エフティグループ(2763) - 株式会社ウォールデンリサーチジャパン

URL: www.walden.co.jp
文責: 室谷吉行
E-mail: [email protected]
電話番号:03 (3553) 3769
エフティグループ(2763)
連結通期
(百万円)
FY03/2014
FY03/2015
FY03/2016会予
FY03/2015
前年比
FY03/2016会予
前年比
連 結 3四 半 期 累 計
(百万円)
1Q-3Q FY03/2015
1Q-3Q FY03/2016
1Q-3Q FY03/2016
前年比
出所:会社データ、弊社計算
売上高
営業利益 経常利益
35,837
3,761
4,113
34,804
4,109
4,538
38,000
5,000
5,000
(2.9%)
9.3%
10.3%
8.7%
11.4%
10.2%
売上高 営業利益 経常利益
25,967
27,167
4.6%
3,225
3,538
9.7%
3,278
3,520
7.4%
純利益
2,654
2,770
3,000
4.4%
8.3%
純利益
2,017
2,126
5.4%
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
77.4
16.7
240.0
78.9
23.3
296.8
85.5
24.0
EPS
DPS
BPS
(円) (円) (円)
-
1.0 エグゼクティブサマリー(2016 年 3 月 15 日)
新規事業の開発と推進
小規模事業者を主要顧客層とした各種の商品やサービスの販売を主な収益源とするエフティグループでは、これ
を展開する法人事業において「①新規事業の開発と推進」が順調に進捗しており、着実な増益が続いている。具
体的には、2016 年 3 月期の期初より連結対象としたタイ王国に所在する子会社である FTGroup (Thailand) Co.,
Ltd.を通した現地での日系企業に対するLED照明の販売が、当初より同社の損益に大きく寄与している。一方、
既存の市場である日本国内においては、マイナンバー制度に関連する需要の高まりを受けて、セキュリティ強化
に対応するサーバーなどの売上高が大きな拡大傾向を示している。これに鑑みれば、「②既存事業におけるマー
ケットシェアの拡大」も概ね順調に推移している模様である。更には、「③ストック収益の積み上げ」の進捗に
も注力し、中期的に経常利益 10,000 百万円を達成することを業績目標としていることが明らかにされている。
この業績目標を達成するに当たっては、特に、「③ストック収益の積み上げ」に対して期待が寄せられている。
ただし、ここでの柱となることが想定されている一般消費者向けの「光コラボレーション」に基づく自社サービ
ス「ひかり速トク」の現状においては、クオリティの高い拡販手法に注力するなど、慎重な事業展開が行われて
いる。
1
2016 年 3 月期第 3 四半期累計期間は、売上高 27,167 百万円(前年同期比 4.6%増)
、営業利益 3,538 百万円(9.7%
増)、営業利益率 13.0%(0.6%ポイント上昇)での着地となった。法人事業で、売上高 23,432 百万円(6.4%増)
、
セグメント利益 4,127 百万円(31.1%増)
、セグメント利益率 17.6%(3.3%ポイント上昇)である。一方、コン
シューマ事業で、売上高 4,060 百万円(9.1%減)、セグメント損失 291 百万円(前年同期の実績:セグメント利
益 281 百万円)
、セグメント利益率▲7.2%(13.5%ポイント低下)である。また、前年同期に対するセグメント
損益の絶対額の増減に着目すれば、法人事業で 980 百万円増、コンシューマ事業で 572 百万円減である。即ち、
コンシューマ事業での損益悪化を補って余りある程度に及んで法人事業での増益幅が大きくなっている。コンシ
ューマ事業においては、従来の大きな収益源であったと推測される光ファイバー回線の販売に関して、フロー型
ビジネスモデルからストック型ビジネスモデルへのシフトが発生しており、これが同事業セグメントにおける大
幅な損益悪化の主因となった。従来の同社は、通信事業者が展開するサービスの取次販売をすることを通して、
その対価としてインセンティブを獲得していたのだが、現状においては、先述の自社サービス「ひかり速トク」
を展開する光コラボレーション事業者として事業を展開するに至っており、従来との比較では、売上高が計上さ
れるタイミングが大きく後ろ倒しされている。しかし、一旦、獲得した自社との契約者に係る将来に向けての売
上高が、中長期的にも追加的な販売費用の拠出なしに発生していくため、今後の持続的な新規契約者の獲得に伴
って、ここでの損益動向は、大きく向上していく見通しである。
2016 年 3 月期に対する当初の会社予想は据え置かれている。売上高 38,000 百万円(前年比 8.7%増)
、営業利益
5,000 百万円(11.4%増)
、営業利益率 13.2%(1.4%ポイント上昇)の見込みである。第 4 四半期に向けても、
基本的に第 3 四半期累計期間におけるトレンドでの業績推移が持続する方向性にある模様である。LED照明の
販売に関しては、タイ王国での拡販が続く一方、日本国内では、第 3 四半期に入って市場に投入された、今迄以
上に長寿命の新製品(電解コンデンサーレスを実現した電源内蔵型直管LED照明)の投入による寄与に大きな
期待が寄せられている。一方、「ひかり速トク」に関しては、新たなスキームとしての「光コラボレーション」
自体に対する認知度不足に起因する問題が発生しないように、当初の想定以上に時間をかけて見込み契約者への
丁寧な説明を行うに至っているとのことである。また、同社は、日本国内及びタイ王国で培ってきたLED照明
などの環境関連商品の販売ノウハウの横展開を主目的として、フィリピン現地法人を設立しており、今後に向け
ては、これを通したASEAN各国での拡販が開始される予定である。
IR窓口:財務経理部 (03 5847 2752 [email protected])
2
2.0 会社概要
小規模事業者向けに各種の商品及びサービスを販売
商号
株式会社エフティグループ
Web サイト
IR情報
株価情報
設立年月日
1985 年 8 月 1 日
上場年月日
2003 年 3 月 12 日:東京証券取引所JASDAQスタンダード(証券コード:2763)
資本金
1,322 百万円(2015 年 12 月末)
発行済株式数
35,957,400 株、自己株式内数 1,184,264 株(2015 年 12 月末)
特色

法人事業の顧客層:90%以上が従業員 20 名以下の小規模事業者

2013 年 6 月 27 日付で株式会社光通信が親会社に

LED照明などの海外展開及び新製品に期待
事業内容
Ⅰ. 法人事業
Ⅱ. コンシューマ事業
代表者
代表取締役会長 畔柳 誠、代表取締役社長 石田 誠
主要株主
株式会社光通信 38.2%、株式会社ハローコミュニケーションズ 10.8%、畔柳 誠 10.2%
(2015 年 9 月末)
本社
東京都中央区
従業員数
連結:1,456 名、単体 133 名(2015 年 12 月末)
出所:会社データ
3
3.0 業績推移
2016 年 3 月期第 3 四半期累計期間
2016 年 3 月期第 3 四半期累計期間は、売上高 27,167 百万円(前年同期比 4.6%増)、営業利益 3,538 百万円(9.7%
増)、経常利益 3,520 百万円(7.4%増)
、純利益 2,126 百万円(5.4%増)での着地となった。また、営業利益率
13.0%(0.6%ポイント上昇)である。
通期会社予想に対する進捗率では、売上高で 71.5%、営業利益で 70.8%と、やや弱含んでいる模様ではあるが、
ほぼ会社予想の前提に沿った業績推移とのことである。法人事業に関しては、セキュリティ強化に対応するサー
バーなどの売上高が、当初の想定以上に大きな拡大傾向を示している一方、コンシューマ事業においては、「光
コラボレーション」自体に対する認知度不足に起因する問題が発生しないように、当初の想定以上に時間をかけ
て見込み契約者への丁寧な説明を行っていることから、「ひかり速トク」の契約件数が当初の想定を下回る水準
に留まっている。
売上高及び営業利益率
売上高(百万円)
15,000
5.1%
10.0%
7,471
7,588
9,368
8,257
8,893
8,816
8,836
8,085
9,109
9,973
10,832
0.0%
2Q FY03/2014
3Q FY03/2014
4Q FY03/2014
1Q FY03/2015
2Q FY03/2015
3Q FY03/2015
4Q FY03/2015
1Q FY03/2016
2Q FY03/2016
3Q FY03/2016
4Q FY03/2016
0
20.0%
11,409
5,000
14.3% 13.8% 13.5%
14.0% 12.5% 12.6%
11.7% 12.4% 13.1% 10.0% 10.6%
1Q FY03/2014
10,000
営業利益率(%)
(10.0%)
出所:会社データ、弊社計算
同社は、2016 年 3 月期に入って、営業外損益での受取ロイヤリティーの計上を廃止する一方、これに伴う調整
を売上高及び売上原価において行っている。また、第 1 四半期、第 2 四半期累計期間、第 3 四半期累計期間、以
上の決算短信の開示に当たっては、前年同期の実績に対してこの会計方針の変更を反映させるための組み替えを
行っている。遡及修正前の 2015 年 3 月期第 3 四半期累計期間における受取ロイヤリティー207 百万円は、売上
高 93 百万円及び売上原価 114 百万円(控除)に組み替えられており、その結果、営業利益が 207 万円増加して
いる。ただし、上述以外の期間に関しての遡及修正後の数値は開示されていない。一方、本稿においては、遡及
修正後の数値がある期間に関しては、当該数値を採用する一方、遡及修正後の数値が開示されていない期間に関
しては、遡及修正前の数値を採用して、各種の数値の分析を行っている。
4
設立 30 周年を迎えた同社(1985 年 8 月 1 日設立)は、2015 年 8 月 3 日、組織変更並びに社名変更を行ってい
る。旧来の「株式会社エフティコミュニケーションズ」を持株会社化して、会社名を「株式会社エフティグルー
プ」に変更したのと同時に、旧来の「株式会社エフティコミュニケーションズ」で展開してきた法人事業を、東
日本地区を担当する「株式会社エフティコミュニケーションズ(持株会社の旧会社名と同一)」と、西日本地区
を担当する「株式会社エフティコミュニケーションズウエスト」に分割している。ここでの目的とされているの
は、責任のあるポジションをより多く創出することを通して、より多くの社内の人材が互いに切磋琢磨すること
を奨励し、これをもって今後に向けての拡販を推進してくことであるとされている。
また、上述の組織変更及び社名変更に先んじて、2015 年 6 月 26 日、石田誠氏が旧株式会社エフティコミュニケ
ーションズの代表取締役社長(持株会社の現代表取締役社長)に就任している。そもそも法人事業の営業部門を
統括していた石田氏は、現状においてもこれを兼任している。以上に鑑みれば、同社は、以前にも増して営業活
動の活発化に注力していると考えられよう。
売上高
(百万円)
10,000
法人事業
6,413
6,356
1,267
1,271
1,429
1Q FY03/2014
2Q FY03/2014
3Q FY03/2014
7,877
5,632
コンシューマ事業
6,917
7,613
7,497
7,421
7,013
1,463
1,495
1,498
1,183
7,936
8,481
5,000
1,696
1,507
1,275
1,601
5
3Q FY03/2016
(116)
(115)
(59)
3Q FY03/2016
4Q FY03/2016
2Q FY03/2016
1,566
2Q FY03/2016
1Q FY03/2016
1,489
1Q FY03/2016
4Q FY03/2015
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
4Q FY03/2014
0
セグメント利益
(百万円)
法人事業
コンシューマ事業
235
1,088
1,108
91
67
121
71
4Q FY03/2015
178
1,111
3Q FY03/2015
143
670
1,085
2Q FY03/2015
64
3Q FY03/2014
500
918
2Q FY03/2014
1,000
988
1Q FY03/2014
1,500
1Q FY03/2015
2,000
947
0
1,071
出所:会社データ、弊社計算
4Q FY03/2016
4Q FY03/2014
(500)
同社は、法人事業及びコンシューマ事業を展開している。法人事業では、小規模事業者を主要顧客層(顧客の 90%
以上が従業員 20 名以下)として、各種の商品やサービスを販売する事業が展開されている。そもそも、同社の
損益動向に対して、圧倒的な影響を及ぼしてきた法人事業であるが、2016 年 3 月期に入って、コンシューマ事
業が持続的に損失を計上しているため、同社の短期的な損益動向においては、今迄以上に、法人事業に対する依
存度が高まっていると考えられよう。また、法人事業における各種の商品やサービスの売上高は、環境関連、情
報通信関連、インターネット関連などから構成されている。
法人事業の売上高
環境関連
(百万円)
情報通信関連
インターネット関連
その他
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
4Q FY03/2016
3Q FY03/2016
2Q FY03/2016
1Q FY03/2016
4Q FY03/2015
3Q FY03/2015
2Q FY03/2015
1Q FY03/2015
0
出所:会社データ、弊社計算
第 3 四半期累計期間における前年同期比においては、LED照明、エアコンなどの空調機器に用いられる自然冷
媒ガスなどが含まれる環境関連の売上高の増加が最も顕著であった。特に、LED照明での増収が大きく寄与し
た。従来からの日本国内での売上高が安定的に推移した一方、2016 年 3 月期の期初より連結対象としたタイ王
国に所在する子会社である FTGroup (Thailand) Co., Ltd.を通した現地での日系企業に対するLED照明の販売
が、同社としてのLED照明の売上高に対して大きな純増要因をもたらしている。これに鑑みれば、同社が中期
的な利益成長を促す経営戦略の 1 つとして掲げている「①新規事業の開発と推進」が順調に進捗していることが
示唆されよう。
コピー機、ビジネスホン、サーバー、法人携帯などから構成される情報通信関連の売上高に関しては、法人携帯
が大きな減収を余儀なくされているものの、それ以上に、マイナンバー制度に関連する需要の高まりを受けて、
セキュリティ強化に対応するサーバーやUTM(Unified Threat Management:包括的・統合的なセキュリティ
対策を実施するために用いられる機器であるUTMアプライアンスの略称)などの売上高が大きく拡大したこと
が寄与した。マイナンバー制度の導入と伴に、同社の顧客である事業者は、個々の従業員のマイナンバーを管理
すると同時に、情報漏洩に対しての対策を充実させることが求められるに至っている。以上の様な市場環境の変
化による需要の拡大を着実に取り込めていることに鑑みれば、「②既存事業におけるマーケットシェアの拡大」
に関しても、概ね順調な推移が続いていると考えられよう。
また、インターネット関連の売上高は、同社の顧客である事業者に対するISPサービスの提供、WEBサイト
制作などによって発生している。更には、法人向けに展開されている光コラボレーション事業者としてのサービ
スである「FT光」の売上高も含まれている。
6
一方、コンシューマ事業では、一般消費者を対象として、携帯電話端末、光ファイバー回線及びISPサービス
などの販売が展開されている。自社で運営するドコモショップの店舗を通した携帯電話端末の販売に関しては、
前年同期とほぼ同水準の売上高が確保できている一方、光ファイバー回線の取次販売に起因する売上高の計上が
収束している。また、後者を主因として、コンシューマ事業では、第 1 四半期、第 2 四半期、第 3 四半期と、3
四半期連続して損失が計上されている。
2015 年 2 月、NTT東日本・NTT西日本による光回線サービスの卸売として位置付けられる「光コラボレー
ション」が市場に導入されている。これをもって、同社が経営戦略として掲げている「③ストック収益の積み上
げ」に向けての好機の発生と捉えた同社は、ここでの卸売販売の対象となる光コラボレーション事業者として、
一般消費者向けに「ひかり速トク」、法人向けに「FT光」と呼ばれる自社サービスの提供を開始している。ま
た、現状に至る経緯においては、同社の連結子会社が展開するISPサービスである「アイエフネットインター
ネットサービス」とのセットプランの販売に対する注力が顕著である。
第 3 四半期末においては、一般消費者向けに展開されている「ひかり速トク」を中核として、契約者数 37,000
であった一方、第 4 四半期末に向けては、契約者数 55,000 が見込まれている。そして、2017 年 3 月期末に向け
て、契約者数 110,000、2018 年 3 月期末に向けて、契約者数 170,000 と、中長期的にも契約者数が持続的に拡
大を続けることが想定されている。また、中長期的にも、ここでの中核を形成するのは、一般消費者向けに展開
されている「ひかり速トク」になる模様である。
以上の通り、同社が中長期的に関与を深めていくことを計画している光コラボレーション事業者としてのサービ
スにおいては、契約者によるサービスの利用に応じて、毎月継続的に得られる文字通りのストック収益が得られ
るビジネスモデルが展開されている。従って、累計契約者数が限定的であるサービス提供開始直後に当たる現状
においては、得られる収益も限定的に留まらざるを得ない。
7
損益計算書(四半期累計、四半期)
損益計算書
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
純増減
8,257
17,151
25,967
34,804
8,085
17,194
27,167
-
+1,199
売上原価
3,968
8,171
12,394
16,918
3,986
8,499
13,729
-
+1,335
売上総利益
4,288
8,979
13,573
17,885
4,098
8,695
13,437
-
(135)
販売費及び一般管理費
3,312
6,905
10,345
13,775
3,239
6,531
9,892
-
(452)
970
2,071
3,225
4,109
859
2,160
3,538
-
+313
14
45
53
429
3
(10)
(18)
-
(71)
984
2,117
3,278
4,538
863
2,149
3,520
-
+241
( 百万円)
売上高
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
連結実績
前年比
(2)
12
12
8
(1)
(1)
(37)
-
(50)
税金等調整前純利益
981
2,129
3,291
4,547
862
2,148
3,482
-
+191
法人税等合計
371
799
1,248
1,745
285
749
1,257
-
+9
11
16
25
31
19
55
99
-
+73
+108
非支配株主に帰属する純利益
純利益
598
1,314
2,017
2,770
558
1,344
2,126
-
売上高伸び率
(27.6%)
(9.2%)
(1.9%)
(2.9%)
(2.1%)
+0.3%
+4.6%
-
-
営業利益伸び率
+65.9%
+27.0%
+24.9%
+9.3%
(11.4%)
+4.3%
+9.7%
-
-
経常利益伸び率
+61.4%
+20.1%
+17.7%
+10.3%
(12.3%)
+1.5%
+7.4%
-
-
純利益伸び率
+41.0%
+31.9%
+10.1%
+4.4%
(6.7%)
+2.3%
+5.4%
-
-
売上総利益率
51.9%
52.4%
52.3%
51.4%
50.7%
50.6%
49.5%
-
(2.8%)
販管費売上高比率
40.1%
40.3%
39.8%
39.6%
40.1%
38.0%
36.4%
-
(3.4%)
営業利益率
11.7%
12.1%
12.4%
11.8%
10.6%
12.6%
13.0%
-
+0.6%
経常利益率
11.9%
12.3%
12.6%
13.0%
10.7%
12.5%
13.0%
-
+0.3%
7.2%
7.7%
7.8%
8.0%
6.9%
7.8%
7.8%
-
+0.1%
37.9%
37.6%
37.9%
38.4%
33.1%
34.9%
36.1%
-
(1.8%)
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
純増減
8,257
8,893
8,816
8,836
8,085
9,109
9,973
-
+1,156
売上原価
3,968
4,202
4,223
4,524
3,986
4,512
5,230
-
+1,007
売上総利益
4,288
4,690
4,593
4,312
4,098
4,596
4,742
-
+148
販売費及び一般管理費
3,312
3,593
3,439
3,430
3,239
3,292
3,360
-
(78)
970
1,101
1,154
883
859
1,300
1,378
-
+224
純利益率
法人税等合計 / 税金等調整前純利益
損益計算書
( 百万円)
売上高
営業利益
営業外損益
経常利益
特別損益
前年比
14
31
7
376
3
(14)
(7)
-
(14)
984
1,132
1,161
1,259
863
1,286
1,370
-
+209
(2)
15
-
(3)
(1)
-
(36)
-
(36)
税金等調整前純利益
981
1,148
1,161
1,255
862
1,286
1,334
-
+172
法人税等合計
371
427
448
496
285
464
508
-
+59
11
4
9
6
19
35
43
-
+34
598
715
703
752
558
786
782
-
+78
売上高伸び率
(27.6%)
+19.0%
+16.2%
(5.7%)
(2.1%)
+2.4%
+13.1%
-
-
営業利益伸び率
+65.9%
+5.3%
+21.3%
(25.0%)
(11.4%)
+18.1%
+19.4%
-
-
経常利益伸び率
+61.4%
(1.7%)
+13.4%
(5.0%)
(12.3%)
+13.5%
+18.0%
-
-
純利益伸び率
+41.0%
+25.1%
(15.8%)
(8.4%)
(6.7%)
+9.8%
+11.1%
-
-
売上総利益率
51.9%
52.7%
52.1%
48.8%
50.7%
50.5%
47.6%
-
(4.6%)
販管費売上高比率
40.1%
40.4%
39.0%
38.8%
40.1%
36.1%
33.7%
-
(5.3%)
営業利益率
11.7%
12.4%
13.1%
10.0%
10.6%
14.3%
13.8%
-
+0.7%
経常利益率
11.9%
12.7%
13.2%
14.3%
10.7%
14.1%
13.7%
-
+0.6%
7.2%
8.0%
8.0%
8.5%
6.9%
8.6%
7.8%
-
(0.1%)
37.9%
37.3%
38.6%
39.6%
33.1%
36.1%
38.1%
-
(0.5%)
非支配株主に帰属する純利益
純利益
純利益率
法人税等合計 / 税金等調整前純利益
出所:会社データ、弊社計算
8
報告セグメント(四半期累計、四半期)
報告セグメント
( 百万円)
法人事業
コンシューマ事業
売上高( 調整額前)
調整額
売上高
法人事業
コンシューマ事業
売上高( 前年比)
法人事業
コンシューマ事業
売上高( 構成比)
法人事業
コンシューマ事業
セグメント利益
調整額
営業利益
法人事業
コンシューマ事業
セグメント利益( 前年比)
法人事業
コンシューマ事業
セグメント利益( 構成比)
法人事業
コンシューマ事業
調整額
営業利益率
報告セグメント
( 百万円)
法人事業
コンシューマ事業
売上高( 調整額前)
調整額
売上高
法人事業
コンシューマ事業
売上高( 前年比)
法人事業
コンシューマ事業
売上高( 構成比)
法人事業
コンシューマ事業
セグメント利益
調整額
営業利益
法人事業
コンシューマ事業
セグメント利益( 前年比)
法人事業
コンシューマ事業
セグメント利益( 構成比)
法人事業
コンシューマ事業
調整額
営業利益率
出所:会社データ、弊社計算
連結実績
1Q
1 5 年3 月期
6,917
1,507
8,424
(167)
8,257
+22.8%
+18.9%
(27.6%)
82.1%
17.9%
100.0%
947
91
1,039
(69)
970
+41.3%
+41.4%
+49.2%
91.2%
8.8%
100.0%
13.7%
6.1%
(0.8%)
11.7%
連結実績
2 Q累計
1 5 年3 月期
14,531
2,970
17,502
(351)
17,151
+20.6%
+17.0%
(9.2%)
83.0%
17.0%
100.0%
2,058
159
2,218
(146)
2,071
+24.1%
(23.6%)
+21.3%
92.8%
7.2%
100.0%
14.2%
5.4%
(0.8%)
12.1%
連結実績
3 Q累計
1 5 年3 月期
22,028
4,466
26,494
(527)
25,967
+19.7%
+12.5%
(1.9%)
83.1%
16.9%
100.0%
3,147
281
3,428
(203)
3,225
+22.1%
(27.3%)
+17.2%
91.8%
8.2%
100.0%
14.3%
6.3%
12.9%
12.4%
連結実績
4 Q累計
1 5 年3 月期
29,450
5,965
35,415
(610)
34,804
+12.1%
+5.3%
(2.9%)
83.2%
16.8%
100.0%
4,255
352
4,608
(499)
4,109
+16.2%
(43.3%)
+8.5%
92.3%
7.7%
100.0%
14.5%
5.9%
11.8%
連結実績
1Q
1 6 年3 月期
7,013
1,183
8,196
(111)
8,085
+1.4%
(21.5%)
(2.1%)
85.6%
14.4%
100.0%
1,071
(116)
955
(95)
859
+13.1%
(8.1%)
112.2%
(12.2%)
100.0%
15.3%
(9.8%)
(1.2%)
10.6%
連結実績
2 Q累計
1 6 年3 月期
14,950
2,458
17,409
(214)
17,194
+2.9%
(17.2%)
+0.3%
85.9%
14.1%
100.0%
2,560
(231)
2,329
(168)
2,160
+24.4%
+5.0%
110.0%
(10.0%)
100.0%
17.1%
(9.4%)
(1.0%)
12.6%
連結実績
3 Q累計
1 6 年3 月期
23,432
4,060
27,492
(325)
27,167
+6.4%
(9.1%)
+4.6%
85.2%
14.8%
100.0%
4,127
(291)
3,835
(297)
3,538
+31.1%
+11.9%
107.6%
(7.6%)
100.0%
17.6%
(7.2%)
14.0%
13.0%
連結実績
4 Q累計
1 6 年3 月期
-
前年比
純増減
+1,403
(405)
+997
+202
+1,199
+980
(572)
+407
(94)
+313
+3.3%
(13.5%)
+1.0%
+0.6%
連結実績
1Q
1 5 年3 月期
6,917
1,507
8,424
(167)
8,257
+22.8%
+18.9%
(27.6%)
82.1%
17.9%
100.0%
947
91
1,039
(69)
970
+41.3%
+41.4%
+49.2%
91.2%
8.8%
100.0%
13.7%
6.1%
(0.8%)
11.7%
連結実績
2Q
1 5 年3 月期
7,613
1,463
9,077
(184)
8,893
+18.7%
+15.1%
+19.0%
83.9%
16.1%
100.0%
1,111
67
1,178
(77)
1,101
+12.5%
(53.1%)
+4.1%
94.3%
5.7%
100.0%
14.6%
4.6%
(0.9%)
12.4%
連結実績
3Q
1 5 年3 月期
7,497
1,495
8,992
(176)
8,816
+17.9%
+4.6%
+16.2%
83.4%
16.6%
100.0%
1,088
121
1,210
(56)
1,154
+18.6%
(31.6%)
+10.4%
89.9%
10.1%
100.0%
14.5%
8.2%
(0.6%)
13.1%
連結実績
4Q
1 5 年3 月期
7,421
1,498
8,920
(83)
8,836
(5.8%)
(11.6%)
(5.7%)
83.2%
16.8%
100.0%
1,108
71
1,179
(296)
883
+2.1%
(69.6%)
(10.7%)
93.9%
6.1%
100.0%
14.9%
4.8%
(3.4%)
10.0%
連結実績
1Q
1 6 年3 月期
7,013
1,183
8,196
(111)
8,085
+1.4%
(21.5%)
(2.1%)
85.6%
14.4%
100.0%
1,071
(116)
955
(95)
859
+13.1%
(8.1%)
112.2%
(12.2%)
100.0%
15.3%
(9.8%)
(1.2%)
10.6%
連結実績
2Q
1 6 年3 月期
7,936
1,275
9,212
(103)
9,109
+4.2%
(12.8%)
+2.4%
86.2%
13.8%
100.0%
1,489
(115)
1,374
(73)
1,300
+34.0%
+16.6%
108.4%
(8.4%)
100.0%
18.8%
(9.1%)
(0.8%)
14.3%
連結実績
3Q
1 6 年3 月期
8,481
1,601
10,083
(110)
9,973
+13.1%
+7.1%
+13.1%
84.1%
15.9%
100.0%
1,566
(59)
1,506
(128)
1,378
+43.9%
+24.5%
104.0%
(4.0%)
100.0%
18.5%
(3.7%)
(1.3%)
13.8%
連結実績
4Q
1 6 年3 月期
-
前年比
純増減
+984
+106
+1,090
+65
+1,156
+477
(181)
+296
(72)
+224
+3.9%
(11.9%)
(0.6%)
+0.7%
9
貸借対照表(四半期)
貸借対照表
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
純増減
現金及び預金
6,423
7,543
8,224
9,491
7,529
7,354
6,594
-
(1,630)
受取手形及び売掛金
4,323
4,521
4,201
4,586
4,284
5,107
5,822
-
+1,621
たな卸資産
1,454
1,363
1,355
989
1,092
1,183
1,407
-
+51
その他
770
829
695
1,090
1,732
1,935
2,023
-
+1,327
流動資産
(百万円)
連結実績
前年比
12,972
14,258
14,477
16,158
14,640
15,581
15,846
-
+1,369
有形固定資産
1,496
1,476
1,461
1,441
1,432
1,441
1,503
-
+41
無形固定資産
262
254
246
265
263
283
252
-
+5
1,518
1,552
1,627
1,688
1,592
1,617
1,902
-
+275
投資その他の資産
固定資産
3,277
3,283
3,335
3,395
3,287
3,341
3,657
-
+322
資産合計
16,250
17,541
17,812
19,554
17,927
18,923
19,504
-
+1,691
+424
支払手形及び買掛金
2,076
2,052
2,270
2,149
2,051
2,519
2,695
-
短期借入金
810
903
932
1,066
991
861
792
-
(140)
1年内償還予定の社債
170
170
170
20
20
20
20
-
(150)
その他
3,808
4,329
4,081
5,126
3,580
3,930
3,959
-
(122)
流動負債
6,865
7,455
7,454
8,362
6,643
7,330
7,466
-
+12
30
30
20
20
10
10
-
-
(20)
238
212
165
236
186
129
98
-
(66)
社債
長期借入金
その他
89
86
72
63
61
69
103
-
+30
固定負債
357
329
257
319
258
209
201
-
(55)
負債合計
7,222
7,784
7,712
8,682
6,901
7,540
7,668
-
(43)
株主資本
8,552
9,282
9,635
10,394
10,660
11,015
11,451
-
+1,816
その他
純資産
負債純資産合計
475
474
465
477
365
368
384
-
(80)
9,027
9,756
10,100
10,871
11,026
11,383
11,835
-
+1,735
16,250
17,541
17,812
19,554
17,927
18,923
19,504
-
+1,691
自己資本
8,633
9,351
9,685
10,452
10,718
11,050
11,476
-
+1,791
有利子負債
1,248
1,316
1,287
1,343
1,208
1,020
911
-
(376)
(5,174)
(6,226)
(6,937)
(8,148)
(6,321)
(6,333)
(5,683)
-
+1,254
ネットデット
自己資本比率
53.1%
53.3%
54.4%
53.5%
59.8%
58.4%
58.8%
-
+4.5%
(60.5%)
(67.1%)
(72.0%)
(78.4%)
(59.3%)
(57.5%)
(49.6%)
-
+22.4%
ROE (12ヶ月)
38.2%
36.8%
33.1%
29.4%
28.2%
27.5%
27.2%
-
(5.9%)
ROA (12ヶ月)
26.4%
29.8%
28.5%
24.8%
25.9%
25.1%
25.6%
-
(2.9%)
33
30
29
20
25
24
25
-
-
ネットデットエクイティ比率
在庫回転日数
在庫回転率
10.9
12.3
12.5
18.3
14.6
15.2
14.9
-
-
当座比率
157%
162%
167%
168%
178%
170%
166%
-
-
流動比率
189%
191%
194%
193%
220%
213%
212%
-
-
連結実績
出所:会社データ、弊社計算
キャッシュフロー計算書(四半期累計)
キャッ シ ュ フロー計算書
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
連結実績
1Q
2 Q 累計
3 Q累計
4 Q累計
1Q
2 Q累計
3 Q累計
4 Q累計
前年比
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 5 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
1 6 年3 月期
純増減
営業活動によるキャッシュフロー
-
1,860
-
4,362
-
200
-
-
-
投資活動によるキャッシュフロー
-
(130)
-
(369)
-
(64)
-
-
-
-
1,729
-
3,992
-
136
-
-
-
-
(328)
-
(663)
-
(1,221)
-
-
-
(百万円)
営業活動C F+投資活動C F
財務活動によるキャッシュフロー
出所:会社データ、弊社計算
10
2016 年 3 月期会社予想
2016 年 3 月期に対する当初の会社予想は据え置かれている。売上高 38,000 百万円(前年比 8.7%増)
、営業利益
5,000 百万円(11.4%増)
、経常利益 5,000 百万円(10.2%増)、純利益 3,000 百万円(8.3%増)の見込みである。
また、営業利益率 13.2%(1.4%ポイント上昇)である。2015 年 3 月期の実績に関しては、現状、前述の受取ロ
イヤリティーに係る会計方針の変更後の数値が開示されていない。ただし、同社による売上高及び営業利益の前
年に対する変化率の算出には、2015 年 3 月期に対して、遡及修正後の実績値が採用されている。
一方、2015 年 7 月 17 日、同社は、2015 年 10 月 1 日を効力発生日とする 1:3 株式分割を発表すると同時に、
当初の会社予想との比較で増配を行うことを公表している。株式分割前換算においては、年間配当金予定が 70.0
円から 72.0 円に引き上げられていることになる。また、株式分割遡及修正後においては、現状において、2016
年 3 月期に対して年間配当金予定 24.0 円(配当性向 28.1%)である。
売上高
(百万円)
法人事業
コンシューマ事業
マーキングサプライ事業
40,000
30,000
20,000
10,000
11
0
FY03/2011
FY03/2012
FY03/2013
FY03/2014
FY03/2015
FY03/2016
セグメント利益
(百万円)
法人事業
コンシューマ事業
マーキングサプライ事業
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
(1,000)
FY03/2011
出所:会社データ
FY03/2012
FY03/2013
FY03/2014
FY03/2015
FY03/2016
中長期業績見通し
同社は、2018 年 3 月期に向けて、経常利益 10,000 百万円の達成を目指すことを明らかにしている。また、これ
を達成するための経営戦略として、
「①新規事業の開発と推進」、
「②既存事業におけるマーケットシェアの拡大」、
「③ストック収益の積み上げ」が掲げられている。
中長期業績見通し
経常利益(百万円)右軸
41,520
44,402
売上高(百万円)左軸
45,879
35,837
34,804
15,000
38,000
10,000
3,285
4,113
4,538
5,000
FY03/2013
FY03/2014
FY03/2015
FY03/2016
10,000
0
FY03/2018
1,394
FY03/2017
493
FY03/2012
5,000
FY03/2011
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
出所:会社データ
先述の通りではあるが、
「①新規事業の開発と推進」が順調に推移していることに加えて、
「②既存事業における
マーケットシェアの拡大」に関しては、概ね順調な推移が続いていると考えられる。一方、「③ストック収益の
積み上げ」の進捗に関しては、いましばらくの時間が必要であると考えられよう。
足元の動向におけるストック収益は、同社において、概算で、売上高構成比 15%、売上総利益構成比 13%、営
業利益構成比 40%と推測される。以上に鑑みれば、売上総利益率が相対的に低いものの、営業利益に占める比
率が相当に大きくなっていることになる。フロー型ビジネスモデルにおいては、持続的な売切り販売の発生に向
けて、持続的に販売費用が発生せざるを得ない一方、ストック型ビジネスモデルにおいては、持続的なストック
収益の獲得に向けての追加的な販売費用の発生が限定的である。以上に鑑みれば、販売管理費に関して、ストッ
ク収益に対する配賦は限定的に留まるべきであり、上述の通り、営業利益における占有率が大きくなると考えら
れる。
直近の動向におけるストック収益の 70%近くが、ISPサービスや「ひかり速トク」の提供などに関連してい
る一方、30%近くが、ビジネスホン、コピー機などの保守・メンテナンスに関連している。一般消費者向けに展
開されている「ひかり速トク」のサービスは、概算で、前者の 40%以上を占めるに至っている一方、中長期的
な観点における「③ストック収益の積み上げ」に向けて、大きく寄与していく見通しである。
12
4.0 ビジネスモデル
小規模事業者向けに各種の商品及びサービスを販売
同社は、光通信グループにおける法人事業の一翼を担っている。2006 年に行われた株式会社光通信からの資本
出資の受け入れを契機として、同社は、株式会社光通信との業務提携を開始している。そして、株式会社光通信
は、同社との業務提携を拡充していくことを目的として、同社の株式の公開買付を実施した一方、株式市場から
同社の株式の取得を続けた。その結果、2013 年 6 月 27 日付で株式会社光通信が親会社となっている。
取扱商品とサービスの概要
LED照明
コールセンター、マーケティング
ビジネスホン ・ OA機器等
FVNO(仮想固定通信事業者)
蓄電池、太陽光発電設備
水銀灯タイプ
UTM(統合脅威管理)
⾃然冷媒ガス
サーバー
タブレット型端末、
窓ガラス遮熱塗料
炭化⽔素冷媒
R441a
R443a
ドコモショップ
スマートフォン等
13
WEBマーケティング
ギフトサイト
技術サポート(通信設備工事等)
インターネットサービス
アドマッチョ
LP(ランディングページ)
制作・集客・運用
ビジネスホン施工
ジスタープレミアム
ISP
WEBサイト制作
LED照明施工
産業用太陽光発電施工
出所:会社データ
また、2016 年 3 月 9 日の開示によれば、同社は、2016 年 2 月 10 日付の取締役会にておいて決議した自己株式
取得を完了したことを明らかにしている。2016 年 3 月期第 3 四半期末の発行済株式数 35,957,400 株から既存の
自己株式数 1,184,264 株を差し引いた 34,773,136 株の 1.15%に相当する 400,000 株を、平均単価 656 円で取得
したとのことである。
14
Disclaimer
ここでの情報は、ウォールデンリサーチジャパンが当該事業会社の発信する「IR情報」を中立的かつ専門的な
立場から要約して、レポート形式にまとめたものである。「IR情報」とは、すなわち当該事業会社に係る①弊
社との個別取材の内容、②機関投資家向け説明会の内容、③適時開示情報、④ホームページの内容等である。
商号: 株式会社ウォールデンリサーチジャパン
本店所在地: 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 4-12-4-1110 クイーンズパレス東京中央
URL: www.walden.co.jp
E-mail: [email protected]
電話番号:03 (3553) 3769
Copyright 2016 Walden Research Japan Incorporated