平成27年度第1回石岡市総合教育会議 (日時)平成27年6月17日(水) 午後2時30分~ (場所)八郷総合支所2階205会議室 1 開 会 2 あいさつ (1)市長あいさつ (2)教育委員長あいさつ 3 議 題 (1)総合教育会議の運営について (2)教育の振興に関する施策の大綱の策定について 4 その他 5 閉 会 1 資料1 総合教育会議について 1 位置付け (1) 地教行法(改正施行後)の規定により,全ての地方公共団体において創設(設置)されるもの。 ※(条例又は規則等において総合教育会議の設置を定める必要はない。) (2) 首長と教育委員会という対等な執行機関同士の協議・調整の場である。 ※(決定機関ではない。 ) ※(地方自治法に基づくいわゆる附属機関には当たらない。 ) (3) 教育に関する予算の編成・執行や条例提案など重要な権限を有している首長と教育委員会が 十分な意思疎通を図り,地域の教育の課題やあるべき姿を共有して,より一層民意を反映した教 育行政の推進を図る。 2 運営等について 設置根拠 主 宰 法第1条の4(条例・規則等への委任事項なし)資料2 首長が招集 (教育委員会から首長に対し,会議の招集を求めることができる) 首長及び教育委員会(教育長及び委員) 構成員 (必要があれば,関係者又は学識経験者から意見聴取ができる) (緊急の場合は,首長と教育長のみでの会議開催が可能) ・教育,学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱の策定,変更 ・教育の諸条件の整備,その他の教育の振興を図るための重点的施策 ・児童生徒等の生命又は身体に被害が生ずる(おそれがある)場合等の緊急 の場合に講ずべき措置 協議事項 ・上記事項に関する構成員(首長と教育委員会)の事務の調整 ※協議すべきでない事項 「教育委員会が所管する事務の重要事項全てを協議調整する趣旨で設置す るものではない。」 ○教科書の採択や個別の教職員の人事など,政治的中立性が高い事項 ○日常の学校運営に関する些細な事項 ・会議は,原則公開する。 ・首長は,会議終了後,議事録を作成し,公表する。 (努力義務) その他 ・上記議事録の作成,公表の方法及びその他会議の運営に関する事項は,総 合教育会議が定める。 ・調整された事項については,構成員は調整結果を尊重しなければならない。 3 運営要綱について 本市の総合教育会議の運営に関する細目を規定するため,別添要綱(案)資料3により,運営要 綱を定める。 2 資料2 [参考] 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(第 1 条の4) (総合教育会議) 第1条の4 地方公共団体の長は,大綱の策定に関する協議及び次に掲げる事項についての 協議並びにこれらに関する次項各号に掲げる構成員の事務の調整を行うため,総合教育会議 を設けるものとする。 一 教育を行うための諸条件の整備その他の地域の実情に応じた教育,学術及び文化の振興を 図るため重点的に講ずべき施策 二 児童,生徒等の生命又は身体に現に被害が生じ,又はまさに被害が生ずるおそれがあると見 込まれる場合等の緊急の場合に講ずべき措置 2 総合教育会議は,次に掲げる者をもつて構成する。 一 地方公共団体の長 二 教育委員会 3 総合教育会議は,地方公共団体の長が招集する。 4 教育委員会は,その権限に属する事務に関して協議する必要があると思料するときは,地方 公共団体の長に対し,協議すべき具体的事項を示して,総合教育会議の招集を求めることが できる。 5 総合教育会議は,第1項の協議を行うに当たって必要があると認めるときは,関係者又は学識 経験を有する者から,当該協議すべき事項に関して意見を聴くことができる。 6 総合教育会議は,公開する。ただし,個人の秘密を保つため必要があると認めるとき,又は会 議の公正が害されるおそれがあると認めるときその他公益上必要があると認めるときは,この限 りでない。 7 地方公共団体の長は,総合教育会議の終了後,遅滞なく,総合教育会議の定めるところによ り,その議事録を作成し,これを公表するよう努めなければならない。 8 総合教育会議においてその構成員の事務の調整が行われた事項については,当該構成員 は,その調整の結果を尊重しなければならない。 9 前各項に定めるもののほか,総合教育会議の運営に関し必要な事項は,総合教育会議が定 める。 3 資料3 石岡市総合教育会議運営要綱(案) 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第1条の4第9項の 規定により,石岡市総合教育会議運営要綱を次のように定める。 (趣旨) 第1条 石岡市総合教育会議(以下「会議」という。)の運営は,地方教育行政の組織及び運営 に関する法律(以下「法」という。)に規定するもののほか,この要綱の定めるところによる。 (招集) 第2条 市長は,法第1条の4第3項の規定により会議を招集しようとするときは,あらかじめ 会議の場所及び日時並びに会議において協議又は調整すべき事項を教育委員会へ通知するもの とする。 2 市長は,前項の通知を行ったときは,遅滞なく,当該通知に係る事項を,教育委員会教育総 務課のホームページに掲載して公表するものとする。 3 前項の規定は,第1項の通知に係る事項を変更した場合(会議を中止した場合を含む。)に ついて準用する。 (議事進行) 第3条 会議の議事進行は,教育委員会教育部長が行う。 (会議の非公開) 第4条 法第1条の4第6項ただし書の規定により会議を公開しないこととした場合は,あらか じめ,その旨を公表することとする。この場合において,第2条第2項の規定を準用する。 2 前項の規定は,会議の中途において生じた事態により,緊急に会議を公開しないこととする 場合は,適用しない。 (議事録) 第5条 市長は,法第1条の4第7項の議事録には,次に掲げる事項を記載するものとする。 (1) 開催日時及び開催場所 (2) 出席者(傍聴人を除く。)の氏名 (3) 議題及び議事の趣旨 (4) その他市長が必要と認める事項 2 市長は,議事録を作成したときは,遅滞なくこれを公表するものとする。この場合において, 第2条第2項の規定を準用する。 (庶務) 第6条 会議の庶務は,教育委員会教育総務課において行う。 (その他) 第7条 この要綱に定めるもののほか,会議の運営に際し必要な事項は,会議に諮って定める。 附 則 この要綱は,平成27年6月17日から施行する。 4 資料4 大綱について 1趣旨 首長に大綱の策定を義務付けることにより,地域住民の意向のより一層の反映と地方公共 団体における教育,学術及び文化の振興に関する施策の総合的な推進を図る。 2位置付け 教育,学術及び文化の振興に関する総合的な施策 3大綱の概要について 策 定 者 首長が策定 対象期間 4~5年程度(国の想定) 地方公共団体の教育,学術及び文化の振興に関する総合的な施策について, 内 その目標や施策の根本となる方針 容 (詳細な施策について策定することは求められていない) ・現行の国の教育振興基本計画のうち,主に「第一部」及び「第二部の成果 目標」の部分を参酌する。 ・既に地方公共団体として教育振興基本計画を策定している場合,その中の 教育振興基本 計画との関係 “目標や施策の根本となる方針の部分”が大綱に該当する。 ・首長が,総合教育会議において教育委員会と協議し,当該計画をもって大 綱に代えると判断した場合,別途,大綱を策定する必要はない。 ・大綱は首長が策定するものとしているが,教育行政に混乱を生じることの ないよう,総合教育会議で十分に協議,調整することが肝要である。 その他の 留 意 点 ・首長が,教育委員会と調整がつかない事項を大綱に記載しても,教育委員 会は,当該事項を尊重する義務を負わない。 ・調整がついていない事項の執行については,教育委員会が判断する。 [参考] 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(第 1 条の3) (大綱の策定等) 第1条の3 地方公共団体の長は,教育基本法第 17 条第1項に規定する基本的な方針を参酌し, その地域の実情に応じ,当該地方公共団体の教育,学術及び文化の振興に関する総合的な 施策の大綱(以下単に「大綱」という。)を定めるものとする。 2 地方公共団体の長は,大綱を定め,又はこれを変更しようとするときは,あらかじめ,次 条第1項の総合教育会議において協議するものとする。 3 地方公共団体の長は,大綱を定め,又はこれを変更したときは,遅滞なく,これを公表しなけれ ばならない。 4 第1項の規定は,地方公共団体の長に対し,第 21 条に規定する事務を管理し,又は執行する 権限を与えるものと解釈してはならない。 5 資料5 ◎大綱の記載事項について(H26.7.17付け26文科初第490号通知より) 大綱の主たる記載事項は,各地方公共団体の判断に委ねられているものである が,主として,学校の耐震化,学校の統廃合,少人数教育の推進,総合的な放課 後対策,幼稚園・保育所・認定こども園を通じた幼児教育・保育の充実等,予算 や条例等の地方公共団体の長の有する権限に係る事項についての目標となる方 針が考えられる。 [参考] ◎教育委員会発行 平成 26 年度石岡の教育 (P1に記載) 《石岡市教育行政の大綱》 1. ひとりひとりの能力の開発と豊かな人間性の育成 2. 教育施設等の充実と意欲に満ちた教育活動の推進 3. 協力による心の通いあう家庭とまちづくりの推進 4. 伝統ある市民文化の高揚と文化財の保護顕彰 5. スポ-ツの振興とたくましい心と体の育成 《石岡市の学校教育の目標》 1. ひとりひとりの学力の向上をはかる。 2. たくましい心とからだの育成をはかる。 3. つよい意志と豊かな情操を育てる。 4. 郷土を愛し協力しあう心の育成をはかる。 6
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