乳がん検診 [実施状況] 乳がん検診は46の市町村より委託を受け検診を実施した。受託率は85.2%である。視触診の 受診者数6,007人・要精密検査65人・要精検率1.1%、乳房エックス線撮影(マンモグラフィ)の 受診者数は120,420人・要精密検査4,770人・要精検率4.0%、及び超音波検査の受診者数は 35,180人・要精密検査1,075人・要精検率3.1%で、受診者数の合計(延べ数)は161,607人であ った。 年度別受診者数、要精検率の推移を、図1・図2に示した。 [検診方法] 乳がん検診車(愛称:マンモグラフィ撮影は“コスモス号”7台、超音波検査は“すずらん号” 3台)で巡回する車検診方式である。視触診は医師が両側の乳房、腋窩(脇の下)を視診並びに 触診を行う。マンモグラフィはエックス線を利用し、左右乳房のMLO(medio lateral oblique =内外斜位)方向の撮影を行う。一部においては CC(cranio-caudal=頭尾)方向を加え、2方 向撮影を実施する。マンモグラフィは、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会(精中委)の認 定を受けた撮影装置を使用し、かつ、精中委認定の放射線技師が撮影する。超音波検査は、日本 超音波医学会認定の超音波検査士が乳房全域の走査を行う。 図1 乳がん検診 年度別受診者数 視触診 140,000 120,039 120,000 受 診 100,000 80,000 者 数 60,000 (人) 40,000 20,000 マンモグラフィ 超音波 120,420 115,532 36,538 32,827 4,762 3,651 35,180 6,007 0 21年度 22年度 23年度 図2 乳がん検診 年度別要精検率 視触診 マンモグラフィ 超音波 8.0 6.0 要 精 検 率 (%) 4.0 5.2 3.8 2.0 0.0 4.7 4.0 3.9 3.1 0.6 1.3 21年度 22年度 1.1 23年度 [判定方法] 視触診の判定は、視触診を実施した医師が、診察後判定を行う。 マンモグラフィ撮影のフィルムは、精中委認定の読影医師が二重読影及び比較読影をし、判定 を行う。二重読影は、一次読影、二次読影を独立してそれぞれ読影・判定し、基本的に二次読影 はA評価の医師が行う。 超音波検査は日本乳癌学会認定乳腺専門医で、かつ、日本超音波医学会認定超音波指導医(現 在、千葉県内には1名しかいない)が全て読影し、判定を行う。 [考察・評価] 執筆者:総合健診センター診療部診療部長 橋本 秀行 乳がんの罹患率および死亡率は増加の一途をたどり、今後も増え続けると予想されている。そ のため検診による早期発見・早期治療への期待や意義は非常に大きい。 近年、我が国で乳がんと診断される患者数は年間 5 万人を超え、女性の約 16 人に 1 人が乳が んに罹るという状況になっている。その原因として早い初潮、遅い閉経、未婚や未産、肥満、ア ルコールや動物性脂肪の摂取等が言われているが、予防法として決め手になるものは存在しない。 したがって、乳がんの発症を予防すること(一次予防)は難しく、検診による早期発見(二次予 防)が乳がん死亡率を減少させる唯一の方法と言っても過言ではない。 現在、乳がん検診は、視触診、乳房エックス線撮影(マンモグラフィ)、超音波検査を単独ま たは併用して施行している。平成 16 年に厚生労働省(厚労省)より乳がん検診についての通達 があり、40 歳以上の受診者にマンモグラフィ(40 歳代のみ二方向(内外斜位方向撮影 (medio-lateral oblique; MLO)と頭尾方向撮影(cranio-caudal; CC))、50 歳以上は一方向(MLO)) と視触診検診を 2 年に一度(隔年)行うように示されている。千葉県では、平成 16 年 6 月に「千 葉県乳がん検診ガイドライン」を作成し、年齢別に適した方法(最も感度の高い方法)で検診事 業を行っている(表1)。具体的には、30 歳代には超音波検査(厚労省の通達ではこの年代は 対象外)、40 歳代は超音波検査とマンモグラフィ(二方向)の交互検診(超音波検査とマンモ グラフィを毎年、交互に受ける)、50 歳以上はマンモグラフィによる検診となっている。しか し、50 歳代に関しては、閉経前の受診者が多いことを考慮すると、マンモグラフィだけでは不 十分であり、40 歳代と同様に超音波検査とマンモグラフィの交互検診をするよう推奨している。 この方法を開始してから 7 年が経過し、今後、データを集積して生存率への効果について検討 する必要がある。 当財団で施行した乳がん検診を検討すると、マンモグラフィ検診では、平成 23 年度、120,420 人に施行し、この 5 年間 10 万名を超えている。全国的に見ても一施設で 10 万人以上のマンモ グラフィ検診を実施している施設はなく、日本一の検診施設として全国的にも注目されている。 要精検者は 4,770 人・要精検率は 4.0%であった。受診者数は年々増加している一方で要精検率 は、減少傾向にあり、精度が高く、効率の良い検診に近づいていると考えている(図2及び表2)。 マンモグラフィ導入当初(平成 10 年頃)の要精検率は 10%を超えていたが、読影力の向上と撮 影技術の進歩により目標の 5%以下を維持できている。マンモグラフィ検診を行うためには、読 影する医師、撮影する技師、施設(装置や現像の管理)の精度管理が求められる。NPO 法人マ ンモグラフィ検診精度管理中央委員会(www.mammography.jp)では、その認定を行っており、 当財団では、A 評価を取得している医師や技師を中心に検診事業を行っている。特に読影に関し ては、二次読影は必ず A 判定の医師が行い、所見に応じて(例えば比較読影)三次読影のシステム を導入している。さらに乳がんを強く疑う症例には、至急読影および至急報告を行っており、時 間的なロスをできる限り少なくするよう医療サービスにも心掛けている。今後、受診者が増加す ることが予想され、ますます精度管理が重要となる。千葉県では先にも述べたが県独自のガイド ラインを作成し、全国で乳がん検診事業を積極的に行っている先進県として注目されている。精 度管理の面でも県民から信頼の得られる検診事業を行っていく必要がある。 日本乳癌学会、日本乳癌検診学会では、乳がん検診の精査施設の基準案を作成している(表3)。 その内容は非常に厳格であるが、検診を精度高く行うには、当然のことと考える。当財団内の乳 腺外来(診療)では、その基準を満たしているが、千葉県内でその基準に達している施設は、非 常に少ないと思われる。精査施設の精度として、財団が行ったこれまでの乳がん検診(マンモグ ラフィと超音波)について、精査施設における癌発見の割合(陽性的中率 (Positive Predictive Value; PPV))をまとめてみた(表4)。平成 23 年度の発見乳がん数(マンモグラフィ検診) 201 名(うち 87 名は財団で精査)、PPV4.5%(201/4,422)、乳がん発見率 0.17%であった。 この数値には含まれていないが、他機関で精密検査を施行し、乳がん(疑い)と報告されている 症例が 19 例もある。検診には、精密検査の精度管理も重要であり、これらの結果によっては検 診の精度(数値)が大きく変わる可能性がある。PPV はあくまでも目安ではあるが、当センタ ーでの精査では、PPV:6.5%(87/1,339)、他施設での精検では、PPV:3.7%(114/3,083) であり、約 2 倍の大きな差を認めている。同じ検診を受けても、施設によって乳がんの発見率 に大きな差が生じている可能性がある。今後、追跡調査を含めた正確な結果の把握と精度管理が 必要である。 超音波検診では、35,180 人に施行し、要精検者 1,075 人・要精検率 3.1%であった。乳房超音 波検査は、マンモグラフィに比べ有所見率が高く、良性病変を精査にまわさないように要精検率 をいかに抑えるかが重要である。マンモグラフィ検診と同様に開始当初は、10%に近い要精検 率であったが、近年では 5%を下回る数字が続いている(図2及び表2)。当財団の超音波検査 を担当する技師は、日本超音波医学会認定超音波検査士(体表)の資格および日本乳腺甲状腺超 音波医学会が主催する講習会を修了して試験で B 判定以上を取得している。読影は超音波検診 開始時より 1 名の医師で全てを行っており、資格としては、日本超音波医学会認定指導医・専 門医を有している。また、判定は日本乳腺甲状腺超音波医学会編集の乳房超音波診断ガイドライ ンの精査基準に則して行っている。超音波検査は、マンモグラフィに適さない(乳がんをマンモ グラフィで検出できない)年代には必要不可欠な検査法である。閉経前は乳腺組織の密度が高く、 マンモグラフィを撮影すると高濃度となり、乳がんを検出できないことがある。超音波検診は、 現在、厚生労働省を中心として、死亡率減少効果を調べるために臨床比較試験を行っている。 いくら良い検診を行っても、受診率が低くては意味がない。全国的にとても低く、欧米諸国の 60%から 90%に比べると大きな隔たりがある。全国平均は約 20%であり、千葉県でもほぼ同様 の数値である。がん対策基本法では、平成 24 年までに「検診受診率 50%以上」という目標値が 掲げられているが、現状を考えると難しいと予想される。近年、各自治体が配付している「無料 クーポン券」であるが、受診率向上への大きな躍進にはつながっていないようである。我々の検 討では、初回受診者のがん発見率(0.36~0.48%)は、非初回(0.12~0.14%)に比べ 3 から 4 倍高く、検診を受けていない人への啓発活動が急務である。また、自覚症状のない状態で発見さ れた乳がんの 8 割は早期がんであるが、自覚症状があってからでは、その割合が 45%に減少し てしまう。自覚症状がない状態で、継続的に検診を受けることが重要である 1)。 今後も精度管理に努めることは言うまでもないが、受診率の向上、精密検査の精度管理にも取 り組んで行きたいと考えている。 【文献】1) 佐竹美幸、他.千葉県におけるマンモグラフィ検診の現状と有用性について.日本 乳癌検診学会誌.2012,21(3):464. 表1 年齢ごとの受診パターンの概略例 区分 厚 生 労 働 省 30~39歳 40 (平成20年:最新改正) (対象外) M2 +触 41 42 43 M2 +触 44 45 M2 +触 46 M2 +触 47 48 49 M2 +触 千葉県乳がん検診 ガイドライン US M2 US M2 US M2 US M2 US M2 US 当財団推奨方式 US M2 US M2 US M2 US M2 US M2 US 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62歳以降 M1 M1 M1 M1 M1 M1 → (M1+触 隔年繰返し) +触 +触 +触 +触 +触 +触 M1 M1 M1 M1 M1 M1 M1 M1 M1 M1 M1 M1 → (M1 繰返し) → M1 US M1 US M1 US M1 US M1 US M1 M1 (M1 繰返し) 備考:触=視触診、M2=マンモグラフィ(2方向撮影)、M1=マンモグラフィ(1方向撮影)、US=超音波検査 表2 乳がん集団検診の動向と年次推移(マンモグラフィ及び超音波検査) 年度 受診者数 (人) 要精検 者 数 (人) 要精検 率 (%) 精検受診 者把握数 (人) 精検受診 把 握 率 (%) が ん 発見数 (人) が ん 発見率 (%) (平成) 検診方法 10 11 マンモグラフィ マンモグラフィ マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 マンモグラフィ 超音波検査 小 計 8,629 15,140 19,043 243 19,286 22,751 30,485 4,759 35,244 41,788 9,279 51,067 68,438 20,177 88,615 89,913 23,024 112,937 86,375 22,106 108,481 100,090 24,665 124,755 103,185 28,049 131,234 120,039 32,827 152,866 115,532 36,538 152,070 120,420 35,180 155,600 938 1,612 1,763 29 1,792 2,082 2,583 411 2,994 3,262 1,123 4,385 5,479 1,692 7,171 6,611 1,580 8,191 5,470 1,070 6,540 6,767 952 7,719 5,913 1,048 6,961 6,249 1,225 7,474 5,396 1,417 6,813 4,770 1,075 5,845 10.9 10.6 9.3 11.9 9.3 9.2 8.5 8.6 8.5 7.8 12.1 8.6 8.0 8.4 8.1 7.4 6.9 7.3 6.3 4.8 6.0 6.8 3.9 6.2 5.7 3.7 5.3 5.2 3.7 4.9 4.7 3.9 4.5 4.0 3.1 3.8 920 1,566 1,704 23 1,727 2,010 2,479 404 2,883 3,142 1,087 4,229 4,561 1,409 5,970 5,101 1,354 6,455 4,941 996 5,937 6,249 904 7,153 5,302 990 6,292 5,689 1,136 6,825 4,972 1,312 6,284 4,422 975 5,397 98.1 97.1 96.7 79.3 96.4 96.5 96.0 98.3 96.3 96.3 96.8 96.4 83.2 83.3 83.3 77.2 85.7 78.8 90.3 93.1 90.8 92.3 95.0 92.7 89.7 94.5 90.4 91.0 92.7 91.3 92.1 92.6 92.2 92.7 90.7 92.3 25 41 40 1 41 48 84 12 96 139 10 149 170 26 196 174 16 190 148 27 175 168 29 197 184 19 203 220 24 244 235 23 258 201 28 229 0.29 0.27 0.21 0.41 0.21 0.21 0.28 0.25 0.27 0.33 0.11 0.29 0.25 0.13 0.22 0.19 0.07 0.17 0.17 0.12 0.16 0.17 0.12 0.16 0.18 0.07 0.15 0.18 0.07 0.16 0.20 0.06 0.17 0.17 0.08 0.15 マンモグラフィ計 941,828 58,895 6.3 53,058 90.1 1,877 0.20 超音波計 236,847 11,622 4.9 10,590 91.1 215 0.09 1,178,675 70,517 6.0 63,648 90.3 2,092 0.18 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 10~23 累計 合 計 備考:平成14年度までのデータは、財団法人千葉県対がん協会の「年報」を参照した。 表3 乳がん検診の精密検査実施機関基準(日本乳癌学会・日本乳癌検診学会) はじめに 乳がん検診の精密検査実施機関基準(以下、本基準)は、乳がん検診により要精査とされた者が精密検 査実施機関における的確な診断を通じ、乳がんの早期発見と適切な治療を保証されることを目的として、 日本乳癌学会と日本乳癌検診学会の共同により作成された。 本基準は、乳がん検診の精度管理の一環として、地域の精度管理委員会、都道府県のがん検診指導協議 会乳がん部会等により精密検査実施機関の認定基準として採用されることを目標とする。 Ⅰ.精密検査実施機関 マンモグラフィ併用乳がん検診精密検査実施機関は、マンモグラフィ検診、視触診による検診のいずれ か、または両方で乳がんを否定できない(要精検)とされたものに対して下記の検査を行い、診断が行わ れる施設とする。 1)問診・視触診 2)精検用乳房X線撮影 3)超音波検査 4)細胞診・組織診 Ⅱ.精密検査実施機関の基準 精密検査実施機関は次の基準を満たしていることが必要である。 1)精密検査実施機関には、日本乳癌学会の乳腺専門医(当面の間は認定医も可とする)が常勤し、以下 の検査を行う、あるいはその監督下に行うこと。 2)問診・視触診 乳腺疾患の診療に習熟した医師が行うこと、あるいは、その監督下に行われることが望ましい。 3)精検用乳房X線撮影 ・乳房X線撮影装置が日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たし、線量(3mGy以下)および画質基 準を満たすこと。 ・マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の施設画像評価に合格していること。 ・少なくとも2方向撮影・圧迫スポット撮影および拡大撮影が可能なこと。 ・マンモグラフィに関する基本講習プログラムに準じた読影講習会を修了し、十分な読影能力を有する医 師により読影されること。 ・マンモグラフィ撮影技術および精度管理に関する基本講習プログラムに準じた講習会を修了した診療放 射線技師が撮影すること、あるいはその監督下に撮影されること。 4)乳房超音波検査 ・超音波診断装置に適切な探触子を接続して使用すること。 ・探触子は表在用(使用周波数10MHz程度、ただし、アニュラアレイ型探触子では7.5MHzも可、視野幅35 mm以上)を用いること。 ・乳房超音波検査に習熟した医師・臨床検査技師・診療放射線技師・看護師が検査を行うこと。 ・乳腺疾患の超音波診断に習熟した医師が診断すること。 ・画像および所見・診断を記録し、保管すること。 5)細胞診・組織診 ・細胞診、針生検が可能であること。 ・必要あれば外科的生検が可能であること。あるいは、外科的生検が可能な施設と連携できること。 ・細胞診の診断は細胞診専門医・細胞検査士(日本臨床細胞学会)により、組織診の診断は病理専門医(日 本病理学会)により行われること Ⅲ.記録の整備と報告 ・精密検査結果を速やかに検診実施機関に報告する。 ・精密検査によりがんと診断された者については、確定診断の結果、治療の状況等について記録し保管す る。 ・また、がんが否定された者についてもその後の経過を把握し、追跡する事のできる体制を検診機関と整 備する。 Ⅳ.精度管理 1)精密検査の結果を検診実施機関または市町村に報告する。 2)精密検査実施機関の担当者は、地域における精度管理委員会に定期的に参加する。 3) 精密検査の適正化を図るため、細胞診、針生検および外科的生検の成績(生検施行率及びがんの割合) を公表すること。 4)精密検査に従事する医師・臨床検査技師・診療放射線技師・看護師はマンモグラフィ講習会および乳 房超音波に関する講習会を受講していること。 5)その他、定期的なカンファランス開催など、精度管理に関する事項が適切に実施できること。 Ⅴ.本基準の改定 本基準は適時見直されることが必要である。 表4 乳がん検診の精密検査結果における財団及び他医療機関別集計 乳がん検診(マンモグラフィ撮影) 年度 受診 者数 要精検 者 数 ① 平成16 (2004) 66,014 5,243 平成17 (2005) 86,534 6,317 平成18 (2006) 86,375 5,470 平成19 (2007) 100,090 6,767 平成20 (2008) 103,185 平成21 (2009) 120,039 平成22 (2010) 115,532 平成23 (2011) 120,420 5,913 6,294 5,396 4,770 乳がん検診(超音波検査) 年度 受診 者数 平成16 (2004) 16,106 平成17 (2005) 19,347 平成18 (2006) 22,106 平成19 (2007) 24,665 平成20 (2008) 28,049 平成21 (2009) 32,827 平成22 (2010) 36,538 平成23 (2011) 35,180 要精検 者 数 ① (地域集団) 精検受診 精検受診 把握 数 機関区別 ② 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 財団受診 他機関受診 計 2,397 2,049 4,446 1,770 3,154 4,924 1,540 3,401 4,941 1,948 4,301 6,249 1,752 3,550 5,302 1,639 4,050 5,689 1,607 3,365 4,972 1,339 3,083 4,422 (地域集団) 精検受診 精検受診 把握 数 機関区別 財団受診 1,389 他機関受診 計 財団受診 1,339 他機関受診 計 財団受診 1,070 他機関受診 計 財団受診 952 他機関受診 計 財団受診 1,048 他機関受診 計 財団受診 1,236 他機関受診 計 財団受診 1,417 他機関受診 計 財団受診 1,075 他機関受診 計 ② 913 347 1,260 732 433 1,165 581 415 996 484 420 904 475 515 990 368 764 1,132 517 795 1,312 367 608 975 (人) 精検受診 把握率(%) ②/①×100 45.7 39.1 84.8 28.0 49.9 77.9 28.2 62.2 90.3 28.8 63.6 92.3 29.6 60.0 89.7 26.0 64.3 90.4 29.8 62.4 92.1 28.1 64.6 92.7 精検受診 把握率(%) ②/①×100 65.7 25.0 90.7 54.7 32.3 87.0 54.3 38.8 93.1 50.8 44.1 95.0 45.3 49.1 94.5 29.8 61.8 91.6 36.5 56.1 92.6 34.1 56.6 90.7 乳がん PPV(%) ③ ③/②×100 112 50 162 (0.25) 82 87 169 (0.20) 85 63 148 (0.17) 77 91 168 79 105 184 81 139 220 119 136 255 87 114 201 (0.17) (0.18) (0.18) (0.22) (0.17) 4 .7 2.4 3.6 4 .6 2.8 3.4 5 .5 1.9 3.0 4 .0 2.1 2.7 4 .5 3.0 3.5 4 .9 3.4 3.9 7 .4 4.0 5.1 6 .5 3.7 4.5 乳がん PPV(%) ③ ③/②×100 14 4 18 8 3 11 20 7 27 22 7 29 14 5 19 15 9 24 16 8 24 16 12 28 (0.11) (0.06) (0.12) (0.12) (0.07) (0.07) (0.07) (0.08) 1 .5 1.2 1.4 1 .1 0.7 0.9 3 .4 1.7 2.7 4 .5 1.7 3.2 2 .9 1.0 1.9 4 .1 1.2 2.1 3 .1 1.0 1.8 4 .4 2.0 2.9 乳がん 乳腺症 疑 い 4 21 25 2 57 59 0 53 53 1 77 78 3 22 25 1 29 30 1 21 22 2 19 21 1,930 588 2,518 1,269 605 1,874 1,065 913 1,978 1,344 1,086 2,430 1,143 877 2,020 1,018 873 1,891 933 549 1,482 750 511 1,261 乳がん 乳腺症 疑 い 0 2 2 1 2 3 0 6 6 1 4 5 0 4 4 0 0 0 1 5 6 0 2 2 667 104 771 459 78 537 327 132 459 248 116 364 225 139 364 173 204 377 266 234 500 222 182 404 備考:1)データは各年度の「事業年報」を使用した。 2)PPVの計算分母は精検受診把握数とした。また、この欄の括弧内はがん発見率(受診者数に対する割合)を示す。 良性 腫瘍 209 227 436 173 434 607 142 562 704 178 658 836 186 689 875 194 829 1,023 153 553 706 145 893 1,038 (人) 良性 腫瘍 241 120 361 247 120 367 234 182 416 211 184 395 220 277 497 180 384 564 196 252 448 132 318 450
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