概要紹介 - JICE 一般財団法人 日本国際協力センター

国際交流のJICE
世界をつなぐ。
国際交流 ――
各国・地域の政治システム、経済状況、社会・文化、宗教、習慣の違い、
民族性や様々な価値観を相互に理解し、「新しい気づき 」として尊重 すること。
それが、日本と世界の将来を担う若者たちの豊かな心を育て、平和な未来を創っていきます。
それが、私たち JICE の使命です。
2. 日本と世界の人々をつなぐ「国際交流」への取り組み
3. 国際交流の実績
"JICE"のコーディネーター
6
日本各地の協力者の声
8
1. 招へいプログラム概要
10
学校交流 高校編
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大学編 / 小・中学校編
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学校交流感想文より
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ホームステイ
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ホームステイ感想文より
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分野別プログラム紹介
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① 政治・行政
22
② 科学技術
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③ 歴史・伝統文化
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④ ポップカルチャー
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⑤ スポーツ
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⑥ 防災・減災
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⑦ 産業
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⑧ 環境
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⑨ マスコミ・メディア
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⑩ 日本語
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32
学校交流
36
学校交流感想文より
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3. プログラム参加者、
その後の活躍
2
参加者のその後
2. 派遣プログラム概要
派遣
だから、私たち JICE は、一つひとつの出会いを大切に、丁寧につないでいきます。
1. JICE とは
招 へい
それは、国・地域を超え、人と人とがつながるということ。
4
各 地 の声
未来をつなぐ。
国際交流の JICE
CDN制度とは
知をつなぐ。
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3
国際交流の JICE
1
ジ ャ イ ス
J ICE とは?
一般財団法人日本国際協力センター(JICE)は、国際協力の推進を目的に、1977 年に設立された組織です。国際研修、
2
日本と世界の人々をつなぐ「国際 交流」へ の取り組み
1984年以来、JICE は 68,500人の 若手社会人、大学生、中高生を各国・地域から日本に受け入れ、また、
1,600人以上
の日本の若者を世界へと送り出してきました(2014 年12 月現在)
。日本または世界の各地で、新たな出会いと感動、
驚きや共感、相互理解や自己の再発見につながるたくさんの機会を生み出し、友情と信頼関係を培い、 これからも世界の
国際交流のJICE
知をつなぐ。世界をつなぐ。未来をつなぐ。
人々と共に未来を創っていきます。
招へいプログラム
詳細は p.10∼
派遣プログラム
詳細は p.32∼
世界各国・地域からの訪日団を受け入れ
日本の若者を世界各国・地域に派遣
日本の全国各地でプログラムを展開します。訪日団は、日本の最先
端技術や文化、自然、産業に触れ、また、学校交流やホームステイ、
文化体験、意見交換会、地域のイベントを通じて日本と日本人への理
解を深めます。
派遣団は、訪問先で各国・地域の社会・経済、文化・習慣・人々の
生活を肌で感じ、多様な価値観に触れます。また、ODAや日系企業の
活動を視察、日本と各国のつながりを学びます。
国際交流、留学生受け入れ支援、多文化共生、プロジェクト支援といった事業を通して日本の技術、知識、経験を世界に伝え、
国づくりを担う人材の育成に取り組んできました。これまでの知見と国内外のネットワークを活かし、これからも世界の人々
と共に学び合い、理解を深めながら、平和で豊かな地球社会の実現に貢献します。
組織 概 要
名称
:一般財団法人日本国際協力センター
JAPAN INTERNATIONAL COOPERATION CENTER(JICE)
組織規模:基本財産 10 億円、事業規模約 85億円(2014 年度当初計画)
・青年招へい事業
・JENESYS2.0(2013-2014, 外務省)
スタッフ :事務職約 200 名、コーディネーター 31言語 1,087 名、日本語指導員 419 名
(1984-2006, 独立行政法人国際協力機構 = JICA)
・KAKEHASHI(2013-2014, 国際交流基金)
拠 点
・JENESYS(2007-2012, 外務省)
・さくらサイエンスプラン高校生特別プログラム
・キズナ強化プロジェクト(2013, 外務省)
(2014, 独立行政法人科学技術振興機構 =JST )
3
主な事業実績
:国内 本部(東京都新宿区)、北海道/東北/中部/関西/九州支所
海外 12 ヶ国にプロジェクト事務所
国際交流の実績
招 派 …1984 年∼ 2014 年12 月までの招へい/派遣数
交流プログラムでつながった
世界の国・地域と人々
4
5
インドネシア語
JICE のコーディネーター
英語
スラマッ・シアン
ハロー
Selamat siang
エリック・シャムスマル
コーディネーターとは?
2003年登録
JICE の交流プログラムでは、日本人と各国・地域の人々の心をつなぐコーディネーター(CDN)が活躍しています。
CDN は、通訳としてはもちろん、各国・地域 の社会・経済、歴史・文化、宗教、民族性等に精通した、
チョムリアップ スオ
Hello
荒木 浩子
甲斐 峰雄
1992年登録
長いコーディネーター経験、広いネットワーク
と明るさ、バイタリティーに定評あり。「世界
が平和であるようにという願いは、互いの文化
の尊重と心の触れ合いから始まると思います。
日本の魅力を発信し、心を伝えるコミュニケー
ターでありたいと思い ます」
1995年登録
日本在住 34 年、カンボジアの弁護士資格を持ち、
特に日本のカンボジアへの法整備支援分野に貢献。
「プログラムを通じてカンボジアの多くの人々と日
本の人々が出会い、それぞれの思いを伝え合う、そ
のつなぎ役になれたらとの思いでコーディネーター
をしています」
異文化理解とコミュニケーションのエキスパートです。日本人と各国・地域の人々の双方が、相違を超えて理解し合い、
尊重し合えるよう「つなぎ」の役目を果たし、
プログラムの目的に沿った成果を導き出します。
コーディネーターの役割
スペイン語
オラ
Hola!
コーディネーター登録地は
北海道 54 人、東北 18 人、
東京 678 人、中部 43 人、
関西 141 人、九州 153 人
JICE コーディネーター対応言語
言語(五十音順)
人数
❶ 現場監理
アラビア語
8
プログラム中、来日初日から帰国日まで同行し、引率・誘導、スケジュール管理、
イタリア語
1
関係者との連絡など、迅速・的確かつ臨機応変にプログラムの遂行を監理します。
インドネシア語
ウルドゥ語
英語
34
1
❷ 通訳
24
カンボジア語
11
世界各国の政治・経済状況、教育や歴史、宗教、文化、
シンハリ語
1
習慣や民族性はもちろん、日本の受け入れ側の事情を踏まえた上で、
スペイン語
88
科学技術からポップカルチャーまで様々な分野において
丁寧で分かりやすい通訳を行います。
❸ ファシリテーション
プログラム目標を達成できるよう、
各コンテンツのねらいに沿い、
参加者にいろいろな「気づき」や「学び」を促します。
❹ 健康管理・生活相談
プログラム中、参加者の健康管理と安全に注意を払い、
きめ細やかなケアにあたります。
❺ 安全管理
JICE の安全管理マニュアルに則し、参加者の病気・ケガ、
自然災害などの様々なトラブルについて、責任を持って適切な対応を行います。
スロバキア語
1
セルボ・クロアチア語
4
タイ語
25
ダリー語
6
チェコ語
1
中国語
107
ドイツ語
4
トルコ語
5
ネパール語
2
フランス語
56
ブルガリア語
1
ベトナム語
37
ペルシア語
5
ベンガル語
2
ポーランド語
1
ポルトガル語
24
マレー語
11
ミャンマー語
17
モンゴル語
20
ラオス語
8
ルーマニア語
1
ロシア語
合計
サラーム
コーディネーター
ご紹介
1988年登録
メキシコ政府の留学生として大学院に留学。子
育て経験を訪日団への対応に活かしている。
「地
理的に日本の反対側に位置する中南米の若者
が 、プログラムをきっかけに日本について多く
を知り、将来日本と中南米の架け橋となってく
れることを期待しています」
ダリー語&ペルシア語
世界の言語で
「こんにちは!」
JICEには 31言語・1,087人の
コーディネーター(CDN)が
登録しています。
ここでは一部の方々を
ご紹介します。
ナリマニ・ハッサンアリ
2004年登録
イラン国テヘラン出身。日本在住 25 年。状況
に応じた柔軟で丁寧な通訳が得意。
「中東の人々
にとってまだまだ日本は遠い国であり、逆もし
かり。双方が結びつき、将来大きな何かを成し
遂げられるよう、しっかりつないでいきたいと
思います」
536
韓国語
双方の円滑な意思疎通や理解を深められるよう、
和田 ありさ
CDN制度とは
大学で日本語を習得。日本在住28 年。笑顔と心
身のタフさが 強み。
「言葉や文化・習慣の壁を乗
り超え、日本とインドネシアの若者の間に新た
な絆が結ばれる瞬間に立ち会った時に一 番コー
ディネーターとしてのやりがいを感じます」
カンボジア語
国際交流のJICE
心をつなぐコミュニケーションのプロフェッショナル
45
中国語
ベトナム語
ニイハオ
シン・チャオ
你好
劉 玉蘭
北京出身。正確な通訳と周りの人々への細やか
な配慮で円滑にプログラムを進行。
「毎回中国・
日本双方の参加者のエネルギッシュな姿勢に驚
かされています。今後も日中間の若い人々の相
互理解が一層深まることを願いつつ、日本と中
国をつないでいきます」
モンゴル語
日本在住 35 年。専門性の高い経済分野の通訳
から訪日団のお土産選びのアドバイスまで熱心
に対応。「プログラム中の私の対応次第で、ベト
ナムの人々の日本に対する印象や理解度も変わ
ります。近い将来に日本とベトナムをつなぐ架
け橋となる若者を育てる責任を感じています」
ラオス語
サバイディー
Сайнбайнауу?
2007年登録
高校時に日本と日本語に一目ぼれ。夢中で勉強
してモンゴルから来日。
「モンゴルの若者に日本
を大好きになってもらえるよう努めています。
帰国時に彼らが『必ずまた日本に来ます』と 話
してくれることがうれしく、今後も彼らの成長
を見守ります」
横山 トンオン
1999年登録
サィン・バェ・ヌー
ビャンバー・ボロルマー
ミンガラーバー
Xin chào
橋本 孝
1990年登録
ミャンマー語
チャンタソン・インタヴォン
1999年登録
国費留学生として来日して以来 40 年。日本人
のご主人の協力を得つつ NPO 代表など多方面
で活躍。
「ラオス人と日本人の相互理解の橋渡し
役として、プログラム参加者が目的や内容を理
解し、日本文化に興味を持って日本人と交流し
てくれるよう導いていきたいと思います」
2008年登録
ミャンマーの医師であり、日本でも再生医学博
士。穏やかな雰囲気と丁寧な通訳が 好評。「日
本に来たミャンマー人、ミャンマーに行った日
本人、その双方からの『相手国が大好きになっ
た』という声に励まされています。交流プログ
ラムは、一番大切な世界平和の種です」
ロシア語
ズドラーストヴィーチェ
Здравствуйте
セルゲイ・ヴォルコフスキー
1994年登録
モスクワ出身、日本在住 25 年。露英日語を使
いこなす高度な通訳力とユニークな感性が魅力。
「母国と日本の人々の役に立ちたいという思いか
らコーディネーターに。プログラムに参加する
青年たちは若々しく、希望に満ちあふれ、彼ら
からエネルギーをもらうのが毎回楽しみです」
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このページ内の数字は、2014 年 12 月現在の情報です。
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各 地 の声
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