デジタルインテリジェンスがティービジョンインサイツ社と資本業務提携

2016 年 3月 17 日
株式会社デジタルインテリジェンス
デジタルインテリジェンスがティービジョンインサイツ社と資本業務提携
テレビ CM の視聴質測定による TV 出稿プランニング・CM クリエイティブ最適化
コンサルティングサービスを強化
株式会社デジタルインテリジェンス(本社:東京都渋谷区
代表取締役:横山隆治
以下 DI.)は
TV の視聴質測定サービスのティービジョンインサイツ(TVision Insights Inc. 本社:米国マサチ
ューセッツ州
代表者:Yan Liu 以下:TVI)と資本業務提携し、TVCM の視聴質測定データに
よる TV 出稿及び TVCM クリエイティブの最適化コンサルサービスを本格的に開始する。TVI 社
による TV 視聴質測定は、赤外線センサーやデプスセンサーを利用して視聴者を個人ごとに認識。
ビューアビリティ・インデックス(テレビが点いていてテレビの視聴可能範囲に視聴者がいる度合
い:以下
VI 値)とアテンション・インデックス(視聴者がテレビの前にいて、テレビ画面を注視
している度合い:以下
AI 値)などを毎秒データとして測定するもの。TVCM の AI 値によって
CM のクリエイティブパワーを数値化するほか、特定の CM の毎秒ごと(コマごと)の画面注視の
度合いをデータ化することで、より注視される CM に改善することが可能となる。
TVI 社は昨年 6 月から都内 110 世帯で実証実験を行ってきたが、この 4 月からは測定パネル数を
600 世帯約 1600 人に拡大し、本格的に視聴質測定データの供給サービスを開始する。実証実験
開始から同測定データの分析と「改善のための打ち手」をコンサルしてきた DI では、これに伴い
共同でデータ販売とデータ分析およびコンサルティングサービスを本格化させる。
【視聴質測定の背景】
テレビの世帯視聴率はテレビ広告の「取引通貨」として十分に機能しているが、実際の到達や効果
の指標としてのマーケティングデータにはなりにくいのが実態と言える。テレビが点いている状態
を「視聴」ととらえる「視聴率」だけでなく、「視聴質」を測定できないかというのは長年テレビ
広告に多額の投資をしている広告主の考え方だったと思われる。今回、TVI 社の技術で可能となっ
た測定データは、まさにこの「視聴質」であり、VI 値(ビューアビリティ・インデックス)、AI
値(アテンション・インデックス)のほか「コ・ビューイング」(誰と誰で観ているか)や、画面
注視者の表情分析(スマイル・ネガティブ・サプライズ・ニュートラルの4つの表情判定)を行っ
ている。例えば、
「お母さんと子供が一緒に観ていて子供が笑っている」ということが測定できる。
このコ・ビューイング状況測定でも、単身世帯以外ではコ・ビューイング度が高い方が、AI 値(コ
ンテンツへの注視度)が高くなるなどの現象が測定されており、番組や時間帯設定に有効なデータ
となり得る。
【TVCM のアテンション(画面注視)の意味 】
TVCM のクリエイティブに関しては従来から、事前チェック調査手法があるが、いずれも被験者
に強制的な視聴をさせて反応の測定やアンケートに答えるものであるため、実際の TV 視聴環境と
違っており、そのデータの評価や判断基準には難しいものがあった。
また実際の TVCM の質的効果は、CM クリエイティブそのものだけでなく、放送のタイミング(曜
日・時間帯)や前後や挿入される番組コンテンツ、フリークエンシーなどの変数もあるため、CM
だけを、一回のファーストコンタクトだけで評価するには限界があった。
TVI 社の TV 視聴質測定データでは、AI 値(画面注視度合い)が、上記の変数も捕捉しつつ、CM
の実際の効果を評価できることになる。
DI では、この AI 値が CM クリエイティブのどんな要素・因子・構成などで変動するかを突き止め、
CM クリエイティブを最適化するためのデータドリブンなクリエイティブ・ブリーフをつくるコン
サルサービスを行う。また、多くの CM の AI 値分析からターゲットオーディエンスにおけるゴー
ルデンルールや NG ルールを発見し、データ面からクリエータをサポートする。
【データ販売に関して】
なお、TVI データの販売に関しては、DI は従来よりコンサルティング契約をする広告主企業に対し
て行ってきましたが、今回新たに主力広告代理店に対する販売窓口業務を DI が行うこととなりま
した。お問い合わせは下記までお寄せください。
この件に関するお問い合わせ:
株式会社デジタルインテリジェンス
email:[email protected]
Tel:03-6416-9879
CMARC™ 担当
【TVI に関して】
【データアウトプット例】
社
名:株式会社デジタルインテリジェンス
代 表 者:横山
隆治(代表取締役)
所 在 地:東京都渋谷区恵比寿西 1-32-16 COMBOX 4F
設
立:2009 年 10 月 30 日
事業内容: 総合デジタルマーケティング・コンサルティング業務
・ デジタルマーケティング対応組織コンサルティング
・ デジタルマーケティング人材開発コンサルティング
・ プライベート DMP 導入コンサルティング
・ DSP/RTB オーディエンスターゲティング導入コンサルティング
・ 入札運用型広告インハウス運用導入コンサルティング
・ Web サイト構造改革コンサルティング
・ マーケティングダッシュボード構築コンサルティング
<DI.代表者プロフィール>
代表取締役
横山隆治(よこやまりゅうじ)
82 年青山学院大学文学部英米文学科卒。同年(株)旭通信社入社。96 年インターネット広告のメディアレップ、デジ
タルアドバタイジングコンソーシアム(株)を起案設立。同社代表取締役副社長に就任。01 年同社を上場。インターネ
ットの黎明期からネット広告の普及、理論化、体系化に取り組む。08 年(株)ADK インタラクティブを設立。同社代
表取締役社長に就任。10 年 9 月デジタルコンサルティングパートナーズを主宰。11 年 7 月(株)デジタルインテリジ
ェンス代表取締役に就任。
著書:
・「新世代デジタルマーケティング」インプレスジャパン(2015 年発売)
・「リアル行動ターゲティング」日経 BP 社(2015 年発売)
・「オンラインビデオ広告入門」インプレス R&D(2014 年)
・「広告ビジネス次の 10 年」翔泳社(2014 年)
・「DMP 入門」インプレス R&D(2013 年)
・「ビッグデータ時代の新マーケティング思考」ソフトバンククリエイティブ(2012 年)
・「DSP/RTB オーディエンスターゲティング入門」インプレス R&D(2012 年)
・「ポスト 3.11 のマーケティング」朝日新聞出版(2011 年)
・「トリプルメディアマーケティング」インプレスジャパン(2010 年)
・「次世代広告コミュニケーション」翔泳社(2007 年)
・「究極のターゲティング゙—次世代ネット広告テクノロジー」宣伝会議 (2006 年)