★ほくろってどんなもの? 皮ふを構成している色素の一部である「メラニン」を含む細胞 のメラノサイトが特に高い密度で構成されている変形箇所のこ とを指します。 ほくろは大きく二つに分けられ、皮ふが盛り上がらないような ものを「黒子(こくし)」、皮ふが盛り上がっているものを 「色素性母斑(しきそせいぼはん)」とも呼びます。 なお、この色素性母斑は良性腫瘍の一種とされています。 ★ほくろの言葉の由来は? 原 因 ほくろ(黒子) かつては「ははくそ(母糞)」と呼ばれていました。これは文 字通り「母胎内でついた母親の糞」という意味でしたが、その 後鎌倉時代初期に色の「くろ(黒)」が混ざり「ははくろ(母 黒)」という言葉になり、ハワクロ→ハウクロ→ホークロと変 化し室町時代の末期には現在のホクロになったとされています。 ★そばかすとは違うの? そばかすは主に顔、背中などに集中し3~5mm程度の茶色の色素斑 が散在するように発症します。 メラノサイトが局所的に活性化して色素沈着を起こした状態になり、 ほくろのようにメラノサイトの塊のようにはなっていません。 正しくは雀卵斑(じゃくらんはん)といい、雀の卵の模様に似てい ることからこの名があります。 ★メラノーマじゃないかと思ったら… 良性腫瘍であるほくろに対し、悪性腫瘍であるメラノーマ(悪性黒色腫)はメラノサイトがガン 化したものです。 原因と考えられているのは紫外線の他に足裏からの刺激との関連が疑われるものもあります。 メラノーマの特徴としては以下の4つがあります。 ①いびつな形 ②境界不明瞭 ③色調不均一 ④長径6mm以上 少しでも「おやっ?」と感じたら皮膚科の受診をしましょう。 From the author・・・ どうもそばかすは日本人には少ないようです。 参考: http://ja.wikipedia.org/wiki
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