≪公的評価の概要≫ 不動産、ことに土地については巷間一物三価あるいは4価といわれており、 土地価格について は公的価格として 地価公示価格、基準地価格、相続税評価額、固定資産税評価額等がある。 地価公示価格は、地価公示法第2条に「正常価格」を公示するものとされ、 「正常な価格」とは 土地については自由取引が行われるための市場において通常成立すると認められる価格をいうる 時価により」と定められ、固定資産税に ついては地方税法第 341 条第 5 号による用語として「価 格は適正な時価」と定められている。土地基本法(公的土地評価の適正化等)第 16 条に「国は地 価の形成及び課税の適正化に資するため。土地の正常な価格を公示するとともに公的土地評価 に ついて相互の均衡と化を図られるように努めるものとする」と定められている。 目的 地価公示価格 ①土地取引の指標 評価機関 評価時点 価格水準 国土交通省 1月1日 100 ②鑑定士等の評価基準 (毎年公示) ③公共用地の取得価格 の算定基準 基準地価格 上記①② 都道府県知事 7月1日 100 (毎年公示) 相続税路線価 相続税及び贈与税の評価基準 国税局長 1月1日 80 (毎年評価替) 固定資産税評価額 固定資産税、不動産取得税 及び登録免許税の課税標準 市町村長 1月1日 (3年に一度 評価替) 70
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