マレーシア Art Square Group の株式取得および同国政府機関

【NEWS RELEASE】
2015年11月5日
株式会社 KADOKAWA
マレーシア Art Square Group の株式取得
および同国政府機関 InvestKL による事業支援に関するお知らせ
株式会社 KADOKAWA（東京都千代田区、代表取締役社長：松原眞樹、以下「当社」)は、2015 年 10
月 30 日、100%子会社である KADOKAWA HOLDINGS ASIA Ltd（香港特別行政区、董事長：塚本進、
以下「KHA」
）を通じ、マレーシアのコミック・児童書等の出版大手 Art Square Group（以下「ASG」
）
の中核会社である Gala Unggul Resources SDN.BHD.（クアラルンプール市、CEO：Yew Chen Han、以下
「GU 社」
）の発行済株式 80%の取得手続きを完了致しました。
また、本年 11 月末には、GU 社を通じた ASG のその他子会社 3 社の発行済全株式の取得手続きの完
了を予定しており、その結果として、KHA が ASG 全体の 80%株主となる予定です。
尚、残りの 20%株式については、ASG の CEO である Yew Chen Han 氏をはじめとする 3 名の共同創
業者株主兼取締役が継続保有し、ASG の持続的な成長をはかるべく、今後も引き続き同社の事業運営
に注力する予定です。
1. 株式取得の目的
ASG は、社内クリエイターによる自社コンテンツ IP の開発力に強みを持つマレーシアのコミック・
児童書等の出版大手であり、子供向け学習マンガ等をはじめとする人気シリーズタイトルを自社 IP と
して多数保有し、主にマレーシア国内向けにマレー語、中国語、英語の 3 カ国語で同時展開していま
す。
当社グループ入り後は、当社のノウハウを活用し、ASG のコンテンツ IP の映像化、マーチャンダイ
ジング、ゲーム化、デジタル化等のメディアミックス展開、あるいはインドネシアをはじめとする近
隣の東南アジア諸国、中華・英語圏市場等のマレーシア以外の海外市場への展開等の積極化をはかり
たいと考えています。
当社が既に直接展開済みの台湾、香港、中国本土等の中華圏市場に加え、有望な成長市場である東
南アジアにおける有力な事業基盤の新規獲得を通じ、当社グループの海外展開がさらに加速されるこ
とを期待しています。
2. マレーシア政府機関 InvestKL Corporation による支援
また、本件取引の推進にあわせ、当社は 2015 年 11 月 5 日付にて、クアルランプール首都圏への外
国企業の拠点誘致を行う政府機関である InvestKL Corporation（クアラルンプール市、首相府の業績管
理・実施局の管轄下、以下「IKL」
）との間で、IKL による当社への事業展開に向けた政府支援に関す
る基本合意書を取り交わしております。
IKL 主導によるマレーシア政府機関からの多角的な支援のもと、現地クリエイター人材の発掘および
育成、マレーシア・インドネシアをはじめとするイスラム文化圏向けのオリジナルコンテンツ IP の開
発への注力等を通じ、ASG を当社グループの東南アジア市場における重要なコンテンツ開発拠点とし
て位置付け、海外市場におけるコンテンツ開発・展開力の一層の強化をはかりたいと考えています。
3. ASG 概要
名称
Art Square Group（全 6 社により構成される出版グループ）
所在地
クアラルンプール（マレーシア）
設立年月
1998 年 6 月
代表者
Yew Chen Han
事業内容
児童向けコミック・小説の出版、マーチャンダイジング等
従業員
209 人（2015 年 9 月末時点）
グループ会社
Gala Unggul Resources SDN.PHD.（クアラルンプール）
Art Square Holdings SDN.BHD.（クアラルンプール、以下「ASH 社」
）
Anjung Taipan SDN.BHD.（クアラルンプール、ASH 社の 100%子会社）
Gempak Starz SDN.BHD.（クアラルンプール、ASH 社の 100%子会社）
Art Square Creation SDN.BHD.（クアラルンプール）
Art Square Creation(S) PTE LTD（シンガポール）
（参考）
KADOKAWA HOLDINGS ASIA Ltd について
当社グループのアジア市場における事業会社を統括する中間持株会社。子会社として台湾角川股份有
限公司および Kadokawa Hongkong Ltd.のほか、関連会社として広州天聞角川動漫有限公司を有する。
以上
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社 KADOKAWA 広報部 [email protected]
オフィシャルサイト http://www.kadokawa.co.jp/

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