はじめに 平成27年第3回倶知安町定例町議会の開会にあたり、6月定例 会以降における教育行政の主だった事務事業の執行状況及びその概 要についてご報告をさせていただきます。 (学校教育関連) 1 町内小中学生の各種大会の出場結果について 小学生では、6月に開催された後志小学生陸上競技大会で、北海 道大会出場標準記録を突破した町内各小学校の児童17名とリレー 2チームが、7月24日から26日まで千歳市で開催された第33 回北海道小学生陸上競技大会に出場し、東小学校5年女子の3名が ソフトボール投げで入賞、他にも3個人・1団体が入賞という立派 な成績をおさめました。 中学生では、ソフトボール、サッカー、水泳、陸上の各競技で、 全道大会出場を果たし、ソフトボールが7月31日から石狩市で開 催された大会に出場し、1回戦は接戦を制し勝利しましたが、続く 2回戦で今大会優勝校の札幌市立もみじ台中と対戦し惜しくも敗退、 サッカーは7月28日から帯広市を会場に開催され、1回戦で今大 会ベスト4の下音更中と対戦し延長戦の末敗退しました。 水泳は7月24日から江別市で、陸上は7月28日から室蘭市で -1- 開催された大会にそれぞれ男女各1名が出場しましたが、残念なが らいずれも予選敗退という結果でした。 また、男子バレーボールでは余市東中との合同チームとして、倶 中から2名が全道大会に初出場しましたが、予選ブロックで敗退と なり、全道初勝利とはなりませんでした。 以上、大会結果報告とさせていただきます。 2 新任外国語指導助手(ALT)の着任について 平成25年8月から本町で勤務していただいておりました外国語 指導助手のキルシカ・ポールバナン先生が、7月末を持って任期満 了となりアメリカへ帰国され、後任として8月にダニエル・ラッシ ュ先生が着任されました。 ダニエル先生は、アメリカ・カリフォルニア州出身の23歳、男 性の先生で、夏休み明けからは、前任のキルシカ先生と同様、中学 校を中心に町内小学校での外国語活動の指導、さらには町内の英会 話サークルの講師も務めていただく予定となっております。 3 小中高英語連携事業について 小中高英語連携事業では、これまで町内の小・中・高の教員間及 び児童生徒間の交流や連携を通して、校種間の円滑な接続に向けた 英語カリキュラムの作成や、授業内容・指導方法の検討を行ってき -2- たところです。 本年度は、5月25日に第1回目の連携協議会を開催し、今年度 の活動について協議を行い、高校教員による小中学校への乗り入れ 授業の実施とイングリッシュ・デイキャンプの開催を決定しました。 前期の活動として、6月と7月に町内2校の高校教員が全ての小 学校に乗り入れ授業を行ったほか、8月5日には地方創生先行型交 付金を活用した事業として、町内の小中学生20名が参加してイン グリッシュ・サマー・キャンプを実施しました。 当日は倶知安農高のキャンパスを会場に倶知安高校・倶知安農 高・倶知安中学校の英語科の先生方とALTをはじめ農高生12名 にもお手伝いをいただきながら、英語による自己紹介や農場内で英 語による質問の受け答え、お昼にはポテトペーストを使ったおやつ 作りの体験、午後からはキャンプで印象に残ったことについて、各 自が英語でのスピーチを行い無事終了したところです。 今後も秋のハロウィーン・キャンプ、冬のウインター・キャンプ の開催を予定しているところです。 4 俱知安町通学路安全推進会議の設置について 通学路における交通安全の確保につきましては、平成25年12 月に文部科学省・国土交通省・警察庁の3省庁が発出した「通学路 の交通安全の確保に向けた継続的な取組の徹底について」の通知に より、通学路の定期的な合同点検の実施や対策の改善・充実の取組 -3- みを、着実かつ効果的に実施するために、推進体制の構築・基本的 方針の策定・公表など基本的な進め方が示されたところです。 本町におきましては、これら通知に基づき各関係機関との調整を 踏まえ、7月29日に第1回目の倶知安町通学路安全推進会議を開 催し、当日は会議設置の目的を含めた要綱の制定について、また、 通学路の安全確保に関する取組の方針等についてご了承をいただい たところです。 今後、各学校から危険性が高いと考えられる通学路箇所について の報告を受けた後、各関係機関による合同点検を実施するとともに、 対策に係る改善方法、及び充実に向けた協議など取組みを進めるこ ととしており、児童生徒が安全に通学できるよう通学路の安全確保 に努めてまいりたいと考えております。 5 平成28年度使用の小・中学校用教科用図書の採択について 教科書の採択に関しましては、今年度、平成28年度から使用す る中学校用教科書の採択が行われました。 第4地区採択協議会では、町村を代表する委員(教育長)で構成 される採択協議会と、管内町村の教職員や学識経験者などで構成さ れる調査委員会が組織され、文科省の検定を経たすべての教科書に 関する調査研究とその報告に関する審議を経て、8月3日に第4地 区の採択教科書を決定しました。 その後、8月24日に開催された教育委員会議で倶知安町の平成 -4- 28年度小・中学校使用教科書を決定したところですが、採択結果 につきましては、資料編に一覧を掲載しておりますのでご参照いた だきたいと思います。 6 学校給食センター建設事業について 学校給食センター建設工事につきましては、平成27年6月25 日に建築主体工事・電気設備工事・機械設備工事の入札を執行し、 7月6日開催の第6回臨時町議会において工事契約の締結に関する 議決をいただいたところです。 7月27日には工事関係者による安全祈願祭が行われ、建設工事 に着手したところですが、工事期間は平成28年10月末までの2 カ年とし、平成27年11月末から平成28年3月中旬までを工事 休止期間としております。 今後におきましては、センター建設と併せ効率的な運営方法など について検討協議を取り進めるとともに、児童・生徒に安心安全な 給食を提供できるよう努めてまいりたいと考えております。 -5- (社会教育関係) 公民館では、地方創生先行型交付金を活用し、 「ことばでつながる」 まちづくり事業として、4つのコースによる町民向け英語研修を開 催しています。 一般町民向け昼間コースは7月3日から10月9日までの日程で、 12回開催することとしており、既に16名の参加で4回を終了し ているところです。 夏休み中には中高生を対象にした研修も全5回開催し、7名が参 加して終了しました。 また、9月からは一般町民向け夜間コースを全12回、11月に は飲食店従事者向けの研修を昼間に全4回開催する予定です。 小川原脩記念美術館では、今年度も様々な取り組みを行っており ますが、主なものでは、 「しりべしミュージアムロード展」でのオー プニングセレモニー、 「土曜サロン」の実施、ギターデュオによるコ ンサート、札幌から講師を招へいした地域文化講座の開催など多く の方々に美術とのふれあいの場を提供しております。 また、版画展開催期間中に、2回にわたり版画家による技法体験 ワークショップを開催したほか、麓彩会会員の画家による造形活動 ワークショップも2回開催するなど、参加者・参加児童が美術との ふれあいを楽しみました。 6月から7月にかけては、倶知安中学校の1年生5クラス、15 -6- 3名を対象とした学芸員による授業支援(出前授業1回・美術見学) も実施したところです。 倶知安風土館では、常設展示の生活文化展示「あそぶ」を廃止し、 「つくる」の展示として全面改装し、これまで1階ロビーに展示し ていた「指物道具」と収蔵庫に保存していた「鍛冶道具」を移動さ せ、日英解説文を付した上で展示しました。 企画展示では、 「太鼓のロクさん」のモニュメントとパネル等の展 示を8月31日までの予定で実施しているところです。 また、今年度で重点的に取り組んでいる倶知安アーカイブの古写 真のデジタル化につきましては、作業が順調に進んでおり、今後は 写真のデータ収集を兼ねた一般公開を検討しております。 むすびに 以上、第2回定例町議会以降の教育行政の主な事業についてご報 告申し上げましたが、事務事業の詳細につきましては、以下に掲載 しております資料をご参照いただきたいと思います。 これで教育行政報告を終わります。 -7-
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