家庭礼拝の時間です! 家庭で、神を中心とした祈りのときを持つには もし、全ての家が祈りの家となるべきときがあるとすれば、それは今です。 1 家庭礼拝とは、定期的に行われる家族単位の集まりで、聖書を読み、祈り、讃美歌を歌 い、共に伝道や教会での働きのための道を探ることで神を礼拝するひとときのことです。 家庭礼拝には伝統的に、決まったやり方があります。読書、祈り、賛美、そして奉仕で す。けれどもその他の工夫も可能です。そして全てのクリスチャン家庭は、毎日その時 間から恩恵を受けることができます。 調査会社のバーナグループによると、調査された親たちの85パーセントが、子どもた ちの道徳的、霊的成長に一番責任があるのは自分たちであると信じています。けれども、 教会に行っている家族のうち、普段から聖書を読み、祈り(食事のとき以外に)、家族 で奉仕活動に参加している家は10パーセントもありませんでした。教会以外の場所で 定期的に家庭礼拝をしているのは、20家族につき 1 家族だけでした。活動的なアドベ ンチスト家庭でも、40パーセントは全く家庭礼拝をしていませんでした。27パーセ ントは毎日家庭礼拝を行い、33パーセントは週に一度行っていました。 効果的な家庭礼拝のための環境を作りましょう。 • 家族の中の全ての年代に訴えるようなやり方を見つけましょう。家庭礼拝がつまらない決まりきった ものにならないよう、バリエーションを考えましょう。 • 家族全員が楽しみにできるような、喜びにあふれ、楽しく、熱意をもって臨める興味深い時間になる ようにしましょう。 • 子どもたちが嫌がらないように、長すぎないようにしましょう。短くて楽しい、なおかつ元気が出て 満足できるような内容にしましょう。 • 全員に参加してもらいましょう。読める人たちは祈り同様に朗読も順番で行いましょう。小さな子ど もたちは、字が読めなくてもお祈りの中でいくつかの言葉を言うことはできます。家族全員に関係の ある歌を教えましょう • 年上の子どもたちには時々司会をしてもらいましょう。全体の司会でも、部分的な司会でもかまいま せん。これは彼らの霊的成長に役立ちますし、自信を持たせる助けにもなります。 「読書、祈り、賛美、奉仕」という方式は有益ではありますが、礼拝の習慣を作ろうと 努力している家庭は、この全部ができていないからといって全てが台無しだと感じる必 要はありません。もっとシンプルなやり方も、とても効果があります。 なぜ家庭礼拝なのでしょう 子どもたちは幼いうちに神を礼拝することを学ぶべきです。そうすれば、大きくなって からも神に敬意を表すようになるでしょう。彼らは神が私たちを造られた方、主、救い 主であることを覚え、彼らの言葉や行いの全てで神を誉め讃えなければなりません。礼 拝の中で神の言葉を讃え、それに従って生きることを学ぶことにより、私たちは家族と の、また神との絆を強めます。 家庭礼拝は子どもたちの信仰、個人的確信、教理を確立させ、彼らの信仰の発達を助け ます。家庭は、子どもたちが現代社会の人文主義的、進化的哲学と向かい合う際の信仰 を身につけさせる、素晴らしい聖書学校になることができます。 バーナグループによると、キリストを救い主として受け入れる可能性は、年齢が上がる と減ってしまいます。5-13歳では32パーセント、14-18歳では4パーセント、 19歳以上では 6 パーセントです。この結果を見ると、親たちは、子どもたちの宗教的 養育のため、できることはすべて積極的にやらないわけにはいけません。 礼拝の中で、問題について共に祈ることは、祈りに応えてくださる神への信頼を育てま す。家族は皆個人的な必要を抱えており、それを主の前で共にオープンに分かち合うの は健全なことです。特に十代の子は、深い必要を抱えていても、誤解されることや恥ず かしい思いをすることを恐れて、それを表すことに慎重になっています。また、家で人 前で祈ることを覚えた子どもは、大きくなると、教会や祈祷会などの公の場で祈ること が躊躇なくできるようになります。 最後に、家庭礼拝は、教会、家庭、そして世界での奉仕に関係する意味深い方法を見つ けるのを助けてくれます。家族が共に礼拝するとき、家族の絆が強まり、世界を祝福す るための神の働きへの準備をすることができます。 礼拝のためのアイディア 家庭礼拝のための最善の環境を作り出すクリエイティブな方法はたくさんあり、その 可能性は無限です。家庭ですぐにできそうなことをいくつか挙げてみました。 • 聖書の短い箇所を読む:一度に章を全部読むのではなく、一日に一段落だけ、また は一つのお話だけを読みましょう。その段落に、家族全員で、内容に合ったタイト ルを考えましょう。そしてそれぞれが、その段落からわかること、場所、人物、事 がら、特別な言葉、意味、適用、洞察、などをリストにしましょう。 • キリストの奇跡:奇跡について学びます。それがどこで起こったか、どんな機会だ ったか、何が起こったか、誰が関係していたか、またその教訓と適用を学びましょ う。 • 聖書の教義:聖書の教義については全員が知り、真実を基に行動するようになるべ きです。良いコンコルダンスや、または聖書の教義についての本などから、教義の 記述を見つけることができるでしょう。 • 聖書の研究:子どもたちの年齢に合った聖書の箇所を選び、家族の一人ひとりがそ れぞれ2、3節ずつ輪読します。 • 有名な聖句:これは礼拝にバラエティーを与えるよい方法です。一晩に一節ずつ読 むことを何日か続け、なぜその聖句が意味深いのかをそれぞれが掘り下げて考えま す。 • 年齢に合ったデボーションの本:本を選ぶには洞察力が必要です。その本が年齢に 適切かどうかを考えてください • 地理の勉強:救いの理解は、聖書時代の地理への意識によって深められます。子ど もたちは聖書の国や川や山がどこにあるのか、またそこで何が起こったのかを学ぶ ことを楽しむでしょう。 • 絵やビデオ:これは子どもたちの興味をひきつける非常に良い方法です。聖書の出 来事についてのビデオ、神の偉大さを表すビデオ、マーチン・ルーサー・キングや ジョン・フスのような信仰の偉大なヒーローたちのビデオを見せましょう。ネット で色々検索してみてください。 • イエスに仕える神の僕たちの短い伝記を読むか聞くかする:宣教師、伝道者、牧師 などがその一例です。 • 小グループ:グループで、聖書の物語をよく考慮して話し合いましょう。それから、 それを現代の生活にどのように適用できるか、実際的なアイディアを考えます。 それは実行可能です 家庭礼拝については首尾一貫した基盤をもち、しっかりとした意図を持っていてくださ い。何もやらないよりは何かやった方が良いという場合が多いことを覚えておきましょ う。興味深く、実践的で、キリストを中心とし、適切で、全員が参加できるものにしま しょう。子どもたちのため、家族のために祈りましょう。彼らを神の手に託しましょう。 神がすべてを引き受けてくださいます。 途中で試練に遭うこともあるでしょう。けれどもあなたの愛と、イエスとの結びつきを 見せ、クリスチャンライフの理想を生きることによって、あなたの子どもたちはあなた の模範から学ぶことでしょう。子どもたちは家庭での礼拝の経験に価値を見出すように なり、それはあなたの家族に大きな影響を与えることでしょう。
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