18 2009年3月発行(PDF 1664KB)

県読連 読書通信 No.18
2009 年(平成21 年)3月発行
編集・発行 愛媛県読書グループ連絡協議会、愛媛県立図書館
歴史ある内子町の読書グループ
県読連理事 中野 歌子
内子町は、歴史と文化の薫る、自然に恵まれた町
るという会員の自覚と結束力の強さによります。初
です。人口は2万人弱ですが、観光客も多く活気に
めの頃の参加者は30名余りであったようですが、近
あふれています。
年は町内に広く呼びかけ、100名を超えています。
内子町読書グループ協議会は、
「各読書グループ
県内外から講師や発表者を招聘し、講演や活動報告
員の親和と読書活動の発展」を目的として、昭和48
を行っています。本年度の講師は、愛媛大学教授・
年に発足し、県読書グループ連絡協議会の組織の一
三浦和尚先生で、
「読書の楽しさ、大切さ」と題し、
員となりました。その頃の内子町には図書館がなく、 ユーモアあふれる中にも、真髄を突いた目から鱗の
各公民館に図書室があるだけでしたが、読書の好き
お話でした。発表者は、地元で活躍する読書グルー
な人が集まって11の読書グループ(196名)を結成
プとともに、熱き絆で結ばれた東温市・川内中央読
しておりました。婦人会、生活改善グループ、保育
書会(上田マサミ会長)の活動の様子をお聞きする
所、役場職員グループ等、様々な集まりでした。そ
ことができました。内子町の読書グループの中には、
れらの立ち上げには、読書をこよなく愛し、信念に
30年以上にわたって充実した活動を続けていると
燃えた先達の尽力があったはずです。その頃は、県
ころもあります。今後の発展のために、親子読書を
立図書館の「いよじ号貸出巡回文庫」や「読書会文
卒業した若いお母さん方に、新たなグループの輪が
庫」を活用しておりました。内子町立図書館が開館
出来ることを願っています。
したのは、協議会結成から7年後のことです。各グ
今年度内子町教育委員会は、子どもたちの読書意
ループも様々な変遷を経て、現在も11グループが活
欲の喚起と読書習慣の育成を目ざし、
「子ども読書
動しています。その中には全国優良読書グループと
活動推進計画」を策定しました。その計画の推進に、
して表彰されたグループもあります。事務局は図書
読書グループ協議会が大きな力になることは確か
情報館(旧内子町立図書館)におき、幼稚園や保育
です。
園の親子読書、県立図書館の読書会協力図書を利用
している読書会、読み聞かせボランティアも行って
いるグループなど、活動内容は様々です。
また、毎年読書グループ協議会と図書情報館の共
催で行っている「読書活動研究集会」は、今年度で
34回目になりました。これは読書グループ協議会結
成時から続いています。こんなにも長く、絶えるこ
となく続けることが出来たのは、自分たちの会であ
愛媛県立図書館 リニューアル記念特別展示について
県立図書館では、4月1日のリニューアルオープンを記念して、4階の「えひめ資料室」に
おいて特別展示を行っております。県立図書館へおいでの節には、ぜひご覧ください。
「古地図と古写真に見る松山の移り変わり」展
まず、江戸時代の松山の様子を「松山藩領地図」や「松山城図」で偲んでいただきたいと思います。
本県最古の行政資料である「太閤検地帳」も展示しています。
明治時代では、夏目漱石が松山に住んでいた頃の様子を、坊ちゃん列車の時刻表や運賃表とからめて
解説しています。
また、国鉄松山駅が開業した昭和初期の様子を、
名所図絵や古写真で紹介しています。昭和2年に
松山で開かれた「全国産業博覧会写真帖」も展示
しています。
そして、終戦直後の焼け跡を米軍関係者が撮影
した貴重な写真と現在の写真とを対比して展示し
ています。奇跡の復興を実感していただけると思
います。
「俳句資料」展
当館所蔵の貴重な俳句資料を展示公開いたします。
まず、子規の直筆原稿で、短篇随筆「熊手と提灯(くまで
とちょうちん)
」
。内藤鳴雪が所蔵していた屏風。これには、
虚子、碧梧桐などの自筆短冊や下村為山画の「古白百ヶ日
法要図」などが表装されています。
他にも、虚子や極堂などの句軸も展示しています。
「県読連」とは?
☆名称:
「愛媛県読書グループ連絡協議会」略して「県読連」と呼ばれています。
★発足: 1964 年(昭和 39 年)12 月に発足しました。今年で 46 年目を迎える歴史と伝統のある団体です。
☆目的: 県下の各市町読書グループ相互の連絡と提携を図り、読書活動を推進するとともに、文化の向上・発展に
資するよう、日々実践を重ねています。
★会員: 会員数は県下全域に約 560 名です(平成 20 年度末)。事務局は愛媛県立図書館内にあります。
☆活動: スローガンは「伝えよう読書のよろこび、広げよう感動の輪」です。
地域の読書グループ活動の相互理解と、更なる普及・発展を目指して、読書推進大会や研究大会・地区集会、講演
会などを開催してきました。
平成 21 年度も、会員募集いたします。地域の読書グループの会員の皆さん、一緒に活動する仲間を増やしませんか?