このリリースに関する連絡先: 武内 信政 広報担当マネージャー 03 6271 9408 [email protected] プレスリリース (本リリースは 2015 年 8 月 24 日、グローバルで発表したプレスリリースの抄訳です) ベーカー&マッケンジー、2015 年度の年間業績を 24 億 3,000 万ドルと発表 • 収益は前期比 2.2%増 • 総生産性は過去最高の 5%増 • 過去最多の新パートナー選出数-うち女性が占める割合は 40% • 2016 年度は順調な成長を予想 【グローバル発 2015 年 8 月 24 日】ベーカー&マッケンジーは、2015 年度(2014 年 7 月 1 日から 2015 年 6 月 30 日まで)の年次決算において、全世界でのフィー収入は前期比 2%増の総額 24 億 3,000 万米ドルと発表し ました。 ベーカー&マッケンジーのエグゼクティブ・コミッティのチェアマンであるエデュアルド・レイテイは、「2015 年度はベーカー&マッケンジーにとって、投資分野において重要かつ成功を収めた一年でした。総生産性の 5% 増加および 48 の主要顧客からの外部法律顧問(パネル)指名、世界各国のクライアントとのより強固な信頼関 係の構築などに努め、約 12,000 名の所員は世界各地において、クライアント重視の業務に従事することで、こ れまで以上に多忙を極めています。今後もイノベーションを牽引し、新しい分野においてリードし続ける法律専 門家集団として邁進していきます」と述べています。 また同氏は次のようにコメントしています。「昨年度はオーストラリアのブリスベンおよびサウジアラビアのジ ッダにおける事務所の新設、北アイルランドのべルファストにおけるグローバルサービスセンターの新設、国際 法および中国(国内)法による法律業務を可能にする、上海自由貿易区における初の法律事務所としての共同事 業立ち上げなど、積極的な投資活動を行ってきました。2015 年 7 月には 83 名のパートナーを選出し、そのうち 女性の割合は 40%以上となり、業界における最高水準となりました。加えて、クライアント志向のより優れたサ ービスをさらに効率的に提供できるよう、単一かつ強力なグローバル財務管理システム SAP を新たに導入し、 サービス向上に向けて成長市場に対する大きな投資も行いました。」 - 続き - 成長分野 2015 年度にベーカー&マッケンジーにおいて特にドル建て金額のフィー収入が増加した業務分野は、独占禁止 法・競争法および税務であり、また、銀行・金融、キャピタル・マーケット、M&A 、プライベート・エクイテ ィ、不動産の分野も増加しています。新たにコンプライアンスおよびサイバーセキュリティーの分野も大幅な需 要が見られました。 ブランド力と案件実績 ベーカー&マッケンジーはクライアントにとって最重要とされるクロスボーダー事件・紛争・プロジェクトにお いて度々指名されており、業界を牽引するローファームとして高く評価されています。2015 年度の実績は以下 の通りです。 • クロスボーダー案件の取り扱い数関し、6 年連続で 1 位を記録(Thomson Reuters 社調べ)。クロスボ ーダー案件はベーカー&マッケンジーが扱う案件の 65%超 • 新興市場における公表および完了取り扱い件数に関し、10 年連続 1 位を記録 • Acritas 社が実施する国際法律事務所の知名度ランキングで 5 年連続首位に選出、また、同社の US Law Firm Brand Index では業界過去 4 年間での最高スコアを達成。2015 年 8 月アジア・パシフィック地域に おける有数なリーガルブランドとして再認識を受ける • Corporate Board Member Magazine に米国法律事務所トップ 10 としての評価を受ける。BTI コンサルテ ィング社にトップレベルのクライアントサービスを提供する法律事務所として称賛を受ける • Chambers Global において、他の法律事務所を上回る数の各国事務所および弁護士が掲載 • Chambers Latin America Law Firm of the Year 受賞 • 過去 12 か月間において、大手グローバル企業 48 社が、外部法律顧問(パネル)として指名 ベーカー&マッケンジーは、世界的に非常に重要な案件・事案においてアドバイスを提供しています。 • サウジアラビア最大の金融会社 The National Commercial Bank の 60 億米ドル IPO に関し投資顧問およ び主幹事銀行にアドバイスを提供。当該案件は 2014 年第 2 位かつ中東地域過去最大の IPO • Bayer への 142 億米ドルのコンシューマーケア事業の売却に関し、Merck にアドバイスを提供(63 事務 所における 100 名以上の弁護士との調整を含む)。「グローバル製薬産業を変革する」象徴的な取引案 件と称賛を受ける(ウォールストリートジャーナル紙) • 12.8 億米ドルの資本強化に関しスペインに本社を置く有数のグローバル建設企業にアドバイスを提供。 2014 年最大級の株主割当増資を記録 - 続き Page 2 of 4 • China CNR Corporation の合併(株式スワップによる 260 億米ドル)において CSR Corporation Limited にアドバイスを提供。中国および全世界最大級の鉄道会社合併案件、上海および香港に重複上場してい る中国国有企業における初の合併で A 株 2 組と H 株 2 組が関与する初の株式スワップ • ドイツ自動車製造会社 Continental AG の Veyance Technolgies 買収(総額 19 億米ドル)発表後、チリ の National Economic Prosecutor による調査を受けた際、同社にアドバイスを提供 これらの成果について、エデュアルド・レイテイは、「引き続きリーガルサービスにおいてフラットなグローバ ル市場が存在しています。特に主要金融中心地の圏外では、従来とは異なる参入者との競争が激化しています。 我々は現地ならではの専門知識および充実したサービスを提供すべく、全世界の主要商業中心地域におけるクラ イアントの皆様との長期的な戦略的関係を構築していかなければなりません。 ベーカー&マッケンジーは世界最大級の M&A プラクティスグループを有しており、グローバル化の進むクライ アントの皆様には一歩進んだサービスを提供できる準備が整っていると確信しています。それが昨年我々が 48 時間ごとに世界のどこかでクロスボーダーM&A 案件成立を成功させた理由です」とコメントしています。 パートナーと所員構成 • 2015 年度において、51 名のラテラル・パートナーを採用し、7 月には 83 名のパートナーを新たに選出。 全世界のパートナー数は 1,500 名となり、新たに選出されたパートナーの内女性が占める割合は 40%以 上 • 2015 年度における常勤の各国資格弁護士数は 5,685 名。女性が占める割合は全弁護士の 40%、全パート ナーの 24%。2015 年 6 月 30 日時点の常勤所員数は 11,336 名。 • 支払請求可能時間は 780 万時間となり、前年比 5%増。平均生産性は 2%増。 企業の社会的責任(CSR) ベーカー&マッケンジーは、世界最大級の CSR の取り組みとして、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に 加盟した初のグローバル法律事務所です。当事務所は、経済および社会発展をベースとした投資の保護、財産権 (知的財産を含む)、契約権および法人格を含む法治に焦点をあてた、Business for the Rule of Law の取り組み に関する草案作成に携わりました。 世界各地域での実績と今後の展望 フィー収入における各地域の割合は、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域が 38%、アジア・パシフィック地域が 25%、北米・ラテンアメリカ地域が 37%となっています。 - 続き Page 3 of 4 2015 年 4 月、ベーカー&マッケンジーは奮迅律師事務所と、上海自由貿易区において初めて共同事業を立ち上 げた唯一の法律事務所となり、国際法および中国法に関するサービスを同時にクライアントに提供することを中 国当局から認可されました。 上海法務局は「この新たな事業モデルは、中国の法務サービス市場の更なる自由化 と発展における重要な転機になる」とコメントしています。 エデュアルド・レイテイは、「クライアントの皆様は我々を優れたグローバル法律事務所として認識いただいて います。ベーカー&マッケンジーは、全世界においてサービス・技術・知識管理の共有化を徹底し、クライアン トの皆様との関係、所員、インフラ、新たなサービス提供方法において長期的な視野を持って投資活動に尽力し ていきます。これらは我々のクライアントサービスの内容、競争力、そしてトップレベルのグローバル法律事務 所としての評判をさらに強化するという共通目標として掲げています。」と述べており、さらに「我々は常に長 期的視野を持ち、急速に変化するグローバルリーガルマーケットに向き合っています。2016 年も成功を収め、 業績が好転する素晴らしい一年になることを期待しています」とコメントしています。 - 以上 - ベーカー&マッケンジーについて ベーカー&マッケンジーは、47 か国に 77 の事務所に 12,000 名以上を擁する国際法律事務所です。1949 年の設立 以来、各国の言語およびビジネス環境に対する深い理解に基づく高品質のサービスを提供する法律事務所として 知られています。2015 年 6 月 30 日決算期における収入は、24 億 3,000 万米ドルとなりました。ファームのエグ ゼクティブ・コミッティのチェアマンは、エデュアルド・レイテイが務めています。 www.bakermckenzie.com ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)は、ベーカー&マッケンジーの東京事務所として 1972 年に開設されました。日本法に関する卓越した知識、経験とともに、グローバル・ビジネスに関する実績とノウ ハウを兼ね備えた外国法共同事業を営む法律事務所として、日本最大級の規模を有しています。当事務所は、ベ ーカー&マッケンジーのメンバーファームとして、国内外の金融法務、M&A、企業法務、独占禁止法、大型プロ ジェクト、知的財産、国際税務、訴訟・仲裁、労務、環境、製薬、不動産関連等について、総合的かつ専門的な 法務サービスを提供しています。 www.bakermckenzie.co.jp ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)は、各国に所在するオフィスをメンバーファームとするスイス法上の組織体である ベーカー&マッケンジー インターナショナルのメンバーファームです。専門的知識に基づくサービスを提供する組織体において共通して 使用されている用語例に従い、「パートナー」とは、法律事務所におけるパートナーである者またはこれと同等の者を指します。同じく、 「オフィス」とは、かかるいずれかの法律事務所のオフィスを指します。 Page 4 of 4
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