公益財団法人金沢勤労者福祉サービスセンター 平成27年度事業計画書 基本方針 勤労者及び事業主の健康でゆとりある生活の実現と、勤労者福祉の総合的な推進を図るこ とを目的として当財団が設立され、今年で 18 年目、公益財団法人に移行して4年目を迎える こととなりました。 中央の景気に明るさは見えているものの地方の中小企業を中心に未だ実感が伴っておらず、 北陸新幹線金沢開業に伴う地元経済への波及効果が期待されています。このような状況の中、 ガイドブックのカラー化やく~ぽんBOOKの別冊化に加え窓口取扱分の利用補助券化など 利便性の向上に取り組んできた結果、当センターの事業運営は順調に推移しており、会員へ の各種助成事業は幅広く活用され、また、主催事業についても一般住民を含め多くの会員及 び登録家族の参加を得ているところであります。 県内の近隣自治体との広域連携を強化することにより多くの勤労者等に受益が及ぶよう、 かねてから関係市・町に対しまして補助金の交付要望を行ってきたところであり、現在は、 金沢市、内灘町、野々市市、かほく市及び津幡町から補助金の交付を受けています。いまだ 未交付の県南部地域の各市には制度の趣旨をご理解いただくよう引き続き粘り強く要望して まいります。 会員の状況につきましては、会員事業所の事業拡大に伴う入会者が増えたこと及び周辺商 工会議所をはじめ各種団体等への働きかけなど会員拡大に鋭意努力した結果、平成 26 年度の 年間平均会員数は、当初計画の 10,200 人に対して 320 人増の 10,520 人となる見込みであり ます。今後とも関係各位並びに関係自治体等のご協力をいただきながら、会員拡大に最大限 の努力を払ってまいります。 また、センターの事業の周知を図るため、マスメディアやイベント等を中心に多様な機会 をとらえ広報活動を実施します。 一方、事業の実施にあたっては、会員のニーズに合ったサービスの提供を行うとともに、 健全な経営のための自立化、効率化を基本とした事業運営に努めてまいります。あわせて、 提携施設や指定店の拡充と利用促進を図ることにより、スケールメリットを活用した会員サ ービスの向上にも努めることとし、公益法人として事業を通じて地域における産業や社会の 活性化に貢献してまいります。 1 会員数の拡大について (1)平成 27 年度の年間平均会員数を 10,800 人と見込み、加入推進員とともに事務局職 員も新規加入事業所の開拓と新規加入会員の獲得に努めます。また、会員ニーズを的 確に把握するためのアンケート調査にあわせ会員紹介キャンペーンを実施します。 (2)広く一般住民や事業主等に事業内容を周知徹底するため、マスメディアや各種団体 の会報機関誌等に広告や情報を掲載するとともに、イベントや関係自治体等を通じ広 報活動に積極的に取り組みます。 2 事業の内容について 公益法人として引き続き一般住民も参加可能な事業を実施するとともに、主催事業に ついては、参加率等実績を考慮し事業の一部見直しを行います。また、レジャー施設や スポーツ・文化施設等については、県内各市町の施設との提携拡大を図ります。さらに、 家庭常備薬についてもインターネット限定で割引斡旋するとともに、(一社)全国中小企 業勤労者福祉サービスセンター会員として利用可能な会員特典のメニューや利用方法の 周知に努めるなど、より一層の会員サービスの向上に資してまいります。 3 会員管理システム等の更新について 更新時期を迎えた会員管理システム及び会計システムをバージョンアップすることと し、スムースに運用を開始できるよう移行作業に万全を期してまいります。 事業計画 1 公益目的事業 (1) 生活安定及び財産形成に関する事業(定款第 4 条第 1 項第 1 号関係) ①生活安定事業(継続) 会員の生活安定のため、教育費、住宅の建設又は購入等の生活資金の融資を斡旋す るとともに、全福センターが取り扱う会員専用の格安な医療保険の斡旋を行います。 ②財産形成支援事業(継続) ア 退職金制度の普及を図るため、中小企業退職金共済制度への加入を斡旋します。 イ 安定した老後生活のため、生活設計セミナー等の受講者に対して助成をします。 助成項目 助成額(円) 生活設計セミナー等受講 2,000 見込件数(件) 10 ウ 財産形成セミナーを当センター主催で開催し、一般住民も参加可能とします。 事業名 実施予定年月 参加費(円) 27 年 6 月 無 料 相続の基礎知識及び終活セミナー 募集人数(人) 50 (2)健康の維持増進に関する事業(定款第 4 条第 1 項第 2 号関係) ①助成事業 ア 疾病予防支援事業(継続) 疾患の予防対策を支援するため、定期健康診断、人間ドック・脳ドック受診及びイ ンフルエンザ予防接種に対し助成します。 助成項目 助成額(円) 定期健康診断 見込件数(件) 700 5,400 人間ドック・脳ドック受診 5,000 300 インフルエンザ予防接種 1,000 3,850 合 計 9,550 イ 健康維持増進事業(継続) 健康の維持増進を奨励するため、スポーツ施設の利用やスポーツスクールの受講に対 し助成します。 助成項目 助成額(円) 公共スポーツ施設利用回数券 金沢市テニスコート 金沢勤労者プラザ体育館・サンライフ津幡 ゴルフ場プレー代 ゴルフ練習場プリペイドカード購入 スキー場リフト券 スポーツスクール受講 合 計 見込件数(件) 500~1,000 935 300 400 150~200 270 2,000 2,300 800 1,600 500~1,500 1,830 2,000~3,000 210 7,545 ②主催事業 ア スポーツ講座等の開催(継続) 毎年恒例のボウリング大会を開催し、一般住民も参加可能とします。 事業名 実施予定年月 第 22 回ボウリング大会 27 年 11 月 参加費(円) 会員・家族 一 募集人数(人) 500 100 般 1,000 40 (3)自己啓発、余暇に関する事業(定款第 4 条第 1 項第 3 号関係) ①助成事業 ア カルチャースクール等受講促進事業(継続) 自己研鑽を奨励するため、カルチャースクール等での受講に対し助成します。 助成項目 助成額(円) カルチャースクール等受講 2,000~3,000 見込件数(件) 75 イ 余暇施設利用助成事業(一部廃止) 余暇活動の充実を図るため、宿泊、飲食、レジャー、文化、小売店等各種施設と の提携拡充を図るとともに、これらの施設の利用に対し助成します。なお、ETC 車載器取付け助成については、件数減など事業目的終了にともない廃止します。 助成項目 助成額(円) 見込件数(件) 宿泊旅行 1,000~2,000 4,800 グルメ店 1,000~2,000 9,500 映画鑑賞 500~800 20,400 石川県県民ふれあい公社施設 200~550 8,000 日帰り温泉等入浴施設 50~500 10,155 プール・海の家 50~500 3,650 その他レジャー施設 50~500 1,360 100~500 1,090 福祉援助サービス 2,000 40 (廃)ETC車載器取付け 5,000 - 文化施設 合 計 58,995 ウ 利用券等の割引斡旋事業(継続) 余暇活動の充実を図るため、北陸鉄道のバス回数券及び「アイカ」の購入・積み 増しに助成するほか、JRバスや近隣市町のコミュニティバス等の回数券・定期券 購入にも助成します。また、パーキングチケット(香林坊・武蔵地区共通、金沢駅 東駐車場)や期間限定グルメチケットを販売するほか、年間を通してコンサート・ 演劇・プロ野球観戦・BCリーグのチケット等を販売します。 助成項目 助成額(円) バス回数券・アイカ(購入・積み増し) パーキングチケット 見込件数(件) 500 4.300 300~800 285 グルメチケット 20~30% 1,000 コンサートその他チケット 20~30% 1,650 合 計 7,235 エ バスツアーの斡旋(継続) 余暇活動の充実を図るため、提携旅行業者が実施するバスツアーを斡旋し、会員 等に対して利用助成するとともに会員同伴による一般住民の参加者にも助成します。 助成項目 助成額(円) 会員特選ツアー 見込件数(件) 会員・家族 2,000 500 同 伴 者 1,000 100 ②主催事業 ア 各種研修会及び講習会開催事業(継続) 勤労者として必要なスキルの向上を目的とした各種社員研修を実施します。 事業名 実施予定年月 新入社員研修 27 年 5 月 社員研修 (第1回) 27 年 10 月 〃 (第2回) 参加費(円) 募集人数(人) 30 無 料 24 28 年 2 月 24 イ 各種教養講座の開催(見直し) 自己啓発の場を提供するため、料理や工作等の知識・技術習得を目指す各種教養 講座に加え、新たに水引ペンダント作り体験教室、親子謎解き教室を開催します。 事業名 実施予定年月 参加費(円) 募集人数(人) ガーデニング教室 27 年 5 月 1,500 40 (新)水引ペンダント作り体験教室 27 年 6 月 1,000 20 クッキング教室(お菓子作り) 27 年 6 月 1,500 20 ステンドグラス教室 27 年 7 月 1,000 15 大人・小人 1,000 35 自然教室 27 年 8 月 (親子プチアウトドア体験) クリスマス教室(クリスマスリース作り) 27 年 11 月 大根寿し教室 (第1回) 27 年 11 月 (第2回) 12 月 〃 未就学児 500 5 1,000 24 20 500 20 (新)親子謎解き教室 28 年 2 月 200 40 飾り巻き寿司教室 28 年 3 月 1,000 24 合 計 263 ウ レクリエーション事業(継続) 勤労者等のゆとりある生活や勤労意欲を向上させるため、家族や友人、職場仲間 等との交流や余暇活動の場として、映画上映会や各種体験交流会を開催します。 事業名 実施予定年月 参加費(円) 27 年 8 月 無 料 映画上映会 巨峰狩りと古代の火起こし 27 年 9 月 &ピザ焼き体験 親子クリスマス会 27 年 12 月 合 計 募集人数(人) 会員 300 一般 50 会員・家族 1,000 50 会員・家族 1,000 30 一 10 般 1,500 440 (4)情報提供事業(定款第 4 条第 1 項第 4 号関係) 会員等に事業内容の周知・紹介と事業の参加・利用を呼びかけるため、会報やガ イドブックの発行、ホームページを通して各種の情報提供を行います。 また、会員・家族以外も利用可能な事業を広報するために、金沢市広報やフェイ スブックを活用するとともに、各市町の公共施設や商工会等に配付、配架します。 事 業 名 部数(冊) 会報紙「ゆとりんぐ」68号~71号発刊 各12,000 ガイドブック28年度版発刊 13,000 く~ぽんBOOK28年度版発刊 12,500 全福ネットガイドブック2016配布(会員事業所)※ 1,250 ※一般社団法人全国中小企業勤労者福祉サービスセンター 2 その他の事業(相互扶助等事業)(定款第 5 条関係) (1)慶弔見舞金給付事業(継続) 会員及び家族に対し給付規程に定める事由に該当した場合、祝金、死亡弔慰金及び 見舞金を支給します。 給付項目 給付額(円) 見込件数(件) 結婚祝金 20,000 223 出生祝金 10,000 343 入学祝金(小学校) 10,000 353 結婚記念祝金(25 年) 10,000 143 還暦祝金 10,000 170 永年勤続祝金(10,20,30 年) 10,000 668 祝金計 1,900 会員の死亡(65 歳未満) 100,000 10 〃 (65 歳以上・不慮の事故による) 100,000 〃 (65 歳以上・疾病その他による) 50,000 5 配偶者の死亡 20,000 16 子の死亡 20,000 4 親の死亡 10,000 337 死亡弔慰金計 372 障害見舞金(65 歳未満・重度障害) 100,000 〃 (65 歳以上・ 〃 不慮の事故による) 100,000 〃 (65 歳以上・ 〃 疾病その他による) 50,000 〃 (不慮の事故による障害) 4,000~90,000 傷病見舞金(休業 14 日以上 30 日未満) 10,000 65 〃 (休業 30 日以上 60 日未満) 20,000 51 〃 (休業 60 日以上 90 日未満) 25,000 21 〃 (休業 90 日以上 120 日未満) 40,000 14 〃 (休業 120 日以上) 55,000 28 住宅火災見舞金(50%以上) 100,000 1 〃 (30%~50%未満) 70,000 〃 (20%~30%未満) 50,000 〃 (20%未満) 20,000 住宅自然災害見舞金(70%以上) 〃 (20%~70%未満) 〃 (20%未満) 〃 (床上浸水) 見舞金計 合 計 30,000 15,000 3,000 6,000 180 2,452 (2)加入促進事業 ①広報活動の推進(見直し) センターの知名度を高め加入会員の拡大につなげるため、多種多様な広報活動を 実施するとともに、会員の意見・要望を把握するためアンケート調査を実施します。 項 目 マスメディアの活用 ノベルティグッズの活用 内 容 FMラジオ等のマスメディアにCMの提供や広告を 掲載します。 ノベルティグッズを作成し、新規会員勧誘やセンター PR活動の際に配布します。 センターが立地する駅西地区の夏まつりに協賛し、プ ログラムに広告を掲載するとともにノベルティグッズ イベント等への協賛 を配布します。また、同日開催の金沢市企業局まつり会 場において、ポスターを掲示するとともに加入案内パン フレット及びノベルティグッズを配布します。 ホームページバナー広告 の相互掲載 提携団体事業案内チラシ への助成内容及び加入案 内広告掲載 関係団体会報紙への加入 案内折込み及び広告掲載 加入案内ポスターの掲示 提携関係団体とセンターのホームページにバナー広 告を相互掲載します。 提携団体が発行する事業案内チラシにセンターの助 成内容及び加入案内広告を掲載し会報紙に折り込みま す。一部の提携団体は事業案内チラシを地方新聞に折り 込みます。 商工会議所や関係団体の会報紙に加入案内パンフレ ットを折り込むとともに広告の掲載を依頼します。 加入案内ポスターを作成し、提携団体や公共施設に掲 示を依頼します。 新規及び見直し事業の内容や利用方法改善について (新)アンケート調査の 実施 の周知度、利用事業の満足度、センターへの意見や要望 事項を把握するため、会報紙にアンケート用紙を折り込 みます。アンケートを記入してくれた会員には抽選で商 品券等を贈呈します。 ②加入推進員による事業所訪問(継続) 引き続き加入推進員を配置し、加入会員の獲得に努めます。 ③会員による紹介制度の活用(見直し) 会報紙に会員紹介制度を掲載し、新規事業所の紹介を募るとともに、アンケート調 査に併せ期間限定で会員紹介キャンペーンを実施し、期間内に入会した場合は、紹介 者への謝礼を増額します。 ④近隣自治体や商工会・商工会議所等への協力依頼(継続) 近隣自治体の商工担当部門や商工会・商工会議所、関係各団体と連携を深め、会員 の増加に努めます。 3 事務局体制 引き続き会員サービスの充実、迅速かつ的確な各種助成金支給事務のため、現在7名の 職員体制を維持します。
© Copyright 2024 ExpyDoc