写真1-a 軟水に石けんだけを入れ るとなめらかな泡ができ る。 写真 1-b 軟水の場合は石けん水は透明のま まです。水道水の場合は石けん水 は少し白くなる。それはわずかに 金属石鹸ができているため 写真 2 泡が消えて表面に石けんカスが浮き始める 写真 3 表面に石けんカスが凝集して固まっている。 石けんカスをすくってみました。 石けん溶け残りではありません。金属石鹸です。 写真 4 焼成カルシウムを少し加えると 白く濁る。 写真 5 写真 6 さらに加えると、さらに白くなる。 臨界点を越えると、沈殿物ができる。 写真 7 上澄みを捨てると、、、 左から、石けんのみ、石けんと焼成カルシウム、石けんとメタ珪 わずかの差のようですが、反射率などでは大きな差になると思います。 排水口から流れた金属石鹸は、地面に固着する 実験後の洗液サンプル 左は石けん。右は合成洗剤。石けんは石けんカス が浮いているが、合成洗剤は沈殿物が生じている。 アルカリの危険性 これは、組合では「焼成カルシウムのアルカリは、蛋白質を損傷 しない」という見解を出されていることに対する、警告の写真で す。 アルカリ物質は、酸化カルシウムであってもメタ珪であっても関 係なく、水に溶けたときにどれだけの濃度で水酸イオンが存在す るかが、蛋白質を損傷させるかどうかを判断する材料になります。 左の写真は焼成カルシウムを溶かした水の中に長時間ベージュの ウール生地を浸漬しておいたものです。ご覧のように完全に黄変 し、水溶液も黄色みを帯び、取りだしてみると硫黄臭がします。 この硫黄臭がするのは、タンパク質が変性して硫黄が飛んだ状態 を表しています。
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