である。
問 題 18
物流サービスレベルとは、明確な基準で取り決めた物流サービス内容のことで
ある。
問題19
流通業における納品率は、[納品アイテム数 ÷ 受注アイテム数]で計算する場合
がある。
問 題 20
労働災害を測る指標の1つである度数率は、労働時間に対する労働損失日数で
計算する。
問 題 21
トラックドライバーの身だしなみが悪いと顧客の印象は悪くなるが、物流品質
とは無関係である。
問題22
物流ネットワークとは、 ノードとリンクをつないだものである。
問題23 TC(トランスファー・センター)は、生産ロットと販売ロットの差分や、調達リー
ドタイムと注文から納品までのリードタイム の差分となる緩衝在庫を持つ。
問題24
トラックターミナルの大部分は 、民間企業の施設である。
H27後-063C01-2
問 題 25
物流センターの出荷時に、運送事業者は納品書・受領書と現物を確認し、配送
車に積み込む。
問 題 26
フリーロケーション方式では、空いている棚に入荷品を保管し、その棚のロ
ケーションナンバーを入力して棚付けを行う。
問題27
問題28
問題29
在庫不一致 の発生原因の1つに、入荷検品ミスがある。
卸売業における一括物流とは、小売のDC(ディストリビューション・セン
ター)業務を卸売業が受託するものである。
下図の(ア)に該当する 語句は「幹線輸送」である。
(ア)
問題30
問 題 31
下図の荷扱い指示マークは、逆積み、横積み禁止を示している。
「複数の物品又は包装貨物を、機械及び器具による取扱いに適するように、パ
レット、コンテナなどを使って1つの単位にまとめた貨物」を、ユニットロード
という。
H27後-063C01-3
問 題 32
問題33
段ボール箱包装が施されている製品をパレットに複数個載せてユニットを作る
場合、荷崩れ防止対策としてフレキシブルコンテナが使われることが多い。
下図は、ボックスパレットである。
問 題 34
航空コンテナは、メインデッキ(MD)用コンテナと下層デッキ(LD)用コ
ンテナではサイズが異なる。
問 題 35
倉庫における荷姿転換の一例に、パレットで入庫したものをケース単位で出荷
することがある。
問 題 36
倉庫内での貨物の保管は、貨物の荷姿や質量に関係なく、出荷頻度を基準に保
管場所を決定する方が保管効率や荷役作業双方の 観点で効率的である。
問 題 37
営業倉庫料金は、料金の種別、額及び適用方法等を、 一般社団法人日本倉庫協
会に届け出なければならない。
問 題 38
倉庫に貨物を出入庫する際の荷役、荷役機械などの諸費用に対する対価が、保
管料である。
H27後-063C01-4
問題39
問 題 40
問題41
問 題 42
下図は、ネスティングラックである。
貨物の保管やピッキングに使用される中軽量ラック (棚)は、ラックの自重の
大小によって中量ラックと軽量ラック に区分される。
物流過程における荷役は、マテリアルハンドリングに包含され る。
オーダー別ピッキングは集約ピッキングと比較して、 作業者の責任が不明確で
ある。
問題43
集約ピッキングとは、一定の時間帯に受け取った複数件数の出荷依頼を製品ア
イテム別に集約してピッキングをした後に、出荷先別などに再仕分けを行う方法
である。
問題44
同じサイズ のパレタイズド貨物の場合、リーチフォークリフトは、カウンター
バランスフォークリフトより広い直角積付け通路幅が必要である。
問題45
仕分け装置 (ソーター)は、「バラ物」を所定の位置に仕分けるコンベヤのこと
である。
問題46
多階層の倉庫や物流センターの階間の代表的な搬送機器には、荷物用エレベー
ターと垂直搬送機がある。
問 題 47
デジタルピッキングシステム(DPS)には、棚表示式デジタルピッキング方
式とデジタルカートピッキング方式がある。
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問 題 48
輸送とは、生産者あるいは供給者と需要者間の時間の隔たりを克服するための
活動である。
問 題 49
貨物自動車を手配するときの一般的な車種区分は、車両総重量によることが多
い。
問題50 自動 車な ど が その まま 乗り 降り でき るカ ーフ ェリ ーは 、 貨 物 輸 送に おい ては
RORO船と呼ばれる。
問 題 51
トラックの運行3費とは、燃料・油脂費、タイヤ・チューブ費、修繕費である。
問題52
特別積合せ運賃は、一般 的に量逓減になっている。
問題53
鉄道コンテナ運賃の10tコンテナの レール運賃は、トン単価に 10tを掛けて計算
する。
問 題 54
最適な輸配送ネットワークは、同業種であっても企業によって異なる場合が多
い。
問題55
輸送機関別国内貨物輸送トン数 は2012(平成24)年度実績で、トラックが 90%を
超えている。
問 題 56
自 動 車 運 転 者 の 基 準 で あ る 改 善 基 準 告 示 ( 通 称 29告 示 ) で は 、 自 動 車 運 転 者 の
1日の拘束時間は原則16時間以内となっている。
問 題 57
鉄道事業のうち、第2種鉄道事業とは、自らが所有する鉄道線路によって旅客
や貨物の運送を行う事業のことである。
問題58
下図のバーコードは、GS1-128 である。
H27後-063C01-6
問 題 59
EDI(電子データ交換)では、受発注や入出荷などにかかわるデータを、あ
らかじめ定められた形式に従って電子化し、インターネットや専用の通信回線網
などを通じて送受信する。
問 題 60
発注量は、過去の販売量、現在の在庫量、 発注処理システムが計算・推奨する
発注量などを参照して決定する。
問 題 61
WMS(倉庫管理システム)には、物流機能のうち、一般的に包装、荷役、保
管、流通加工 、輸送の5つの機能が含まれる。
問 題 62
棚卸処理では、棚卸表や携帯端末機を用いて在庫の実数を調べ、データ登録を
して、コンピュータに記録されている在庫量を修正する。
問 題 63
デジタルピッキングは、ピッキング時に人の介在が不要で、ピッキング機器が
自動で商品をピッキングする。
問題64
配車・配送計画は、積載率、走行時間、走行距離、車両台数などを効率化する ため
に立案する。
問題65
貨物車への積載量を決める場合、貨物の質量は、 実質量又は容積換算質量のうち
小さい方を用いる。
問 題 66
問題67
問 題 68
問題69
問 題 70
宅配便の貨物追跡システムでは、届け先の郵便番号がバーコード化されており、
それを通過ポイントでスキャンすることにより貨物の位置を 追跡する。
出荷頻度分析とは、品目ごとの1日あたりの出荷量を調べるものである。
ロジスティクスでの代表的なABC分析では、在庫品目を出庫量の多い順番に
並べ、品目ごとの出 庫量を棒グラフで表し、累積構成比率を折れ線グラフで示す。
在庫回転率は、[在庫回転率=在庫保有量÷年間の総出荷量]で求める。
在庫保有日数とは、入荷量に対して何日分の在庫を保有しているかを示す指標
である。
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