解説 - サイバー関西プロジェクト

大阪・北ヤード ナレッジキャピタル トライアル 2009
サイバー関西プロジェクト
奈良先端科学技術大学院大学、立命館大学、パナソニック株式会社、
朝日放送株式会社、株式会社毎日放送、
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社、
http://www.ckp.jp/
1. 街の風景に
風景にコンテンツ、
コンテンツ、コミュニケーションを
コミュニケーションを統合
情報サービス技術の発展により、現実世界を情報サービスの中に実現することも夢ではなくなっ
てきました。そこで本プロジェクトでは、街の風景を複数のディスプレイ上に再現し、その上に様々
なコンテンツおよびコミュニケーションを統合配置し、その中の自由な散策を実現するシステムを
共同で開発しました。
コンテンツ統合管理および提示
街のコンテンツは、地理情報を用いて Google ストリートビュー上にオーバレイ表示し、街をその
ままコンテンツ空間として実現します。コンテンツには、ショッピングや飲食店の情報に加え、写
真や映像、掲示板やチャットなども実現し、街の喧噪をそのまま再現します。
大阪・北ヤード ナレッジキャピタル トライアル 2009
風景の表示および移動操作
街の風景としては、Google ストリートビューを応用し、三面鏡的に配置したディスプレイ上に没
入感豊かに表示します。また、身体の傾きや足踏みといった自然な動きにより、表示された風景の
中を自由に散歩することができます。
臨場感あるコミュニケーション
コミュニケーションは、新たに開発したフル HD 映像の高圧縮伝送システムを用い、家庭用ビデ
オカメラ等から複数のストリームを同時配信することができます。フル HD ですので、被写体の細
かなテクスチャまで再現し、臨場感豊かなコミュニケーションを実現します。
2. 応用と
応用と今後の
今後の展開
コンテンツサービスシステム
地理的情報に関連づけられたコンテンツであれば何でも表示できますので、コンテンツ提供シス
テムとして利用が可能です。手軽に実世界を体験できることから、街の外出が困難な要介護者のた
めの散歩システムなど、様々な応用が考えられます。
また、対象空間を Google ストリートビューから、ショッピングモールなど屋内や非公共空間へ拡
張する展開も考えられます。さらには、実世界に存在する機器操作など、制御系として応用するこ
とも考えられます。
コンテンツ管理システム
コンテンツを提示するだけでなく、コンテンツを制作、管理するシステムとしても本システムは
応用可能です。例えば、保有する大量の写真、映像データの管理システムとして利用したり、児童
が住んでいる街について学ぶための安全安心マップ作成を本システム上で行うといった応用も考え
られます。
3. お問い合わせ
サイバー関西プロジェクト
ジツセカイ三面鏡お散歩 WG
電子メール:[email protected]