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平成27年度第1回大府市要保護児童対策地域協議会代表者会議
日時:平成27年5月15日(金)
午後1時30分~午後3時
場所:大府市役所203会議室
出席委員:山崎嘉久・水野愛子・小野隆俊・加藤恵子・加藤俊治・三宅和人・
佐藤泰一・大西賢子・加古好美・矢田宏子・加藤武治・鷹羽健太郎
事務局 :福祉子ども部参事・学校教育課指導主事・生涯学習課長・福祉課長
健康推進課長・健康推進課総括係長・児童課長・指導保育士・子ど
もステーション所長・主幹兼指導保育士・児童課主査・児童課家庭
児童相談員
欠席委員:弓場結子・平下佳明
傍聴者 :なし
1
市長あいさつ
大府市要保護今年で8年目になる。大府市は児童虐待には早くから取り組ん
でいる。理由としては大府市にあるあいち小児保健医療と連携が取れること、
また高齢者虐待、DⅤなど人権問題には早くから取り組んでいるという点だと
思う。このような成果は、これまで大きな問題になっていない点に現れている
と思う。昨年は、重篤な児童虐待の心配もあったが早期に警察、消防、病院な
どと連携や協力を得て取り組んでもらったことで大事に至らずに済んだ。今年
度も大府市児童虐待防止シンポジウムを10月10日に開催する。意識啓発も
出来ていることが良い結果につながっていると思う。しかし、相談件数は増え
ており、1000世帯を超えたケースの管理をしているため、今年度から児童
相談システムを導入する。今年度も子どものために皆様のお力をお借りしたい。
2
委嘱状交付
3
自己紹介
4 議題
(1)会長・副会長選出について
会長:山崎委員
副会長:水野委員
<会長あいさつ>
現在、あいち小児では子どもの高度な救急医療を行うための工事をしている。
新たな取り組みをし、大きな事故であっても出来るだけ後遺症無い状態での生
存に向けて、職員一同より良い診療に努めていきたい。児童虐待としては、事
故の中には脳死の問題もあるが、倫理委員会など院内の整備をしている。大府
市の要保護児童に力を尽くしたいと考えているので、委員の皆様の協力をいた
だきたい。
<副会長あいさつ>
この会議に参加をして10年程度となる。児童虐待に関して皆さまと一緒に、
勉強しながら会長の補佐をしていきたい。
(1)平成26年度実績報告について
ア 知多児童・障害者相談センター実績報告
資料1
<委員>資料1に沿って説明。
意見
<委員>
・心理的虐待というのはどのようなものか。
<委員>
・DⅤなど子どもにとって心理的虐待となるものである。
<委員>
・虐待数の実母以外の虐待、例えば再婚家庭などで継母、継父の数が多いかと
思っていた。
<委員>
・実子と暮らしている世帯の方が多いので、再婚家庭の件数と比べ実数が多い
こともあるかと思う。
<委員>
・受付経路で保育所が0件というのはなぜか。
<委員>
・通常では保育園が直接、児相に通告するのでなく、市の福祉事務所にまずは
連絡が入り、必要に応じ市から児相に連絡が来るためである。
<委員>
・どの市町でも公立、私立ともに保育園は市にまずは連絡をするという仕組み
が出来上がっている、という考えで良いか。
<委員>
・良いと考える。
<委員>
・警察での一時保護というのはあるのか。
<委員>
・深夜に警察から児相に通告があった場合、児相の対応が明け方になることも
ある。その際に、児相より警察に一時保護をしておいてほしいと依頼すると
いうことである。
<委員>
・一時保護の期間はどの程度か。
<委員>
・児童福祉法では2ヶ月となっている。場合によっては長くなることもあるが、
学齢期の子は学校に長期間行けないということにもなるので早めの対応が必
要と考える。
<委員>
・受付経路に保育所はあるが、幼稚園がないのはなぜか。
<委員>
・今後の表の作り方の参考にしていく。
イ
大府市実績報告
資料2
<事務局>資料2に沿って説明
意見
<委員>
・一時保護が14件となっているが全てが虐待なのか。
<事務局>
・ケガによる虐待は3件、その他は母の精神疾患などで家庭で育てられないな
どのケースであった。
<委員>
・一時保護所の収容可能な人数は何人か。0歳の子でも良いのか。
<委員>
・これまでは1か所で40名だった。今年度からもう1か所設置したので受け
入れ可能人数は増加した。0歳の子は乳児院となる。
<委員>
・25年度に比べて虐待数が減っているのは良いと感じるが、9番の児童の養
育についての経済等環境条件に関する相談が倍以上になっているが、具体的
要因では産後鬱などか。
<事務局>
・産後鬱だけでなく、保護者自身が精神疾患をもって見える方もいる。
<委員>
・祖父母などの協力は得られないのか。
<事務局>
・事務局としても、行政でなく家族で助けてもらう方が良いと考えるので、相
談を受けるなかで家族の手伝いを得られないかを確認したり、家族に連絡を
取ったりすることもあるが、協力は得られないという方が多い。精神疾患を
持って相談にみえる方は、両親との関係がうまくいっていないケースが多い
と感じる。
<委員>
・出産前からの方や出産されてから精神疾患になったなど様々であると思うが、
『こんにちは赤ちゃん訪問』など未然に防ぐことが出来るのが理想かもしれ
ないが、なかなか難しいと思う。
<委員>
・保護者が発達障がいの認識が薄いと、子どもを怒ることになり虐待につなが
ることもあるのではないか。発達障がいの知識があると、虐待につながらな
いのではと考える。
<事務局>
・発達障がいがあると子育てがしにくかったり、親が一生懸命に子育てをして
いてもなかなかうまくいかないということもあり、できるだけ早い時期に子
育ての手伝いが出来るように保健センターでの相談、ジョイジョイの紹介な
ど、相談にのれるようにしている。
<委員>
・色々な要素が虐待のケースにはある。育てにくいお子さんはリスクが高いと
いうことはあると思うが、虐待を受けることで、発達障がいのような姿にな
っていくこともある。発達障がいのお子さんは一生懸命に育てていても大変
なことはあるので、より子育てのサポートが必要と思う。
<委員>
・発達障がいの認知が世間一般にどれだけあるのか。認知が高まれば、虐待の
件数との因果関係も見えてくるのではないかと思う。
<委員>
・虐待防止の周知として、今年度は幼稚園職員や保護者にも児童虐待防止シン
ポジウムの参加を勧めていきたいと思う。
<委員>
・今年度導入となる児童相談システムは、どんなものか。他部署や他機関とつ
ながるシステムなのか。
<事務局>
・どこかとつながるものでなく、ケースを管理するものである。
(3)平成27年度会議予定について
(4)平成27年度大府市児童虐待防止シンポジウムについて
<事務局>資料3、資料4にそって説明。
資料3
資料4
5 意見交換
<委員>
・4ページの大府市における子ども虐待防止のシステムの説明をしてほしい。
<事務局>
・4ページの資料に沿って説明をする。
<委員>
・深夜まで開いている店で小さな子どもを連れた親を見かけることがある。昼
夜逆転の生活をしていると虐待につながることもあると思う。虐待予防とい
う点では、街頭での少年補導も大切な役割だと感じた。
<委員>
・子どもを取り巻く社会が夜型社会となっていることが、重大な問題になって
いることを世間で知られていないこともあると思う。社会全体で夜型社会を
改善していかないといけないのではと考える。
<委員>
・児童虐待防止医療ネットワークに投稿された文書を読んだところ、児童虐待
で課題となっていることは、性的虐待が隠れていること、産まれたばかりの
赤ちゃんの死亡事故が多いことだと学んだ。それは、妊娠している時からの
フォローが大切だということである。自分たちの出来る範囲で児童虐待防止
に取り組んで行けたらと思う。
<委員>
・虐待の未然防止がとても大切なので、何か良い意見があれば今後も事務局に
教えてほしい。
6 その他
7 福祉子ども部参事あいさつ
・児童虐待防止については年々増加し、重篤化、複雑化をしており、早期発見
と各関係機関の連携が大切だと考えている。今後もよろしくお願いしたい。
次回予定
日時:平成28年2月頃を予定
場所:大府市役所 会議室