第一三共株式会社 会社案内

■H04-01
第一三共株式会社 会社案内
Corporate Brochure
第一三共ウェブサイト
■P01-02
Our Message
Business Strategy
R& D
[企業理念 ]
革新的医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を
提供することで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する
トップメッセージ
医療技術の進歩や人類が生み出してきた医薬品は、多くの人々の命を救い、健康的な生活に貢献しています。
第一三共は企業理念として「革新的医薬品を継続的に創出し、
Marketing
しかし、未だに治療満足度が不十分であったり、治療法の確立されていない多くの疾病が存在し、
多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することで、
医療の一翼を担う製薬企業は、社会からこれらの課題を解決することを期待され、
世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」
ことを掲げています。
私たちはそれに応えることを使命としています。第一三共の企業理念は、革新的医薬品を継続的に創出し、
医薬品産業を取り巻く環境は、業界内外・国内外ともに刻々と変化が続いています。
多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献することです。
このような状況において、私たちは、ビジョンである「Global Pharma Innovator の実現」
に向け、
企業理念 、すなわち私たちの存在意義を果たすため、
新薬メーカーとしてアンメットメディカルニーズの充足に努めていくとともに、
第一三共グループは、高い使命感を持ち、惜しみない努力を傾注して、社会の期待に応えます。
医療サービス全体を視野に入れ 、ワクチン・ジェネリック・OTC 医薬品など、
多様な医療ニーズに応える医薬品を提供してまいります。
医療産業に属する企業として、より高い業績を達成し経済に貢献する責任とともに、
[ビジョン]
医療サービスシステムの一翼を担う責任、
この2つの責任を高い水準で果たし、
Global Pharma Innovator の実現
日本を代表する企業として、
そして世界においても先進的で優れた企業として、
第一三共グループは、世界の多様な医療ニーズに応え、持続的成長力を備えた
Regional Activities
これら疾病に対する治療、予防、さらには一人ひとりの特性に応じた治療が求められています。
すべてのステークホルダーの皆さまから信頼されるよう、鋭意努力してまいります。
Global Pharma Innovator の実現を目指して、
「事業エリアの拡大 」
(Global)、
「アンメットメディカル( 未充足医療 )ニーズ」
(Pharma)、
「 新たなビジネスモデル構築 」
(Innovator )への挑戦を続けています。
今後とも引き続きご支援賜りますよう、お願い申し上げます。
CSR
代表取締役社長 兼CEO
社長執行役員
[ 私たちの 8 つの約 束 ]
企業理念をもとに、私たちは、
「先進の志」、
「誠実さ」そして
「情熱」
を持って行動し、次の 8 つの約束を果たします。
誠実さ ∼私 たちのつとめ ∼
情熱 ∼私 たちの活 動 ∼
1. ファーストインクラス /
ベストインクラスの 創 薬 4. 高品質な医療情報の提供
7. 目標実現への強い意志
5. 高品質な医薬品の安定供給
8. プロフェッショナルな個人と
強いチームワーク
2. グローバルな視野と
ローカル 価値の尊重 6. 信頼される医療パートナー
History
先進の志 ∼私 たちらしさの源 ∼
3. アカデミックな探究 心と
先見性のある洞察力
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■P03-04
Our Message
Business Strategy
第一三共の薬は、
日本国内だけでなく、アジア、欧州、米国 、その他さまざまな国で使われています。
世界各地のグローバルニーズを捉えグローバル医薬品事業に反映するため、
バリューチェーンの一環としての研究開発 、サプライチェーン、
マーケティングなど、
さまざまな部門間の情報交換を促進させる活動を行っています。
世界に通用する新薬を創出し、世界の医療現場にお届けすることで、
国境を越え、
国内事 業 展開
R& D
グロー バル 事 業展開
イノベ ーティブ医薬品
イノベー ティブ医薬品は第一三共グル ープの中で、グループの収益基盤を担う中核事業として
位置付けられています。未充足の医療ニーズに応える、あるいは治療満足度をさらに上げる高品質な医薬品を、
患者さんの視点を忘れず、医療関係者の立場にたって正確に、迅速に、分かりやすい情報とともにお届けし、
皆さまの微笑みに満ちた健康で豊かな生活に貢献してまいります。
OTC 医薬品
近年、
「セルフメディケーション」という考え方が浸透しています。さらにその傾向は強まり、
Marketing
世界の人々の健康に貢献してまいります。
ニーズも多様化していくことが考えられます。そこで、第一三共グループは、
OTC 医薬品に加え、
機能性スキンケア・食品などの分野も含めたヘルスケア事業をコア事業のひとつと位置付け、
グループ会社のひとつである、第一三共ヘルスケア株式会社を通して「セルフメディケーション」の
ワクチン
第一三共は、ワクチンの研究、
初期開発、流通などに取り組むとともに、生産とCMCに特化した
北里第一三共ワクチン株式会社(北里研究所との合弁会社)、および販売と臨床開発後期に特化した
Regional Activities
さらなる発展に取り組んでいます。
ジャパンワクチン株式会社(グラクソ・スミスクライン株式会社との合弁会社)
との有機的連携を通じて、
バリューチェーンの効率的な稼働により、皆さまに必要なワクチンの創成と安定供給を推進していきます。
新薬メーカーとしてこれまで培った信頼や安心をベースに、第一三共エスファ株式会社では患者さんに選ばれる
CSR
ジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品の提供を目指して、付加価値の創出に取り組んでいます。特に
「品質」の面では、
錠剤の両面に印字するなど、飲みやすく、飲み間違いが起こらないような製剤や表示の工夫を行っています。
第一三共のブランド力に加えて、製品付加価値を兼ね備えたジェネリック医薬品の新たな方向性として
「プレミアムジェネリック」
を提案し、差別化を図ることで、市場の拡大に挑 みます。
History
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■P05-06
Our Message
Business Strategy
グローバル研究体制図
第一三共
癌・循環代謝・新規領域
エイジングプロセス
低分子・抗体医療
神経変性疾患
独自リード化合物創出
第一三共グループは、アンメットメディカルニーズを的確にとらえ、これに対応した研究開発を展開し、
将来的な医療満足度の向上に貢献しようと考えています。研究から初期開発段階では、
Plexxikon
Scaffold-Based
Drug Discovery
(SBDD)
プラットホーム
癌
リード最適化
低分子医薬
トランスレーショナルリサーチ
アスビオファーマ
炎症・再生
神経疾患
R& D
各研究開発段階における重点領域
ベンチャーサイエンスラボラトリー
低分子、ペプチド医薬
独自リード化合物創出
リード最適化
癌領域と循環代謝領域を重点カテゴリーに定めて、集中的に資源投入をしています。
また、フロンティア領域として、疾患 領域の枠を越えて、生体メカニズムに基づいた新規の作用機序や
研究
初期開発
第一三共グローバル研究体制
後期開発
ライフサイクルマネジメント
第一三共 RDノバーレ
重点領域 ・癌 ・循環代謝 ・フロンティア
Marketing
治療法を追求するようなアプローチも積極的に進めています。
・癌 ・循環代謝 ・疼痛
・血栓 ・高血圧 ・疼痛
U3Pharma
Daiichi Sankyo Life Science
Research Centre in India(RCI)
癌
炎症・感染症
リード検索
抗体医薬
低分子医薬
生物評価・OMICS
トランスレーショナルリサーチ
独自リード化合物創出
リード最適化
ダイバーシティから生まれるイノベ ーション
Regional Activities
合成・分析
Tissue and Cell Research
Center Munich(TCRM)
第一三共グループの研究は、日本、
米国、ドイツ、
インドの各拠点が密接に連携しながら、グ ローバルに展開しています。日本には、
中核となる第一三共と、創薬基盤プラットフォームを担う第一三共 RDノバーレ、創薬研究に特化したアスビオファーマがあります。
海外には、がん治療を標的とした抗体医薬を得意とする U3 ファーマ、低分子医薬の基本構造に基づくドラッグ開発技術を有する
プレキシコン、炎症・感染症の創薬にフォーカスしたインドの Daiichi Sankyo Life Science Research Centre in India
(RCI)
や、
新薬の研究を進めています。また、
日本に拠点を置くベンチャーサイエンスラボラトリーは、社内ベンチャー企業的な
集団として、ベンチャースピリットに基づいたイノベ ーションの実現を標榜し、アンメットメディカルニーズの高い
疾患領域の創薬研究 を進めています。
意思決定機関「GEMRAD」
第一三共は、
グローバル研究開発における最高意思決定機関としてGEMRAD(Global Executive Meeting of Research
CSR
ヒト組織を用いた研究技術を有するドイツの Tissue and Cell Research Center Munich
(TCRM)があり、各々の強みを活かした
And Development)
を設置しています。GEMRAD はマネジメントレベルで開発プロジェクトの Go/No-Go 判断を行い、部門や
地域を超えたグローバル研究開発活動をマネジメントしています。GEMRAD のメンバーは、
研究開発部門のみならず、国内外の
営業部門、
ライセンス部門、薬事や製品ポートフォリオを担当する部門など、多くの専門機能の責任者によって構成されており、
研究開発から販売までをも見据えたあらゆる角度から総合的に評価し、適切な意思決定を行うことができます。
さらに意思決定
のみならず、開発パイプラインにあるプロジェクトのレビューや優先順位付けにより、効果的な資源投入を実現しています。
History
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■P07-08
Our Message
Business Strategy
国内と世界拠点が連携したグローバルな開発体制
徹底した品質と安全性の確保、
第一三共の開発は、日本、
米国、
欧州、インド、アジアの各拠点が密接に連携し、グローバルに展開しています。
そしてグローバル基準の安定供給をお約束します
第一三共 RDノバーレ株式会社を含む国内拠点、ニュージャージー州エディソンにオフィスを持つ米国の開発会社
私たちは、研究開発段階で証明した優れた薬効を持つ医薬品を、優れた製薬技術により工業化し、
第一三共ファーマデベロップメント、および英国の第一三共デベロップメント Ltd. は、連携してグローバルに
生産過程でその品質を恒常的に再現し、皆さまにお届けしています。第一三共では、国内および
医薬品の開発を進めると共に、各地域における臨床試験を管理・運営しています。
欧米など海外のGMP(Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理および品質管理規則)に
また、グローバル開発におけるアジアの拠点として、韓国第一三共株式会社、台湾第一三共股份有限公司および
盛り込まれた精神を高い基準で達成し、原材料の納入から生産、製品の出荷を通して科学的に裏付けされた
第一三共(中国)投資有限公司は、継続的な製品上市に貢献しています。
管理を行って製商品の品質を保証し、市場に対する責任を果たす体制を確立しています。
[安全管理体制 ]
Marketing
これからも皆さまに安心してご使用いただけるように、
グローバル水準 の品質保証を行っていきます。
R&D
[品質への取り組み]
臨床試験では世界中で蓄積した専門知識を共有し、グローバルな意思決定を行っています。
世界の人々の健康に貢献する薬。
しかし、
どんなにすばらしい薬であっても、
副作用のリスクが 全くないというものはありません。だからこそ第一三共では、
グローバル開発体制図
安全管理には万全を期すべく社内体制を整えるとともに、社員一人ひとりの安全対策への
第一三共
米国
第一三共 RDノバーレ
意識を高めるよう努めています。第一三共は、国内においては、自ら網羅的に安全管理情報(副作用情報など)を
第一三共ファーマデベロップメント
収集し、客観的な評価・検 討に基づいた適正使用情報を医療現場へ情報提供しています。また、海外からの
安全管理情報も収集・評価・検討を行い、
グローバル製薬企業の安全管理部門として、グローバルに安全対策を
実行できるよう努めています。国内外からの安全管理情報を客観的に分析し、医療現場へ情報提供することで
医薬品の適正使用を推進し、患者さんの安全性リスクの 最小化に努めています。
第一三共グローバル開発体制
Regional Activities
日本
[ 安定的な生産供給体制]
製薬企業には、高品質の医薬品を確実にそして安定的に供給しなくてはならない使命があります。
アジア
欧州
第一三共(日本)
第一三共デベロップメント(イギリス)
第一三共では、この役割を果たすため「ユーザが安心できる原材料を安定的に調達し、計画的に生産する機能」
CSR
「受注後、迅速かつ確実に配送するロジスティクス機能」
を統合し、
情報の一元化を図ることで柔軟かつ効率的な
生産供給体制(サプライチェーンマネジメント)
を構築しています。
また、海外生産拠点との連携により、グローバル市場への安定的な供給体制を確立しています。
医薬品は、
その効能を有効かつ安全に発揮するよう設計されています。開発された医薬品の品質を設計
中国
韓国
台湾
インド
第一三共(中国)
韓国第一三共
台湾第一三共
第一三共インド開発
どおりに生産で再現させ、信頼性の高い製品を安定的に供給するには、ハード・ソフトの両面から
科学的に検証した生産管理体制を構築する必要があります。第一三共は品質・安全管理体制により世界に
世界中のどこにいても、同じ安心を得られる薬が作られ、供給されている。
History
通用する高レベルの基準を独自に確立し、信頼性の高い医薬品のグローバル供給体制を構築しています。
第一三共はこれからも品質・安全管理・安定供給に努めます。
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■P09-10
Our Message
Business Strategy
研究開発から生まれた代表的な製品
グローバル組織体制
長い年月を経て多くの知識と技術の結晶が医療現場に届けられています。
変化の激しい経営環境の中で成長していくために第一三共は、3 つのコーポレートユニットと、4 つの機能ユニット、
事業ユニットからなるグローバル経営体制を設けて、戦略的な意思決定と戦略の実効性を高めています。
R&D
高血圧症治療剤「オルメサルタン」
CEO
高血圧症治療剤オルメサルタンは
アンジオテンシンII 受容体拮抗剤であり、同系他剤と比較して降圧効果が強く持続性があり、
優れた臓器保護作用が期待できる薬剤です。
2002年に米国と欧州で、2004年に日本でオルメテック® として販売が開始されました。
コーポレートユニット
戦略ユニット
安全性の高さが評価され、世界各国で大きく売上げに貢献しています。
秘書
管理ユニット
動脈の狭窄・閉塞を防ぐ「プラスグレル」
Marketing
また、近年では、日本人のエビデンスが数多く報告されています。特に降圧効果の強さ、
監査
総務・人事ユニット
プラスグレルは、第一三共と宇部興産株式会社が創製した経口抗血小板剤であり、血小板の凝集を抑制することにより、
動脈の狭窄・閉塞を防ぎます。海外では米国イーライリリー& カンパニーと共同開発を進めてきました。
適応とした新薬として2009年に米国では Effient 、欧州ではEfient という販売名で販売が開始され 、
®
®
『戦略ユニット』
『管理ユニット』
『総務・人事ユニット』の
3ユニット体制で、
CEO のグローバルな戦略立案、
推進管理をサポートしています。
現在、世界70カ国以上で承認されています。日本国内では第一三共と宇部興産が共同開発しており、
2013年6月にPCI 治療を伴う虚血性心疾患の適応に関して、製造販売承認申請を行いました。
さらに、虚血性脳血管障害患者さんを対象とした第3相臨床試験を実施しています。
事業ユニット
医薬営業ユニット(日本)
静脈系血栓に効果が期待できる抗 Xa 剤
「エドキサバン」
ワクチン事業ユニット(日本)
2011 年に国内初の経口 FXa 阻害剤として「下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」の適応症で
機能ユニット
Regional Activities
経皮的冠動脈形成術(PCI)治療を施行した急性冠症候群(ACS)患者さんのアテローム血栓性イベント抑制を
研究開発
製薬技術
®
第一三共 INC.
(米国)
(ENGAGE AF-TIMI 48 試験 )、および深部静脈血栓症(DV T)、肺血栓塞栓症
(PE)
患者における静脈血栓塞栓症(VTE)の治療および
再発抑制に関する試験(Hokusai-VTE 試験)を終了し、日本では 2014 年 12 月に、米国では 2015 年 2 月に販売を開始しました。
欧州では 2015 年度中の承認取得を目指しています。
第一三共ヨーロッパ GmbH(欧州)
信頼性保証
ASCA*
グローバルに戦略を策定し執行していくことが
ルイトポルド(米国)
サプライチェーン
CSR
リクシアナ の販売名で上市されました。また、
非弁膜性心房細動に伴う脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制に関する試験
できるよう、
『研究開発』
『製薬技術』
『サプライチェーン』
『信頼性保証』
の 4 つの機能をそれぞれユニットとして
編成しています。
各機能ユニットではグローバルに
展開すべき事項を定め、
それら事項に関する戦略の立案と
*ASCA:日米欧以外の国・地域を表す社内略称
執行を指揮し、併せて事業運営効率の向上を図っています。
History
第一三共ヘルスケア(日本)
日本国内の医薬営業ユニットとグループ会社に加え
ASCA カンパニー
(ASCA=Asia , South & Central America)
という社内カンパニー組織を設置しています。
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国内グループ会社とともに 、さらなるシナジーを
[ 研究・開発]
イノベーティブ医薬品、OTC 医薬品、ワクチン、ジェネリック医薬品などにおいて、日本国内 9 社の
アスビオファーマ株式会社
グループ会社の技術融合により、さらなる価値創造とバリューチェーン全体におけるシナジーを発揮させていきます。
医療の未充足ニーズに応える世界初の新薬の創生を目指し、革新的な創薬コンセプトと基盤を
創出・発信する創薬ベンチャーです。
創薬研究に特化した事業展開を行っています。
[ジェネリック医薬品]
第一三共エスファ株式会社
「多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」という第一三共グループの基本的な考えのもと、
ますますニーズが高まってきているジェネリック医薬品を中心に、
医薬品に最も大切な「品質」
「情報」
「安定供給」、そしてジェネリック医薬品が持つ「経済性」の面からも、
安心してご使用いただける製品の提供に努めて事業展開をしています。
www. asubio.co.jp
第一三共 RDノバ ーレ株式会社
医薬品の初期探索研究機能を集約した創薬基盤ユニット、各種分析サービスを提供する分析センター、
高品質な治験モニタリングおよび 関連業務を担う臨床開発の3部門からなり、
医薬品の研究開発プラットフォームを構築・提供することで革新的な医薬品創製の一翼を担っています。
www.daiichisankyo - rdn.co.jp
ww w.daiichisankyo-ep.co.jp
[ワクチン]
北里第一三共ワクチン株式会社
第一三共と北里研究所との合弁会社として発足したワクチン事業の研究開発・製造を担う中核会社です。
北里研究所をはじめとした国内外の大学・研究機関・企業などと連携した新規ワクチンの研究・開発や、
[製造]
第一三共プロファーマ株式会社
第一三共が創製した医薬品のグローバル主要製造拠点として高品質な医薬品の安定供給に努めています。
さらに新薬の臨床試験に用いる治験薬も製造している開発型医薬品製造会社です。
www.daiichisankyo - pp.co.jp
高品質で利便性の高いワクチンの製造・販売を行っています。
www.daiichisankyo-kv.co.jp
第一三共ケミカルファーマ株式会社
[OTC 医薬品]
第一三共 ヘルスケア株式会社
工場生産に密着した技術により、開発のスピードアップ、安定供給、高品質、コスト低減を効率的に実現して、
医薬品原薬・中間体をより早く、より安く、安定的に提供することを目指している医薬品製造会社です。
www.daiichisankyo - cp.co.jp
セルフメディケーションの浸透に伴って、多様化するニーズに応える第一三共のOTC医薬品分野を担う会社。
製薬会社オリジンの研究開発力とマーケティング力を活かし、スイッチOTC をはじめとした OTC 医薬品や機能性スキンケア・
食品などを製造、販売。頭のてっぺんから足のつま先まで、全身をカバーする「トータル・ヘルスケア」の実現をめざしています。
www.daiichisankyo-hc.co.jp
[グル ープのビジネスサポート業務]
第一三共ビジネスアソシエ株式会社
第一三共グループ各社の基幹ビジネスサポート業務(人事・経理・営業関連事務・購買業務・総務 )の受託に加え、
OTC 医薬品とは
医師に処方してもらう「医療用医薬品」ではなく、薬局やドラッグストアなどで買える
保険代理業ならびに不動産事業を展開。専門性に基づく
「業務品質」
「効率」の追求により、
高い顧客満足度を実現します。
「一般用医薬品」と「要指導医薬品」のこと。英語で「Over The Counter」
の略語で、
対面販売で買えることを意味しています。
第一三共ハピネス株式会社
第一三共グループの障がい者雇用を推進するために、障がい者雇用促進法に基づき設立された特例子会社。
クリーニング、
実験器具洗浄、社内郵便などを通じてグループ内にさまざまなサービスを提供しています。
www.daiichisankyo.co.jp/happiness/
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■P13-14
Our Message
第一三共グル ープは、事業活動と一体化したCSR 活動を行い、
医療アクセスの改善に資する社会貢献活動
移動診療サービスの提供
信頼される企業として
事業活動そのものによる価値の提供はもちろんのこと、
すべての事業活動のあり方が、
グローバルに求められる規範に則ったものであるよう企業行動憲章の浸透・徹底を図ることで、
誠実な企業活動に取り組んでいます。また、信頼される企業であるために、第一三共グル ープの
さまざまな取り組みについての総合的な情報発信とコミュニケーションを行っています。
開発途上国では、公的医療保険や医療インフラの未整備、医薬品の製造・品質管理にかかわる人材不足、
貧困などにより医療サービスへのアクセスが阻害されています。第一三共グループでは、インド、カメルーン、
Business Strategy
世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献します
タンザニアにおける医師不足や病院へのアクセスが悪いなどの医療インフラが未整備の地域に貢献するために、
NGO と十分な協議を重ね、現地政府、地域社会と協力し移動診療サービスを提供しています。
本活動は、国連ミレニアム開発目標(MDGs)の「乳幼児死亡率の削減」
「妊産婦の健康の改善」へ貢献する目的で、
これらの地域に対して、2011 年度から 5 ヵ年の計画でワクチン接種や妊産婦健診などの活動を行っています。
R& D
第一三共グル ープの果たすべき社会的責任
健康と医療が世界各地でますます重大な社会課題となっていく中で、私たちはさまざまな形で
乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改普への貢献
グローバルにソリューションを提供し、社会へ貢献していきたいと考えています。
インド、カメルーン、タンザニアの3ヵ国において、2013 年度は約 24 万人の人々に、移動診療サービスを
例えば、世界では10 億人を超える最貧困層がエイズ、
マラリアや結核 、顧みられない熱帯病
提供しました。また、妊産婦健診や乳幼児への予防接種だけでなく、健康な子どもを表彰する
( Neglected Tropical Diseases)により健康を害していると推定されています。
ヘルシーベビーコンテストを開催するなど、母親たちの衛生に対する意識向上や育児への意欲の維持を
目的としたさまざまな活動も行っています。今後も、乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改善、
研究や開発が進まない、そういった希少疾病に苦しむ患者さんも数多く存在します。
HIV/ エイズ、マラリア、
その他の疾病の蔓延防止の課題解決のため、活動の充実を目指していきます。
第一三共グル ープでは、世界中の未充足医療ニーズに応えるべく、希少疾病の分野はもちろんのこと、
グローバル ヘルス分野への貢献に向けても、グループ全体で取り組んでいきます。
また、開発途上国では経済的な理由や社会インフラの未整備などの要因により、医療 サービスが受けられない
人々が数多く存在します。私たちは健康と医療に携わる産業の一員として、NGO や行政 、
Marketing
また、難病などの治療として必要性が高いにもかかわらず、患者数が少ないために治療薬や医療機器の
■アフリカでの活動を動画でご覧いただけます
www.daiichisankyo.co.jp/corporate/csr/contribution/medicalaccess/b3d2.html
地域社会と協力しながら、このような社会課題の解決に貢献していきます。
Regional Activities
一方で事業のグローバル化に伴い、企業が国境を超えて環境や社会に及ぼす影響力は増大しています。
社会の一員として責任や義務を果たし、社会とともに成長していくことで、持続可能な社会づくりに
貢献していきたいと考えています。各地の法令遵守はもちろんのこと、国際規範を尊重し、
環境に配慮した事業を行い、信頼される企業としての誠実な企業活動を行うことがその根幹になると考えています。
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CSR
History
■P15-16
Our Message
Business Strategy
第 一 三共の 歩み
第一三共の歴史を、三共と第一製薬の創業からの歩みも含めてご紹介いたします。
R& D
三共の歴史
第一製薬の歴史
1899
1949
1989
1915
1949
1973
・三共商店を設立(塩原 又策、西村 庄太郎、
・東京証券取引所上場
・世界的に画期的な高コレステロール
・アーセミン商会を創業
・東京証券取引所上場
・育毛剤カロヤン ® を発売
福井 源次郎の共同出資による)
血症治療剤メバロチン® を発売
1951
1992
・かぜ薬ルル ® を発売
顧問に就任 )、米ぬかから世界初の
®
1
)
を発見し、
ビタミンB(オリザニン
ビタミン学 説 の 基 礎を確 立
1913
・三共株式会社となる
・メバロチン の開発により
1977
大河内記念生産特賞を受賞
・抗悪性腫瘍剤クレスチン® を発売
1994
1986
・東京日本橋に本社旧社屋が竣工
・鎮痛・抗炎症剤ロキソニン® を発売
1965
1985
・第一製薬株式会社が発足
・本社旧社屋が竣工
・初代社長に柴田 清之助が就任
・広範囲経口抗菌製剤タリビッド ® を発売
®
・抗プラスミン剤トランサミン を発売
(日本、西独 )
1937
1966
1993
・国産第一号サルファ剤となった
・初の成形パップ剤パテックス® を発売
・広範囲経口抗菌製剤クラビット® を発売
細菌性 疾患薬テラポール ® を発売
1998
Regional Activities
・初代社長に高峰譲吉博士が就任
®
1918
Marketing
1910
・鈴木 梅太郎博士
(1920年 、三共の学術
・小名浜、
小田原両工場が日本の製薬企業
として初めて ISO14001 認証を取得
第一三共の歴史
2005
(三共と第一製薬との
共同持株会社)
・第一三共 ヘルスケア、
第一三共 INC. が営業開始
・欧州新組織
第一三共ヨーロッパ GmbH
が事業開始
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
・2007年 4月1日
・ドイツの U3 ファーマ、
・グローバル製品の抗血小板剤
・高親和性 ARB / 持続性 Ca
・米国のプレキシコンをグル ープ化
・「Daiichi Sankyo
・骨粗鬆症治療剤
・抗血小板剤
新生第一三共グル ープ
インド のランバクシーを
プラスグレルをドイツ
(Efient®)
、
拮抗薬配合剤レザルタス®、
・北里第一三共ワクチンが営業開始
としてスタート
グル ープ化
米国( Effient ®)で発売
抗インフルエンザウイルス薬
・アルツハイマー型
認知症治療剤メマリー®、
イナビル ® を発売
・第一三共エスファが営業開始
経口 FXa 阻害剤リクシアナ ®、
くすりミュージアム 」を開館
・抗RANKL 抗体ランマーク®、
2 型糖尿病治療剤
プラリア ® を発売
エフィエント® を
CSR
・第一三共株式会社を設立
2006
日本国内で発売
テネリア® を発売
プロトンポンプ
阻害剤ネキシウム® を発売
・第一三共が本社移転 。
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国内グル ープ会社本社も
History
東京日本 橋に拠点を集約
・第一三共(中国)投資有限公司を設立
■P17-18