第一回「自然と俳句教室」 第一回「自然と俳句教室」講座 「自然と俳句教室」講座が終了しました 講座が終了しました 教育部門 御旅屋 瑛一 4月24日(火)に開講して以来、毎月一回、坪内稔典先生、田中 俊弥先生や川井秀夫先生の講義と野外に出ての吟行、帰ってきての 句会と六回予定した講座が去る10月23日(火)の天満・繁盛亭から大 川端での吟行、引き続いての句会で終了しました。当日は大雨の予 報が出ており、残念ながら参加者は少なく、少しさみしい吟行になり ましたが、雨の中のしっとりとした天満宮や大川端を歩き、歩きながら 俳句を作る人、しっかりと印象をメモる人と様々ですが、教室に帰っ ての句会ではいきいき として投句をされていま した。 講座生30人は第一回目の冒頭から「虫」を使っての造句と驚きの表情 でしたが、最終回には自信に満ちた表情で吟行や句会に臨んでいました。 今回は坪内稔典先生の講座が2回、田中俊弥先生と川井秀夫先生の講 座が1回づつ、それに全先生が集まっての吟行/句会が2回という構成 でした。次回は今回の経験を生かし、もう少し講座数を増やすとともに句 作の機会も増やした講座にしたいと考えています。坪内稔典先生のご了 解も得、計画をまとめています。詳細が決まり次第、皆様にご連絡をする 予定です。自然を親しみながら俳句を作る楽しみを味わってください。 自然俳句講座受講 自然俳句講座受講を終えて 受講を終えて 金子 留美子(シ 5) 四月から始まった月1回全5回の自然俳句講座は、10 月 23 日、そぼ降る雨の中、天神橋筋商店街から天満橋 まで吟行し句会が開催され、この5カ月の成果が披露されました。 天神橋筋商店街を2丁目から1丁目に歩き始め、繁盛亭→天満宮→相生楼→滝川公園→風の万華鏡→南天満公 園(青果市場跡碑・浪速の子守歌碑)→天満橋と通り、先生の言葉にヒントを得ながらの句作りです。昼食後 13 時にいつもの座学の教室に再集合して句会の始まりです。 句会は初体験です。句作りの大変さ、物珍しさでいちいち質問します。 「取り敢えずやっていけば分かりますか ら。 」と諭されますが頭はいっぱいいっぱいです。まず3作句をひねり、短冊に1句づつ書き写し無記名で提出し ます。3句×参加者数の短冊がランダムに回覧されるので、各人がそれぞれのノートに全句を書き写します。そ の中から各人が特選1句を含む3句を選び提出し、得票数の多い句の披露があり、作者のコメント、選者の感想、 先生の句評で講座が進みます。 生憎の雨でしたが参加者も 13 人と少なめで、お陰で指導も行き届き、充実した会になりました。なにもかも初 めてのことで、5回を終えてもまだ何も分かっておりませんが、一つ世界が広がった気がします。 以下は3票以上取った句と特選を取った句と坪内賞を取った句です。 特賞獲得句 秋の雨 阿国はぬれて どこで舞う 暮れの秋 ねんねころいち 環六歳 秋しぐれ 剣先風を 切るところ 裏町の 秋のスープは 具だくさん 木犀の 匂い振り向き 目で追いし 3票以上獲得句 吟行に 連れてあげましょ 秋の雨 金木犀 香りに気付き 傘をあげ 秋の川 じんじんじんと 漣す コマ犬の 喉をうるおす 秋時雨 雨けぶり 大川水面を 鳥渡る 坪内稔典賞 肌寒や 大川端の うどん店 -8-
© Copyright 2024 ExpyDoc