Spring 2015 • No. 34 HEADlines 運転状況の リアルなシミュレーション Sound labCOMPACT12 – コンパクトな "one-module"システム Scape HEAD Recorder 4.0 – 新しいオプション HEAD VISOR PROBE HELLA環境試験所が 認証取得 音響心理学とサウンドスケープ 今年5月、“Psychoacoustics and Soundscapes“ (音響心理学とサウンドスケープ)“ セミナーが初めてドイツの アーヘンに近いヘルツォーゲンラート (Herzogenrath) で開催されます。Prof. Dr. Brigitte Schulte-Fortkampと Prof. Dr. Klaus Genuitが、音響心理学とサウンドスケープのアプローチが現在の都市で増加している騒音レベル に対してどのように効果的に対処できるかを解説します。 またセミナーでは参加者の方々に、音響測定技術の使用 方法や適切な心理音響解析関数の計算方法、サウンドスケープの改善に効果的な手段を導き出すための調査の実 施方法についても説明します。詳細は弊社ウェブサイトをご覧ください。 www.head-acoustics.de/eng/seminar_psychoacoustics_and_soundscapes.htm 目次 社長挨拶 リラクゼーションの場所としての サウンドスケープ Prof. Dr.-Ing. Klaus Genuit 現在、わたしたちは日常的に大き な音、時には耳をつんざくような音 に曝されています。もはや休息する 運転状況のリアルなシミュレーション ページ 3 labCOMPACT12 – コンパクトで静かな „one-module“ システム ページ 4 ご存知でしたか? ページ 4 空間がないほど、 しばしば現代社会 の騒音に悩まされます。それどころ か、わたしたちの日常生活は都市 化、産業化、そして現代的なテクノロジーによって形成されたサ ウンドスケープに支配されています。 この音の耐え難い負荷を解消するために、さまざまな規制値を 用いた多くの新しい騒音規制法やガイドラインが制定されてき ました。German Federal Environmental Agency(ドイツ連邦 環境庁)によると、 ドイツ人の半数以上がいまだに騒音に悩まさ れていると感じており、それらの取り組みの成果は乏しいと評価 せざるを得ません。 HEAD Recorder 4.0 ページ 5 HEAD VISOR PROBE – ハムノイズの原因を捜し当てる ページ 6 HEAD acousticsの技術に基づく、 ISO/IEC 17025の認定を受けた試験所 ページ 7 AAC 2015 – Call for papers ページ 8 静粛性と音響的な快適性に対する人々の根源的な要求につい て、 より強化して重点的に取り組むことが必要です。わたしたち 展示会 & コンファレンス ページ 8 の音環境を、知覚的な視点から評価して改善することが緊急を 要する問題になってきました。わたしたちHEAD acousticsでは、 日常生活のサウンドスケープを改善するために音響心理学と音 質の分野での豊富な経験を活用しながらこの課題に取り組んで います。 インフォメーション Acoustics Tutorial がダウンロード可能に! 音と振動の理解、分析、評価。 これらがAcoustics Tutorialの目的であり、わかりやすく実践的な音の例 を用いて音事象の分析・評価について紹介しています。多数のサンプル音を交えつつ音響振動分析 の手法や応用を説明しており、 この分野における日常業務のしっかりとした基礎を提供します。お気 軽に当社にご連絡いただき、DVDに収録されているものと全く同じコンテンツをダウ ンロードしてください。下記URLのフォームに入力いただくだけです。音響分析の世界 の発見をお楽しみください。 www.head-acoustics.de/eng/nvh_acoustics_tutorial.htm 2 HEADlines - Spring 2015 製品のお知らせ 運転状況のリアルなシミュレーション 車室内騒音評価のための新しい SoundSeat 車室内における騒音は振動と相関することが多く、振動は騒音の知覚と判断に直接影響をおよぼします。そのためこの騒 音の知覚的な評価は、被験者に多感覚的な刺激を加える必要がある多次元タスクです。したがってリスニングテストでは、 再生音の正確性だけでなく、心理的・認知的な面の考慮も必要です。音に関連した本物のコンテキストを被験者に提示する ことで、これを実現することができます。 車室内騒音の多感覚的な再生のために、HEAD acousticsは 空気伝搬音の成分は、正しくイコライズされたヘッドホンから 新しい「SoundSeat」を開発しました。このキャリブレーショ バイノーラルで再生されます。最適な振動励起のため、加振 ンされた4チャンネル再生システムにより、空気伝搬する音成 機が座席の下とハンドルに取り付けられています。H3Sシミュ 分、さらにハンドルと座席からの振動をリアルに再現するこ レーションは、アクセルとブレーキ用の高品質なペダル、ギア とができます。運転状況のインタラクティブでリアルな音響 チェンジのレバーで操作されます。さらに、回転アームの付い シミュレーションのためのH3Sシミュレーションシステムと たタッチスクリーンが操作コンソールに取り付けられており、 組み合わせて、車室内騒音は本物のコンテキストの中で提示 例えば違うノイズへの切り替えといったH3Sの操作がしやす されます。このようなシステムにより、試作品を作る前であっ くなっています。模擬運転の間、H3Sはハンドルの後方中央 ても、意思決定者や被験者と協議してターゲットとする音を に置かれた大きなスクリーンに現在の回転数と速度の値だけ 定義することができます。試作品を製作し、運転体験を評価 でなく、視覚的な風景も表示することができます。 するためにテスト走行を実施するという開発プロセスにおけ る労力を大きく軽減し、大幅なコスト削減を可能にします。 SoundSeatは座席と操作コンソール、そして19インチのラ ックで構成されています。コンソールは中央で分かれ、ま SoundSeatでは、実際の車を運転(加速、ブレーキ、ギアチ たキャスターが付いているため簡単に運ぶことができま ェンジ)しているかのように、被験者がそれを操作すること す。19インチのラック内の電子装置は、機器自体のノイズが ができます。騒音振動は対応する運転状況(車両速度、回転 リスニングテストを邪魔しないよう静かな部品を使用して 速度、エンジン負荷)にマッチした状態で再生されます。イン います。中央制御装置としての機能を果たすパワフルなコン タラクティブな制御、そして変更された音と音のデザインコ ピューターは、H3Sシミュレーション・ソフトウェアの実行に ンセプトの比較再生により、被験者はリアリティーのある全 理想的に適しています。聴覚的に正確なヘッドホン再生を 体的な印象をリアルタイムに受けながら、変更前と変更後の 行なうため、オーディオ信号はlabP2ユニットから、振動信 音を直接比較することができます。 号はlabO2ユニットとアンプから出力されます。 HEADlines - Spring 2015 3 製品のお知らせ labCOMPACT12 コンパクトで静かな "one-module" システム ブルかつ手頃な解決策を提供します。labV12ユニットと同 様、labCOMPACT12は12チャンネルのLine/ICPモジュー ルで、オプションでチャンネルごとにハイパスフィルターを 備えています。センサーは前面にあるD-Subコネクター 経由で接続されます。 アナログ入力は12チャンネルすべ てで最高サンプリングレート48 kHz、もしくは6チャン ネルまで96 kHzで動作します。持ち運びに便利なこの モジュールは高い位相精度、24-bitデータ、そして通常 107 dB(A)のSN比という点で優れています。HEADlinkイ ンターフェースにより、HEADlabモジュールを追加して簡 単にシステムを拡張することができます。カスケード接続 や、お使いのlabCOMPACT12をSYNCコネクター経由で他 のHEADlabシステムと同期させることも可能です。USBまた labCOMPACT12は、labCTRLユニット(CAN、Pulse、HMS はLAN経由でダイレクトにノート型もしくはデスクトップPC 入力なし)とlabV12 ユニットのベーシックな機能を兼ね に接続することで、信頼性の高いデータ伝送が保証されま 備えた、コンパクトで簡易化された H E A Dlabシステムで す。あらゆるHEAD acousticsのフロントエンドと同様に、 こ す。“one-module“テクノロジーは多チャンネル分析、特 のモジュールはHEAD Recorderソフトウェアを使って設定、 に家庭やオフィス向け電化製品の開発においてフレキシ コントロールすることができます。 アプリケーション • ...SQuadriga II で記録されたGPSデータは、 HE AD アインストールのための専用ユーザーアカウントを作成でき SQuadriga II Toolsでダイレクトにデコードし、ArtemiS suite ます。 でさらに処理することができます。 • ...HEAD Updater 1.3 では、管理者がコンピューターのす 4 • ...HEAD Updater の最新バージョン1.3では、標準ユーザ べてのユーザーに対する書き込み禁止設定を保存することが ーアカウントに必要な権限がない場合、管理者がソフトウェ できます。 HEADlines - Spring 2015 ソフトウェア・アップデート HEAD Recorder 4.0 ワークフロー最適化のための新しいオプション HEAD Recorderソフトウェアの最新バージョンをご入手いただき、 ワークフローを最適化、拡張する重要な新機能をご活用 ください。測定時のワークフローが、Flow Controlブロック (ユーザー・インターフェース用の追加設定オプション)、チャンネ ル・リストやオフライン・フロントエンドの新機能追加によって単純化されました。新バージョンの詳細については、下記の DownloadCenterをご覧ください。www.head-acoustics.de/eng/nvh_head_recorder_software_download.php. Flow Controlプログラム内で使用可能なAutomation Project Flow Control機能を備えたHEAD Recorderでは、複雑な測 定手順を簡単に実行することができます。ユーザーはプログ ラミングの知識がなくても、エディターを使って単純または 複雑なプログラム・シーケンスを組み合わせることができ、 そしてボタンをクリックするかイベントによるトリガーで実 行できます。 す。ASM 05は、Projectを開くことなく既存のAutomation Projectによって計測データを処理することができます。この 利点は、全過程(レコーディング、処理、結果の出力)が一回 のクリックで実行でき、それ以上の操作の必要がないことで す。ユーザー・インターフェースのカスタマイズ機能によってボ タンを拡張し、一回のクリックでFlow Controlを再起動する ことができます。 オフライン・フロントエンド機能が新たなフロントエンドにも対応 新しいバージョン4.0では、“offline front end (オフライン・ フロントエンド)“ 機能がHEADlabシステムに加えてlabV12 DualLink、labSG6またはlabT6といった新しいHEADlabモ ジュールにも対応しています。フロントエンド・ビューでは、 フロントエンドを物理的に接続することなく (プリ)構成でき ます。 このように、オフライン・フロントエンドにより、例えば 異なる場所で使用するためのチャンネル・リストの作成や 保存が可能です。後で実際のフロントエンドを接続したとき に、オフラインモードで作成した設定全体をそれに移すこと ができます。 今回Flow Control機能の拡張によって新しいプログラム・ブ リモート・コントロールに直接リンク ロックが追加され、測定イベントを便利に記録する音声メモ コン ピュー ター が 近くに 置 か れて い な い 測 定 環 境 で などが可能になりました。しかしさらに重要なことは、お使 は、HEAD Recorderをリモートで操作すると便利です。ウェ いのFlow Controlに、ユーザーによる操作なしで計測データ ブブラウザでレコーダー画面を開き、スマートフォンまたはタ を処理するようなAutomation Projectを組み込むことが可 ブレットから操作することができます。ウェブ・インターフェー 能になったことです(上図を参照ください)。Flow Control スを使いやすくするため、新しいHEAD Recorderはウェブの に Automation Projectを組み合わせることにより、お持ち U R L だけでなく、リ のライセンスに応じて多様な可能性の広がりを享受できま モートコントロール・ す。ASM 01では、新規または既存のAutomation Project インターフェースへの をArtemiS suiteで開き、現在の計測データをこのProjectの リンクを含むQRコー Source Poolに自動的に追加して、さらなる処理を実施しま ドも表示します。 HEADlines - Spring 2015 5 音響に関するリサーチ HEAD VISOR PROBE ハムノイズの原因を捜し当てる 低く続くブーンという音(drone)、大きなブンブンという音(hum)– 機械によりたびたび引き起こされ放射される低周 波騒音は、不快感の原因となります。機械部品から放射される、時として非常に大きなノイズ成分を効果的に減らすために は、音事象の発生源を特定することが不可欠です。HEAD VISOR PROBEは低周波数の空気伝搬音源のローカライズに有用 なツールです。 400 Hz 以下の周波数では、音波は80 cm以上の波長で放 のカメラで自動的にトラッキングされます。 この目的のため 射されます。遠距離場において、 これらの波長はビームフォ に、12個のLEDがプローブの先端に取り付けられており、 こ ーミング法では正確に分解できず、音源までたどることがで れによりシステムはプローブがどの方向を向いていても確 きません。一方、機械にごく近い近距離場での音圧レベル測 実に音源位置を検出します。埋め込みのプッシュボタンで試 定は、音の正確なマッピングを可能にします。 これらの分析 験対象物の各部を測定し、そして全体のイメージを合成する 手順を手助けするのがHEAD VISOR PROBEであり、HEAD ことができます。 VISORシステムの補完としての役割を果たします。 近距離場計測はHEAD VISORソフトウェアの直感的なワー この軽量でフレキシブルなプローブの先端には2つのマイ クフローでダイレクトに評価されます(下図を参照ください) クロホンがあり、測定者は測定対象物の表面に沿ってプロー 。HEAD VISOR PROBEはこのように、一回のレコーディング ブを動かします。それらは正確な位置と方向とともに、測定 で近距離場と遠距離場計測の両方が得られる有益なソリュー 対象物表面から放射されるすべての周波数成分を検出しま ションを提供します。 このようにして、放射音に対して20 Hzか す。 プローブの位置はHEAD VISOR (Tool Pack 01)の3つ ら20 kHzまでの周波数帯域全体を評価することができます。 図: モーターに起因しない100 Hzでの芝刈り機の音の放射 インフォメーション Prof. Dr. Klaus GenuitがINCE-USAの名誉会員に HEAD acousticsの最高経営責任者Prof. Dr. Klaus Genuit のためのエンジニアリング・ソリューションの開発と促進を が、米国騒音制御工学会(INCE-USA)の名誉会員に選出さ 目的とした非営利団体です。 れました。INCE-USAは、環境、製品、機械、工業騒音の改善 6 HEADlines - Spring 2015 アプリケーション HEAD acousticsの技術に基づく、認定を受けた試験所 HEAD acoustics製品に信頼をおくHELLAのNVH試験所、最高標準規格 ISO/IEC 17025の認証取得 サプライヤーとの連携において、自動車メーカーは再現可能で正確な結果を要求します。試験所・校正機関に対する規格 ISO/IEC 17025の順守は、国際的にこの要求を満たしている根拠として欠かせません。 このため、HELLA はこの規格の認証を 取得した環境試験所をいくつか所有しています。 NVH 試験所に関して、これには例えば ISO 3744に準拠し 測システムとの100パーセントの互換性が、音響測定と振動 た音響パワー測定、そして顧客特有の規格に基づ いた測 試験のためのパワフルなソリューションを完成させます。 定も含まれます。音響測定に加えて、振動試験の分野にお いても数多くの標準化された試験方法が認定されてきまし 欠くことのできないサポートサービスとして、HEAD acoustics た。HELLA は実施する試験のために、最先端技術のパワフ はISO/IEC 17025に準拠したDKD校正を提供しています。 ルな製品に信頼をおいています。無響室および半無響室(ど 測定結果が再現可能であることを確実にするために、 これを ちらもクラス1が完全に保証された部屋) と多数の最新式の 受けることがハードウェアにとって必須です。 このように検査 振動制御システムを除き、HELLAはArtemiS suiteの包括的 された測定システムの精度は、規格の高い要求を順守して なソフトウェア・パッケージと、HEAD acoustics 製品ライン いる根拠となります。 の様々なフロントエンドを運用しています。 NVH 試験所の次の展開ステージとして、HELLA はさらなる 音響パワー測定には、HEADlabシリーズの 18チャンネルフ 測定室を計画しています。特別な壁のコーティングが施され ロントエンドが使用されています。また振動試験には、最大 たこの部屋は、特定の温度でのキーキーという音(squeak) 2台のSQuadriga IIフロントエンドが使用されます。モバイ やラトル音(rattle noise)を専門にレコーディングして分析 ル録音再生フロントエンドの優れたフレキシビリティによ するために使用されます。HEAD acousticsハードウェアお り、HELLAは測定装置を顧客先で操作することもできます。既 よびソフトウェア製品の一貫した使用により、それらの測定 存のマイクロホン、加速度計、 ダミーヘッド、そしてレーザー計 の技術的な基礎が得られます HEADlines - Spring 2015 7 お知らせ アーヘン音響コロキウム (Aachener Acoustics Colloquium) 2015 – 論文募集のご案内 今年、第7回となるアーヘン音響コロキウムが、特に工業分 ヤノイズ、数値解析法、マルチ・モダリティと 野や音響研究の専門家に向けて開催されます。2015年4月 いったテーマについて要旨を投稿してくださ Development and Research in AUTOMOTIVE ACOUSTICS 24日までに、音質、サウンドデザイン、NVH測定、測定技術 い。コンファレンスは英語とドイツ語で行な 解析、エンジン・駆動系・ギアボックスの音響特性、路面-タイ われます。 http://www.head-acoustics.de/aac/de/pdf/Call_for_papers_2015.pdf CALL FOR PAPERS November 23 – 25, 2015 Pullman Aachen Quellenhof, Germany www.aachen-acoustics-colloquium.com www.aachener-akustik-kolloquium.de お知らせ 展示会 & コンファレンス DAGA 2015 • Nuremberg, Germany; March 16 – 19, 2015 Abstracts NVH: • Loudness perception and modeling of time-varying sounds; German; Authors: Dr. R. Sottek, T. Moll • Determination of critical transfer paths in the BTPA; German; Authors: B. Philippen, Dr. R. Sottek • The application of psychoacoustics in the context of environmental noise assessment; German; Authors: A. Fiebig, Prof. Dr. K. Genuit Abstracts Telecom: • Listening effort vs. speech intelligibility in car environments; Authors: Dr. H.-W. Gierlich, Dr. G. Mauer, J. Reimes • Instrumental testing of in-car communication systems; Authors: F. Kettler, U. Müsch • Detection of "silent calls" in emergency call scenarios; Authors: F. Kettler, S. Poschen, R. Serafimov 15. Internationales Stuttgarter Symposium • Stuttgart, Germany; March 17 – 18, 2015 International Conference on Fan Noise • Lyon, France; April 15 – 17, 2015 169th Meeting of the ASA • Pittsburgh, Pennsylvania; May 18 – 22, 2015 Abstracts: • Environmental noise assessment by means of psychoacoustics and its relation to in-situ annoyance judgments of urban noise; Author: A. Fiebig • The character of noise and its relation to noise effects; Author: A. Fiebig • Status of psychoacoustics in noise analysis; Author: Prof. Dr. K. Genuit • Psychoacoustically-based tonality model for the evaluation of noise with tonal components; Author: Dr. R. Sottek EuroNoise 2015 • Maastricht, Netherlands; May 31 – June 03, 2015 Abstracts: • Loudness perception and modeling of impulsive sounds; Authors: Dr. R. Sottek, T. Moll • Influence of context effects on sound quality assessments; Author: A. Fiebig SAE 2015 Noise and Vibration Conference and Exhibition • Grand Rapids, Michigan, USA; June 22 – 25, 2015 Abstracts: • Application of a new perceptually-accurate tonality assessment method; Authors: Dr. R. Sottek, W. Bray • Parameterizing mount models from in-situ measurements; Authors: B. Philippen, Dr. R. Sottek inter.noise 2015 • San Francisco, California, USA; August 09 – 12, 2015 Automotive Testing Expo 2015 China • Shanghai, China; September 15 – 17, 2015 170th Meeting of the ASA • Jacksonville, USA; November 02 – 06, 2015 Aachen Acoustics Colloquium 2015 • Aachen, Germany; November 23 – 25, 2015 HEAD acoustics GmbH • [email protected] • www.head-acoustics.co.jp © Copyright HEAD acoustics GmbH 2015
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