抗原特異的な抗体産生細胞新規同定法の開発とその応用(富山大学)

文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム
「健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター」(H25~29年度)
・地域イノベーション戦略の中核を担う研究者の集積:研究課題②
抗原特異的な抗体産生細胞
新規同定法の開発とその応用
富山大学大学院理工学研究部(工学)
研究代表者:教授 磯部正治
招へい研究者:研究員 椎名哲生
(第一三共株式会社 バイオ基盤研究所)
文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム「健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター」資料(不許複製・禁無断転載)
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研究開発の背景
単一細胞由来 cDNA自動合成装置(MAGrahder)
文部科学省「ほくりく健康創造クラスター事業(平成20~24年度)」のなかで、富山大学大学院理工学研究
部遺伝情報工学研究室では抗体産生単一細胞由来抗体迅速単離システムを開発しました。また、抗体産生細
胞の中でも特に形質細胞と呼ばれる、高い親和性をもつ抗体を大量に発現するよう最終分化した細胞の新規
同定法を見出し、それを応用することで抗原特異的形質細胞同定法の開発にも成功しました。
しかし、この手法を用いても免疫応答が不十分で個体中に抗原特異的抗体産生細胞が低頻度にしか存在しな
い場合には、その単離同定は依然として困難でした。
文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム「健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター」資料(不許複製・禁無断転載)
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研究開発の概要
ERIAA法
MAGrahd法
TS-jPCR法
単一細胞由来抗体迅速単離システム
本プログラムでは、体内にたとえわずかしか存在しなくても適用可能な「抗原特異的抗体産生細胞の新規
同定法」を開発し、既に開発した抗体産生単一細胞由来抗体迅速単離システムへ組込み、ヒトはもとより
様々な免疫動物からの迅速かつ確実な有用抗体の単離法の確立を目指しています。
そのシステムを駆使することにより多数の抗体を取得し、その中から癌などの診断及び治療に有益な抗体
シーズ並びに研究に役立つ試薬用の有用抗体を開発し事業化を目指します。
文部科学省 地域イノベーション戦略支援プログラム「健やかな少子高齢化社会の構築をリードする北陸ライフサイエンスクラスター」資料(不許複製・禁無断転載)
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