図書館情報資源概論 目次 3. 印刷資料の特質,歴史(図書) 4. 印刷資料の特質,歴史( 雑誌・新聞・小冊子・地図) 5. 非印刷資料の特質,歴史(点字資料・マイクロ資料・映像資料・音声資料・マルチメ ディア資料) 6. 電子資料,ネットワーク情報資源の類型と特質 7. 地域資料,行政資料(政府刊行物),灰色文献 8. 人文・社会科学分野の情報資源とその特性 9. 科学技術分野,生活分野の情報資源とその特性 10. 情報資源の生産(出版)と流通システム 11. 情報資源の電子化と改正著作権法 12. コレクション形成の理論(図書館の自由と選書) 13. “ (収集・保存,分担収集・分担保存,コレクション評価法,除籍・廃棄) 14. 図書館業務と情報資源(選書,発注,受入,蔵書点検,補修,除籍・廃棄) 印刷資料の特質 印刷資料の特質 •図書(単行書) •逐次刊行物(新聞, 雑誌類) •ファイル資料 •パンフレット, リーフレット, 切り抜き資料, •バーチカルファイル, シェルフファイル等 •政府刊行物 •地域資料 印刷資料の特質 図書 • • • • 図書とは、【紙】に【図画】や【書】を配置し、【書写】か【印刷】し て定着させ【製本】した物を【本】といい(例:書写本) 、 包括した概念を図書という(例:【図書館】) 【本】【書籍】【書物】【書】と同義 【語源】は「〔伏羲〕の世に【八卦】の基となった図が河から出て、 〔禹〕王が洪水を治めた時、水中から書が出た」とされる "論衡巻 81“ • 国内出版、公衆の利用に供し、表紙を除く49頁以上の印刷さ れた不定期刊行物。 "日本ユネスコ国内委員会21回総会勧告(1985)" 印刷資料の特質 図書 • 書写の方法 • 【写本】: 筆写 • 【版画】 • 【摺拓】【木版】【銅版】 • 1796-98年【石版】 • 【印刷】 • 1445年〔ヨハネス・グーテンベルグ〕【活版印刷機】(【凸 版印刷】のうち) • 【平版印刷】(【オフセット印刷】) • 【凹版印刷】 • 【孔版印刷】(【謄写版印刷機】【シルクスクリーン印刷】) 印刷資料の特質 図書 • 【写真】 • • • • 【写植】 • • • 1985年以降、電算写植も衰退 【CTP (Computer to Plate)】 • • 1955年〔写研〕が〔諸橋徹次〕の『大漢和辞典』(参照"諸橋徹次 (1990)")を【写植|写真植字】 1965年【電算写植】以降、活版印刷衰退 【DTP】 • • 〔ニセフォール・ニエプス〕の写真の後継者〔ルイ・ダゲール〕の 1839年【銀塩写真】 1843年〔イポリート・フィゾー〕【写真直接製版法】 1855年〔アルフォンス・ポワトヴァン〕【写真石版法】 1995年. 紙媒体への入出力はデジタルへ移行しつつある。 【XML】や【EPUB3】 ←【電子書籍】 • 2011年の国際標準規格など、1ソースで【コンピュータ】【スマート フォン】紙媒体等、複数メディア出力の電子書籍の時代に突入 しつつある。 印刷資料の特質 図書の装訂 (和漢書) •【巻子本】 •料紙を右上に継ぎ足し、末端に軸を付け巻く:見本“釋氏往來 /NDL” •折本(帖装本,経装本) •解説と図:“古書あれこれ/中林史朗” •冊子体 •【粘葉装】(蝴蝶装,列綴,列帳閉): 糊使用:見本“三十帖冊子(仁和 寺)” •【葉子】【縫綴】【大和綴】【列帖装】【綴葉装】(糸綴)見本と解説“素 性集(唐紙)国指定文化財等データベース” •【袋綴】【線装本】 和装本,漢籍:四目綴, 朝鮮本(大型): 五目綴。見本“淇園文集(近代 デジタルライブラリー)” 印刷資料の特質 図書各部の名称(和漢書) •【天】 •【題箋】(【書箋】【外題】) •【表紙】 •【小口】(【書口】) •【背】(【書背】) • 【綴じ糸】 •【角布】(【包角】) •【地】(【書根】) •【帙】(【書套】) “製本講習会テキスト/都立図書館” 印刷資料の特質 図書の装訂 (洋装本) •綴じ方 •【中綴じ】(“渡辺通商(2014.3動画)”) •【平綴じ】 •【無線綴】(“吉田印刷所(2007.8動画)”) •【リンプ装】(“岡本幸治(2001.3)”) •【天糊製本】(てんのり) •【セット糊製本】 •カバー •【ハードカバー】 •【ソフトカバー】 •図:“岡本幸治(2000.3)” ・書誌事項:【タイトル】【責任表示】 【版表示】【出版事項】【形態事項】 【シリーズ 注記】【一般注記】 【標準番号】【書籍コード】 印刷資料の特質 図書の装訂 の課題 •図:“岡本幸治(2000.3)” 岡本幸治「製本講習会テキ スト 」 http://www.library.metro.tokyo.jp/Portals/0/15/pdf/15 ab1.pdf を見て、洋装本の各部を図示し、手書きしなさい。 印刷資料の特質 図書の類別 •形態別 •【大型本】: 【芸術書】【絵本】【地図集】等 •【小型本】: 【文庫】【豆本】等 •【立体本】:【飛び出す絵本】(【しかけ絵本】)【建築図集】【点字図書】等 •【横長本】: 【芸術書】【絵本】等 •出版意図別 •「文庫」【新書】【シリーズ】(【叢書】【全集】【講座】【選集】等) •【参考図書】【一般書】【専門書】【漫画】【ムック】 印刷資料の特質 図書の類別 •対象別 •【児童書】: 【絵本】, 学年別(低学年,中学年, 高学年) •【ヤングアダルト本】 •【大活字本】 •分野別 •日本では一般に【日本十進分類法】区分、書店区分 等がある 印刷資料の特質 書籍新刊点数 • (“書籍の新刊点数 / 総務省統計局”) • 2004年77,031点 2004年:77,031点 1,114 • 出版年鑑: • 4,650 2,882 3,735 5,070 2011年78,863点 13,355 16,002 2,023 10,531 6,273 8,064 3,332 • 書籍 電子書籍 雑誌販売金額推移(“文化審議会答申(2013)”) • 総記 哲学 歴史 社会科学 自然科学 技術 産業 芸術 言語 文学 児童書 学習参考書 電子書籍は2012年で729億円ほど
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