原理、設備、廃炉まで広範な原子力の分野が短期間

化学工学会 SCE-Net の公開講座
受講者募集中
4 月末まで
-原子力と放射線の今を考える-
2016 年度 5 月 14 日開講
講座の特徴は;
大事故より 5 年の現況,放射線の影響と測定法,基礎となる原発の原理,放射性廃
棄物,除染,原子力の安全と規制など・・・・原子力の全ての分野を短期間で学べます.
講座でしか聴けない親身な解説,急所をそらさない実際的講義に重点を置いています.
原発への賛成・反対、どちらのご意見、ご質問も結構です.
原子力技術の安全と将来について、皆さんと一緒に考えたいと思います.
講座シラバス,日程は裏面をご覧ください
: 原子力発電所の設計・建設・運転の専門技術者,もっと客観的に原子力・放射能問題
を見ている国立研究所の研究者,著名大学の研究者,さらに企業でトップレベルの実績を積んだエンジニアやケ
ミストを揃えた充実した講師陣です. (講師のプロフィールについてはシラバスをご参照ください)
受講者について:従来では,年齢構成は 20 歳代から 60 歳代まで均等に分布.男性:女性比は 7:3,
所属業種は製造業,専門サービス業,研究所関係,教員,学生,主婦の方々に広く参加いただきました.
講座名
◆日時
◆会場
2016 年5月 14 日~7 月 23 日 (全 7 回; 13:00~17:10)
お茶の水女子大学(文京区)
共通講義棟 1 号館 302 室,他
◆受講対象 特に制限はありません
◆受講料
全 14 講義 7,000 円
分割受講も可能 第 1 部 3,000 円、 第 2 部 4,000 円)
主催: 化学工学会 SCE・Net
〒112-0006 東京都文京区小日向 4-6-19 共立会館
講座案内,受講申し込み:以下サイトからお願いします;
http://sce-net.jp/koukaikouza/
お問い合せは:メールで右宛へ,[email protected]
電話は TEL:03-3943-3527、FAX:03-3943-3530
共催:公開講座ネットワーク 「知の市場」
http://www.chinoichiba.org/
化学工学会 SCE-Net 2016 年度上期
分類:「知の市場」関連講座, 科目番号:関連講座VT465b
科目名:原子力・放射能基礎論
副題: -原子力と放射線の今を考える-
福島第一原発(以下「1F」)事故以来5年を経過しました。直後の混乱状態から脱したものの、まだ根本解決への
道筋は見えず、これからも長い時間と多くの労力を要します。
科目概要
本講座は,皆さんが原子力と放射線に係る広汎な知識を短期間で学べるよう体系的に講座を配置しました。また、各
分野の専門家や現役のエンジニアによる実践的な講座を提供致します。第1部は原子力と放射能の基礎事項について、
第2部で放射能の健康影響、1F事故原因と新規制基準との関連や1F廃炉に関わる論点を扱います。
部構成
No.
講義名
扱うテーマ、キーワード
講義日
講師
所属
原子や原子核の構造、放射性同位体、放射線の性
1
2
放射線測定の基礎
3
放射線の健康影響と
防護
第1部:
基礎講義
第2部:
実践講義
原子力・放射能の物理
質,化学反応と核反応の違い、被ばく限度根拠など
と化学
4
核分裂と原子力発電
5
核燃料サイクルの現状
6
原子力発電の安全性
7
福島原発の現況
(オンサイトの状況)
8
トリチウム問題と環境放
射線
9
除染と廃棄物処理
(オフサイトの状況)
10
福島第一原発事故の
原因と新規制基準
11
低線量・低線量率被
ばくの健康影響
を扱います。
放射線測定の基礎、放射線測定器を使った測定実
習を行います。自然界の放射線と1F事故による放射
線の違いを解説します。
放射線が人体に及ぼす影響と防護を学びます。一般
の被ばく限度1mSv の設定,放射線防護,放射能
環境などを解説します。
核分裂反応の特徴や問題点、原子力発電のしくみ,
火力発電との違い,原子炉燃料の構造などを解説し
ます。
ウラン資源探査、燃料製造と燃焼、使用後の再処理
と廃棄物など核燃料サイクル,廃棄物の処理処分の
体系を解説します。
原子力発電の安全について,メンテナンスによる原子
力発電設備の信頼性確保と未来の事故に対する対
策の2面から話します。
事故後の経過、国と現場の体制、施設の現況、現場
の放射線、汚染水問題、廃炉技術と工程、現地作
業などを扱います。
分離が難しいトリチウムの、発生源、性質、用途、健
康影響、分離技術、処理方法,自然環境からの摂
取量などを解説します。
避難区域の除染の進捗状況,廃棄物の処分の見通
し,避難指示に係る法令や基準、オフサイトの状況な
どを扱います。
1F事故はなぜ起きたのか、新たに策定された新規制
基準により、今後、同様の事故の発生を防止できるの
かついて考えます。
郷 茂夫
SCE-Net
青山 敬
日本技術士会原子
力・放射線部会
谷田貝 文夫
早稲田大学・学習
院大学
桑江 良明
日本技術士会原子
力・放射線部会
5月14日
6月4日
河田 東海夫 日本原子力学会
6月18日
亀山 雅司
横堀 仁
日本技術士会原子
力・放射線部会、
SCE-Net
6月25日
戸井田 良晴 SCE-Net
河田 東海夫 日本原子力学会
7月2日
岡村 章
日本技術士会原子
力・放射線部会
谷田貝 文夫
早稲田大学・学習
院大学
原発の安全確保対策
12
制の強化について、欧州や米国など国際動向も踏まえ
-海外との比較
岡村 章
日本技術士会原子
力・放射線部会
これからのエネルギーの 私達が利用可能なエネルギー源の種類と長所、短所
13
選択肢
を整理し、将来のエネルギー選択肢を検討します。
亀山 雅司
生物学的観点と理論物理的観点から低線量・低線量
率放射線の健康影響を論じ,原子力事故被ばくと疫学
調査などを扱います。
原発の安全設備、緊急時対応、リスク評価、法令規
7月9日
て解説します。
講義全体へのご質問にお答えします。また、皆さんと学 7月23日
補足講義と総合ディス
亀山 雅司
14
んだこと、考えたことを共有することで成果の定着を図り
カッション
他
ます。
公益社団法人化学工学会 SCE・Net
日本技術士会原子
力・放射線部会、
SCE-Net
URL:http://www.sce-net.j