11号(PDF:840KB)

第133期初任教育
学生だより
第11号
115 日間にわたる初任教育課程も終わりに近づいてきました。学生全員自分達
が理想とする消防士を目指し、約半年間を駆け抜けてきました。ここまで厳し
い訓練や座学を乗り越えられたのも、教官そして何よりも仲間の存在があっ
たからだと思います。各組を代表して学生からコメントをいただきました。
埼玉東部消防組合消防局
峯岸
幸輝
私は半年間の消防学校生活で、仲間や消防活動に対する心
構え、準備の大切さを学びました。寮生活では集団行動で大
はん
切なコミュニケーション能力、消防活動では技術や精神面を
鍛えることが出来ました。学校での最後の授業である消防活
動応用訓練では今まで培ってきた全てを出して頑張りまし
た。本当に自分にとって成長できる時間を過ごすことがで
きて良かったです。
比企広域消防本部
野崎
瞬
私にとってこの消防学校生活はかけがえのないものでし
た。厳しい訓練、勉強等の毎日でしたが各消防本部から集
まった 148 名最高の仲間に支えられて、半年間の学校教育
を頑張ることができました。また、私自身も精神面、体力
面でものすごく成長できました。卒業後は、一人前の消防
士であることを深く自覚し、多くの人を救っていきます。
川口市消防局
高垣
崇
半年間の初任科生活では実科・座学を通し、消防士とし
て必要な知識、24 時間 148 人の仲間と共に生活する大変さ
を学びました。入校当時は服装、生活態度等で教官から何
度も指摘を受け、実科訓練では厳しい訓練想定に、顔を歪
めることもありました。しかし教官からの熱い指導、そし
て苦難を共に乗り越えてきた仲間と過ごしてきた時間は、
消防士としての基盤と絆という最高の財産を与えてくれま
した。これからそれぞれが各所属に戻り、この初任教育で培った、知識・技術そして
思いを胸に新たなスタートを踏み出したいと思います。
気炎万丈
この半年間家族よりも長い時間を共にしてきた仲間達ともお別れとなっ
てしまいますが、各所属に戻っても、自分たちが築き上げた絆や信頼は決し
て無くなることはありません。何年、何十年たってもお互いの良き相談相手
となれることでしょう。この仲間達そして教官方に出会えたことに感謝して
います。自分が消防職員として成長できた最高の半年間でした。
作成者
文化係
瓜田・加藤・水上・國安
八潮市消防本部
清水
朗
私が初任科で学んだ事は、相手を思いやる気
持ちです。初めの頃は右も左も分からず学校の
生活に戸惑っていましたが、礼式審査会のリー
ダーをやらせて頂き、自分自身の想いが変わり
ました。人を動かす事の難しさ、トップに立つ
事の大変さを知りました。そんな時に「花より
も花を咲かせる土になれ」という言葉を知り、
私は共感しました。自分が輝くのではなく相手
を思いやる気持ちを持ち、相手の為に何が出来るかという事を常に考え行動
する事が非常に大切だと知りました。本気で行動し、本気で相手を想う事が
消防士として重要であると半年間で学びました。教官方のような強く逞しく、
優しい消防官を目指し今後も精進していきます。
越谷市消防本部
鵜飼
活也
初めてこの初任科に来た時は不安な気持ち
でいっぱいでした。しかし、多くの仲間と過ご
す度に初任科が好きになっていきました。私が
この初任科教育という場での半年間で学んだ
事は本気で物事を行う大切さです。私はこの半
年間で本気で物事を行う難しさを知りました。
言葉では簡単に言えますが、実行に移すこと
は大変難しいことです。私たちの仕事は市民の方々の生命、身体、財産を守る
という義務があります。これ等を守るのは本気で訓練、学習をしなくては不可
能です。私は一日一日を後悔のないように過ごし、いつか教官方のような立派
な消防官になります。ここまで成長できたのは多くの人の支えがあったからで
す。本当に感謝しています。
入間東部地区消防組合消防本部
大熊
稔修
私がこの初任教育で学んだ事は、何においても
基本が大切であるということです。入校当初は全
くと言っていいほど基本が身に付いていません
でした。それでも日々この学校生活を過ごして
行く中で、徐々に習得することができました。基本が身に付いていなければ応
用は出来ず、いずれ事故につながる事を学びました。何事も基本が重要で、そ
れがあれば何にでも変化できると感じました。私はこの初任教育で学んだ事を
活かして、今後の消防人生を全うして、住民に安心感を与えられるような消防
士となれるよう努力していきます。
青心統一
3 組 黄花爛漫
西入間広域消防組合 峯岸
祐馬
最高の仲間が出来ました。これだけは自信を
もって言い切ることができます。時にはぶつ
かることもありましたが、それは、全員が本
気で取り組んだからだと思います。このかけ
がいのない仲間は私の大切な財産となりまし
た。礼式審査会のリーダーを通じて、集団を
まとめる難しさ等、たくさんのことを学ばせていただきました。ここで得た知
識を、所属に戻って存分に活かしたいです。とても有意義な半年間となりまし
た。
3組
羽生市消防本部
大野
雄飛
学校生活を振り返って、この半年間で消防業
務に関する知識・技術の基本を多く学ぶこと
ができました。そして、クラスや仲間との寮
生活から「仲間意識」「思いやり」「気づき」
等、内面的にも成長できたと感じています。この半年間の生活を糧に所属に戻
っても全力で頑張りたいと思います。
3組
埼玉県南西部消防本部
花野
公司
初任教育での半年間は、座学、実科訓練か
ら様々なことを学んできました。今振り返る
と半年間はあっという間で楽しかった思い
出が多く残ります。それは言うまでもなく仲
間達がいたからです。初任教育で学んだ基礎を忘れることなく、今後の消防人
生で活かせるよう、日々精進していきたいです。
4組
さいたま市消防局
久保
英一
初任教育の半年間は、私に様々なものを
与えてくれました。まずは、消防士として
の基礎的な知識と技術です。人の命を守る
ために必要となる知識、技術を学びこれら
を必死になって身につけていくことで、消防士として大きく成長することがで
きました。次に逃げない心です。この半年間辛い訓練がたくさんありました。
逃げたくなる時は、自分の現状に真正面から立ち向かい、一日一日を全力で進
むことで、強い心を持つことができました。そして大切な仲間です。私の周り
には常に仲間がいました。楽しいことも辛いことも仲間と共有し歩んできまし
た。皆で助け合い全力で挑んだことは、私にとって最高の宝物になりました。
初任教育は一人の消防士、一人の人間として大きく成長させてくれました。こ
の半年間で学んだことをこれからの人生に大きく活かしていきたいです。
4組 児玉郡市広域消防本部
新井 健史
私にとって初任科で過ごした半年間は、
かけがえのない仲間と消防士としての基
礎を学ぶことが出来た非常に有意義な時
間となりました。特に学校での生活は、仲
間がいたから乗り越えられた事がたくさ
んあったように思います。消防士としての技術、知識を高めるために訓練や勉
強をし、その中でも「仲間に負けたくない」
「仲間が頑張っているから頑張れる」
そう思えたことが何度もありました。そうした中で自分自身も成長でき、卒業
を迎えることが出来ました。熱いご指導をしてくださった教官、147人の同
期はもちろん、送り出してくれた所属の方や支えてくれた友人、家族に感謝し、
今後さらに良い消防士となれるよう、努力を続けていきたいと思います。半年
間ありがとうございました。
4組
川越地区消防局
帯津
健太郎
私が初任科で学んだことは、団結力と心構
えです。クラス38名が礼式審査会、消防活
動審査会等、1つの目標に向かって活動する
機会は今後ありません。一人一人の個性が違
う中で、活動を進めるのは本当に難しいこと
です。しかし消防活動は部隊行動です。初任科を卒業したあと、所属に戻った
時は、ここで学んだことが必ず生きてきます。また、市民の生命、身体、財産
を守る責任があるする中で、消防職員としての規律、姿勢などの心構えを学ぶ
ことができました。常に相手の喜怒哀楽に敏感になることで、何をすればいい
かがわかります。一人前の消防職員になるために、これらを学べたことは、今
後の消防人生において最高の財産になりました。
全緑疾走
消防活動審査会 4 組第 2 部隊
優勝