長雨による ト ウ モ ロ コ シ 減収対策 平成27年7月6日 *** 今後の増収対策のポイント *** 西諸県農業改良普及センター 対策 1 ・生育中のトウモロコシ畑には、排水溝を設ける。(追肥は10アール当たり20kg程度施す) 対策 2 (栽培体系 1・2 ・3 ・ 7・8・9 参照) ・ 7月上・中旬にトウモロコシを播種すると気温が高いので、生育期間が短く、丈が小さいトウモロコシになります。 ・ 7月上・中旬は晴れてもトウモロコシの播種は避け、ソルゴ-や飼料用ヒエ等を利用しましょう。 ・ 飼料用ヒエ等の後作には、9月上旬にエン麦が播種できます。 対策 3 (栽培体系 4 ・5 参照) ・ トウモロコシ二期作を適期に収穫するためには、8月10日以前に播種することが条件です。 ・ 二期作トウモロコシの生育期間を確保するために、春播きトウモロコシの収穫が遅れないようにします。 ・ 二期作トウモロコシは、二期作専用品種や遅まき用で病気に強い品種を利用します。 対策 4 (栽培体系 3 参照) ・ 高エネルギー飼料作物が必要な場合は、子実型ソルゴーを利用します。 ただし、雀により食害を受ける可能性がありますので、雀の多いところでは利用できません。 7月以降で考えられる栽培の例(天候により変動はあります) 栽培 体系 上旬 1 7月 中旬 下旬 上旬 8月 中旬 ミレット(飼料ヒエ) 下旬 上旬 9月 中旬 下旬 上旬 10月 中旬 下旬 上旬 11月 中旬 下旬 12月 収穫 ◎播種 2 ローズグラス 収穫 ◎播種 3 ソルゴー(ソルゴー型・兼用型) 収穫 ◎播種 3-2 ソルゴー(ソルゴー型・兼用型) 収穫 ◎播種 4 5 6 7 8 9 トウモロコシ播種 (二期作専用品種または、遅まき用品種を使用) 収穫 この期間にト ウモロコシを 播種すると、 生育期間中の 温度が高いた め、短い生育 日数で出穂す るので、小さな トウモロコシに なります。 ◎播種 トウモロコシ播種 (二期作専用品種または、遅まき用品種を使用) 収穫 ◎播種 上旬まで トウモロコシ播種 ( 乳熟期での収穫 ) 青刈り利用 ◎播種 8月中旬以降 に播種したト ウモロコシは、 糊熟期に到達 する可能性が 低くなります。 エン麦 (極早生品種) ◎播種 収穫 イタリアン( いもち病に強い品種 ) 収穫 ◎播種 イタリアン(早生品種等) ◎播種 収穫
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