安全と安心のチーム医療

 平成27年度安全管理委員会目標及び評価 大目標「安全と安心のチーム医療」
中目標「多職種間のコミュニケーションの改善」
部 署
参加構成
小 目 標
具 体 的 行 動
院長室
看護部長室
医療安全対策
室
院長
・1回/月 院内ラウンドを実施
看護部長
・ナースステーション、ディルーム、廊下等を医療安全の視点で
副看護部長
管理者の視点で院内の医療安全に関する体 ラウンドする。
医療安全対策室
勢を確認する
・事務局長、薬剤部長にも参加してもらうよう働きかける。
室長
・改善すべき点はすぐに実施する。
専従リスクマ
・良い点は継続できるよう確認し、他部署にも広報する。
ネージャー他
事務部門
院長
副院長
各部技師長
事務局職員
他
看護師
地域医療連携室 事務員
クラーク
更なる情報共有化の徹底
・1回/月第1火曜日に管理運営会議を開催する。
・MyWebを活用した院内情報の発信
・各種研修会への参加
①ミーティングまずは挨拶からはじめよう
「おはようございます」
「お疲れ様でした」
始業前、終業前のミーティングを毎日行なう ②報告・連絡・相談をする
言いやすい、聞きやすい雰囲気をつくる
感謝の言葉をいう
クッション言葉を使う
放射線部
放射線技師14名
フィルム管理
朝ミーティングでの報・連・相
5名
①朝ミーティングで、昨日・当日の情報共有
②スタッフからの問題提起
③「朝ミーティングノート」に記録し、参加できないスタッフも情
報共有する
薬局
薬剤師
薬剤助手
・報告・連絡・相談を確実に行う
・朝のミーティングで必要な連絡・情報伝達をする。
・個人の予定のホワイトボードを活用する。
臨床工学部
部署内での情報共有
臨床工学技士
委託職員
透析・内視鏡・手
報・連・相
術室・血管造影
室部門に関わる
スタッフ
・情報共有しやすいように風通しの良い職場にする。
・機器管理での技師と委託職員での情報共有(連絡帳)
・カテ室での連絡網
・手術室業務での朝の小ミーティング
評 価
部 署
リハビリ部門
参加構成
小 目 標
リハビリスタッフ
病棟との連携強化
病棟看護師
コミュニケーションの活用
検査部
臨床検査技師
医師
事務員
目に見えないものは想像できるように
栄養管理部
手術部
具 体 的 行 動
・病棟担当制(2~4ヶ月でローテーション)
・病棟の情報周知
月1回は各病棟の担当責任者で情報交換
・リハビリカンファの見直し(時間・内容・方法)
一方通行の情報提供とならない
お互いの検討の場とする
スタッフ間では、情報の共有や行き違い、伝達漏れを防ぐ目的
で、掲示板やノートを活用する。
多職種とは、お互いに携わる業務や研修会に積極的に参加
し、疑問に思うことは臆せず発言する。
電話などの対応は、名前を聞けば顔が浮かび好印象が受けら
れるよう丁寧かつ的確に努める。
①アクシデント・インシデントの発生件数の削減 10%
減(H26 193件 → H27 174件)
施設栄養士
委託業者とのコミュニケーションを図り、円滑
②発生原因と具体的な再発防止策の検討
配膳配茶業務員 な食事サービスの提供と継続的なサービス
③毎日の委託昼礼の参加での共通理解
委託職員
の改善向上
④献立検討会議の開催
⑤委託契約更新
栄養士
看護師
ST
①チーム医療での栄養管理~栄養カンファレンス等の参
加 各栄養士1以上
②言語療法士との相談による基準にあった嚥下食の献立
患者の病状の把握に努めるとともにチーム
の見直し
医療で治療にあたるよう、多職種連携を図る
③入院時の情報収集、退院時のサマリーの充実で1食目
から安全な食事が提供できるよう積極的な地域連携を
行う。サマリー作成件数100件を目指す。
医師
看護師
臨床工学技士
・「麻酔導入前」のチェックリストより開始する。
・「麻酔導入前」のチェックリストをWHOより引用・作成
する。各手術室に設置
「WHO手術安全チェックリスト」の導入を通し ・看護師、麻酔科医に周知、啓蒙、勉強会を行う。
てコミュニケーションを図る
・「麻酔導入前」のチェックリストが運用できるように
なったら、「皮膚切開前」のチェックリストの導入を
検討、開始する。
・朝のカンファレンスを麻酔科医、看護師合同で行う。
評 価
部 署
参加構成
小 目 標
具 体 的 行 動
医師
看護師
臨床工学技士
理学療法士
栄養士
①医師、看護師間でのカンファレンスを積極的に行う。
ICU:A入室の術後患者では手術翌日、ICU長期入室患者で
は1回/週のカンファレンスを行う。必要であれば栄養
予定の入退室、治療処置、タイムスケジュー 士、理学療法士にも参加を依頼する。
ルをスタッフ全員で確認、把握。
②他部署との連携を図る
毎朝始業前に手術室に術後ICU入室患者の予定変更の有
急患急変などの予定外の事態にも連携し迅 無を確認。1日の予定を共有し、受け入れがスムーズに
速に対応する。
できるようにする。
③臨床工学技士との連携を図り、専門的治療に対応する。
患者の状態、治療の現状、治療方針などの 透析、CHDF,IABP,PCPS等の専門治療が行われる際には、
情報を共有する。
安全に実施、観察ができるよう、臨床工学技士と連携、
協力して行う。
④報告、連絡、相談の指示系統を明確にする。
師長→リーダー→メンバーまたは、メンバー→リーダー
→師長の順序を遵守し、情報が交錯しないようにする。
透析センター
医師4名
看護師12名
技師5名
・朝各自により指示メモ、役割の確認をする。
・朝「病院理念」「看護部の理念」:「看護部の目標」「笑顔で挨
拶」を毎週項目を変えて唱和する。
透析チームによる朝のミーティングと午後の
・口頭指示は必ず記録する。
カンファレンスの継続
・医師・臨床工学技士の注意事項の伝達
・15時チームカンファレンスをする。
・患者状況、報告と振り返りを行う。
救急センター
救急当直に関わ
るスタッフ
医師
現行の救急体制の始業前のミーティングの
看護師
継続
放射線技師
ガードマン
救急クラーク
救命センター
看護師
化学療法室
外来化学療法室 各科外来
医師
薬剤師
・救急体勢始業前に救急センターに集合し、ミーティングを行
う。その際、必要事項があれば報告する。
・全体ミーティングのあとに診察途中の患者申し送りをして看護
師間で情報を共有する。
1.毎朝、医師・看護師・薬剤師でショートミーティングを実施し、
多職種でショートミーティングや症例カンファ アレルギーのリスクが高い症例の情報を共有し早期に対応で
レンスを実施し、安全に化学療法が実施でき きる体制とする。
る環境を整える
2.毎週水曜日多職種で症例カンファレンスを実施し、治療方
針等の情報を共有し安全で質の高い医療をめざす。
評 価
部 署
参加構成
小 目 標
具 体 的 行 動
看護師
医師
PT
MSW
・毎週1回(定期)カンファレンスを行う。
・医師のカンファレンスに参加する。
・必要時にチームミーティングに看護助手、薬剤師にも参加を
依頼する。
定期的にカンファレンスを開催し、治療情報、
・毎週1回リハビリカンファレンスを行い、進行状況・今後の方
看護情報の交換を行う
針について情報交換する。
・患者指導するにあたっては、他部署にも協力していただく。
血糖自己測定の初回は臨床工学技士へ協力依頼
インスリン自己注射の初回は薬剤師へ協力依頼
看護師
医師
助手
クラーク
1について
・自分から挨拶 笑顔で「おはようございます」「お疲れ様です」
・クッション言葉、感謝の言葉
2について
1.挨拶
・不明な点は声を掛け合う
適切な時間、場所を考慮する
2.話しやすい環境作り
聞く人、聞かれる人お互い前向きの姿勢で
3について
3.カンファレンスを効果的に行う
・各カンファレンスの目的を知り参加し、発言する
(カンファレンスの週間予定を詰め所へ掲示する)
4.ヒヤリハット・インシデントについて情報共
・患者カンファレンスをもつ
有する
医師の都合の良い時間を確認し、各職種が目的を持って参
加し、発言する
・関連職種に参加をお願いする
薬剤師、栄養士、MSW、理学療法士、各認定看護師など
5西
看護師
看護助手
クラーク
・お互いに連携を取り合う。
・リハビリカンファレンス時に積極的に意見・情報交換する。
・医療事故を起こさないようチームワークをとって仕事をする。
報告・連絡・相談をしっかり行い、情報を提供 ・一人一人が自分の態度・姿勢に気をつける。
します
・仕事前のチームカンファレンスの充実
・問題意識を持ちしごとをする。
・他職種間で協力し合う
(患者の搬送など応援できるときは積極的にする)
4東
医師
看護師
クラーク
①コミュニケーションのスキルアップ
①笑顔で挨拶し感謝の言葉を伝える事ができる
②報告・連絡・相談の徹底
②指示受け・指示出しは声を出して伝え、必ず復唱する
③カンファレンス(栄養、リハビリ、脳外など)
③カンファレンスに参加し、患者情報を共有、看護に生かす
への積極的参加
6東
5東
評 価
部 署
参加構成
医師
看護師
看護助手
クラーク
4西
看護師
認定看護師
PT
栄養士
医師
3東
小児病棟
看護師
医師
薬剤師
栄養士
PT
医師
助産師
産科・婦人科病
看護師
棟
看護助手
クラーク
眼科
小 目 標
・多職種とのカンファレンスを充実させ、
情報の共有に努める
・誰でも発言しやすい環境をつくる
具 体 的 行 動
・NST,褥創回診の時は必ずチームが一緒に回り、情報の共有
をはかり、チームカンファレンスを行う。
・毎週木曜日はリハビリとカンファレンスを行い、情報の共有を
はかる。その他はチームカンファレンスを平日毎日行う。
・進行係を決め、スムーズにカンファレンスできるようみんなに
声かけを行っていく。
・相手が意見を発言しやすいように、聞く側も相手の意見を聞
き入れる姿勢を持ち、傾聴する。
・クラーク、看護助手、業者さんにも声をかけ情報を共有する。
・挨拶を積極的に行う。
指さし呼称で安全確認
チームカンファレンスの充実
・月、金曜日インシデント報告を行い、SHELL分析を使い、改善
案を話し合い次に生かす。
・指さし呼称をあさのミーティングで唱和を行う。
・病棟会 1回/月は医師・助手の参加をしていただきコミュニ
ケーションの改善を行う。
正しい情報を共有する
①定期的カンファレンスを実施し参加する。
(毎週月曜日、看護師・医師間)
②他部門の方が来られたときは詰め所に声かけしてもらう
ことを徹底してもらう。訪室時同席する。
(他科の医師、薬剤師、栄養士、PT)
③医師に報告するときはSBARを活用
④口頭指示受け等は口頭指示書を使用し、復唱し再確認す
る。
・笑顔で挨拶ができる
・報告・連絡・相談を密に行って、良いコミュ
・平日はできるだけ看護師間でのカンファレンスを行い、
ニケーションにつなげる事ができる。
患者の問題点について相談したり、インシデント事例に
・相談しやすい、風通しの良い職場環境を作
ついて共有し、対策を考えることができる。
ることができる。
・多職種、他部署との連携を図ることができる。
・待ち時間の長い外来での患者への声かけを行うよう努力
する。
医師1名
事故が起こらないよう、職員全員が情報を共 ・毎朝ミーティングを行い、その日の検査内容や状況を確
看護師2名
有し、外来業務をスムーズに行う。
認し、各々の業務に支障がないように話し合う。
視能訓練士1名
・限られた人員の中で、各々が行う業務でオーバーワーク
のないよう声かけし共有していく。
評 価
部 署
参加構成
医師
産科・婦
看護師
人科
助産師
コミュニケーション力の向上
具 体 的 行 動
・年2回の研修の出席
・「はい。そうですね。」とまず相手の言葉意見を受け止めて話
の内容を確認する・
・自分の意見を述べるときに提案の形で話しをする。
・声かけをする。(協力して働くことを意識して)
・笑顔と話しやすい雰囲気づくりを心がける。
外科・脳 医師
外科
看護師
化学療法室とのコミュニケーションの向上
・毎日8時30分、化学療法室のカンファレンスに参加し、
患者の情報を共有することで外来での看護に還元する。
(参加者:担当医師、認定看護師、化学療法室看護師、認
定薬剤師、外来看護師)
・キャンサーボードに参加し、医師の治療方針を理解する
ことで、外来診療が円滑になるように努める。
(参加者:外科医師、呼吸器外科医師、消化器内科医師、
放射線科医師、外来看護師)
・その他、化学療法当日の患者の変化や問題、患者からの
相談などを医師や認定看護師・薬剤師と共有し報告しあ
う。
医師
泌尿器科 看護師
クラーク
朝ミーティング・デブリーフィングの継続
・朝明るく挨拶をする
・その日にあった問題を早く解決できる環境をつくる
皮膚科
外
来
小 目 標
看護師
クラーク
看護師
整形外科 看護助手
クラーク
耳鼻科
医師
看護師
クラーク
・連絡はタイミングよく行い、情報はクラークにも必ず伝
えておく。
報告・連絡・放談を細かく取り合い患者情報
・連絡事項は必ずメモや文章で伝える。伝言した場合は後
を共有しあう
で必ず確認する。
・わからないことは放置せず、速やかに相談する。
スタッフ同士お互いきちんと挨拶をする
職場で明るく・元気に「おはようございます」
つねにSmile
簡潔かつ的確に伝達、適切な行動につなげ
る
SBARを活用し報・連・相を行う。
診療がスムーズに行えるようにする
・お互いに疑問に思うことなど声を掛け合い確認する。
・個性的な患者の診察の時には情報を共有する。
評 価
部 署
参加構成
小 目 標
具 体 的 行 動
看護師:外来全体のミーティング
その後、看護師のみで1日の流れや人員の確認をする。
〈外来〉
1日値の連携紹介の人数を把握
〈CT・MRI〉
1日の流れ、機械の調子、造影時間など
〈内視鏡室・透視室〉
順番や必要物品などの情報交換
〈血管造影室〉
順番、必要物品等の情報交換
〈リニアック〉
順番や新患などの情報交換
看護師
医師
放射線科
放射線技師
臨床工学技士
1日の業務のはじめに各検査部門毎にミー
ティングを行う
内科
採血室
1について
①朝の外来ミーティングで、その日の注意事項や休診、連携紹
介患者の伝達、予定行事等を確認する。
1.報告・連絡・相談を徹底して
②朝の外来ミーティングで「病院の理念」「看護部の目標」を唱
和志組織の一員としての自覚を持つ。
2.その日の業務上の反省点をスタッフ間で 2について
情報を共有する。
①日々の反省点や気づきを朝のミーティングで共有する。②外
来全体または、他職種への意見等で、話し合い統一した方が
よい事項は、外来ミーティング(月1回)を活用したり、師長へ相
談し早めに解決できるようにする。
看護師
クラーク
歯科口腔
外科
小児科
お互いの意見を話し合い、話し合いの結果を カルテの確認をし、情報を知っている人に確認し、情報を共有
尊重する
する。
医師
看護師
クラーク
気持ち良く指示・ほう・れん・そう
1.大事なことはあきらめずに伝えよう。相手が忙しいとき、何
科をしているときは、相手の手を止めて良いかタイミングをは
かり、「今話しかけてよろしいですか。」と声かけをしてから伝え
よう。内容は明確に簡潔に。急がない用件は、メモにまとめ落
ち着いてから伝えよう。返事は復唱し確認しよう。「こそあど」言
葉をなくそう。誤解のないように曖昧な返事をせず、「はい、わ
かりました。」「検討して返事をします」など明確にどうするのか
を伝えよう。
2.基本姿勢は笑顔で、明るく、前向きに取り組む。
評 価